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第31話 黒幕
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「なんの真似だぁ? 女の前でカッコつけたなっちゃたかぁ!」
「無能のクズは引っ込んでろよ! これからお楽しみの凌辱タイムのはじまりなんだよ!!」
鞘から星絶断刃を抜き出す。
剣が持つ絶大な力によって周囲の空気が微かに震える。
尋常ならざる剣だと感じたのか、完全に舐めていた感じの大迫と寄り道の態度が変わる。
俺は地面を蹴ると一足で大迫との距離を詰める。
大迫は慌てて炎の槍を振るうが、俺はその動きを先読みしている。
スピードも遅い。集中している今では大迫の動きはスローモーションのようだ。
懐に潜り込むと、彼の持つ『焔王の槍』を綺麗に二つにする。
「………………」
大迫は自身が目撃している光景が信じられないのか、口を大きく開けて固まる。
俺はその隙に彼の腹部に強烈な蹴りを叩き込む。
「ぐぼぉッ!!」
蹴りはクリーンヒットし、大迫は目に涙を溜めてその場に膝をついて立ち上がることができない。
「喰らえ! 無能野郎!!」
寄道は『ヘカトンケイルの怒り』を俺に向かって発動する。
無数の漆黒の稲妻が俺に襲いかかる。
そこで、俺はアンリミテッド魔法の一つを発動する。
「我が命に宿れ、七天の力よ!」
俺の周囲に凄まじい光が集中する。
『終末の光!』
光は変化し、七色の光が渦巻き始める。
『ヘカトンケイルの怒り』の漆黒の稲妻が、『終末の光』に飲み込まれていく。
闇の魔力は、聖なる光の前には無力のようだった。
その様を寄道は「そんな……馬鹿な……」と呟きながら、呆然と眺めている。
『終末の光』は更にその輝きを強める。
すると――
「うぎゃーーー!!!」
「痛いぃいい!! 体が焼けるぅ!!」
聖なる光が大迫と寄道の体を焼く。
その様をフェリシアもアデルも驚愕の表情で眺めている。
俺は二人が戦闘不能になったことを確認すると、『終末の光』の発動を解除した。
「なんなのあなた……さっきの魔法は一体なんなのよ!」
アデルは俺に詰め寄る。
「なんだって言われても、レベルが上がったから習得しただけで……」
レベル500を超えてた所で習得可能な魔法だとはもちろん言わない。
「私は帝国の宮廷魔術師よ。世界のありとあらゆる魔法を学んでいるわ。でもさっきの『終末の光』なんて知らないわ。その存在の噂すら知らないのよ。『ヘカトンケイルの怒り』は伝説級の魔法よ。それを圧倒するなんて……」
「ちょっとそれについてはまた話そう? で、降参するか?」
「…………」
二人に向き直って尋ねると、ブルブルと震えながら頷く。
「どうする、こいつら?」
「まず死刑でしょうが、陛下が可能なら生け捕れとのことなので、帝都まで連行します」
「もうここで殺しちゃいましょうよ。戦闘で死んだって言えばいいじゃん、こんなクズども。同じ空気吸うのも穢らわしいわ」
二人は、アデルの言葉に顔を青くする。
そして、這いずりながら俺の足元にすりよる。
「た、頼む小日向、助けてくれ!」
「俺たち黒崎に命令されてやったんだよ! 全部あいつが悪いんだぁ!」
俺はその忌まわしい名前を聞いて、過去の記憶が少し蘇り、嫌な気持ちになる。
「……陛下は可能ならって言ったんだよな?」
「うん、可能ならよ。もし、戦闘で死んでしまってはしょうないわ」
行く末を理解したのか、大迫は歯をガタガタと震わせる。
寄道は恐怖のあまり、失禁をする。
「力を得たからって覚悟もないのに、人を殺した末路がこれか……」
俺は二人を憐れに思う。
一歩間違えば、俺がこんな風になっていたのかもしれないのだ。
ここまでは少し極端かもしれないけど。
鞘に収めていた星絶断刃を抜く。
「いやだぁああああああ!!! 死にたくにゃぁいいいいいいいい!!! おきゃあちゃああああああああんん!!!!」
大迫はまるで小さな子どものように泣きじゃくる。
「くそ小日向ぁ!! 俺等を殺したってまだ終わりじゃあねえぞぉ!!」
一方の寄道は泣きながらもまだ威勢がいい。
「黒崎か? あいつにもそのうち借りを返しにいくよ」
「そうじゃあねえ! 俺たちの依頼者が誰だと思ってやがんだぁ?」
「…………どういうことだ?」
「俺たちの依頼者はラズール候爵だよぉ!」
俺はその言葉を聞くがいなや、大迫と寄道の首を横薙ぎに綺麗に跳ね飛ばす。
鮮血が舞い、二人の首が地面に転がる。
「フェリシア、アデル!」
シエナが危ない!
俺たちはすぐさま来た道を駆け戻っていく。
「無能のクズは引っ込んでろよ! これからお楽しみの凌辱タイムのはじまりなんだよ!!」
鞘から星絶断刃を抜き出す。
剣が持つ絶大な力によって周囲の空気が微かに震える。
尋常ならざる剣だと感じたのか、完全に舐めていた感じの大迫と寄り道の態度が変わる。
俺は地面を蹴ると一足で大迫との距離を詰める。
大迫は慌てて炎の槍を振るうが、俺はその動きを先読みしている。
スピードも遅い。集中している今では大迫の動きはスローモーションのようだ。
懐に潜り込むと、彼の持つ『焔王の槍』を綺麗に二つにする。
「………………」
大迫は自身が目撃している光景が信じられないのか、口を大きく開けて固まる。
俺はその隙に彼の腹部に強烈な蹴りを叩き込む。
「ぐぼぉッ!!」
蹴りはクリーンヒットし、大迫は目に涙を溜めてその場に膝をついて立ち上がることができない。
「喰らえ! 無能野郎!!」
寄道は『ヘカトンケイルの怒り』を俺に向かって発動する。
無数の漆黒の稲妻が俺に襲いかかる。
そこで、俺はアンリミテッド魔法の一つを発動する。
「我が命に宿れ、七天の力よ!」
俺の周囲に凄まじい光が集中する。
『終末の光!』
光は変化し、七色の光が渦巻き始める。
『ヘカトンケイルの怒り』の漆黒の稲妻が、『終末の光』に飲み込まれていく。
闇の魔力は、聖なる光の前には無力のようだった。
その様を寄道は「そんな……馬鹿な……」と呟きながら、呆然と眺めている。
『終末の光』は更にその輝きを強める。
すると――
「うぎゃーーー!!!」
「痛いぃいい!! 体が焼けるぅ!!」
聖なる光が大迫と寄道の体を焼く。
その様をフェリシアもアデルも驚愕の表情で眺めている。
俺は二人が戦闘不能になったことを確認すると、『終末の光』の発動を解除した。
「なんなのあなた……さっきの魔法は一体なんなのよ!」
アデルは俺に詰め寄る。
「なんだって言われても、レベルが上がったから習得しただけで……」
レベル500を超えてた所で習得可能な魔法だとはもちろん言わない。
「私は帝国の宮廷魔術師よ。世界のありとあらゆる魔法を学んでいるわ。でもさっきの『終末の光』なんて知らないわ。その存在の噂すら知らないのよ。『ヘカトンケイルの怒り』は伝説級の魔法よ。それを圧倒するなんて……」
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「…………」
二人に向き直って尋ねると、ブルブルと震えながら頷く。
「どうする、こいつら?」
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そして、這いずりながら俺の足元にすりよる。
「た、頼む小日向、助けてくれ!」
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俺はその忌まわしい名前を聞いて、過去の記憶が少し蘇り、嫌な気持ちになる。
「……陛下は可能ならって言ったんだよな?」
「うん、可能ならよ。もし、戦闘で死んでしまってはしょうないわ」
行く末を理解したのか、大迫は歯をガタガタと震わせる。
寄道は恐怖のあまり、失禁をする。
「力を得たからって覚悟もないのに、人を殺した末路がこれか……」
俺は二人を憐れに思う。
一歩間違えば、俺がこんな風になっていたのかもしれないのだ。
ここまでは少し極端かもしれないけど。
鞘に収めていた星絶断刃を抜く。
「いやだぁああああああ!!! 死にたくにゃぁいいいいいいいい!!! おきゃあちゃああああああああんん!!!!」
大迫はまるで小さな子どものように泣きじゃくる。
「くそ小日向ぁ!! 俺等を殺したってまだ終わりじゃあねえぞぉ!!」
一方の寄道は泣きながらもまだ威勢がいい。
「黒崎か? あいつにもそのうち借りを返しにいくよ」
「そうじゃあねえ! 俺たちの依頼者が誰だと思ってやがんだぁ?」
「…………どういうことだ?」
「俺たちの依頼者はラズール候爵だよぉ!」
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鮮血が舞い、二人の首が地面に転がる。
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