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序章
《Asseus》罪と責務③
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「ジートレーフッッ!! 話聞けたよーっ」
ジトレフの部屋へ入るなり変なテンションで騒ぎ始めたアセウスに、少し不安を感じながら俺は部屋の扉を閉めた。
「本隊に報告出来るよ。狙われたのは俺で間違いなかった」
ジトレフに差し出された椅子に座りながらアセウスは笑う。
俺はそれを横目にベッドに腰掛ける。
もう一脚ある椅子を差し出すジトレフに、俺はここでいい、と示すと、
ジトレフはそのままその椅子に座り直した。
「理由はなんだ?」
「俺の祖先に神話のワルキューレがいたんだ。ビックリだよなぁ。ワルキューレ、実在したし、人間だったんだって! 神話通り他のワルキューレが皆ヴァルハラに帰った中、彼女はこの世界に残ってて、……神の血が代々受け継がれてるって、今は俺。だから、俺は魔物にとって都合の悪い人間になるらしい」
おおぉいーっっ、言っちゃうのかぁ?!
まさか全部は、もろ明かししねぇよな?!
俺だけが呼び戻されたから、アセウスのやつ、ジトレフには伝えないつもりかと思っていた。
だってそうだろ、ジトレフにはもれなく……
「……今までは何事もなかったと聞いていたが」
「オージンのくれたこの魔剣によって守護されてるらしい、あと力も封印されてるって。よくは分からないけど、多分封印が揺らいでる。それが狙われるようになった理由だと思う」
全部言うのねぇェェっ
手汗が全身から出る気がする……
いい奴って突き抜けちゃうと、もぅ手に負えねぇじゃん。
まぁ、ジトレフなら、確かに……タクミさんの時の例もあるし……いや、でもっ
ジトレフは俺を見る。
そうだよな、ゴンドゥルを見てるお前なら、きっとゴンドゥルをそのワルキューレだって勘ぐるだろうよ。
俺はそっと、アセウスに気づかれないように首を横に振った。
ジトレフはじっと俺を見て、「そうか」と一言だけ呟いた。
ジトレフの視線を断つように、俺はベッドに寝転んだ。
「オッダ部隊の上級魔法戦士が言ってたみたいに、俺は『災い』なのかもしれない」
はっっ?!?!
予期しないアセウスの発言に、俺は飛び起きて、食って掛かっていた。
「何言ってんだよっ、どっちかっつったら救世主だろ?」
「――っエルドフィン。……どうかな。魔物と戦ったワルキューレは何人かいて、何年もかけてあと少しってところまで魔物を追い詰めた。でも、俺は一人だ。封印が解けたところで、正直そんなに騒ぐほどのことかな、て思う。逆に魔物を触発して、また人間を滅ぼそうと襲わせるだけかもしれない。封印が解けなければ、狙われて無関係の人を巻き込むだけの厄介者だし」
アセウスはその名に相応しい表情をした。
……なんだよぉ……っっ
こいつはずっとこれを背負ってたんだ。
俺に見せないようにして。
エイケン家の話を聞いた時、幼少期のエルドフィンの記憶とともに、エルドフィンがアセウスに抱いていた感情の一部を俺は思い出していた。
エルドフィンは罪を背負わされてるアセウスをずっと見てたんだ。
当然伝承のことなど知らないけれど、十分に見えていた。
アセウスが見せないようにしてても、変わらずそこにあるそれ。
自由になって欲しいって、ずっと感じてた。
枷だとか、責務だとか、言葉で簡単に表現するのはズル過ぎるそれが、
本当に無くなる時が来ると良いって、ずっと思ってた。
俺は自分のことばっかりで、バカだから、全然見えてなかった。
今も今までもずっと、それは失くなってなんかいない。
忘れてて、ごめん……。
「どうする? ジトレフ、俺のこと、殺す?」
「っっバッカ野郎!! お前何言ってんだよ!!!!」
考える暇もなく俺は大声を出していた。
ジトレフもアセウスも揃って俺に声量を下げるよう身振りをする。
部屋の外に世話人がいるからだろっ?!
分かってるよっっくっそっ!
「『災い』かどうかなんてまだ分かんねぇだろ?! ややこしくなるようなバカなこと、わざわざ自分から言うなよっっ! ジトレフだって……っ」
そんなことを言われたらきっと困るはず。
小声で捲し立てながら俺はジトレフを見る。
ジトレフは無表情でアセウスを見てる。
止めてくれよ、俺のキャパ、完璧超えちまうよ。
昨日の朝、湖に着く前の道中で、ジトレフが俺らに明かした話はこうだった。
オッダが襲撃を受ける前に、オッダ部隊の上級魔法戦士が預言を得たというのだ。
「『災い』が現れる。『災い』は混沌をもたらすだろう」と。
オッダ襲撃の夜、上級魔法戦士は預言がこの襲撃を示している、と確信した。
だが、『災い』を襲撃自体だとは解釈できなかった。
「起こる」ではなく「現れる」と告げられていたからだ。
大きな魔力を感知した時、その何かが「現れた」のではないかと考えた。
アセウスには伝えてないけれど、大きな魔力が他を飲み込んだことを知っているから、
上級魔法戦士はその場所へ部下を走らせた。
しかし、そこには俺たちが居て、「災い」に相応しい魔物の残骸はなかった。
(実際は跡形もなく消滅させられたイーヴル・アイと、そのドロップアイテムが俺に回収されてあったんたけどね。)
その上級魔法戦士は、俺たち、もしくはそのどちらかが「災い」じゃないかと疑った。
だから、ジトレフに斥候として追行を命じたのだ。
「災い」足り得る徴証が見られたら、「消せ」と。
「……十分といえる徴証はない。アセウス殿の忠恕の心は『災い』の片鱗からはかけ離れている。アセウス殿に『災い』を見るというなら、むしろエルドフィン殿の攻撃性の中に見るべきだろう」
「え゛っ?! ちょっ?! 俺?! 俺は『災い』なんかじゃねぇーぞっっ」
「それはまだ分かるまい。人間は法外な能力を手にすると『災い』になり得る」
え? 何? 人間性に問題あるから魔力を手にしたら闇堕ちするって?
げっっっ……あぶねぇっ……
チート魔力使ったのが俺だってバレてたらヤバかったのか?!
ゴンドゥルだと誤解されてて助かった……
(まぁゴンドゥルの魔力なのは誤解でないといえば誤解でもないんだけど、俺がその魔力を使えるって知られたら、俺殺されかねない訳だろ?)
「ジトレフ……お前俺のことそんな風に見てたのか……」
「まだ判決が下ってないならジトレフに頼みがあるんだ。狙われてるのは俺だったって報告は構わない。祖先にワルキューレがいたって理由も。けど、封印された魔力のことは忘れて欲しい。ジトレフの言う通り、法外な魔力っていうのは『災い』になりやすい。知る者は少ない方が良いと思うんだ。その上で……『災い』の可能性も、監視の必要性もない、と報告して終わりにして欲しい」
爆弾発言に次ぐ爆弾。
真面目な顔して何を言うかと思ったら。
アセウスらし過ぎて、俺は言葉を失くした。
「……それで、アセウス殿はどうする?」
「ワルキューレのことを調べようと思ってる。封印されてる力のことが知りたい。その上で、どうするべきか考えたいんだ」
「……オッダ部隊の監視を終わらせたい理由は?」
「巻き込みたくない。仮に俺が『災い』になるとしても、それを理由に俺は殺せない。魔剣の守護を破ることは出来ないよ、ジトレフにも誰にも。だから、監視を続けること自体無駄なんだ。ベルゲンで少し調べたいから、もう何日かは付き合わせてしまうけれど、タクミさんのところに戻った後、ジトレフはオッダへ帰ったらいいと思う」
「……少し考えたい」
「うん。まだ日があるからゆっくり考えて。俺が自分の都合で頼んでるだけだから、頼みを聞き入れてくれたら嬉しいけど、ダメでも仕方ないかなとは思ってる。出来ればどうすることにしたかは教えて欲しいけど、それも言いづらければ言わなくてもいいし」
懐かしい言い方。
エルドフィンの記憶が俺の脳にそう言わせた。
沈黙が流れる。
俺はまた、ベッドに寝転ぶと、気だるく視線を上にずらした。
アセウスもジトレフも、何も言葉を発しない。
俺は何をすればいい? 何が出来る?
漆喰の天井は、いくら見つめても沈黙するだけだった。
―――――――――――――――――――
【冒険を共にするイケメン】
戦乙女ゴンドゥルの形代 アセウス
オッダ部隊第二分隊長 ジトレフ
【冒険の協力者イケメン】
ローセンダールの魔術師 タクミ
ソルベルグ家当主 カルホフディ
【冒険のアイテム】
アセウスの魔剣
青い塊
黒い石の腕鎖
【冒険の目的地】
ベルゲン(現在地)
ジトレフの部屋へ入るなり変なテンションで騒ぎ始めたアセウスに、少し不安を感じながら俺は部屋の扉を閉めた。
「本隊に報告出来るよ。狙われたのは俺で間違いなかった」
ジトレフに差し出された椅子に座りながらアセウスは笑う。
俺はそれを横目にベッドに腰掛ける。
もう一脚ある椅子を差し出すジトレフに、俺はここでいい、と示すと、
ジトレフはそのままその椅子に座り直した。
「理由はなんだ?」
「俺の祖先に神話のワルキューレがいたんだ。ビックリだよなぁ。ワルキューレ、実在したし、人間だったんだって! 神話通り他のワルキューレが皆ヴァルハラに帰った中、彼女はこの世界に残ってて、……神の血が代々受け継がれてるって、今は俺。だから、俺は魔物にとって都合の悪い人間になるらしい」
おおぉいーっっ、言っちゃうのかぁ?!
まさか全部は、もろ明かししねぇよな?!
俺だけが呼び戻されたから、アセウスのやつ、ジトレフには伝えないつもりかと思っていた。
だってそうだろ、ジトレフにはもれなく……
「……今までは何事もなかったと聞いていたが」
「オージンのくれたこの魔剣によって守護されてるらしい、あと力も封印されてるって。よくは分からないけど、多分封印が揺らいでる。それが狙われるようになった理由だと思う」
全部言うのねぇェェっ
手汗が全身から出る気がする……
いい奴って突き抜けちゃうと、もぅ手に負えねぇじゃん。
まぁ、ジトレフなら、確かに……タクミさんの時の例もあるし……いや、でもっ
ジトレフは俺を見る。
そうだよな、ゴンドゥルを見てるお前なら、きっとゴンドゥルをそのワルキューレだって勘ぐるだろうよ。
俺はそっと、アセウスに気づかれないように首を横に振った。
ジトレフはじっと俺を見て、「そうか」と一言だけ呟いた。
ジトレフの視線を断つように、俺はベッドに寝転んだ。
「オッダ部隊の上級魔法戦士が言ってたみたいに、俺は『災い』なのかもしれない」
はっっ?!?!
予期しないアセウスの発言に、俺は飛び起きて、食って掛かっていた。
「何言ってんだよっ、どっちかっつったら救世主だろ?」
「――っエルドフィン。……どうかな。魔物と戦ったワルキューレは何人かいて、何年もかけてあと少しってところまで魔物を追い詰めた。でも、俺は一人だ。封印が解けたところで、正直そんなに騒ぐほどのことかな、て思う。逆に魔物を触発して、また人間を滅ぼそうと襲わせるだけかもしれない。封印が解けなければ、狙われて無関係の人を巻き込むだけの厄介者だし」
アセウスはその名に相応しい表情をした。
……なんだよぉ……っっ
こいつはずっとこれを背負ってたんだ。
俺に見せないようにして。
エイケン家の話を聞いた時、幼少期のエルドフィンの記憶とともに、エルドフィンがアセウスに抱いていた感情の一部を俺は思い出していた。
エルドフィンは罪を背負わされてるアセウスをずっと見てたんだ。
当然伝承のことなど知らないけれど、十分に見えていた。
アセウスが見せないようにしてても、変わらずそこにあるそれ。
自由になって欲しいって、ずっと感じてた。
枷だとか、責務だとか、言葉で簡単に表現するのはズル過ぎるそれが、
本当に無くなる時が来ると良いって、ずっと思ってた。
俺は自分のことばっかりで、バカだから、全然見えてなかった。
今も今までもずっと、それは失くなってなんかいない。
忘れてて、ごめん……。
「どうする? ジトレフ、俺のこと、殺す?」
「っっバッカ野郎!! お前何言ってんだよ!!!!」
考える暇もなく俺は大声を出していた。
ジトレフもアセウスも揃って俺に声量を下げるよう身振りをする。
部屋の外に世話人がいるからだろっ?!
分かってるよっっくっそっ!
「『災い』かどうかなんてまだ分かんねぇだろ?! ややこしくなるようなバカなこと、わざわざ自分から言うなよっっ! ジトレフだって……っ」
そんなことを言われたらきっと困るはず。
小声で捲し立てながら俺はジトレフを見る。
ジトレフは無表情でアセウスを見てる。
止めてくれよ、俺のキャパ、完璧超えちまうよ。
昨日の朝、湖に着く前の道中で、ジトレフが俺らに明かした話はこうだった。
オッダが襲撃を受ける前に、オッダ部隊の上級魔法戦士が預言を得たというのだ。
「『災い』が現れる。『災い』は混沌をもたらすだろう」と。
オッダ襲撃の夜、上級魔法戦士は預言がこの襲撃を示している、と確信した。
だが、『災い』を襲撃自体だとは解釈できなかった。
「起こる」ではなく「現れる」と告げられていたからだ。
大きな魔力を感知した時、その何かが「現れた」のではないかと考えた。
アセウスには伝えてないけれど、大きな魔力が他を飲み込んだことを知っているから、
上級魔法戦士はその場所へ部下を走らせた。
しかし、そこには俺たちが居て、「災い」に相応しい魔物の残骸はなかった。
(実際は跡形もなく消滅させられたイーヴル・アイと、そのドロップアイテムが俺に回収されてあったんたけどね。)
その上級魔法戦士は、俺たち、もしくはそのどちらかが「災い」じゃないかと疑った。
だから、ジトレフに斥候として追行を命じたのだ。
「災い」足り得る徴証が見られたら、「消せ」と。
「……十分といえる徴証はない。アセウス殿の忠恕の心は『災い』の片鱗からはかけ離れている。アセウス殿に『災い』を見るというなら、むしろエルドフィン殿の攻撃性の中に見るべきだろう」
「え゛っ?! ちょっ?! 俺?! 俺は『災い』なんかじゃねぇーぞっっ」
「それはまだ分かるまい。人間は法外な能力を手にすると『災い』になり得る」
え? 何? 人間性に問題あるから魔力を手にしたら闇堕ちするって?
げっっっ……あぶねぇっ……
チート魔力使ったのが俺だってバレてたらヤバかったのか?!
ゴンドゥルだと誤解されてて助かった……
(まぁゴンドゥルの魔力なのは誤解でないといえば誤解でもないんだけど、俺がその魔力を使えるって知られたら、俺殺されかねない訳だろ?)
「ジトレフ……お前俺のことそんな風に見てたのか……」
「まだ判決が下ってないならジトレフに頼みがあるんだ。狙われてるのは俺だったって報告は構わない。祖先にワルキューレがいたって理由も。けど、封印された魔力のことは忘れて欲しい。ジトレフの言う通り、法外な魔力っていうのは『災い』になりやすい。知る者は少ない方が良いと思うんだ。その上で……『災い』の可能性も、監視の必要性もない、と報告して終わりにして欲しい」
爆弾発言に次ぐ爆弾。
真面目な顔して何を言うかと思ったら。
アセウスらし過ぎて、俺は言葉を失くした。
「……それで、アセウス殿はどうする?」
「ワルキューレのことを調べようと思ってる。封印されてる力のことが知りたい。その上で、どうするべきか考えたいんだ」
「……オッダ部隊の監視を終わらせたい理由は?」
「巻き込みたくない。仮に俺が『災い』になるとしても、それを理由に俺は殺せない。魔剣の守護を破ることは出来ないよ、ジトレフにも誰にも。だから、監視を続けること自体無駄なんだ。ベルゲンで少し調べたいから、もう何日かは付き合わせてしまうけれど、タクミさんのところに戻った後、ジトレフはオッダへ帰ったらいいと思う」
「……少し考えたい」
「うん。まだ日があるからゆっくり考えて。俺が自分の都合で頼んでるだけだから、頼みを聞き入れてくれたら嬉しいけど、ダメでも仕方ないかなとは思ってる。出来ればどうすることにしたかは教えて欲しいけど、それも言いづらければ言わなくてもいいし」
懐かしい言い方。
エルドフィンの記憶が俺の脳にそう言わせた。
沈黙が流れる。
俺はまた、ベッドに寝転ぶと、気だるく視線を上にずらした。
アセウスもジトレフも、何も言葉を発しない。
俺は何をすればいい? 何が出来る?
漆喰の天井は、いくら見つめても沈黙するだけだった。
―――――――――――――――――――
【冒険を共にするイケメン】
戦乙女ゴンドゥルの形代 アセウス
オッダ部隊第二分隊長 ジトレフ
【冒険の協力者イケメン】
ローセンダールの魔術師 タクミ
ソルベルグ家当主 カルホフディ
【冒険のアイテム】
アセウスの魔剣
青い塊
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【冒険の目的地】
ベルゲン(現在地)
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