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天使?
記憶捜査の方法
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先程まで壊れていたステンドグラスから差し込む妙にあたたかい光から察するに、外はもう晴れきっているのだろう。その日光は教会の椅子に座った彼女らを優しく包み込んでいたのだが、そんなのほほんとした雰囲気を楽しもうとせずにシスターはピリピリとした空気を張りつめていた。
「だ、大体ねぇ、なんでアンタら、は正面から入って来ないの?迷惑なのだけれど。」
シスターは心底迷惑そうな顔をした。
「僕はさっき説明したでしょ~?やっぱシスターさんの記憶力も乏しくなってんじゃあない?」
「う、五月蝿いわね!覚えてるわよ、さっ、さっきまでのことくらい!」
「とか言いつつさぁ、僕と天使サマがシスターさんの目の前で会話してたのに、それが記憶になかったじゃんかぁ。」
「……ぐうの音も出ないわ…」
シスターは気まずそうに俯いて自分の膝を見た。
「あっ、認めちゃうんだぁ…」
悪魔はこんなにあっさり認めるものなのかとシスターを見た。
「まあ~ぁ、天使サマがドアを使わなかったのは、僕もわかんないなぁ。天使サマは神の使いだから、僕みたいに電撃を喰らわないはずだからさぁ。……なんでドアを使わなかったのぉ?」
「えっ、あっ、いや……」
悪魔とシスターの会話を黙って聞いていた天使は、自分に問いかけが来るとは思っていなかったようで、少しだけたじろいだ。
「あー……そのー…ド、ドアが……あるとは………
思っていなくてぇ……普通、天使は……すり抜けるものなので……はい…」
天使は話していくうちに声の大きさを落としていった。
「…あっはっはっぁ!嘘でしょ!ドアあることにそもそも気づいてなかったのぉ!?マジでぇ!?ウケるぅ!」
「あ、はは……ステンドグラスを通り抜けたことはなくて……盛大に失敗したので…ドアの存在に気がついていれば……」
「此方からしたらいい迷惑ねっ……」
シスターはまた顔が引き攣らないようにと必死に感情の赴くままの表情筋に抵抗した。
「シスターさんめっちゃ顔引き攣ってんじゃぁん。うぅわこわっ。さっきから自分の感情と表情筋に赴くままだねぇ。よく単純って言われなぁい?」
どうやらシスターの抵抗は無駄だったようだ。
「五月蝿いっ!単純じゃないわ!」
シスターは椅子から腰を浮かせた。
「その様子だとどんぴしゃりでしょ~?」
悪魔が手を弄びながら上目遣いでシスターをジトーっと見た。
「悪魔ぁっ…」
「悪魔だよ。」
悪魔に悪魔と言っても結局は同じなため冷静なツッコミをシスターにかえした。
「と、とりあえず、私たちは記憶を拾わないと!あまり長居しても、シスターさんに迷惑ですからね……」
「まあーぁ、それが最優先事項だよねぇ。………んぁ~あ、…でもさぁ、空気なんて微粒子レベルじゃぁん。それに僕らの記憶が混じってんだよぉ?記憶は分散してるだろうしさぁ。それを力無しに見つけんのに何十年かかるのかねぇ。」
「まぁ、……それが問題ですよね。いくら自分の記憶とはいえ探し出すのは至難の業。何とかできませんかねぇ…」
一人突っ立って悪魔と天使の会話を黙って聞いていたシスターは、話がさらに面倒くさく、しかも自分にとって良くない方向に向かっていっているのにいやでも気づいた。
「他のやつ呼ばないと、どうにもならないよねぇ。」
「所詮私らは傀儡悪魔と傀儡天使。記憶を発見するのは難しいですからね。」
「頼むから私がついていける速度で話して下さらないかしら?」
悪魔と天使にしか分からないような会話を繰り広げられとうとう痺れを切らしたシスターは2人につっこんだ。
「あっ、ごめんねぇ~。えーと、何から話せばいいかな~……」
「えぇっと、ぼ、僕らは与えられた仕事くらいしか出来ないので、そこら辺に散らばった記憶を見つけるのは至難の技でして、だから、あー…なんて言えばいいのでしょうか……つまり、!記憶捜査には死神が必要なんです!」
天使は一瞬悩みやけくそに言葉をだしきった。圧倒的に言葉が足りないが言いたいことは何となくわかるだろうと天使は思っているようだ。
「死神……?」
また顔を顰めてシスターは首を傾げた。シスターの知っている死神は死んだ人間の魂を狩り、天界に送る神の使いだが、何故記憶捜査に死神を使うのだろうか。
「あっははぁ、天使サマ説明下手だねぇ~。分かりやすく説明するとねぇ、僕らは力が強いんだよねぇ。大抵の事はなぁんでもやってのけちゃう。だから、危険なことが起きないようにぃって、神様に与えられた仕事にだけ力を使うって決まりなんだぁ。死神も神の使いだけど、魂を狩るしか仕事はないってのと、力が僕らよりも弱いから基本的に力は全面的に使っていいことになってるんだよねえ。だから記憶捜査には死神が必要なの。」
悪魔はシスターがあまり分かりきれてないのを理解したのか、自分から説明しだして大まかのことを説明した。
「…あぁ、記憶捜査は仕事の内じゃないから、力を使えないのね……、でも死神に記憶を探してもらうというのも仕事の内じゃない気がするのだけれど……」
「別に死神に頼るだけで力は使わないからセーフなの!」
悪魔はそう言い返した。
「うーん、……でも死神は何処にいるのでしょうか。基本的にそこら辺をうろついてるので皆目見当もつかないですね……」
天使はそんなシスターと悪魔をほおっておいて顎に手を当て1人で考え込んでいた。死神は基本的に死期が近い人の周りでうろうろしている。だが、この周辺で死期が近い人は、天使が見る限りでは特にいなかった。その為ここから少し離れて死神を探さないといけないことになるのだ。しかし、下手に他の空気を吸いすぎると余計に記憶を無くしかねない。
「シスターさんに頼むべきでしょうか?いやでも……うーん……」
天使と悪魔が見える彼女なら死神も見えるかもしれない。けれど、会話が苦手な彼女がそれを快く引き受けてくれるだろうか?ましてや迷惑をかけた相手に死神探しを頼むなんて少々頭が高すぎる。
「……あっ、」
そこで天使はある提案を思いついた。
「あの、シスターさん、悪魔さん、ちょっとよろしいですか?」
「だ、大体ねぇ、なんでアンタら、は正面から入って来ないの?迷惑なのだけれど。」
シスターは心底迷惑そうな顔をした。
「僕はさっき説明したでしょ~?やっぱシスターさんの記憶力も乏しくなってんじゃあない?」
「う、五月蝿いわね!覚えてるわよ、さっ、さっきまでのことくらい!」
「とか言いつつさぁ、僕と天使サマがシスターさんの目の前で会話してたのに、それが記憶になかったじゃんかぁ。」
「……ぐうの音も出ないわ…」
シスターは気まずそうに俯いて自分の膝を見た。
「あっ、認めちゃうんだぁ…」
悪魔はこんなにあっさり認めるものなのかとシスターを見た。
「まあ~ぁ、天使サマがドアを使わなかったのは、僕もわかんないなぁ。天使サマは神の使いだから、僕みたいに電撃を喰らわないはずだからさぁ。……なんでドアを使わなかったのぉ?」
「えっ、あっ、いや……」
悪魔とシスターの会話を黙って聞いていた天使は、自分に問いかけが来るとは思っていなかったようで、少しだけたじろいだ。
「あー……そのー…ド、ドアが……あるとは………
思っていなくてぇ……普通、天使は……すり抜けるものなので……はい…」
天使は話していくうちに声の大きさを落としていった。
「…あっはっはっぁ!嘘でしょ!ドアあることにそもそも気づいてなかったのぉ!?マジでぇ!?ウケるぅ!」
「あ、はは……ステンドグラスを通り抜けたことはなくて……盛大に失敗したので…ドアの存在に気がついていれば……」
「此方からしたらいい迷惑ねっ……」
シスターはまた顔が引き攣らないようにと必死に感情の赴くままの表情筋に抵抗した。
「シスターさんめっちゃ顔引き攣ってんじゃぁん。うぅわこわっ。さっきから自分の感情と表情筋に赴くままだねぇ。よく単純って言われなぁい?」
どうやらシスターの抵抗は無駄だったようだ。
「五月蝿いっ!単純じゃないわ!」
シスターは椅子から腰を浮かせた。
「その様子だとどんぴしゃりでしょ~?」
悪魔が手を弄びながら上目遣いでシスターをジトーっと見た。
「悪魔ぁっ…」
「悪魔だよ。」
悪魔に悪魔と言っても結局は同じなため冷静なツッコミをシスターにかえした。
「と、とりあえず、私たちは記憶を拾わないと!あまり長居しても、シスターさんに迷惑ですからね……」
「まあーぁ、それが最優先事項だよねぇ。………んぁ~あ、…でもさぁ、空気なんて微粒子レベルじゃぁん。それに僕らの記憶が混じってんだよぉ?記憶は分散してるだろうしさぁ。それを力無しに見つけんのに何十年かかるのかねぇ。」
「まぁ、……それが問題ですよね。いくら自分の記憶とはいえ探し出すのは至難の業。何とかできませんかねぇ…」
一人突っ立って悪魔と天使の会話を黙って聞いていたシスターは、話がさらに面倒くさく、しかも自分にとって良くない方向に向かっていっているのにいやでも気づいた。
「他のやつ呼ばないと、どうにもならないよねぇ。」
「所詮私らは傀儡悪魔と傀儡天使。記憶を発見するのは難しいですからね。」
「頼むから私がついていける速度で話して下さらないかしら?」
悪魔と天使にしか分からないような会話を繰り広げられとうとう痺れを切らしたシスターは2人につっこんだ。
「あっ、ごめんねぇ~。えーと、何から話せばいいかな~……」
「えぇっと、ぼ、僕らは与えられた仕事くらいしか出来ないので、そこら辺に散らばった記憶を見つけるのは至難の技でして、だから、あー…なんて言えばいいのでしょうか……つまり、!記憶捜査には死神が必要なんです!」
天使は一瞬悩みやけくそに言葉をだしきった。圧倒的に言葉が足りないが言いたいことは何となくわかるだろうと天使は思っているようだ。
「死神……?」
また顔を顰めてシスターは首を傾げた。シスターの知っている死神は死んだ人間の魂を狩り、天界に送る神の使いだが、何故記憶捜査に死神を使うのだろうか。
「あっははぁ、天使サマ説明下手だねぇ~。分かりやすく説明するとねぇ、僕らは力が強いんだよねぇ。大抵の事はなぁんでもやってのけちゃう。だから、危険なことが起きないようにぃって、神様に与えられた仕事にだけ力を使うって決まりなんだぁ。死神も神の使いだけど、魂を狩るしか仕事はないってのと、力が僕らよりも弱いから基本的に力は全面的に使っていいことになってるんだよねえ。だから記憶捜査には死神が必要なの。」
悪魔はシスターがあまり分かりきれてないのを理解したのか、自分から説明しだして大まかのことを説明した。
「…あぁ、記憶捜査は仕事の内じゃないから、力を使えないのね……、でも死神に記憶を探してもらうというのも仕事の内じゃない気がするのだけれど……」
「別に死神に頼るだけで力は使わないからセーフなの!」
悪魔はそう言い返した。
「うーん、……でも死神は何処にいるのでしょうか。基本的にそこら辺をうろついてるので皆目見当もつかないですね……」
天使はそんなシスターと悪魔をほおっておいて顎に手を当て1人で考え込んでいた。死神は基本的に死期が近い人の周りでうろうろしている。だが、この周辺で死期が近い人は、天使が見る限りでは特にいなかった。その為ここから少し離れて死神を探さないといけないことになるのだ。しかし、下手に他の空気を吸いすぎると余計に記憶を無くしかねない。
「シスターさんに頼むべきでしょうか?いやでも……うーん……」
天使と悪魔が見える彼女なら死神も見えるかもしれない。けれど、会話が苦手な彼女がそれを快く引き受けてくれるだろうか?ましてや迷惑をかけた相手に死神探しを頼むなんて少々頭が高すぎる。
「……あっ、」
そこで天使はある提案を思いついた。
「あの、シスターさん、悪魔さん、ちょっとよろしいですか?」
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