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ユーリだけに
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「ごめんね、まだ気持ちが安定してなかったみたいだ」
誰かの声がそう言っていて、俺の意識はゆっくりと覚醒していく。
俺の手に口付けているイヴが目の前にいて、なにがあったのか分からなかった。
ベッドでいつの間にか眠っていたようで、何をしていたのか一つ一つ整理する。
思い出して慌てて起き上がる。
朝食を作っていた最中だった、食材そのままだ。
イヴは驚く事なく「おはよう」と笑顔だった。
つられて俺も「おはよう」と言ったが、そういう事ではない。
「イヴさんごめんなさい、今すぐ朝食を…」
「気にしなくていい、朝食は俺が適当に作った…ユーリの分もあるよ」
雇い主に食事を作らせるなんて、本当に俺は…
イヴと一緒に食堂に戻り、椅子に座る俺の前にイヴが料理を並べている。
イヴは適当に作ったと言っていたが、これは適当に作って出来るものなのか?
俺の目の前には俺が作ったものより、遥かに美味しそうな料理が並べられている。
バランスよく、サラダもありデザートも付いている。
今まで俺が作っていた朝食じゃ、イヴは満足出来なかったのかもと思う。
そしてイヴは家事が苦手なのでは?と不思議だった。
「ユーリの口に合えばいいけど」
「いただきます………ん、美味しい」
「良かった…俺の栄養がユーリの一部になってくれて」
「え?なにか言いました?」
「何でもないよ」
サラダもスクランブルエッグも、どれも美味しい。
イヴは俺の事をずっと見ていた、同じものを作れという圧力か?
そうだよな、一回ならいいけど毎日だと仕事が忙しくて疲れているのに朝食なんて作れないか。
俺いなくても…とまた思ってしまったが、そうだと思った。
イヴに「俺、頑張ります!」と言うとイヴは首を傾げていた。
俺が気絶してから時間がそんなに経っていなかったらしく、イヴはこれから城に向かうみたいで俺も学校に行かないといけない。
まずはイヴを玄関で見送るために一緒に玄関に向かう。
「いってらっしゃいませ」
「ユーリ」
「はい…んぅっ!?」
イヴに頭を下げて、名前を呼ばれたから顔を上げた。
すぐ目の前にイヴがいて、頬に触れられた。
何をするのか考える前に、唇を奪われて呆然としている間にイヴは離れていった。
触れるだけのキスをされたと気付いた時には顔を真っ赤にされた。
イヴは「いってきます」と言うと、そのまま玄関のドアを開けた。
閉まる扉を眺めながら、俺は両手で頬を叩いて気合いを入れた。
「痛い…」
叩きすぎた頬を撫でながら、部屋に戻って学校の準備をしてから俺も家を出た。
*****
学校で戦闘力の授業があり、動きやすい格好でやる事になっている。
俺はシャツ一枚に短パンで手には剣を持っていた。
魔導人形と呼ばれる戦闘訓練用に作られたロボット。
姿形は貴族の一番街にいたアンドロイドと似ているが、こちらの魔導人形は肌の色も動きも人に近い。
だからか、人に剣を向けるのを躊躇う時があるがそれもまた弱さで打ち勝つ強さも鍛える授業だ。
この戦闘力の授業を受ける生徒は騎士団志願が多い。
だから騎士団の相手は犯罪者や敵国の騎士…人間が相手だ。
よりリアルに近い体験をすると、いざという時冷静に判断出来る。
それが、この授業の主な内容だ…後は魔力レベルを磨いたりする。
俺の魔力レベルは磨いても伸びないと散々分かっているから、剣術を練習していた。
個人でそれぞれの授業をしていて、俺は魔導人形の前に立ち…剣を構えた。
皆魔術を武器に込めて戦っているから、離れているのに周りから凄い音が響いていた。
俺は魔導人形のレベルを3にして、剣を振り上げた。
魔導人形の強さレベルは10段階に調整出来る。
レベル3は弱いけど、俺には充分だった。
これでもいい練習になるから自分の強さに合ったレベルがいいからずっとこれで練習していた。
でもちょっとレベルを上げないとな、用心棒の仕事もするならこんなに弱い奴が相手なわけないよな。
今日は一つレベルを上げて、試してみようと思った。
魔導人形の目が光り、それを合図に剣を振り上げた。
授業が終わり、戦闘力の授業をはりきりすぎて腕が痛くなりながら街を歩いていた。
やり過ぎたら逆効果だな、もうちょっと自分で調整しないといけない。
でも、力は付いたかな…と自分なりに手応えを感じていた。
明日はもうちょっと上手く出来るかなと思っていたらよろず屋の前で足を止めた。
簡単に言うと雑貨などを主に扱っている店だ。
看板にカラスのような鳥が描かれていた。
紙とペンも売っているから、俺はそれを受け取る。
一人暮らしをして半年ほどしか経っていないが書きたい事が山ほどある。
一枚で足りるか分からないから紙は失敗用も合わせて何枚も買った。
まだ送ってもいないのに、手紙の返事が待ちどうしく感じる。
早速家に帰り、手紙を書きたい気持ちを抑えて掃除を始める。
手紙は仕事が終わった時に書こうと思って夕飯の準備をしていたらイヴが帰ってきた。
イヴと夕飯を食べて、手紙を書こうとイヴにおやすみの挨拶をして部屋に戻ろうとしたがイヴに呼び止められた。
「ユーリ」
「はい、なんでしょうか」
「今日は一緒に寝てくれないのか?」
イヴが置いていかれる子犬のような切ない顔をしていた。
そんな顔をされたら、一人で部屋に戻れない。
でも一緒に寝ると…また昨日のような事が起こるかもしれない。
イヴが俺を好きでも、まだ俺達は恋人同士ではない。
俺もイヴの事、好きだって思って両思いでもその時言葉に詰まってしまう。
両思いでも、一歩が踏み出せない俺は臆病者だ。
「俺達、恋人同士じゃないし…別々の方が」
「じゃあ恋人になろう」
「えっ!?そんなにあっさりしてていいんですか?」
「ユーリ以外には言わないよ」
イヴの言葉に心臓がトクンと脈打った。
さすが少女漫画ヒーロー、ときめかせるのが上手いんだな。
イヴは「恋人になろう」ともう一度口にした。
その言葉がやけにスローモーションに感じて、気付いたら頷いていた。
誰かの声がそう言っていて、俺の意識はゆっくりと覚醒していく。
俺の手に口付けているイヴが目の前にいて、なにがあったのか分からなかった。
ベッドでいつの間にか眠っていたようで、何をしていたのか一つ一つ整理する。
思い出して慌てて起き上がる。
朝食を作っていた最中だった、食材そのままだ。
イヴは驚く事なく「おはよう」と笑顔だった。
つられて俺も「おはよう」と言ったが、そういう事ではない。
「イヴさんごめんなさい、今すぐ朝食を…」
「気にしなくていい、朝食は俺が適当に作った…ユーリの分もあるよ」
雇い主に食事を作らせるなんて、本当に俺は…
イヴと一緒に食堂に戻り、椅子に座る俺の前にイヴが料理を並べている。
イヴは適当に作ったと言っていたが、これは適当に作って出来るものなのか?
俺の目の前には俺が作ったものより、遥かに美味しそうな料理が並べられている。
バランスよく、サラダもありデザートも付いている。
今まで俺が作っていた朝食じゃ、イヴは満足出来なかったのかもと思う。
そしてイヴは家事が苦手なのでは?と不思議だった。
「ユーリの口に合えばいいけど」
「いただきます………ん、美味しい」
「良かった…俺の栄養がユーリの一部になってくれて」
「え?なにか言いました?」
「何でもないよ」
サラダもスクランブルエッグも、どれも美味しい。
イヴは俺の事をずっと見ていた、同じものを作れという圧力か?
そうだよな、一回ならいいけど毎日だと仕事が忙しくて疲れているのに朝食なんて作れないか。
俺いなくても…とまた思ってしまったが、そうだと思った。
イヴに「俺、頑張ります!」と言うとイヴは首を傾げていた。
俺が気絶してから時間がそんなに経っていなかったらしく、イヴはこれから城に向かうみたいで俺も学校に行かないといけない。
まずはイヴを玄関で見送るために一緒に玄関に向かう。
「いってらっしゃいませ」
「ユーリ」
「はい…んぅっ!?」
イヴに頭を下げて、名前を呼ばれたから顔を上げた。
すぐ目の前にイヴがいて、頬に触れられた。
何をするのか考える前に、唇を奪われて呆然としている間にイヴは離れていった。
触れるだけのキスをされたと気付いた時には顔を真っ赤にされた。
イヴは「いってきます」と言うと、そのまま玄関のドアを開けた。
閉まる扉を眺めながら、俺は両手で頬を叩いて気合いを入れた。
「痛い…」
叩きすぎた頬を撫でながら、部屋に戻って学校の準備をしてから俺も家を出た。
*****
学校で戦闘力の授業があり、動きやすい格好でやる事になっている。
俺はシャツ一枚に短パンで手には剣を持っていた。
魔導人形と呼ばれる戦闘訓練用に作られたロボット。
姿形は貴族の一番街にいたアンドロイドと似ているが、こちらの魔導人形は肌の色も動きも人に近い。
だからか、人に剣を向けるのを躊躇う時があるがそれもまた弱さで打ち勝つ強さも鍛える授業だ。
この戦闘力の授業を受ける生徒は騎士団志願が多い。
だから騎士団の相手は犯罪者や敵国の騎士…人間が相手だ。
よりリアルに近い体験をすると、いざという時冷静に判断出来る。
それが、この授業の主な内容だ…後は魔力レベルを磨いたりする。
俺の魔力レベルは磨いても伸びないと散々分かっているから、剣術を練習していた。
個人でそれぞれの授業をしていて、俺は魔導人形の前に立ち…剣を構えた。
皆魔術を武器に込めて戦っているから、離れているのに周りから凄い音が響いていた。
俺は魔導人形のレベルを3にして、剣を振り上げた。
魔導人形の強さレベルは10段階に調整出来る。
レベル3は弱いけど、俺には充分だった。
これでもいい練習になるから自分の強さに合ったレベルがいいからずっとこれで練習していた。
でもちょっとレベルを上げないとな、用心棒の仕事もするならこんなに弱い奴が相手なわけないよな。
今日は一つレベルを上げて、試してみようと思った。
魔導人形の目が光り、それを合図に剣を振り上げた。
授業が終わり、戦闘力の授業をはりきりすぎて腕が痛くなりながら街を歩いていた。
やり過ぎたら逆効果だな、もうちょっと自分で調整しないといけない。
でも、力は付いたかな…と自分なりに手応えを感じていた。
明日はもうちょっと上手く出来るかなと思っていたらよろず屋の前で足を止めた。
簡単に言うと雑貨などを主に扱っている店だ。
看板にカラスのような鳥が描かれていた。
紙とペンも売っているから、俺はそれを受け取る。
一人暮らしをして半年ほどしか経っていないが書きたい事が山ほどある。
一枚で足りるか分からないから紙は失敗用も合わせて何枚も買った。
まだ送ってもいないのに、手紙の返事が待ちどうしく感じる。
早速家に帰り、手紙を書きたい気持ちを抑えて掃除を始める。
手紙は仕事が終わった時に書こうと思って夕飯の準備をしていたらイヴが帰ってきた。
イヴと夕飯を食べて、手紙を書こうとイヴにおやすみの挨拶をして部屋に戻ろうとしたがイヴに呼び止められた。
「ユーリ」
「はい、なんでしょうか」
「今日は一緒に寝てくれないのか?」
イヴが置いていかれる子犬のような切ない顔をしていた。
そんな顔をされたら、一人で部屋に戻れない。
でも一緒に寝ると…また昨日のような事が起こるかもしれない。
イヴが俺を好きでも、まだ俺達は恋人同士ではない。
俺もイヴの事、好きだって思って両思いでもその時言葉に詰まってしまう。
両思いでも、一歩が踏み出せない俺は臆病者だ。
「俺達、恋人同士じゃないし…別々の方が」
「じゃあ恋人になろう」
「えっ!?そんなにあっさりしてていいんですか?」
「ユーリ以外には言わないよ」
イヴの言葉に心臓がトクンと脈打った。
さすが少女漫画ヒーロー、ときめかせるのが上手いんだな。
イヴは「恋人になろう」ともう一度口にした。
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