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2章58話
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ナイアはバルトゥールと一緒に神カオスの固有空間から逃げてこの生命の根源地であるアルケーミュスに来た事を話した。
だが…二人が来た時期は神々と邪神達の戦いが一番激化していた、混沌の時代であった。
「混沌の時代は神々と邪神に割れて争い、世界の全てが不安定だった…そのせいで幼いバルは力を保持できず徐々に弱まっていた」
「そんな事があったんだ…覚えてないや」
バルトゥールも自分が知らない話しだったので興味深々とその話しを聞いている。
「私はバルを守る為に私は邪神達と交渉し、邪神側に付いて天界の神々と戦った…やがて、両側は疲弊し、原始の神々の怒りを買って争いはやめざる負えない状況になった」
「それは知っている、怒った原始の神々が姿を暗まして全の神々が悲惨な事になったらしいじゃん」
「神々の歴史上、一番悲惨で屈辱な時代になったな…まあ、話を戻して私は運がよく瀕死状態のクロノスを発見して打ち倒す事に成功した私はその力を奪った…」
「へぇ…あのクロノスを?今度私とタイマンやってみる?」
「あの…この体はハルトの体だが?やる?」
「いや…いい…今の話は忘れてくれ」
ルルは強い相手を見ると体が疼くタイプのようだ。
「そしてクロノスの力を手にした私は時空操作の力をバルに与えて消滅を免れた」
「へぇ…だからこやつの術は変なのが多くて神々も苦労した訳だ」
「お兄ちゃんの力は無敵よ!おほほっ!」
「あら?無敵なんだ…んじゃあとでタイマンやるか?」
「…私…忙しいからあとでな」
バルトゥールはイビルゲートに封印される前に天界の厳重な警備に関わらず容易く侵入し、暴れたあと瞬時に消える事でディシーポネー警戒令まで出された事もあった。
「バル…もうイタズラはしないようにな」
「てへっ!分かったよお兄ちゃん!」
「激化した戦いも原始の神々が隠居したせいで終戦となった…」
「神同士の消滅させる一番のタブーを犯す事まで激化しのが原因だと聞いた」
「うむ…混沌の時代が終わって平和になった事でバルを邪神界に連れて正式な邪神と認めてもらって…その後私はまぁ…色々旅をした」
「妹ぼったらかして遊びに行った訳ね」
「う、うむ…」
ルルは何故かナイアに対して辛口でツッコミを入れる。
「う、うむ…破壊の女神よ…なんか言い方が刺々しいな…まぁ、そして旅先で色々な神族と出会えたが最早神族は人間に等しく弱い存在に成り果てていた」
「ああ…アーカシャ記録で見た事ある」
「ああ…タブーを犯した神々や邪神達に怒って原始の神々は次世代の神に業を与えなかった…」
「神々としては一番悲惨な事だったね」
「それで…神族は様々な種族に殺されたり辱めを受けていたのを僕が陰から守っていた」
「そうか!神格を持つ者を守って来た神ならぬ者って…あんたの事だったのか」
「さすが主様!なんと慈愛深い!」
「主様かっこいい♪」
バムとレヴィはナイアを尊敬の眼差しで見つめた。
「そこの主馬鹿…黙って」
「な!…主馬鹿だと!…ふん!その通りだ!」
「私が一番主馬鹿なのよ♪」
バムとレヴィはドヤ顔で認めた。
「ほぇ…堂々と認めやがった!」
主バカは彼女としては最高の褒め言葉であった。
「そして…彼らを支えて守りながら長い時が経って…神族は自ら自分に見合う業を見つけて努力して磨き神として昇格していた」
「へぇ…」
「そこまではよかっただが…力をつけた神々は今まで自分達を虐げた種族に復讐をしようとの声が上がって、また血で血を争う戦いが始まろうとした時…それを止めようとして来た原始の神アブスー様をエアの奴が罠をかけ大怪我をさせた」
「……ああ、大問題になったと聞いた」
「そう…それでどんでもない方の怒りに触れてしまった」
「大海母神ティアマトか…」
「ああ…最初はティアマト様も許すつもりであったがアプスー様の忠実なシュメールの神エンキとイシームトが先走り、エアの息子に殺された…そのせいでティアマト様自ら動く事になった」
「はぁ…救いようがない馬鹿ね…」
「流石にエアの奴と神々もティアマト様と11の眷属には打つ手なしで蹂躙されてエアも自分の息子マルドゥックを失った…」
「うん?マルドゥックは主様ではなかったのですか?」
ナイアがマルドゥックと同一人物だと思っていたバハムートは更に疑問が深まった。
「ああ…話を最後まで聞いたら分かる…ゴホン?……それでエアと神々が最後に私に泣き付いて来た…ティアマト様を何とかしてくれと…」
「くあー!情けない!それをあんたは受け入れたの?」
「まあ…今まで特別待遇してくれたし…仲良しになったやつも居たから仕方なく受け入れた」
「へぇ…特別待遇ね…どんだけ賄賂をもらったんだ?」
「……ちょ、ちょっとたけね」
「あはは…」
ルルはナイアを見て苦笑いをした。
「あれ?ちょっとし待ってよ?あんたが生きてるって事は…ティアマトに土下座して許して貰った訳?」
「お前!これ以上うちのお兄ちゃんを馬鹿にしたらまじ許さないからな!」
兄を侮辱されたバルトゥールは後先考えずにルルに怒り出した。
「はいはい…」
「ティアマト様に会って…最初は…土下座をした…ごめん…バル」
「お、お、お兄ちゃん!!」
「………やっぱしたのね」
ルルはナイアをゴミを見る目で見た。
だが…二人が来た時期は神々と邪神達の戦いが一番激化していた、混沌の時代であった。
「混沌の時代は神々と邪神に割れて争い、世界の全てが不安定だった…そのせいで幼いバルは力を保持できず徐々に弱まっていた」
「そんな事があったんだ…覚えてないや」
バルトゥールも自分が知らない話しだったので興味深々とその話しを聞いている。
「私はバルを守る為に私は邪神達と交渉し、邪神側に付いて天界の神々と戦った…やがて、両側は疲弊し、原始の神々の怒りを買って争いはやめざる負えない状況になった」
「それは知っている、怒った原始の神々が姿を暗まして全の神々が悲惨な事になったらしいじゃん」
「神々の歴史上、一番悲惨で屈辱な時代になったな…まあ、話を戻して私は運がよく瀕死状態のクロノスを発見して打ち倒す事に成功した私はその力を奪った…」
「へぇ…あのクロノスを?今度私とタイマンやってみる?」
「あの…この体はハルトの体だが?やる?」
「いや…いい…今の話は忘れてくれ」
ルルは強い相手を見ると体が疼くタイプのようだ。
「そしてクロノスの力を手にした私は時空操作の力をバルに与えて消滅を免れた」
「へぇ…だからこやつの術は変なのが多くて神々も苦労した訳だ」
「お兄ちゃんの力は無敵よ!おほほっ!」
「あら?無敵なんだ…んじゃあとでタイマンやるか?」
「…私…忙しいからあとでな」
バルトゥールはイビルゲートに封印される前に天界の厳重な警備に関わらず容易く侵入し、暴れたあと瞬時に消える事でディシーポネー警戒令まで出された事もあった。
「バル…もうイタズラはしないようにな」
「てへっ!分かったよお兄ちゃん!」
「激化した戦いも原始の神々が隠居したせいで終戦となった…」
「神同士の消滅させる一番のタブーを犯す事まで激化しのが原因だと聞いた」
「うむ…混沌の時代が終わって平和になった事でバルを邪神界に連れて正式な邪神と認めてもらって…その後私はまぁ…色々旅をした」
「妹ぼったらかして遊びに行った訳ね」
「う、うむ…」
ルルは何故かナイアに対して辛口でツッコミを入れる。
「う、うむ…破壊の女神よ…なんか言い方が刺々しいな…まぁ、そして旅先で色々な神族と出会えたが最早神族は人間に等しく弱い存在に成り果てていた」
「ああ…アーカシャ記録で見た事ある」
「ああ…タブーを犯した神々や邪神達に怒って原始の神々は次世代の神に業を与えなかった…」
「神々としては一番悲惨な事だったね」
「それで…神族は様々な種族に殺されたり辱めを受けていたのを僕が陰から守っていた」
「そうか!神格を持つ者を守って来た神ならぬ者って…あんたの事だったのか」
「さすが主様!なんと慈愛深い!」
「主様かっこいい♪」
バムとレヴィはナイアを尊敬の眼差しで見つめた。
「そこの主馬鹿…黙って」
「な!…主馬鹿だと!…ふん!その通りだ!」
「私が一番主馬鹿なのよ♪」
バムとレヴィはドヤ顔で認めた。
「ほぇ…堂々と認めやがった!」
主バカは彼女としては最高の褒め言葉であった。
「そして…彼らを支えて守りながら長い時が経って…神族は自ら自分に見合う業を見つけて努力して磨き神として昇格していた」
「へぇ…」
「そこまではよかっただが…力をつけた神々は今まで自分達を虐げた種族に復讐をしようとの声が上がって、また血で血を争う戦いが始まろうとした時…それを止めようとして来た原始の神アブスー様をエアの奴が罠をかけ大怪我をさせた」
「……ああ、大問題になったと聞いた」
「そう…それでどんでもない方の怒りに触れてしまった」
「大海母神ティアマトか…」
「ああ…最初はティアマト様も許すつもりであったがアプスー様の忠実なシュメールの神エンキとイシームトが先走り、エアの息子に殺された…そのせいでティアマト様自ら動く事になった」
「はぁ…救いようがない馬鹿ね…」
「流石にエアの奴と神々もティアマト様と11の眷属には打つ手なしで蹂躙されてエアも自分の息子マルドゥックを失った…」
「うん?マルドゥックは主様ではなかったのですか?」
ナイアがマルドゥックと同一人物だと思っていたバハムートは更に疑問が深まった。
「ああ…話を最後まで聞いたら分かる…ゴホン?……それでエアと神々が最後に私に泣き付いて来た…ティアマト様を何とかしてくれと…」
「くあー!情けない!それをあんたは受け入れたの?」
「まあ…今まで特別待遇してくれたし…仲良しになったやつも居たから仕方なく受け入れた」
「へぇ…特別待遇ね…どんだけ賄賂をもらったんだ?」
「……ちょ、ちょっとたけね」
「あはは…」
ルルはナイアを見て苦笑いをした。
「あれ?ちょっとし待ってよ?あんたが生きてるって事は…ティアマトに土下座して許して貰った訳?」
「お前!これ以上うちのお兄ちゃんを馬鹿にしたらまじ許さないからな!」
兄を侮辱されたバルトゥールは後先考えずにルルに怒り出した。
「はいはい…」
「ティアマト様に会って…最初は…土下座をした…ごめん…バル」
「お、お、お兄ちゃん!!」
「………やっぱしたのね」
ルルはナイアをゴミを見る目で見た。
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