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3章32話
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カオスが本体に向かってから数日後…。
アルケーミュスの少し離れた外宇宙から得体の知れない数十万は軽く超える巨大生物が現れた。
その姿は狼に似た形と骨とツノなどの物が体から食み出している歪な姿だった。
「ここはどこだ?ミーゼア様の本隊に合流する航路に乗ったはずだが?」
「ティンダロス様、これは航海中何者かの干渉によって航路が書き換えられた可能性が高いです」
「なに?一体誰が…それにここはどこだ?」
「現在の位置を確認…こ、ここはアルケーミュスから少し離れた外空デス」
「はっ?あの生意気な奴らの巣窟の上だと?どいうことだ!」
「ティンダロス様!我々の航路に干渉した異常なエネルギーを分析、アルケーミュスから我々には干渉したと判断しました」
「はぁ?どいう事だ?奴らが我々に仕掛けて来たと?一体何者だ!」
外宇宙の生命体はその干渉したエネルギーの発生元をティルナノークだと示した。
「我々に仕掛けて来るとは…いいだろ!総員アルケーミュスに進軍せよ!目標はあの地域だ」
「ティンダロス様…最悪の場合アルケーミュスの神々と衝突する事になりますがよろしいでしょうか?」
「やられて黙って帰れるか!それに向こうから仕掛けて来たんだ…構わん」
「はっ!全軍!進軍せよ!」
外宇宙の生命体の大軍はティルナノークに向かって進軍を始めた。
、
、
、
天界の創世の神々は外宇宙の生命体をいちはやく察知し、そこには巨人の一人と一緒にそれを見ていた。
「お前の計画通りに奴らを呼び寄せる事まで成功した…そっちはどうなった?」
「問題なく…確実に誤魔化しは成功です、カオス様は本体に帰る姿も確認しております」
「カオス様が戻る前にはあの地を形も残らないように潰して置かないといけないぞ?」
「承知しました!しかし…さすがです!カオス様の本体まで一飛びで行けるとは驚きました」
「我々が持っている宝具のおかげだ…しかし、カオス様に勘付くとただですまんぞ?そこは大丈夫なのか?」
「心配ないですよ…まさかあんな遠い所に誰もが行けると思いませんし…完全に痕跡は消してあります」
天体を狂わせてカオスを排除したあと…外宇宙の生命体を呼び寄せたのは創世の神々とその巨人の策略だった。
「これでカオス様が戻った時にはあそこは形も残らない荒野に変わっているだろう…」
「これで異分子は消えてアルケーミュスの均衡は保たれるでしょう」
創世の神々は外宇宙の生命体の襲撃によってティルナノクが壊滅すると確信したように笑いながら見ていた。
「では…私はあの地に行ってやつの最後を見届けます」
「うむ…だが、優先するべき事はあの地の壊滅…くれぐれもわすれるでないぞ」
「わかってます」
「お前が死の狭間で彷徨っている時…救いの手を差し伸べてたのは我々だ…やつのように裏切るなよ」
「あはは…貴方様方の目的と私の目的と貴方様方の目的は一致してますよ?裏切るなど…」
「うむ…信じるぞ」
「はい…お任せ下さい!あの地を滅ぼしたあとあの裏切り者をこの手で抹殺して見せましょう」
創世の神々にそう言って巨人は下界に降りてティルナノークの方に向かった。
「ふふふ…オーディンの監視役として拾っておいて良かったな」
「そう…やつはオーディンに強い復讐心があるからな…この件では裏切る事はないだろ」
「しかし…忌々しい混ざり物の巨人など」
「この件が終わったら処分しよ」
「そうだな…あれもこのアルケーミュスにはいてはならない存在だからな」
創世の神々は協力しているその巨人をティルナノークと同じく危険な存在と思って排除しようと企んでいた。
アルケーミュスの少し離れた外宇宙から得体の知れない数十万は軽く超える巨大生物が現れた。
その姿は狼に似た形と骨とツノなどの物が体から食み出している歪な姿だった。
「ここはどこだ?ミーゼア様の本隊に合流する航路に乗ったはずだが?」
「ティンダロス様、これは航海中何者かの干渉によって航路が書き換えられた可能性が高いです」
「なに?一体誰が…それにここはどこだ?」
「現在の位置を確認…こ、ここはアルケーミュスから少し離れた外空デス」
「はっ?あの生意気な奴らの巣窟の上だと?どいうことだ!」
「ティンダロス様!我々の航路に干渉した異常なエネルギーを分析、アルケーミュスから我々には干渉したと判断しました」
「はぁ?どいう事だ?奴らが我々に仕掛けて来たと?一体何者だ!」
外宇宙の生命体はその干渉したエネルギーの発生元をティルナノークだと示した。
「我々に仕掛けて来るとは…いいだろ!総員アルケーミュスに進軍せよ!目標はあの地域だ」
「ティンダロス様…最悪の場合アルケーミュスの神々と衝突する事になりますがよろしいでしょうか?」
「やられて黙って帰れるか!それに向こうから仕掛けて来たんだ…構わん」
「はっ!全軍!進軍せよ!」
外宇宙の生命体の大軍はティルナノークに向かって進軍を始めた。
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天界の創世の神々は外宇宙の生命体をいちはやく察知し、そこには巨人の一人と一緒にそれを見ていた。
「お前の計画通りに奴らを呼び寄せる事まで成功した…そっちはどうなった?」
「問題なく…確実に誤魔化しは成功です、カオス様は本体に帰る姿も確認しております」
「カオス様が戻る前にはあの地を形も残らないように潰して置かないといけないぞ?」
「承知しました!しかし…さすがです!カオス様の本体まで一飛びで行けるとは驚きました」
「我々が持っている宝具のおかげだ…しかし、カオス様に勘付くとただですまんぞ?そこは大丈夫なのか?」
「心配ないですよ…まさかあんな遠い所に誰もが行けると思いませんし…完全に痕跡は消してあります」
天体を狂わせてカオスを排除したあと…外宇宙の生命体を呼び寄せたのは創世の神々とその巨人の策略だった。
「これでカオス様が戻った時にはあそこは形も残らない荒野に変わっているだろう…」
「これで異分子は消えてアルケーミュスの均衡は保たれるでしょう」
創世の神々は外宇宙の生命体の襲撃によってティルナノクが壊滅すると確信したように笑いながら見ていた。
「では…私はあの地に行ってやつの最後を見届けます」
「うむ…だが、優先するべき事はあの地の壊滅…くれぐれもわすれるでないぞ」
「わかってます」
「お前が死の狭間で彷徨っている時…救いの手を差し伸べてたのは我々だ…やつのように裏切るなよ」
「あはは…貴方様方の目的と私の目的と貴方様方の目的は一致してますよ?裏切るなど…」
「うむ…信じるぞ」
「はい…お任せ下さい!あの地を滅ぼしたあとあの裏切り者をこの手で抹殺して見せましょう」
創世の神々にそう言って巨人は下界に降りてティルナノークの方に向かった。
「ふふふ…オーディンの監視役として拾っておいて良かったな」
「そう…やつはオーディンに強い復讐心があるからな…この件では裏切る事はないだろ」
「しかし…忌々しい混ざり物の巨人など」
「この件が終わったら処分しよ」
「そうだな…あれもこのアルケーミュスにはいてはならない存在だからな」
創世の神々は協力しているその巨人をティルナノークと同じく危険な存在と思って排除しようと企んでいた。
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