普通に生きたい

道真

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四歳です…②

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さて、予定よりも速く文字を覚えているので同時進行で数字の勉強も初めている。

数字については完全に平気だった、身構えていたが平気だった。
前世で使っていた1、2、3、という数字だった。

10の位、100の位などの大きい数字も同じように数えていくようで、直ぐ終わってしまった。

だが、知っている事とはいえ、数字について完全にヤラかしてしまったようだ。

アルバイト君の反応が可笑しい、最初は信じられないような目で見られていたが、最後のほうでギラギラしたような目で見ていた。

キラキラじゃあない、完全にギラギラしていた。
あの目は知っている、ロアナがたまにラダンを獲物として観察していた目だ!

恐らくアルバイト君が自分の功績の為に使えるとか考えている?

だが完全に数字だけの事だし、文字の勉強が未だ終わっていない、日本で言うあいうえおの勉強中だ、単語の勉強も始まっていないからあまり期待しないでほしい。


という事で、文字について少し遅く覚えるようにしている、単純に質問してきたらわざと間違えているが何気に効いている。

ギラギラがだんだん勢いを無くし、最近はしょんぼりした目に変わっている。

まあ、数字を2日で覚えたのに文字は2週間ぐらい経っているしね!

普通は1週間と少しで覚えているらしいから、
十分遅いぐらいだろう。

え?情報源はいつものメイドさん達ですね!


まあ、1ヶ月とかあまりに遅いとアルバイト君がダメ判定くらってクビに成るらしいから、次のテストで満点合格するか。


あ、アルバイト君の紹介をしていなかった。
名前はスミス・サンジェル君17歳、王国でも大貴族になるサンジェルマン公爵家の分家の1つで爵位は男爵家。
由緒あるお家だ。

だが本当に遠い遠い親戚っていう感じなので、あまり経済的に余裕が無い。


持っている領地も小さいらしく、次期男爵である長男と非常事態用の次男、末っ子の妹の3人を手元に残すのが精一杯、カツカツな生活という事。


家族構成は、父親と母親、兄が5人に妹が1人らしい。
 
容姿は、茶髪に青い目で王国でも最も多いと言われる色の組み合わせ。
丸顔の丸い目で家族全員ソックリ、らしい。


兄5人全員兵士として働き、貯金や仕送りをしている。
長男と次男は退職しているが、騎士に昇格していたかもしれない剣の腕前とか。
3男と4男もなかなかに兵士として将来有望、5男は衛生兵で働いている。


剣の才能が無いなら5男と同じ衛生兵を目指せばいいと思うが、目指せない理由があるらしい?
何故か教えてくれない。


妹は1歳の幼女ちゃん、兄弟全員メロメロで結婚資金の為に一層頑張って働いてる。

アルバイト君が教師を目指したのも、貯金の為らしい。


以上の情報はアルバイト君本人に聞いたので、
間違いないだろう。

たまにはメイドさん達ではなく、本人に聞いた。

やっぱり信憑性があるなあ。

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