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「これで衣食住は満たされた」
「さすがユータね」
「さすがです、ユータ様」
「まあな。一応食べるものはあるようだから食の問題はないとする。住む場所だって一応どうにかなっているようだからな」
まあ俺の施しを信じないようなクソどもの相手をするのが面倒になったというのもある。
だがそんなクソどもだって生きる権利はある。
「次は安全だ。魔物がいる世界だから危険と隣り合わせだ。そこでどうすればいいと思う?」
「ユータがしたいことをすればいいじゃない」
「ユータ様が正しいのは当たり前のことなので何をしても正解だと思います」
「まあそうだな。で、どうすればいいと思う?」
「ユータに逆らうクズは皆殺し?」
「ユータ様を崇めない背信者に天罰を下すべきでしょう」
「まあその通りだな」
まず生きていなければ反省し更生するチャンスを得られない。
それを奪う魔物という存在は邪悪で人々に不利益を与えている邪魔でしかない存在だ。
「そこで魔物を壊滅させる。少なくとも人々の生活を脅かすような場所には生存を許さない。好き好んで自分から魔物の生息地に行くようなバカは放置する」
「さすがユータね」
「さすがです、ユータ様」
「まあな。ということで魔物の存在はかなり減ったぞ」
「さすがユータね」
「さすがです、ユータ様」
「まあな」
まあ俺は神なので魔物の存在を許さないよう世界の仕組みを変えただけだけどな。
この世界に神がいるのかは不明だけど俺が世界の仕組みに干渉できるのだから俺のほうが神としての格が上ということになる。
まあ当然だな。
まあ神が不在という可能性もあるけどな。
いずれにせよ俺が頂点に君臨していることに変わりはないのでどうでもいいな。
「問題は人同士の争いだ。今までは魔物という脅威があったけど、これからは人が脅威になるだろう」
「その通りだわ。さすがユータね」
「さすがです、ユータ様」
「自分の身は自分で守るべきだ。弱ければ生きる価値はない。生き延びた者が強者だ」
「さすがユータね」
「さすがです、ユータ様」
「まあな」
まあ俺は神なので最上位に位置するので、この世界の人間どもが対象だ。
「だが弱いというそれだけの理由で死ぬのもかわいそうだ。だから更生するチャンスを与えよう」
それが俺に対し祈りを捧げるという行為だ。
神を敬うという当然の行為をできるなら加護を与えて身を守る助けになってやろう。
俺を敬わないような人間は勝手に死んでいればいい。
「そうだな、俺に祈りを捧げれば死とは無縁になるようにしよう」
祈ると寿命が10秒延び、自然治癒力が3%アップだ。
祈り続ければ永遠に生きられるかもしれない。
まあ人間である以上祈り続けることはできないけどな。
無駄に生きるよりかは祈りを捧げて生きるほうがいいに決まっている。
より長く生きられるようにしてやるのが俺の慈悲だ。
だがそういった生き方を俺は強制しない。
俺としてはあまり干渉する気はない。
どう生きるかは個人の自由だからな。
俺だって自由に生きたい。
俺はこの世界を見て回りたいんだ。
「俺の石像を作って不壊属性にして、後は祈りを捧げれば加護を授けると書いておこう」
文字を読めないような怠け者はどうなろうが構わない。
それに誰か読める人間がいれば祈ればいいと教えてもらえるだろう。
「ねえ、私の像も作ってくれない?」
「わ、わたしもよろしければ…」
「まあ仕方ないか」
「ありがとう。さすがユータね」
「ありがとうございます。さすがユータ様です」
リンの石像には裏切り者と書いておいた。
ミツナの石像には俺の奴隷と書いておいた。
裏切り者にも寛容であることを示し、従順な奴隷には報いることが伝わるだろう。
「俺がユータだ!」
「さすがユータね」
「さすがです、ユータ様」
まあ神というのも楽ではないな。
「さすがユータね」
「さすがです、ユータ様」
「まあな。一応食べるものはあるようだから食の問題はないとする。住む場所だって一応どうにかなっているようだからな」
まあ俺の施しを信じないようなクソどもの相手をするのが面倒になったというのもある。
だがそんなクソどもだって生きる権利はある。
「次は安全だ。魔物がいる世界だから危険と隣り合わせだ。そこでどうすればいいと思う?」
「ユータがしたいことをすればいいじゃない」
「ユータ様が正しいのは当たり前のことなので何をしても正解だと思います」
「まあそうだな。で、どうすればいいと思う?」
「ユータに逆らうクズは皆殺し?」
「ユータ様を崇めない背信者に天罰を下すべきでしょう」
「まあその通りだな」
まず生きていなければ反省し更生するチャンスを得られない。
それを奪う魔物という存在は邪悪で人々に不利益を与えている邪魔でしかない存在だ。
「そこで魔物を壊滅させる。少なくとも人々の生活を脅かすような場所には生存を許さない。好き好んで自分から魔物の生息地に行くようなバカは放置する」
「さすがユータね」
「さすがです、ユータ様」
「まあな。ということで魔物の存在はかなり減ったぞ」
「さすがユータね」
「さすがです、ユータ様」
「まあな」
まあ俺は神なので魔物の存在を許さないよう世界の仕組みを変えただけだけどな。
この世界に神がいるのかは不明だけど俺が世界の仕組みに干渉できるのだから俺のほうが神としての格が上ということになる。
まあ当然だな。
まあ神が不在という可能性もあるけどな。
いずれにせよ俺が頂点に君臨していることに変わりはないのでどうでもいいな。
「問題は人同士の争いだ。今までは魔物という脅威があったけど、これからは人が脅威になるだろう」
「その通りだわ。さすがユータね」
「さすがです、ユータ様」
「自分の身は自分で守るべきだ。弱ければ生きる価値はない。生き延びた者が強者だ」
「さすがユータね」
「さすがです、ユータ様」
「まあな」
まあ俺は神なので最上位に位置するので、この世界の人間どもが対象だ。
「だが弱いというそれだけの理由で死ぬのもかわいそうだ。だから更生するチャンスを与えよう」
それが俺に対し祈りを捧げるという行為だ。
神を敬うという当然の行為をできるなら加護を与えて身を守る助けになってやろう。
俺を敬わないような人間は勝手に死んでいればいい。
「そうだな、俺に祈りを捧げれば死とは無縁になるようにしよう」
祈ると寿命が10秒延び、自然治癒力が3%アップだ。
祈り続ければ永遠に生きられるかもしれない。
まあ人間である以上祈り続けることはできないけどな。
無駄に生きるよりかは祈りを捧げて生きるほうがいいに決まっている。
より長く生きられるようにしてやるのが俺の慈悲だ。
だがそういった生き方を俺は強制しない。
俺としてはあまり干渉する気はない。
どう生きるかは個人の自由だからな。
俺だって自由に生きたい。
俺はこの世界を見て回りたいんだ。
「俺の石像を作って不壊属性にして、後は祈りを捧げれば加護を授けると書いておこう」
文字を読めないような怠け者はどうなろうが構わない。
それに誰か読める人間がいれば祈ればいいと教えてもらえるだろう。
「ねえ、私の像も作ってくれない?」
「わ、わたしもよろしければ…」
「まあ仕方ないか」
「ありがとう。さすがユータね」
「ありがとうございます。さすがユータ様です」
リンの石像には裏切り者と書いておいた。
ミツナの石像には俺の奴隷と書いておいた。
裏切り者にも寛容であることを示し、従順な奴隷には報いることが伝わるだろう。
「俺がユータだ!」
「さすがユータね」
「さすがです、ユータ様」
まあ神というのも楽ではないな。
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