【完結】目が覚めたら縛られてる(しかも異世界)

サイ

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最終話

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 部屋に戻るとジュリアスは椅子に腰掛け、長い間考え事をしているようだった。
 俺はというと、部屋の中を色々と探索してみるが、それこそホテルの一室みたいに何もない。本当に俺の部屋なのかなっていうくらい物がなかった。すぐに飽きてテラスに出た。お昼ご飯までもう少しある。
 圧倒される異世界の景色にぼーっとそれを眺めながら、これからどうしたものかと考えてみた。
 どうしたもんかと言っても、来世まで来ちゃったって言うんだからここで生きていくしかないんだよな。
 わからないことばかりで一から勉強しないといけないんだなあ。しかも。俺には役目が・・・はあ。
 盛大なため息をついたのと、背中に温かい感触を感じるのがほぼ同時だった。人影に見上げれば、ジュリアス。テラスの手すりにすっぽり挟まれる形で立つ俺の腕は、それを挟むようにして置かれたジュリアスの腕の半分とまではいかないがものすごく細い。
 ちょっと恥ずかしくなって腕を引っ込めて組む。
「寒いか?」
 そう言って自然にバックハグするの、やめてくれませんかね!誰も見ていなくても、ものすごい恥ずかしいんで。
「放っておいてすまない。少し、その・・・混乱していて」
 うお、耳元でめっちゃいい低音な声でささやかれた。
 見ると灰色の目とぶつかる。ち、近いな。でも珍しく即座に逸らされ、あれ、と思う。
「ジュリアス?」
「ああ」
「アスラがいなくなって寂しい?」
 ギョッとするような顔をされる。そんな驚くこと言ったかな。
「違うか。アスラの記憶がなくなって?いや、忘れられて、かな。ごめんね、俺、自分のことだけどよくわからなくて」
 ジュリアスが言い淀むのへ、取り繕うように続けた。
「俺は普通に日本で生きて暮らしてて、気がついたらここにいた、っていう感覚なんだけど。ジュリアスからしたら、一緒にずっといた人が、違う人間になったようなもんだし」
 とても大切にされているけど、それは俺へのものじゃないんだよな。そう思うと急に寂しいような気になる。
「アスラはあなたです」
 確信に満ちた言い方。でも。
 じゃあなんでそんなに寂しそうなんだよ。
「無理しないでよ」
 昨日からずっとうっとうしいくらいだったのに、記憶がなくなったって聞いたら突然ショックでよそよそしいじゃん。
 顔にでっかく悲しいって書いてる。
 そう思ったら、この場にいたくなくて。俺はジュリアスの脇から抜け出て、部屋の中に入った。
 なんなら出て行こうかなと思ったけど、さっきの城の中の人たちの反応を思ったら、それもためらう。結局、ベッドにダイブした。
 このまま昼寝しようかな。
「アスラ・・・すまない。怒っているのか?」
 なんで俺が怒るんだよ。
「いや、無理もない。あなたの方が混乱しているだろうに、私が、あなたのことをちゃんと・・・悪かった」
「怒ってないよ」
 体を起こしてジュリアスを見ると、彼はベッドサイドに跪いていた。何への謝罪なんだろ。誰への。
「しかし・・・」
「それさ、やめてくれないかな!」
 自分でもちょっと大きい声が出た、と思った。
 あ、と思ってジュリアスを見ると、一瞬この世の終わりのような顔をしていた。すぐに持ち直し、唇を引き締めてこちらを見返す。
「すまない。気に入らないところは言って欲しい。直すから」
 違うよ。そんな顔をさせたいんじゃないって。
 なんでそんな、捨てられた子供みたいな顔してるんだよ。
 ああ、そうだ、このひとは「俺」から、ずっと拒絶されてたんだ。それでも縋り付いて、ご機嫌を取って。
 自分を憎んでる奴を抱かないといけないって、どんな気分だったんだろう。
「ごめん、ジュリアス。大きい声出して。違うんだよ。嫌なところなんてないよ。ただ、俺のことばかりだから。そんなに気を遣わなくていい、って言いたかっただけなんだ。怒鳴ってごめん」
 努めて優しい声を出したつもりが、ジュリアスはますます表情を固くした。握った手が白くなってる。痛々しくて、その手に俺の手を重ねた。
「ジュリアス?大丈夫?」
 ジュリアスは首を振った。
「私は、あなたからそんなふうに言ってもらえるような人間では」
 絞り出すような声だった。
「あなたこそ、気がつけば昨夜、急にあのような目にあったというのに・・・こうして私のことを気遣って。そんな優しいあなたに引き換え、私はいつもあなたから、奪い、踏みにじるばかりでーー」
 ジュリアスの手は震えていた。
「あなたを消したのは私だ。この呪われた、汚らわしい私がそうさせた」
 ジュリアスがそっと俺の手を取った。そのまま俺の膝の上に手を置いて、スッと離れていく。
「消えるべきなのは私だというのに」
 俯いて表情は読めない。でもそれは拒絶にも思えた。
「生きていて、申し訳ない・・・」
 消え入りそうな声に、俺は愕然として何の反応をすることもできなかった。
 それはジュリアスが、アスラにいつも思っていた、でも決して言ってはいけないと封じてきた言葉。そのアスラが消えたと聞かされて、口をついて出てきてしまう初めての懺悔。
 俺は必死なジュリアスの瞳に、魅入られるように目が逸らせなかった。
 ジュリアスを見つめながら、いつの間にか大粒の涙がぽろぽろと溢れているのがわかる。なんの涙かわからない。ただ悲しくなった。
 ジュリアスが目に見えて狼狽した。大きな身体を落ち着かなく動かす。
 外ではあんなに威厳のある人が。騎士だとか、王の兄だとか立派な肩書もある、文字通り大の男が。
 そっか。なんだ、俺にがっかりしたんじゃない。消えたアスラへの罪の意識とか、自分への後悔とか、それで呆けてたんだ。
 この人は必死で俺に向き合ってる。
「泣くな、アスラ。あなたに泣かれると、もうどうしていいか」
「ジュリアス」
 俺はジュリアスの綺麗な顔を両手で挟んだ。
 ジュリアスの瞳が見開かれた。灰色の綺麗な瞳からは涙が溢れそうになっていた。
「俺も、ジュリアスが泣いたら、苦しい」
 瞳が揺れる。安心して欲しくて、俺はできるだけ明るく笑った。
「ジュリアスに笑ってほしい」
 息を呑むのがわかった。綺麗な顔が歪みかけて、ガバリと抱きしめられる。
「アスラ・・・!」
 つ、強い。苦しいほどの抱擁に声をあげそうになるが、ジュリアスが必死で泣くのを我慢してるんじゃないかと思って、黙っていた。
 ぽんぽん、と背中を叩いてやると、ジュリアスは大きく息を吸って、吐いて。徐々に抱き締める力を弱めたものの、解放されることはなく。
 長い間抱きしめられていた。
 

 その後、ようやく落ち着いたジュリアスは、ベッドに腰掛け、そのままくるりっ、と俺を抱き抱えた。
 いやこれ、お膝抱っこじゃん。親が子供にするやつじゃん。
 拒否するタイミングを逃した感じで黙っていると、ジュリアスはそれはもう嬉しそうに頬だの髪だのを休みなく触ってくる。
 はいはい、いいですよ。アニマルセラピー的なやつね。
 がっつり左手で腰をホールドされつつ。
 膝の上なのに俺の頭が、鎖骨あたりって、なんなの。やけになって頭をもたせかける。
 ジュリアスの大きな手が俺の頬で止まった。
「この小さな美しい宝石を守り、慈しみ、誰にも触れさせないように大切に大切にしたかったんだ。楽しいことも、驚くようなことも、たくさんのことを共に過ごしたかった」
 過去に思いを馳せているのか、ジュリアスは己の手をじっと見つめている。
「もともと私は、初めて会った時からあなたを甘やかして、どうしようもなく愛したかった」
 見上げると目が合う。ジュリアスの目は穏やかで、苦笑のようなものをもらした。
「私の全てを捧げたかった。あなたは、私を救ってくれたから」
 だけどアスラは何も許さなかった。
 初めから最後まで拒み、憎み、否定した。
 きっとそれだけ彼に取っては地獄だったんだろう、と。
「今日からは、許されるならそれをさせてほしい」
 それだけ言って黙り込んでしまったジュリアスの、体温だけが伝わってくる。胸の鼓動が聞こえる。
 ――うん、俺、この場所が嫌じゃないよ。
「憎しみだけじゃなかったと思うよ」
 多分、だけど。でも確信のようなものがあった。
「そりゃ、つらくて足掻いて、散々酷いことになったと思うんだけど。でも、最期の選択は貴方を生かそうとしてるから」
 自分を消そうと思うなら、自決の方法はいくらでもあったはずだ。魔法は別格って言ってたもん。
「自分の存在がなくなったら、ジュリアスが生きていけないから」
「いや、まさか・・・。アスラは心の底から私を憎んでいた。身体を残したのは、国の為だと――」
「それはどうかな。むしろ国や一族を恨んでたと思うよ」
 アスラは一切、この世に執着がなかったんだと思う。それはこの部屋を見ればわかる。アスラの私物は一切ない。それも、整理したとかじゃない。5歳でここにきてから今まで何も残してこなかったのだ。
 物にも人にも執着しなかった。拒絶してきた。十数年生きてきて一つも自分のものがない世界なんて、俺には想像がつかない。
 そのアスラがたった一つ残したものが、ジュリアスなんだ。
 ここへ来るまで散々葛藤して、それでやっと辿り着いたんだろう。
 きっとこの方法を見つけた時、これだ、って思ったんじゃないかな。
 これだけ熱烈な愛を感じなかったわけないし、それを何年も受けて憎み続けるのはもう限界だったんだ。
「掛け違ったボタンを直す方法だったんだよ。いいじゃん、俺がそう言ってるんだから、そういうことにしようよ」
 ジュリアスを守って、ジュリアスの愛する存在を遺しておける。自分じゃ無理だから、自分の代わりに、肉体だけじゃなく魂も。
「アスラ。君って人は・・・」
 はあ、とジュリアスは息を吐いた。その声音が先程より明るくなってるのを感じて、俺まで嬉しくなる。
 俺に何の伝言も残さず、消えたアスラ――。何も継がず、好きに生きろと言われているような気がする。
 だから俺も大切にしようと思う。
 過去の、未来の俺がたった一つ、心を壊してもギリギリで守ったこの人を。
「俺も、あなたを大切に思う。あなたを癒したい。一緒に生きていきたい」
 まだもらう愛を返すとまでは言えないけど。とても大切には思うから。
「ああ、アスラ・・・!」
 ジュリアスの手に力が入る。腰を掴まれ、後ろ髪を掴まれた。自然と上を向く開いた唇に、ジュリアスの熱い口付けが降り注いだ。
「んっ、あ、ジュリ・・・んんっ」
 すぐにジュリアスの舌が、熱烈に俺の舌を絡め取って吸い取る。13年分の愛を全て、一気に伝えたいと言わんばかりだった。
「んむ、ん、ーーっあ、ん」
 喋ろうとしても、喘ぎ声のようなものが出るばかり。体も微動だにできない。離れようとすればますますのけぞって、深く舌が入ってくるばかりだった。
 涙目になって、息も絶え絶えになって。視界は霞むのに、必死なジュリアスの瞳だけははっきりと目に入る。
「んあっ、・・・はぁ」
「アスラ。誓う。この命のある限り、愛し続ける。私の全てをあなたに捧げると」
「んうっ。――わかった、わかったから、ちょっと待って!!」
 ああもう、変な声出た!やなんだよほんとこの声。
 息を整えてから軽く睨むが、何その幸せそうな顔。でかい体で頬染めても可愛くはないからな。
 一緒に頑張ろうね、うん、抱き合って感動、でよくないか?キスいらないよな。
「あのさ、過剰なスキンシップは、俺も、慣れてないので、控えてほし――ふぁんっ」
 え、何この声。どこから出た?俺か。
 し、信じられない。
 思わず口を押さえる。これ以上変な声を出すわけにはいかない。今更かもしれないけど。
 今のは、俺が控えてほしいと言ったから、ジュリアスは離れてくれようとしただけだよね。なのに俺が、離れるときにジュリアスの指が、首筋だとか、腰をくすぐるように当たった手とかに勝手に反応しただけで。
 なにそれ、めっちゃ恥ずかしい。
 両手で顔を隠す。熱い。
「もう嫌だ・・・恥ずかしい」
「アスラ?何が恥ずかしいんだ?」
 本当にわからない様子で聞いてくる、その声!やめてその低音ボイスと吐息が・・・首に当たっただけで、びくりと体が跳ねた。
「アスラ・・・そんなに煽情的なうなじを見せられたら、私も我慢するのが難しくなるんだが」
 ちゅ、と首筋に軽いキスを落とされる。
「あ、ぁっ、んう・・・ふ」
 びくびく、と体が跳ねる。
 待って。何これ。あ、熱い。
 この感じ・・・前にも。
 ここまで思って、はたと気づく。
「体液の、交換―――!!」
 歯を食いしばってジュリアスを見上げた。食いしばってないと変な声が出る。
「あ、すまない。つい」
 出た、またつい!!
「つい、じゃないよね。ついやることじゃないよねキスって!もう何から突っ込めばいいの?」
「突っ込む・・・?」
「待て待て待て、まって!何でそこ切り取るの?そうじゃない、落ち着こう、一旦落ち着こう、ね、ジュリアス」
 わかってるよ。息荒くはあはあ言ってるの、俺の方だよね。落ち着きたいんだよ俺も。
 半ばパニックになって涙目になってしまう。
 そんな俺を、ジュリアスはそっと、壊れ物を包むように抱いた。
「すまない、アスラ。大丈夫、何もしない。あなたの嫌がることはしたくない。だから、落ち着いて。離れて欲しかったら、出ていくから」
 ジュリアス・・・おまえ・・・いいやつじゃん!
 だってさっきからめっちゃ当たってるよ固いのが。鼓動も2倍くらいになってるし。
 なのに耐えるって。出ていくって。
 紳士・・・っ!
 はあー、と深呼吸を繰り返す。
「ごめん一人で慌てて。――出て行かなくていいよ。ここにいて」
 ここにいて。その一言がどれほど嬉しいんだろう。
 ジュリアスはほころぶような笑顔で、頷いた。目が潤んでるような気もする。
 そばにいるだけで満足だって、幸せだって全身で言ってる。
「では、こうして落ち着くまで待とうか」
 ちゅ、と髪にキスを落とされ、ずくん、と体の奥から反応する。
 俺は頭を抱えた。
 ジュリアスの腕の中で、熱が冷めるのを待つか、いっそこのまま・・・?
 顔が真っ赤になってるのがわかる。ジュリアスの顔も、自分の顔ももう見れない。両手で顔を隠して、熱い息を吐いた。
「はー、それはそれで、拷問」
 俺の言葉にジュリアスは驚いたようだった。よしよし、と背中を撫でる手を一瞬止めてから、くすくすと笑う。
「アスラ。困る。そんなことを言われたら。私は我慢できない」
「えっ、いや、ごめん、ちょっと待って。そんなつもりじゃ」
 また慌て出す俺を見て、ジュリアスはまた嬉しそうに笑った。
「大丈夫だ、いくらでも待つから」
 これまでずっと待っていたんだから。
 ――そんなこと言われたら。
 俺は恐る恐る、顔から手を外した。
 灰色の瞳と目があって、その愛情に満ちた眼差しに、ああ、俺はこの目が好きかもしれない、と思う。
「じゃ、とりあえず、もう一回、キスだけ・・・」
 俺の方から熱に浮かされた精一杯の勇気を振り絞って、首に手を回し、唇を重ねた。
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