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序章
震える男①
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短く刈られた前髪で惜しみ無く魅せる整った顔立ち、ジトレフ・ランドヴィーク。
薄い唇をわずかに開け、その黒い切れ長の瞳がジッと熱く見つめている。
「なぁ……なんか、落ち着かねーんだけど……」
峠へと続く山道は少しずつ傾斜がきつくなっていた。
アセウスが額に変な汗をかきながら俺に呟く。
俺は軽く目を伏せると、今日何度目かのセリフを口にした。
「あぁ、任せろ……」
パシィィンッッッッ!!!!
三つ折りにされた獣皮が俺の懐から弧を描き、ジトレフの頭を直撃する。
ジトレフは顔を赤らめながら頭を押さえて俯いた。
「……っ済まないっっ……」
「ぃいってことよ……」
「だ、大丈夫ですか?」
「大丈夫だ、むしろ……申し訳ない……」
ジトレフは昨夜からずっとこの調子だ。
ちょっと気を抜くとアセウスにゴンドゥルを重ねて熱いあっつーい眼差しを向ける。
同じ色の髪やまつ毛と瞳でスイッチが入るらしい。
おかしいと思ったんだよっ。
いくら本気の戦闘経験が少なくたって、兜かぶって戦って顔真っ赤になって呼吸困難とか、
そんなかわいらしいオチ、分隊長クラスである訳ねぇ。
喉元を触られたあの瞬間から、ジトレフは純情少年と化した。
そして俺はジトレフの救世主になったってわけだ!
Don't beat up! Don't beat up!
いや、めっちゃ叩きまくってますけどww!!
「ジトレフさん、本当に大丈夫かなぁ…… 熱だったら、少し休ませて寝てもらった方がいいんじゃね?」
俺はこの事象を、ジトレフの年代特有の、熱にうかされる一過性の病気ということにした。
ゴンドゥルのことを隠し通したい俺としては、ジトレフの節操のなさをかばうより仕方ないのだ。
そこには自己都合以外の何もないッッ。
(本能的に身の危険を感じつつあるアセウスが気の毒ってのはちーっとはあるけど)
だが、ジトレフにとっては少し違う。
「大丈夫。数日で治るし。熱っていっても軽い一時的なやつだから」
「そーなん?」
「そ」
俺は当然ですとばかりに断言した。
つい最近似たよーな症状があったけど、24時間も続かず治ったし。
(ショック療法? ナニソレ知らない)
本気で心配してるアセウスとは違って
ジトレフのことなんて全然どーでもいい。
なんだけど、自制が効かない自分に動揺しまくってるジトレフには、
本当の原因を他言しないでくれて、なおかつ諌めて現実へ引き戻してくれる俺は
さながら海を割るモーゼなのだ!
エグゾダス! (ループ突入!! カノーーーーンッ!!)
めっきり従順さを見せて、ジトレフは俺たちと一緒に、兜を外して旅することになっていた。
と、言ってるそばから、ジトレフは兜をかぶろうとするw
スパァーーーーーーンッッツ!!!!
ハリセン……じゃなかった、獣皮が空を切り、
兜を持った手を叩く。
ぼっちゲーセンのもぐら叩きで鍛えた上腕二頭筋が唸る。
俺のハリセンは (だから違うって)
キレがはんぱねぇぜ! (神楽坂もびっくり!!)
「ステーイ。逃げちゃダメだ……逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ!!」
「し、しかし……」
「戦え! 戦うんだよ! ……戦わなければ勝てない!」 (気持ちィイイ~っっ)
「!! 分かった……」
キリリと強い意思を感じさせ、黒い瞳を輝かせると、ジトレフはアセウスから少し距離を取った(笑)。
いや弱気かよ! 時を戻そう――って、面白れーなこいつww。
俺はつい吹き出した。
「なんかずりぃなー。二人だけ仲良くなっちゃって。俺も起きてりゃ良かった」
隣を歩くアセウスが俺にだけ聞こえるくらいの声で呟いた。
俺とジトレフは昨夜話をして親しくなったことになっている。
「別に仲良くはなってねぇよ。少しジトレフのことを知ったってだけで、あ、ジトレフさ、振動の魔法が使えるらしいぜ」
「振動?」
「そう! 空気を振動させて、相手を吹っ飛ばしたり、物を探せたりするんだよ。結構魔力凄いよな、上級クラスくらい?」
ジトレフの方を振り返り、そう呼び掛ける。
実はあの後、ジトレフの魔法でトロルのアイテムを全部回収することが出来たのだ。
トロルだって数体吹っ飛んでたし……
「いや、良く誤解されるが、使い勝手が良いだけで中級クラスだ」
「ぇえ~?」
俺が納得いかなげに見ていると、
「相手を直接振動させるのではなく、空気を動かすから見た目は派手に見える。だが、空気を動かすのなんて簡単だろう? 大した力じゃない。相手には少しもダメージを与えていない」
そうジトレフは説明した。
なるほどね、音柱もド派手ド派手うるさいのは身体に染み付いた地味の裏返しだったっけ。
「魔力量を使い途の多用さが凌駕してるってことか。魔力感知なんて上級クラス並みじゃん?」
「オッダ襲撃の夜のやつだろー?」
それなら俺も知ってる、とアセウスが俺たちを見る。
ふい、とジトレフは顔を背けた。
あ、アセウス凹んだ(笑)。
「……あれは、オッダ部隊に一人上級クラスの魔法戦士がいる」
ジトレフは少し考えてる風に答える。
一応部隊機密になるんじゃねーか? その様子を見て俺は訝った。
「空気の振動から捉えた大まかな魔力を伝えると、子細を教えてくれるんだ。どこにいても」
俺の方にチラとジトレフが視線を寄越す。
これは、昨夜のことを言ってるんだ。
「――それってお前、」
「相手が了解する必要があるが、私の魔力で遠く離れた相手と会話ができる。私は斥候としてお二人のことを本隊に報告する任にある」
俺が聞く前に答えが返ってきた。
普通なら問うことも、答えることも躊躇する答え。
ジトレフの瞳は黒く、ただ黒く、光なく俺を捉えていた。
―――――――――――――――――――
【獲得したアイテム】
薬品と金属加工品 4個
【冒険を共にするイケメン】
戦乙女ゴンドゥルの形代 アセウス
戦乙女ゴンドゥルの虜 ジトレフ
【冒険のアイテム】
アセウスの魔剣
青い塊
【冒険の目的地】
ベルゲン
【冒険の経由地】
ローセンダール
薄い唇をわずかに開け、その黒い切れ長の瞳がジッと熱く見つめている。
「なぁ……なんか、落ち着かねーんだけど……」
峠へと続く山道は少しずつ傾斜がきつくなっていた。
アセウスが額に変な汗をかきながら俺に呟く。
俺は軽く目を伏せると、今日何度目かのセリフを口にした。
「あぁ、任せろ……」
パシィィンッッッッ!!!!
三つ折りにされた獣皮が俺の懐から弧を描き、ジトレフの頭を直撃する。
ジトレフは顔を赤らめながら頭を押さえて俯いた。
「……っ済まないっっ……」
「ぃいってことよ……」
「だ、大丈夫ですか?」
「大丈夫だ、むしろ……申し訳ない……」
ジトレフは昨夜からずっとこの調子だ。
ちょっと気を抜くとアセウスにゴンドゥルを重ねて熱いあっつーい眼差しを向ける。
同じ色の髪やまつ毛と瞳でスイッチが入るらしい。
おかしいと思ったんだよっ。
いくら本気の戦闘経験が少なくたって、兜かぶって戦って顔真っ赤になって呼吸困難とか、
そんなかわいらしいオチ、分隊長クラスである訳ねぇ。
喉元を触られたあの瞬間から、ジトレフは純情少年と化した。
そして俺はジトレフの救世主になったってわけだ!
Don't beat up! Don't beat up!
いや、めっちゃ叩きまくってますけどww!!
「ジトレフさん、本当に大丈夫かなぁ…… 熱だったら、少し休ませて寝てもらった方がいいんじゃね?」
俺はこの事象を、ジトレフの年代特有の、熱にうかされる一過性の病気ということにした。
ゴンドゥルのことを隠し通したい俺としては、ジトレフの節操のなさをかばうより仕方ないのだ。
そこには自己都合以外の何もないッッ。
(本能的に身の危険を感じつつあるアセウスが気の毒ってのはちーっとはあるけど)
だが、ジトレフにとっては少し違う。
「大丈夫。数日で治るし。熱っていっても軽い一時的なやつだから」
「そーなん?」
「そ」
俺は当然ですとばかりに断言した。
つい最近似たよーな症状があったけど、24時間も続かず治ったし。
(ショック療法? ナニソレ知らない)
本気で心配してるアセウスとは違って
ジトレフのことなんて全然どーでもいい。
なんだけど、自制が効かない自分に動揺しまくってるジトレフには、
本当の原因を他言しないでくれて、なおかつ諌めて現実へ引き戻してくれる俺は
さながら海を割るモーゼなのだ!
エグゾダス! (ループ突入!! カノーーーーンッ!!)
めっきり従順さを見せて、ジトレフは俺たちと一緒に、兜を外して旅することになっていた。
と、言ってるそばから、ジトレフは兜をかぶろうとするw
スパァーーーーーーンッッツ!!!!
ハリセン……じゃなかった、獣皮が空を切り、
兜を持った手を叩く。
ぼっちゲーセンのもぐら叩きで鍛えた上腕二頭筋が唸る。
俺のハリセンは (だから違うって)
キレがはんぱねぇぜ! (神楽坂もびっくり!!)
「ステーイ。逃げちゃダメだ……逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ!!」
「し、しかし……」
「戦え! 戦うんだよ! ……戦わなければ勝てない!」 (気持ちィイイ~っっ)
「!! 分かった……」
キリリと強い意思を感じさせ、黒い瞳を輝かせると、ジトレフはアセウスから少し距離を取った(笑)。
いや弱気かよ! 時を戻そう――って、面白れーなこいつww。
俺はつい吹き出した。
「なんかずりぃなー。二人だけ仲良くなっちゃって。俺も起きてりゃ良かった」
隣を歩くアセウスが俺にだけ聞こえるくらいの声で呟いた。
俺とジトレフは昨夜話をして親しくなったことになっている。
「別に仲良くはなってねぇよ。少しジトレフのことを知ったってだけで、あ、ジトレフさ、振動の魔法が使えるらしいぜ」
「振動?」
「そう! 空気を振動させて、相手を吹っ飛ばしたり、物を探せたりするんだよ。結構魔力凄いよな、上級クラスくらい?」
ジトレフの方を振り返り、そう呼び掛ける。
実はあの後、ジトレフの魔法でトロルのアイテムを全部回収することが出来たのだ。
トロルだって数体吹っ飛んでたし……
「いや、良く誤解されるが、使い勝手が良いだけで中級クラスだ」
「ぇえ~?」
俺が納得いかなげに見ていると、
「相手を直接振動させるのではなく、空気を動かすから見た目は派手に見える。だが、空気を動かすのなんて簡単だろう? 大した力じゃない。相手には少しもダメージを与えていない」
そうジトレフは説明した。
なるほどね、音柱もド派手ド派手うるさいのは身体に染み付いた地味の裏返しだったっけ。
「魔力量を使い途の多用さが凌駕してるってことか。魔力感知なんて上級クラス並みじゃん?」
「オッダ襲撃の夜のやつだろー?」
それなら俺も知ってる、とアセウスが俺たちを見る。
ふい、とジトレフは顔を背けた。
あ、アセウス凹んだ(笑)。
「……あれは、オッダ部隊に一人上級クラスの魔法戦士がいる」
ジトレフは少し考えてる風に答える。
一応部隊機密になるんじゃねーか? その様子を見て俺は訝った。
「空気の振動から捉えた大まかな魔力を伝えると、子細を教えてくれるんだ。どこにいても」
俺の方にチラとジトレフが視線を寄越す。
これは、昨夜のことを言ってるんだ。
「――それってお前、」
「相手が了解する必要があるが、私の魔力で遠く離れた相手と会話ができる。私は斥候としてお二人のことを本隊に報告する任にある」
俺が聞く前に答えが返ってきた。
普通なら問うことも、答えることも躊躇する答え。
ジトレフの瞳は黒く、ただ黒く、光なく俺を捉えていた。
―――――――――――――――――――
【獲得したアイテム】
薬品と金属加工品 4個
【冒険を共にするイケメン】
戦乙女ゴンドゥルの形代 アセウス
戦乙女ゴンドゥルの虜 ジトレフ
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