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一章 25話
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一章25話
この神殿にルル姉の使徒レイラさんと同じ使徒であり神でもあるラズリックという女神が天界から降りてきた。
謀略の神と聞き、少し警戒したが、理由はわからないが…僕に親身でかなり好かれてる感じがして危険はなさそうで安心した。
しかし、神殿の事でやっと話ができる状態にしたのにこの二方が来てから全員は更に息を潜めてビックとも動かなくなった。
それに先からずっと僕を睨んでいるレイラさんは不満そうな表情でその視線が痛かった。
レイラさんの不満の理由は分かっているが、僕なりに頑張っているからわかって欲しかった。
「あの…ごめんなさいレイラさん…まだ攻略出来ずにごめんなさい」
「ふん!!なんたる怠慢か!死に物狂いで攻略して、くぇーー!!」
その時…閃光のようにラズリックさんの見事なウエスタンラリアットがレイラさんの首に炸裂した。
その完璧で凄い迫力に僕はその技だけで世界チャンプが取れると思った。
「はっ?私のハルトちゃんを怒鳴るとは…アンタ死にたい?あら!忘れてたわ、貴女…中々死なない事で有名でしたね!」
「ちょ…待って!その剣で刺されたらただで済まない!やめろ!やめて…ごめんなさいごめんなさい!!」
ラズリックさんは一本の剣を取り出してレイラさんに向けて本気で刺す勢いだった。
その殺伐な流血事態を避けるために僕はラズリックさんを阻止した。
レッツ!姉キラーモード発動!悩殺モードでシフトチェンジ!行くぞー!
「あの?ラズリックお姉さん?喧嘩は嫌だよ!だから…お願い」
そっとラズリックさんにくっ付いて軽く上目遣いでやめるようお願いしたあと、恥ずかしそうにしてその体に顔を埋めた。
「ああ!か、か、可愛い過ぎるー♪い、いいえ…私達よく戯れるのよ!喧嘩してないよ!仲良いよ!ねぇ?レイラちゃん?そうだろ?あん?」
「うんうんうんうん!」
涙目で顔を真っ青にして必死に頷いてもな全く説得力がない…。
とにかく流血事態にはならなかったからよしとしよう…。
しかし、レイラさんの不満通り、このままだといつあのダンジョンを攻略出来るかわからなかった。
「まあ、その事なんだが…悪いけどちょっと急いで貰いたいのよ」
「はい…」
ラズリックさんの催促に何を意味するかすぐ気付いた。
せめて童貞だけは卒業したかったのに…無念だ。
ムスコよ…許せ、お前の晴れ舞台は永遠に来なさそうだ。
しかし、このままでは死ぬ訳にはいかないと思って今の僕でも攻略出来るようなアドバイスがないか聞いた。
「はい、すぐナーズラ村に向かいます、しかし、このままでは攻略出来るか疑問です、何かいい手はないですか?」
「ハルトちゃんは賢くて素直だね!賢いね!私、そいう子は大好きだよ!なのでプレゼントをあ、け、る!」
ラズリックさんは先の剣と白く輝く鎧と盾を僕の前に出した。
「これは奈落剣オゥガスよ!これに切られたらめっちゃ痛いのよ!切られたらところボーーンと破裂するし…」
エゲツない…。
でも形は僕好みだ!格好いい!欲しい!
「次は神格の鎧ナーウァ…これ着るとめっちゃ能力が上がるらしいよ?でも全部着用しないと只の丈夫な鎧だから忘れないようにね!」
なにそのセット効果みたいな設定!
しかし、この鎧、壊した同士の鎧と同じ…いやそれより格好いい…欲しい!欲しい!
「最後に意思の盾リガールね…使い手の意思で形を変えれるようだが……はっ?そんな機能、意味あるの?って感じ?」
それがいいんだよ!!全く分かってない!
絶対欲しい!あーあー!
「それでね…この中で一つ…」
この先の展開は読めた!
行くぜ!必殺の!姉キラーモードマクシマム!フルドライブ!最大出力だぁぁ!
「あのね…ラズリックお姉さん」
「はい?なんでしょう?ハルトちゃん?」
「それよりね…えっと、ラズリックお姉さんとお話しがしたいなと…色々教えて貰いたいの事があるねか……ダメ?」
モジモジ、上目遣い、照れ照れの微笑み、全て全力全開の僕の姉キラーモードは水爆級の破壊力を誇る!
前にナーズラ村で試しに最大出力の姉キラーモードを使ってみた…。
実験された村のお姉さんはそのまま倒れて僕はびっくりして治療院に連れて行って診察結果は幸いになんともないと言われて安心した。
しかし、次の日にその姉さんは婚姻届け持って来てギルドの中でずっと待ち続け、一週間ほど換金出来ずに困った苦い記憶がある。
それで封印してしまったが…この装備全て手に入れる為ならやもえん!
「お、お、お、オゥO!マィM!ガッGー!!い、い、いいでしょう…ちょっと待ってね♡」
ラズリックさんが指をを鳴らすと、周りは華やかなピンク色の照明と豪華なクーインサイズのベットが現れた。
「ん?ナニコレ?」
「はぁはぁ…ハルトちゃん!この私が手取り、足取り、マタ取りから隅々まで責任を持って教えて差し上げましょう!!」
え?この方…僕に何を教えてくれるつもり?
「ラ、ラズリック!貴様ぁぁ!!主様の大神殿で一体何をするつもりなんだぁぁー!」
ラズリックさんはいやらしい指の動きをしながら僕に近づいて来て彼女の腕を掴んで引っ張りながらレイラさんが止めようとした。
しかし、一蹴りで凄い勢いで飛ばされた……。
つ、強い!このお姉さん。
「ムムム…ハルトぉぉちゃゃゃん!!もう一生離さない!ルナ様の事は忘れて駆け落ちしよ!これ全部あげる!本当は一つしか持ち込み禁止だけど私の権限でいいわよ!バァバァ~可愛いすぎる♡さあ、さあ!楽にして~お姉さんに全て任せてー♡」
姉キラーモードは神にも通じて喜ばしい事であるが…僕の貞操の危機となった。
「うう…我に戻れ!!主様の神殿だそ…やめろラズリック…」
血まみれになりながら必死にラズリックさん止めてくれたレイラさんは本当にルル姉に忠実だと実感した。
この神殿にルル姉の使徒レイラさんと同じ使徒であり神でもあるラズリックという女神が天界から降りてきた。
謀略の神と聞き、少し警戒したが、理由はわからないが…僕に親身でかなり好かれてる感じがして危険はなさそうで安心した。
しかし、神殿の事でやっと話ができる状態にしたのにこの二方が来てから全員は更に息を潜めてビックとも動かなくなった。
それに先からずっと僕を睨んでいるレイラさんは不満そうな表情でその視線が痛かった。
レイラさんの不満の理由は分かっているが、僕なりに頑張っているからわかって欲しかった。
「あの…ごめんなさいレイラさん…まだ攻略出来ずにごめんなさい」
「ふん!!なんたる怠慢か!死に物狂いで攻略して、くぇーー!!」
その時…閃光のようにラズリックさんの見事なウエスタンラリアットがレイラさんの首に炸裂した。
その完璧で凄い迫力に僕はその技だけで世界チャンプが取れると思った。
「はっ?私のハルトちゃんを怒鳴るとは…アンタ死にたい?あら!忘れてたわ、貴女…中々死なない事で有名でしたね!」
「ちょ…待って!その剣で刺されたらただで済まない!やめろ!やめて…ごめんなさいごめんなさい!!」
ラズリックさんは一本の剣を取り出してレイラさんに向けて本気で刺す勢いだった。
その殺伐な流血事態を避けるために僕はラズリックさんを阻止した。
レッツ!姉キラーモード発動!悩殺モードでシフトチェンジ!行くぞー!
「あの?ラズリックお姉さん?喧嘩は嫌だよ!だから…お願い」
そっとラズリックさんにくっ付いて軽く上目遣いでやめるようお願いしたあと、恥ずかしそうにしてその体に顔を埋めた。
「ああ!か、か、可愛い過ぎるー♪い、いいえ…私達よく戯れるのよ!喧嘩してないよ!仲良いよ!ねぇ?レイラちゃん?そうだろ?あん?」
「うんうんうんうん!」
涙目で顔を真っ青にして必死に頷いてもな全く説得力がない…。
とにかく流血事態にはならなかったからよしとしよう…。
しかし、レイラさんの不満通り、このままだといつあのダンジョンを攻略出来るかわからなかった。
「まあ、その事なんだが…悪いけどちょっと急いで貰いたいのよ」
「はい…」
ラズリックさんの催促に何を意味するかすぐ気付いた。
せめて童貞だけは卒業したかったのに…無念だ。
ムスコよ…許せ、お前の晴れ舞台は永遠に来なさそうだ。
しかし、このままでは死ぬ訳にはいかないと思って今の僕でも攻略出来るようなアドバイスがないか聞いた。
「はい、すぐナーズラ村に向かいます、しかし、このままでは攻略出来るか疑問です、何かいい手はないですか?」
「ハルトちゃんは賢くて素直だね!賢いね!私、そいう子は大好きだよ!なのでプレゼントをあ、け、る!」
ラズリックさんは先の剣と白く輝く鎧と盾を僕の前に出した。
「これは奈落剣オゥガスよ!これに切られたらめっちゃ痛いのよ!切られたらところボーーンと破裂するし…」
エゲツない…。
でも形は僕好みだ!格好いい!欲しい!
「次は神格の鎧ナーウァ…これ着るとめっちゃ能力が上がるらしいよ?でも全部着用しないと只の丈夫な鎧だから忘れないようにね!」
なにそのセット効果みたいな設定!
しかし、この鎧、壊した同士の鎧と同じ…いやそれより格好いい…欲しい!欲しい!
「最後に意思の盾リガールね…使い手の意思で形を変えれるようだが……はっ?そんな機能、意味あるの?って感じ?」
それがいいんだよ!!全く分かってない!
絶対欲しい!あーあー!
「それでね…この中で一つ…」
この先の展開は読めた!
行くぜ!必殺の!姉キラーモードマクシマム!フルドライブ!最大出力だぁぁ!
「あのね…ラズリックお姉さん」
「はい?なんでしょう?ハルトちゃん?」
「それよりね…えっと、ラズリックお姉さんとお話しがしたいなと…色々教えて貰いたいの事があるねか……ダメ?」
モジモジ、上目遣い、照れ照れの微笑み、全て全力全開の僕の姉キラーモードは水爆級の破壊力を誇る!
前にナーズラ村で試しに最大出力の姉キラーモードを使ってみた…。
実験された村のお姉さんはそのまま倒れて僕はびっくりして治療院に連れて行って診察結果は幸いになんともないと言われて安心した。
しかし、次の日にその姉さんは婚姻届け持って来てギルドの中でずっと待ち続け、一週間ほど換金出来ずに困った苦い記憶がある。
それで封印してしまったが…この装備全て手に入れる為ならやもえん!
「お、お、お、オゥO!マィM!ガッGー!!い、い、いいでしょう…ちょっと待ってね♡」
ラズリックさんが指をを鳴らすと、周りは華やかなピンク色の照明と豪華なクーインサイズのベットが現れた。
「ん?ナニコレ?」
「はぁはぁ…ハルトちゃん!この私が手取り、足取り、マタ取りから隅々まで責任を持って教えて差し上げましょう!!」
え?この方…僕に何を教えてくれるつもり?
「ラ、ラズリック!貴様ぁぁ!!主様の大神殿で一体何をするつもりなんだぁぁー!」
ラズリックさんはいやらしい指の動きをしながら僕に近づいて来て彼女の腕を掴んで引っ張りながらレイラさんが止めようとした。
しかし、一蹴りで凄い勢いで飛ばされた……。
つ、強い!このお姉さん。
「ムムム…ハルトぉぉちゃゃゃん!!もう一生離さない!ルナ様の事は忘れて駆け落ちしよ!これ全部あげる!本当は一つしか持ち込み禁止だけど私の権限でいいわよ!バァバァ~可愛いすぎる♡さあ、さあ!楽にして~お姉さんに全て任せてー♡」
姉キラーモードは神にも通じて喜ばしい事であるが…僕の貞操の危機となった。
「うう…我に戻れ!!主様の神殿だそ…やめろラズリック…」
血まみれになりながら必死にラズリックさん止めてくれたレイラさんは本当にルル姉に忠実だと実感した。
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