4 / 25
第4話 お弁当
しおりを挟む
チャイムがなり、授業が始まる。
ぼーとしながら授業が終わるのをとにかく待つ。
そして当てられないように祈る。
幼馴染はいきなり当てられても完璧に答えを
言っていた。
相変わらずクラスメイトから
尊敬の眼差しを開けていた。
そして俺は目つきが悪いという理由で
当てられ、答えられずに冷ややかな目でみられた。
そして幼馴染が吹き出しそうな顔をしていたのを
俺は忘れない。
長い長い授業が終わり、弁当の時間になる。
いつも通り外の誰もいない所に行き、
1人でご飯を食べる。
最近のお気に入りの場所は体育館裏だ。
タバコが何故か落ちているが誰も来なくて
安心できる。
幼馴染はというと
クラスメイトや他クラスから誘われまくっていて
大変そうだった。
人気者は大変そうだしそう考えると
陰キャは楽だなと考えてながら
体育館裏へ行くと…
「あっ」
「あっ」
先客がいた。
見たところ後輩の1年女子だった。
第一印象は巨乳で第二印象は可愛いだった。
「あ、すみません今日は別のところで食べます。」
「あ、あ、あ、いっいえ私が移動します!」
「早い者勝ちだからいいですって」
「いっいえ 本当に移動します!」
うわー面倒くさいタイプだ
だが気持ちはわかる
何故なら俺も陰キャだからだ
「じゃあもう一緒に食べますか?」
「ぇっえっえー、はっはい私でよければ…。
そうして食べ始めることにしたが…
会話がない
当たり前だ、喋れないから隠れて食べるのだ
ここで高校生活のことを聞いたりしてはダメだろう
普通の高校生相手なら大丈夫だが、相手は
体育館裏で食べるような陰キャだ
こういうのは逆効果だ
こういう時は喋らないことが一番
それが一番安心するものだ
しかしこの子めちゃくちゃ可愛い
幼馴染と良い勝負じゃないか?
だが幼馴染とは対照的な高校生活だ。
この感じはおそらく…クラスで女子グループから
除け者にされているやつだ。
可愛い女子はコミ力が無いとクラスの女子から
いじめられやすい。
幼馴染はコミ力があったため人気者なのだ。
俺みたいなフツメン陰キャのような救いようが
ない人間ならある意味無敵だが、
こういう系は高校生活が辛いものだ。
「あっあの…
ありがとうございました。」
「ん?」
「私誰と一緒に食べたことがなくて…
憧れていたんです。
あっ! すみません
こんなこと言ってもわかりませんよね…
「気持ちは死ぬほどわかる」
えっ?っと言っているような顔をしている。
「俺だって友達がいないからここで
食べているんだもん。」
「そっそうですか…
私と同じですね」
そう言ってその子は笑った。
その後色々と話し、また明日も一緒に
食べると約束して解散した。
そういや多分俺も初めてだったな
誰かと一緒に食べたのは…
幼馴染とは…食べたことあったっけ?
どうだっけ…?忘れたが
あいつ人気者だし多分ないかな
そんなことを思いながら教室は戻った。
ぼーとしながら授業が終わるのをとにかく待つ。
そして当てられないように祈る。
幼馴染はいきなり当てられても完璧に答えを
言っていた。
相変わらずクラスメイトから
尊敬の眼差しを開けていた。
そして俺は目つきが悪いという理由で
当てられ、答えられずに冷ややかな目でみられた。
そして幼馴染が吹き出しそうな顔をしていたのを
俺は忘れない。
長い長い授業が終わり、弁当の時間になる。
いつも通り外の誰もいない所に行き、
1人でご飯を食べる。
最近のお気に入りの場所は体育館裏だ。
タバコが何故か落ちているが誰も来なくて
安心できる。
幼馴染はというと
クラスメイトや他クラスから誘われまくっていて
大変そうだった。
人気者は大変そうだしそう考えると
陰キャは楽だなと考えてながら
体育館裏へ行くと…
「あっ」
「あっ」
先客がいた。
見たところ後輩の1年女子だった。
第一印象は巨乳で第二印象は可愛いだった。
「あ、すみません今日は別のところで食べます。」
「あ、あ、あ、いっいえ私が移動します!」
「早い者勝ちだからいいですって」
「いっいえ 本当に移動します!」
うわー面倒くさいタイプだ
だが気持ちはわかる
何故なら俺も陰キャだからだ
「じゃあもう一緒に食べますか?」
「ぇっえっえー、はっはい私でよければ…。
そうして食べ始めることにしたが…
会話がない
当たり前だ、喋れないから隠れて食べるのだ
ここで高校生活のことを聞いたりしてはダメだろう
普通の高校生相手なら大丈夫だが、相手は
体育館裏で食べるような陰キャだ
こういうのは逆効果だ
こういう時は喋らないことが一番
それが一番安心するものだ
しかしこの子めちゃくちゃ可愛い
幼馴染と良い勝負じゃないか?
だが幼馴染とは対照的な高校生活だ。
この感じはおそらく…クラスで女子グループから
除け者にされているやつだ。
可愛い女子はコミ力が無いとクラスの女子から
いじめられやすい。
幼馴染はコミ力があったため人気者なのだ。
俺みたいなフツメン陰キャのような救いようが
ない人間ならある意味無敵だが、
こういう系は高校生活が辛いものだ。
「あっあの…
ありがとうございました。」
「ん?」
「私誰と一緒に食べたことがなくて…
憧れていたんです。
あっ! すみません
こんなこと言ってもわかりませんよね…
「気持ちは死ぬほどわかる」
えっ?っと言っているような顔をしている。
「俺だって友達がいないからここで
食べているんだもん。」
「そっそうですか…
私と同じですね」
そう言ってその子は笑った。
その後色々と話し、また明日も一緒に
食べると約束して解散した。
そういや多分俺も初めてだったな
誰かと一緒に食べたのは…
幼馴染とは…食べたことあったっけ?
どうだっけ…?忘れたが
あいつ人気者だし多分ないかな
そんなことを思いながら教室は戻った。
10
お気に入りに追加
17
あなたにおすすめの小説
女子高生は卒業間近の先輩に告白する。全裸で。
矢木羽研
恋愛
図書委員の女子高生(小柄ちっぱい眼鏡)が、卒業間近の先輩男子に告白します。全裸で。
女の子が裸になるだけの話。それ以上の行為はありません。
取って付けたようなバレンタインネタあり。
カクヨムでも同内容で公開しています。
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
ハーレムに憧れてたけど僕が欲しいのはヤンデレハーレムじゃない!
いーじーしっくす
青春
赤坂拓真は漫画やアニメのハーレムという不健全なことに憧れる健全な普通の男子高校生。
しかし、ある日突然目の前に現れたクラスメイトから相談を受けた瞬間から、拓真の学園生活は予想もできない騒動に巻き込まれることになる。
その相談の理由は、【彼氏を女帝にNTRされたからその復讐を手伝って欲しい】とのこと。断ろうとしても断りきれない拓真は渋々手伝うことになったが、実はその女帝〘渡瀬彩音〙は拓真の想い人であった。そして拓真は「そんな訳が無い!」と手伝うふりをしながら彩音の潔白を証明しようとするが……。
証明しようとすればするほど増えていくNTR被害者の女の子達。
そしてなぜかその子達に付きまとわれる拓真の学園生活。
深まる彼女達の共通の【彼氏】の謎。
拓真の想いは届くのか? それとも……。
「ねぇ、拓真。好きって言って?」
「嫌だよ」
「お墓っていくらかしら?」
「なんで!?」
純粋で不純なほっこりラブコメ! ここに開幕!
【R15】【第一作目完結】最強の妹・樹里の愛が僕に凄すぎる件
木村 サイダー
青春
中学時代のいじめをきっかけに非モテ・ボッチを決め込むようになった高校2年生・御堂雅樹。素人ながら地域や雑誌などを賑わすほどの美しさとスタイルを持ち、成績も優秀で運動神経も発達し、中でもケンカは負け知らずでめっぽう強く学内で男女問わずのモテモテの高校1年生の妹、御堂樹里。親元から離れ二人で学園の近くで同居・・・・というか樹里が雅樹をナチュラル召使的に扱っていたのだが、雅樹に好きな人が現れてから、樹里の心境に変化が起きて行く。雅樹の恋模様は?樹里とは本当に兄妹なのか?美しく解き放たれて、自由になれるというのは本当に良いことだけなのだろうか?
■場所 関西のとある地方都市
■登場人物
●御堂雅樹
本作の主人公。身長約百七十六センチと高めの細マッチョ。ボサボサ頭の目隠れ男子。趣味は釣りとエロゲー。スポーツは特にしないが妹と筋トレには励んでいる。
●御堂樹里
本作のヒロイン。身長百七十センチにIカップのバストを持ち、腹筋はエイトパックに分かれる絶世の美少女。芸能界からのスカウト多数。天性の格闘センスと身体能力でケンカ最強。強烈な人間不信&兄妹コンプレックス。素直ではなく、兄の前で自分はモテまくりアピールをしまくったり、わざと夜に出かけてヤキモチを焼かせている。今回新たな癖に目覚める。
●田中真理
雅樹の同級生で同じ特進科のクラス。肌質や髪の毛の性質のせいで不細工扱い。『オッペケペーズ』と呼ばれてスクールカースト最下層の女子三人組の一人。持っている素質は美人であると雅樹が見抜く。あまり思慮深くなく、先の先を読まないで行動してしまうところがある。
校長先生の話が長い、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
学校によっては、毎週聞かされることになる校長先生の挨拶。
学校で一番多忙なはずのトップの話はなぜこんなにも長いのか。
とあるテレビ番組で関連書籍が取り上げられたが、実はそれが理由ではなかった。
寒々とした体育館で長時間体育座りをさせられるのはなぜ?
なぜ女子だけが前列に集められるのか?
そこには生徒が知りえることのない深い闇があった。
新年を迎え各地で始業式が始まるこの季節。
あなたの学校でも、実際に起きていることかもしれない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる