異世界で僕…。

ゆうやま

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一章 40話

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ルルは邪眼を使ってハルトの状態を調べようとしていたが衝撃が発生して一歩退いて不可解な表情で邪眼を閉じた。

「くっ!!なに!!」

「ルナ様!大丈夫ですか?」

「ああ…大丈夫、なにか強大な力が私の邪神を弾いた…これはどいう事だ…?」

「邪眼をですか?信じられませんね…それなら別の手を使うしかありませんが…」

「ああ、深淵の目を使うしか無い、しかし、今の私の状態では発動出来ない」

「そうですね…」

「だが、一つは究明出来た!ちょっと読んでみる」

ルルは解明した内容を読み始めた。

(どれどれ…うわぁーなにこれ?悲願と加護は私が与えたが女神の愛ってなんだ?まぁまぁ…ちょっと照れるじゃんか!うふふ…ひゃー!!ハルト君人間卒業おめでとう!!これで末永く一緒に居られる!きゃー♪♪)

目先の欲望に忠実なルルは罪悪感など微塵もなさそうだった。

(来たか!これかな?究明された一つの内容は…えっ?」

[[[     超   extra   ユニーク   呪い    ]]]

         修羅場に立ち向かう色男の女難の相

……………………………解除不可

(へぇ…呪いにもあるんだ…超とかエキストラとかユニークとかが…うん、そうね…2万年ほど生きて初めて見たわ)

ルルはハルトの状態を調べると強力過ぎる複数の加護による反動で副作用が発生した事を見つけた。

その副作用は呪いだった。

(呪い…これ間違い無く反動による副作用だよね?しかし、な、なんた?この加護の数は?わからんな…それよりどんな呪いだ?)

ルルはそのふざけた超extraユニークな呪いの詳細を読み始めた。

死を迎えるまで解除不可な呪い。

異性を引き寄せ、出会いが増える。

(くっ!ハルト君をどっか監禁して…いやいや…)

寿命を対価とし、異性の好感度超増幅。

(ちょ、ちょ!ハルト君に悪い虫か沢山付くのは困る!いっそのこと下界を滅ぼすか?いやいや…)

周りの異性同士の争いが絶えないため寿命が減りつづ老化が早まる。

(ハルト君…ごめん、やはり下界を滅ぼすしかないのか?まいったな…)

浮気などの罪悪感、自覚消失

(うううう…もう勘弁してくれ、これ以上読みたくないわ)

ルルはその呪いを詳しく読む事をやめた。

(寿命と老化は加護で無視されてるから良いとして、罪悪感、自覚消失ってなんだよ!)

稀代の天然プレイボーイハルトの誕生であった。

(まぁいいっか!ハルト君はハルト君だし!所詮人間など一晩(100年)寝たら勝手に消えてくれてるし!問題ない……そう!全く問題ない!あははは!)

ルルは悩む事をやめて面倒な事は丸投げした。
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