異世界で僕…。

ゆうやま

文字の大きさ
上 下
241 / 250

3章23話

しおりを挟む
アルゲトンのような神々の激闘はおわり、結果はルル姉が願った通り引き分けで幕は降りた。

「残念だが…第1回神々versus邪神のバトルロイヤルは無勝負で終了とする!」

「ん?第1回?ひょっとして次もあるんですか?」

「あははは……こんな面白い事を今回だけだと勿体ないだろ?定期的にやるつもりだ」

「全然勿体無くないですが…お手柔らかにお願いします」

倒れた神々と邪神達は自分の眷属と使徒達に運ばれて天界と邪神界に戻っだ。

最後に運ばれた主神と邪神君主にルル姉は挨拶に行った。

「お疲れ様…お兄ちゃん、ヒューネル会長さん」

「ルナよ…イビルゲートから魔物達が出てこないように適切な対応をすれば認めよう」

「ルナ様のお役に立つなら私達もとうこう言つもりはありません」

「あら!ありがとう!んじゃバイバイ!」

「あ、…うん」

「は、はい…」

ルル姉はイビルゲートの結果を聞いたら二人は用済みのようにさらっと挨拶して戻った。

両神界の承認も得たし、あとは冒険者ギルドを建てて冒険者が来るようにこのゲートの存在を知らせておけば問題は解決する。

神々が暴れたおかげさまでイビルゲート周辺は石粒一つ残ってない綺麗な廃棄になっているのて整地する手間は省けた。

あとは名工バムとレヴィに頼めばすぐ冒険者ギルドを建てる事は簡単だ。

「ハルト君?眠そうな顔だね」

「うん…ちょっと疲れてね」

「そうだな…今日沢山の事が起きたからね」

色んな事件が重なって身も心も疲れた僕は今日は解散して明日の朝にイビルゲートの事を話し合う事にした。

自室に戻った僕はベットに飛び込んで枕に顔を突っ込んだ。

これからやらないといけない課題が山ほどある。

残念ながらしばらく冒険には行けなさそうだ。








神々の何人か集まってティルナノークを監視している。

「愚かな者共め…」

「一定の勢力にあれほどの神が集結していると危険過ぎるとわからないのか!」

「これは早々に手を打たないといけないな…」

「しかし、カオス様が後ろ盾になっている…我々は創世の神といえ隠居した身、迂闊に手を出せない」

「あの方を怒らせるとまずいぞ?」

「……厄介だな」

創世の神々はこの下界に色々恩恵を与えて文化を栄え繁栄に貢献した。

それで未だに下界に愛着と執着が残って世代交代した後にも現政権の主神を無視して下界に色々干渉していた。


それに創世の神々は手段を問わない過激な神が多く現在の神々と裏で繋がりもあった

「我々に協力していたオーディンまであの勢力に加担しているとは…」

「やつが我々をまだ裏切ったとは判断するには早い…契約は破棄されてない」

「だが、やつは邪神界と地位を捨てた…契約は無意味だろ」

「仕方ない、今は様子を見よう…」

創世の神々はティルナノクが下界が秩序とバランスを乱す存在と判断して警戒と監視を続けた。




しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

性転のへきれき

廣瀬純一
ファンタジー
高校生の男女の入れ替わり

💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活

XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

約束の子

月夜野 すみれ
ファンタジー
幼い頃から特別扱いをされていた神官の少年カイル。 カイルが上級神官になったとき、神の化身と言われていた少女ミラが上級神官として同じ神殿にやってきた。 真面目な性格のカイルとわがままなミラは反発しあう。 しかしミラとカイルは「約束の子」、「破壊神の使い」などと呼ばれ命を狙われていたと知る事になる。 攻撃魔法が一切使えないカイルと強力な魔法が使える代わりにバリエーションが少ないミラが「約束の子」/「破壊神の使い」が施行するとされる「契約」を阻む事になる。 カタカナの名前が沢山出てきますが主人公二人の名前以外は覚えなくていいです(特に人名は途中で入れ替わったりしますので)。 名無しだと混乱するから名前が付いてるだけで1度しか出てこない名前も多いので覚える必要はありません。 カクヨム、小説家になろう、ノベマにも同じものを投稿しています。

日本列島、時震により転移す!

黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。

[完結]異世界転生したら幼女になったが 速攻で村を追い出された件について ~そしていずれ最強になる幼女~

k33
ファンタジー
初めての小説です..! ある日 主人公 マサヤがトラックに引かれ幼女で異世界転生するのだが その先には 転生者は嫌われていると知る そして別の転生者と出会い この世界はゲームの世界と知る そして、そこから 魔法専門学校に入り Aまで目指すが 果たして上がれるのか!? そして 魔王城には立ち寄った者は一人もいないと別の転生者は言うが 果たして マサヤは 魔王城に入り 魔王を倒し無事に日本に帰れるのか!?

処理中です...