34 / 48
第1章 貴族興亡編
第29話 王との謁見
しおりを挟む
「面をあげよ」
俺の目の前にはダガール国王と王妃、そしてあと一人国王の隣りに相談役のような年配の男が立っている。そして王の間の両サイドと王たちの背後には当然、衛兵たちが待機していた。
「この度は謁見の機会を与えて頂き、誠にありがとうございます」
リディア王女はまだ8才とは思えないほど立派にその口上を述べる。いや、逆に8才で実の父にこんな口上を述べなければならないのは悲しいことなのかもしれない。彼女は王城までの行きの馬車の中で、メイドと執事に言い聞かせられていた今の台詞を必死に繰り返していた。隣にいる彼女が緊張から微かに震えているのが俺には分かった。
「そのものが例の新たに後援を行いたいというものか? 一体何の事業の後援を行うのだ?」
王は自分の娘のその挨拶はスルーして用件にすぐに入る。
「恐れながら、陛下。そちらにつきましては私から説明させて頂いてもよろしいでしょうか?」
「許す、説明してみよ」
小難しい話は途中から俺が説明するという約束だった。
「私、レオンが経験値貸与というスキルを有しておりまして、自身の持つ経験値を貸与することが可能となります。その貸与した経験値の利息の金銭での支払という事業が一つ。後は普通に金貸しの事業となります」
「ふむ、経験値貸与か聞いたことがないのう。ユニークスキルじゃな。それでどれくらいの利益を上げられそうなのじゃ?」
俺は強制執行に関する説明は省く。もし、俺について調査済みであればすでに知られていることだが、今のところその様子はない。
「献上させて頂く金額については初年度については年間で少なくとも白金貨で数枚程度は固いという試算が、別の街でも事業を試した結果出ております。次年度以降で事業を拡大していけばゆくゆくは白金貨で数百枚を超える事業となる可能性もございます」
「ほう数百枚か……」
王族といえども単体の事業で白金貨で数百枚以上の利益を稼ぎ出せる事業はそう多くはない。王の興味を引けたようでその目の色が少し変わった。
「ふん! 陛下、リディアは所詮あの平民出の下賤な出身の女の娘ですよ? 王族として節度のある振舞いをして、後援としてその事業を導いていけるとは到底思えませんが?」
「お、恐れながら、リディアは精一杯頑張っていくしょぞんで……」
「黙りなさいッ!! 私が今喋っているのですよッ!!」
王妃は大声でリディアに向かってヒステリックな叱りを入れる。リディアはその声にびっくりしてビクッとなって黙る。
「全く、目上のものが話しているときに割り込んではいけないなど、当然のこと。こんな礼儀も知らない小娘に後援など本気でお任せになるおつもりですか?」
「むぅう」
王は唸りを一言上げた後に黙ってしまう。隣のリディアの震えは先ほどより強くなっていた。
「平民の血が入った娘が優秀であるわけがございません。みて下さいあの卑しい醜女を。平民特有の卑しさが顔に表れていますわ。いっそのこと、」
「恐れながら申し上げます」
俺はまたヒステリックに怒鳴られる覚悟で声を上げるが、俺に対しては王妃は叱りの声を上げなかった。よっぽどリディアが気に入らないらしい。
「もし、我々の商会が利益を献上できなかった場合は、今授かっております私の伯爵という身分。廃嫡となっても構いません。それだけの覚悟と勝算を持って事業に当たります」
王は一つ二つと無言で頷くと、
「よし、それではリディアよ、レオン商会の後援を許可する」
「そんな、陛下、あんな下賤な女の娘を、」
「黙っておれ、これはわしの決定事項じゃ!」
「…………」
王妃は不快げに王にいわれてそれでようやく黙って引き下がった。王にとっては大金を運んでくるやもしれないものが目の前にいるという状況だ。失敗したところで王に痛みはなかったし、断る理由がなかった。
「それでは下がってよいぞ」
その言葉で俺とリディア王女は片膝をついてひざまづいている状態から立ち上がり、一礼をしたのちに王の間を後にする。リディアは暗い顔をして俯いている。大丈夫だろうか?
王城での待合用の部屋に通された。ここで帰宅の為の馬車が準備できるまで待たされる。リディアお付きの執事とメイドは今回同行を許されなかったため、部屋には俺とリディアの二人っきりだ。リディアの母親は在命だが、病弱でずっと寝込んでおり外出も難しいらしかった。
「えっ? …………王女殿下?」
部屋についてその扉が閉まるなり、リディアは俺に抱きついてきた。俺は慌てる。万が一でもこれを他の誰かに目撃されて勘違いされたらたまったものではないのだが…………
「ぐすっ……うぐっ……ゔゔゔ……」
リディアは泣いていた。それはそうか。実の父にあんな扱いをされ、それに加えてあの王妃だ。リディアは王女という立場はあるがまだ8才なのだ。辛いし、耐え難かったのだろう。だが幼いなりに彼女の肩には使用人たちの生活もかかっている。俺はリディアをそっと抱きしめた。リディアは最初はビクッとなるがすぐにそれを受け入れる。
「ぐぅうゔゔゔゔゔーーーっ」
リディアは俺に抱きしめられて泣き止むのではなく、より一層大きな声を出して泣き出した。抑えている感情を一気に吐き出すように。甘えられる存在を見つけて泣きながらも甘えるように。リディアは俺がこの日の為に新調した一張羅のシャツが涙でぐしょぐしょになるまでよく泣いた。
その後、リディアは帰りの馬車でもなかなか泣き止むことはなかった。俺はリディアを膝の上において優しく抱きしめてやる。リディアを前に持ってきていた俺の両手をギュッと掴んでいた。そうしてリディアの邸宅につくと、
「おかえりなさいませ、殿下。如何だったでしょう…………か? えっ涙? …………レオン伯爵これは一体どういうことですかッ!?」
俺はリディアを迎い入れた執事とメイドに憤怒の表情で問い詰められる。メイドはすぐさまリディアを守るように抱きしめた。
「大丈夫ですわ。レオンは何も悪くないですことよ。それより王から後援の許可を頂けましたの! これでカールとセリオンにちゃんとしたお給金を支払えますことよ!」
リディアは一転笑顔となって執事のカールとメイドのセリオンに報告する。
「それはよろしゅうございました、殿下。ささっお疲れでしょう。邸宅に入ってお休みになられて」
「それで……お金が入るようになったらお母さまにもっといいものを食べていただきますの。それに私も我慢しているおやつのクッキーを少し食べて……、それに……それに……ああ、やりたいことが一杯あって困りますわ」
執事とメイドの二人はそういって話しかけてくるリディアとそれぞれ手をつないで優しい眼差しを彼女に向けて頷いていた。
俺の目の前にはダガール国王と王妃、そしてあと一人国王の隣りに相談役のような年配の男が立っている。そして王の間の両サイドと王たちの背後には当然、衛兵たちが待機していた。
「この度は謁見の機会を与えて頂き、誠にありがとうございます」
リディア王女はまだ8才とは思えないほど立派にその口上を述べる。いや、逆に8才で実の父にこんな口上を述べなければならないのは悲しいことなのかもしれない。彼女は王城までの行きの馬車の中で、メイドと執事に言い聞かせられていた今の台詞を必死に繰り返していた。隣にいる彼女が緊張から微かに震えているのが俺には分かった。
「そのものが例の新たに後援を行いたいというものか? 一体何の事業の後援を行うのだ?」
王は自分の娘のその挨拶はスルーして用件にすぐに入る。
「恐れながら、陛下。そちらにつきましては私から説明させて頂いてもよろしいでしょうか?」
「許す、説明してみよ」
小難しい話は途中から俺が説明するという約束だった。
「私、レオンが経験値貸与というスキルを有しておりまして、自身の持つ経験値を貸与することが可能となります。その貸与した経験値の利息の金銭での支払という事業が一つ。後は普通に金貸しの事業となります」
「ふむ、経験値貸与か聞いたことがないのう。ユニークスキルじゃな。それでどれくらいの利益を上げられそうなのじゃ?」
俺は強制執行に関する説明は省く。もし、俺について調査済みであればすでに知られていることだが、今のところその様子はない。
「献上させて頂く金額については初年度については年間で少なくとも白金貨で数枚程度は固いという試算が、別の街でも事業を試した結果出ております。次年度以降で事業を拡大していけばゆくゆくは白金貨で数百枚を超える事業となる可能性もございます」
「ほう数百枚か……」
王族といえども単体の事業で白金貨で数百枚以上の利益を稼ぎ出せる事業はそう多くはない。王の興味を引けたようでその目の色が少し変わった。
「ふん! 陛下、リディアは所詮あの平民出の下賤な出身の女の娘ですよ? 王族として節度のある振舞いをして、後援としてその事業を導いていけるとは到底思えませんが?」
「お、恐れながら、リディアは精一杯頑張っていくしょぞんで……」
「黙りなさいッ!! 私が今喋っているのですよッ!!」
王妃は大声でリディアに向かってヒステリックな叱りを入れる。リディアはその声にびっくりしてビクッとなって黙る。
「全く、目上のものが話しているときに割り込んではいけないなど、当然のこと。こんな礼儀も知らない小娘に後援など本気でお任せになるおつもりですか?」
「むぅう」
王は唸りを一言上げた後に黙ってしまう。隣のリディアの震えは先ほどより強くなっていた。
「平民の血が入った娘が優秀であるわけがございません。みて下さいあの卑しい醜女を。平民特有の卑しさが顔に表れていますわ。いっそのこと、」
「恐れながら申し上げます」
俺はまたヒステリックに怒鳴られる覚悟で声を上げるが、俺に対しては王妃は叱りの声を上げなかった。よっぽどリディアが気に入らないらしい。
「もし、我々の商会が利益を献上できなかった場合は、今授かっております私の伯爵という身分。廃嫡となっても構いません。それだけの覚悟と勝算を持って事業に当たります」
王は一つ二つと無言で頷くと、
「よし、それではリディアよ、レオン商会の後援を許可する」
「そんな、陛下、あんな下賤な女の娘を、」
「黙っておれ、これはわしの決定事項じゃ!」
「…………」
王妃は不快げに王にいわれてそれでようやく黙って引き下がった。王にとっては大金を運んでくるやもしれないものが目の前にいるという状況だ。失敗したところで王に痛みはなかったし、断る理由がなかった。
「それでは下がってよいぞ」
その言葉で俺とリディア王女は片膝をついてひざまづいている状態から立ち上がり、一礼をしたのちに王の間を後にする。リディアは暗い顔をして俯いている。大丈夫だろうか?
王城での待合用の部屋に通された。ここで帰宅の為の馬車が準備できるまで待たされる。リディアお付きの執事とメイドは今回同行を許されなかったため、部屋には俺とリディアの二人っきりだ。リディアの母親は在命だが、病弱でずっと寝込んでおり外出も難しいらしかった。
「えっ? …………王女殿下?」
部屋についてその扉が閉まるなり、リディアは俺に抱きついてきた。俺は慌てる。万が一でもこれを他の誰かに目撃されて勘違いされたらたまったものではないのだが…………
「ぐすっ……うぐっ……ゔゔゔ……」
リディアは泣いていた。それはそうか。実の父にあんな扱いをされ、それに加えてあの王妃だ。リディアは王女という立場はあるがまだ8才なのだ。辛いし、耐え難かったのだろう。だが幼いなりに彼女の肩には使用人たちの生活もかかっている。俺はリディアをそっと抱きしめた。リディアは最初はビクッとなるがすぐにそれを受け入れる。
「ぐぅうゔゔゔゔゔーーーっ」
リディアは俺に抱きしめられて泣き止むのではなく、より一層大きな声を出して泣き出した。抑えている感情を一気に吐き出すように。甘えられる存在を見つけて泣きながらも甘えるように。リディアは俺がこの日の為に新調した一張羅のシャツが涙でぐしょぐしょになるまでよく泣いた。
その後、リディアは帰りの馬車でもなかなか泣き止むことはなかった。俺はリディアを膝の上において優しく抱きしめてやる。リディアを前に持ってきていた俺の両手をギュッと掴んでいた。そうしてリディアの邸宅につくと、
「おかえりなさいませ、殿下。如何だったでしょう…………か? えっ涙? …………レオン伯爵これは一体どういうことですかッ!?」
俺はリディアを迎い入れた執事とメイドに憤怒の表情で問い詰められる。メイドはすぐさまリディアを守るように抱きしめた。
「大丈夫ですわ。レオンは何も悪くないですことよ。それより王から後援の許可を頂けましたの! これでカールとセリオンにちゃんとしたお給金を支払えますことよ!」
リディアは一転笑顔となって執事のカールとメイドのセリオンに報告する。
「それはよろしゅうございました、殿下。ささっお疲れでしょう。邸宅に入ってお休みになられて」
「それで……お金が入るようになったらお母さまにもっといいものを食べていただきますの。それに私も我慢しているおやつのクッキーを少し食べて……、それに……それに……ああ、やりたいことが一杯あって困りますわ」
執事とメイドの二人はそういって話しかけてくるリディアとそれぞれ手をつないで優しい眼差しを彼女に向けて頷いていた。
10
お気に入りに追加
1,961
あなたにおすすめの小説
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
クラス転移して授かった外れスキルの『無能』が理由で召喚国から奈落ダンジョンへ追放されたが、実は無能は最強のチートスキルでした
コレゼン
ファンタジー
小日向 悠(コヒナタ ユウ)は、クラスメイトと一緒に異世界召喚に巻き込まれる。
クラスメイトの幾人かは勇者に剣聖、賢者に聖女というレアスキルを授かるが一方、ユウが授かったのはなんと外れスキルの無能だった。
召喚国の責任者の女性は、役立たずで戦力外のユウを奈落というダンジョンへゴミとして廃棄処分すると告げる。
理不尽に奈落へと追放したクラスメイトと召喚者たちに対して、ユウは復讐を誓う。
ユウは奈落で無能というスキルが実は『すべてを無にする』、最強のチートスキルだということを知り、奈落の規格外の魔物たちを無能によって倒し、規格外の強さを身につけていく。
これは、理不尽に追放された青年が最強のチートスキルを手に入れて、復讐を果たし、世界と己を救う物語である。
ブラックギルドマスターへ、社畜以下の道具として扱ってくれてあざーす!お陰で転職した俺は初日にSランクハンターに成り上がりました!
仁徳
ファンタジー
あらすじ
リュシアン・プライムはブラックハンターギルドの一員だった。
彼はギルドマスターやギルド仲間から、常人ではこなせない量の依頼を押し付けられていたが、夜遅くまで働くことで全ての依頼を一日で終わらせていた。
ある日、リュシアンは仲間の罠に嵌められ、依頼を終わらせることができなかった。その一度の失敗をきっかけに、ギルドマスターから無能ハンターの烙印を押され、クビになる。
途方に暮れていると、モンスターに襲われている女性を彼は見つけてしまう。
ハンターとして襲われている人を見過ごせないリュシアンは、モンスターから女性を守った。
彼は助けた女性が、隣町にあるハンターギルドのギルドマスターであることを知る。
リュシアンの才能に目をつけたギルドマスターは、彼をスカウトした。
一方ブラックギルドでは、リュシアンがいないことで依頼達成の効率が悪くなり、依頼は溜まっていく一方だった。ついにブラックギルドは町の住民たちからのクレームなどが殺到して町民たちから見放されることになる。
そんな彼らに反してリュシアンは新しい職場、新しい仲間と出会い、ブッラックギルドの経験を活かして最速でギルドランキング一位を獲得し、ギルドマスターや町の住民たちから一目置かれるようになった。
これはブラックな環境で働いていた主人公が一人の女性を助けたことがきっかけで人生が一変し、ホワイトなギルド環境で最強、無双、ときどきスローライフをしていく物語!
俺だけ展開できる聖域《ワークショップ》~ガチャで手に入れたスキルで美少女達を救う配信がバズってしまい、追放した奴らへざまあして人生大逆転~
椿紅颯
ファンタジー
鍛誠 一心(たんせい いっしん)は、生ける伝説に憧憬の念を抱く駆け出しの鍛冶師である。
探索者となり、同時期に新米探索者になったメンバーとパーティを組んで2カ月が経過したそんなある日、追放宣言を言い放たれてしまった。
このことからショックを受けてしまうも、生活するために受付嬢の幼馴染に相談すると「自らの価値を高めるためにはスキルガチャを回してみるのはどうか」、という提案を受け、更にはそのスキルが希少性のあるものであれば"配信者"として活動するのもいいのではと助言をされた。
自身の戦闘力が低いことからパーティを追放されてしまったことから、一か八かで全て実行に移す。
ガチャを回した結果、【聖域】という性能はそこそこであったが見た目は派手な方のスキルを手に入れる。
しかし、スキルの使い方は自分で模索するしかなかった。
その後、試行錯誤している時にダンジョンで少女達を助けることになるのだが……その少女達は、まさかの配信者であり芸能人であることを後々から知ることに。
まだまだ驚愕的な事実があり、なんとその少女達は自身の配信チャンネルで配信をしていた!
そして、その美少女達とパーティを組むことにも!
パーティを追放され、戦闘力もほとんどない鍛冶師がひょんなことから有名になり、間接的に元パーティメンバーをざまあしつつ躍進を繰り広げていく!
泥臭く努力もしつつ、実はチート級なスキルを是非ご覧ください!
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
髪を切った俺が『読者モデル』の表紙を飾った結果がコチラです。
昼寝部
キャラ文芸
天才子役として活躍した俺、夏目凛は、母親の死によって芸能界を引退した。
その数年後。俺は『読者モデル』の代役をお願いされ、妹のために今回だけ引き受けることにした。
すると発売された『読者モデル』の表紙が俺の写真だった。
「………え?なんで俺が『読モ』の表紙を飾ってんだ?」
これは、色々あって芸能界に復帰することになった俺が、世の女性たちを虜にする物語。
※『小説家になろう』にてリメイク版を投稿しております。そちらも読んでいただけると嬉しいです。
Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる