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似たもの同士 2
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「すごい!」
素直に褒めてしまった。
「ユリもやってみ?」
「で、でも私できないんだけど……」
昔カッコイイと思って練習したことがあるが、綺麗な音は出ず、指が痛くなるだけで諦めていた。
「いいからいいから」
カッコ悪い所を見られたくないけど、ウィンドウを出せなければこの先全くプレイできなくなってしまう。
仕方なく右手を胸元まで上げてやってみる。
パチン。
「え、できた……」
何かの間違いだろうか。
簡単に綺麗な音が出て、あきらと同じウィンドウが出てきた。
「ゲームの仕様だよ。ウィンドウ出せなかったら困るからね。正直俺も向こうじゃ出来ないよ」
なるほど……そういうことね。
てっきり出来るようになっていたのかと。
少し残念だがまぁいいか。
これで私がウィンドウを出せなくて困ることはなくなったしね。
さっき自分で開いたウィンドウを見てみる。
アイテム、装備、ステータス、フレンド、設定など、ウィンドウの項目は一般的なゲームと特に変わったところはない。
このウィンドウを自分の手で触って操作できることは何よりも変わっているところではあるけど。
そういえば、あきらはウィンドウを開けばキャラクター名が見えるって言ってたよね。
目の前にいるあきらを見ると、その頭上に〈 アキラ 〉と名前が表示されていた。
「カタカナなんだね」
「そうだよ」
2人して同じ考えをしていたんだ。
見た目も名前も現実とほとんど変わらなくて、お互いにこの方がやりやすいや。
なんだか少し口元が緩んだ。
「何笑ってるんだよ」
「なんでもないよ」
そう言いながらまた笑った。
素直に褒めてしまった。
「ユリもやってみ?」
「で、でも私できないんだけど……」
昔カッコイイと思って練習したことがあるが、綺麗な音は出ず、指が痛くなるだけで諦めていた。
「いいからいいから」
カッコ悪い所を見られたくないけど、ウィンドウを出せなければこの先全くプレイできなくなってしまう。
仕方なく右手を胸元まで上げてやってみる。
パチン。
「え、できた……」
何かの間違いだろうか。
簡単に綺麗な音が出て、あきらと同じウィンドウが出てきた。
「ゲームの仕様だよ。ウィンドウ出せなかったら困るからね。正直俺も向こうじゃ出来ないよ」
なるほど……そういうことね。
てっきり出来るようになっていたのかと。
少し残念だがまぁいいか。
これで私がウィンドウを出せなくて困ることはなくなったしね。
さっき自分で開いたウィンドウを見てみる。
アイテム、装備、ステータス、フレンド、設定など、ウィンドウの項目は一般的なゲームと特に変わったところはない。
このウィンドウを自分の手で触って操作できることは何よりも変わっているところではあるけど。
そういえば、あきらはウィンドウを開けばキャラクター名が見えるって言ってたよね。
目の前にいるあきらを見ると、その頭上に〈 アキラ 〉と名前が表示されていた。
「カタカナなんだね」
「そうだよ」
2人して同じ考えをしていたんだ。
見た目も名前も現実とほとんど変わらなくて、お互いにこの方がやりやすいや。
なんだか少し口元が緩んだ。
「何笑ってるんだよ」
「なんでもないよ」
そう言いながらまた笑った。
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