上 下
3 / 45

3

しおりを挟む
「ねえ、ユータ…」
リンが俺に対して発情している。
人が生きるためには性欲の処理が欠かせない。
だが俺は俺を裏切ったリンを抱く気にはなれなかった。
俺としてはその辺の適当な女を買って処理してもいいけど、そういえば金がなかったな。
そうか、貧乏人だから性行為くらいしか娯楽がないのか。
俺たちのことではなくて村人とか貧民のことだぞ?
「ユータぁ」
リンが甘ったるい声で甘えてきておっぱいを押し付けてくるが俺は考え事で忙しいので気付かない。
でもリンは俺のことなんてお構いなしにおっぱいを押し付けてくる。
「大きいでしょ?」
確かに俺は大きい。
前回の異世界でも俺の大きさは女性を喜ばせるのに役に立った。
俺よりも大きいのはいなかったな。
そうか、リンは自分のおっぱいのことを俺にアピールしているんだ。
もっと大きなおっぱいに慣れ親しんでいたから気付かなかった。
そういえばリンもおっぱいは大きかった。
だが俺を裏切った過去は許せない。
「仕方がないな」
「さすがユータね」
まあ俺を裏切らない存在がいればいいだけのこと。
リンが期待しているようだけどたぶん期待外れの現実が待ってるぞ。
「召喚!隷属!洗脳!」
俺は異世界からミツナを召喚し、奴隷なので速やかに俺が主人になるべく隷属魔法で俺の奴隷にした。
洗脳は言葉は悪いけど前回の異世界での記憶を強制的に植え付けるために必要だった。
俺にとってはこの程度の魔法なら難しくない。
これで完成だ。
「…ユータ様?」
「久しぶりだな、ミツナ」
「ユータ様!」
ミツナが俺に抱きついてきた。
リンよりも大きなおっぱいの感触が懐かしい。
それよりもミツナは俺を裏切らない奴隷だからな。
裏切り者のリンとは違う。
「抱いてください、ユータ様」
そう言いながらミツナは服を脱ぎ始めた。
おいおい、今ここでするのかよ。
だがミツナの気持ちを考えれば受け入れるしかない。
それが主人の務めだからな。
「羨ましい…」
リンが羨ましそうに俺たちのことを見ているが見せつけてやろう。
これが俺を裏切った罰だ。
未来永劫苦しめばいい。
「ユータ様…」
いつの間にかに俺も服を脱がされていた。
こうなったらミツナの我儘に付き合ってやるしかない。

今回は健全なR-15作品だ。
詳細な描写はしないので期待しないでくれ。
描写しなくたって想像力でどうにでもなるだろう?
献身的な巨乳奴隷。
さあ、好きに想像してくれ。
何をしたとは一切書かないから想像力が全てだ。
ヒントは体を動かすこと。
健康のためには適度な運動が必要だ。

こうして俺はミツナと無茶苦茶運動した。
体を動かすのは気持ちがいいし運動中も気持ちがいいし運動後は気分がいい。
「ユータ様、わたし幸せです…」
「そうか」
満足そうなミツナは俺の隣で寝ている。
「羨ましいわ…」
不満そうなリンが俺たちを見ている。
これは罰だからな。
俺を裏切らなければ良かっただけのことなのにな。
だが俺だって鬼ではないから旅に同行するのは許してやる。
まあ俺が許す気になるまで苦しむのも自業自得という奴だ。
「いつか絶対にユータには許してもらうから」
リンが決意した。
まあまずは反省することだな。
俺は寛大な男だからよく反省するんだな。
こうしてミツナを加えて俺たちの旅は続く。
「ゆーたさまおおきくておいしいです…」
おいおい、本当のことを寝言でばらすのはやめてくれ。
聞きつけた女が迫ってくるかもしれないじゃないか。
まあそうなったらなったでいいか。
まあミツナの寝言を責めるわけにはいかないからな。
こうしてミツナを加えて賑やかな旅が始まった。
しおりを挟む

処理中です...