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死闘続発★ホモら共存編
★セッセッセッセ★
しおりを挟む「むりむりむりむり入らないって絶対無理だってさっきから言って、ぇ…!! うわぁぁぁぁぁぁぁぁ~……ッッッ!!!」
ずにゅぷぷぷ…
と無情にも挿入された古龍ちんこ。
男としての羞恥心は無くなったのでもう抵抗しない、と思ったら大間違いだ。
腹破れるだろってレベルの巨根を突き付けられたら、誰だって抵抗する。俺だって抵抗する。
「ぐぅ…ッ!! 素晴らしい締め付けだ…!!」
「か、はっ…! んぐ…無理だっで言っだのにぃー…!!」
「スマン! 早く堪能したくてな!!」
笑顔でそう言うセキの額には、汗が浮かんでいた。
動きたいのを我慢しているんだろう。なんだかんだで、セキは結構紳士だ。
「はふ…、んん……、…うん。もう大丈夫。…動いて良いよ?」
「!!! うぅ~~~~~愛いッ!!!!」
ゴチュンッッッ
「ぎゃあッ…!!」
上気した顔のセキに腰を打ち付けられ、潰れたカエルもビックリな情けない声を上げた俺。全然動いて良くなかった。
視界にお星さまが飛んでる。一瞬、前後不覚になって、でもセキのちんこがズルゥ~~~~と引き抜かれる感覚に正気に戻される。
『待って』って言っても待ってくれないのは、ガレやリイサスさん、ルークさん達で学習済みだ。むしろ相手を煽るだけ。
という事で、急いで次の衝撃に備えて目を瞑ったけど、俺を襲ったのは優しいピストンだった。
じゅぷん、じゅぷん、じゅぷん
「ひぅっ、うぅ~~…、ん…んむ、はぁ~~~…」
ぬるま湯に全身浸かっているような充足感…。いかにも乱暴ってキャラなのに、こんな時は優しいとか何それ素敵。惚れるんですけど。
他の奴らとヤった時は電流ビリビリビリビリィみたいな感じだけど、セキはシビビッて感じで…もう、なんか良い。100点満点。
特にセッセの激しいガレとリイサスさんとルークさん。どうかセキを見習ってくれ。
「はぁ…、はぁっ。つれないなコージ! 俺と致している時に他の男に意識を向けるとは!!」
「んぁっ…、ちがぅ…、セキのセッセ…、優しいなって思ってぇ…!」
「契約主を大切に扱うのは当然だ! それに、激しくしてコージに止まるよう命令されても切ないしな!!」
…あ、そっか。セキって一応、俺の従魔なんだっけ。俺が命令したら止まるのか…。
まぁ止めませんけどね。気持ち良いし。
「セキっ、セキぃ…! キスしてっ!」
セキの言った通り、この世界じゃ俺がビッチになってもおかしくない。…おかしくはないが、やっぱりずっと当たり前だって思ってた価値観はそう簡単に消えてくれる筈もなく、自ら男とのセッセを望むってのは、ちょっと恥ずかしいもんだ。
だから俺は誤魔化すようにセキと唇を重ねる。
うーん文章にすると官能的だ。実際はお子様バードキスなんだけどな。
「本当に愛いな…。愛しているぞ、コージ…!」
じゅぷぅっ
「わぁぁぁ…ッ!! ひあ、ぁぁ…!!」
優しく、しかし俺のイイ所を確実に捉えたピストン。その快楽に、腹も胸も脳もポッカポカ。うーん心地よし。
「愛い…愛いぞコージ…! 嗚呼まさか! この俺が人間に愛を囁く事になるとは…!! っは、マージを笑えんな…!」
「んっ、マ、ァジ? 序列あぁッ! ななじゅ、なな位の…?」
「あぁ! 友人の魔女だ! 人間なんぞに惚れた変わり者だと思っていたが…。よもや、俺やセイとオウまでコージにハマってしまった…!!」
「んふふ、んぁ…ッ、光栄ですなぁ、あッ!」
ぎゅーーーーっ
「んむぅ~~」
ちゅーーーーっ
「はむむっ」
わははすげぇ。今本物のカップルみたいなセッセしてるよ俺。すげぇなセキ。1万7千年の経験は伊達じゃないな。
「中は…、妊娠するんだったな! 惜しいが外に出そう!」
「んぇー!? 1%未満だぜ!? ふぁッ、別に中に出しても、んッ、良いって! なぁセキぃ…!」
「俺は古龍だ! 当然、強い生き物は子孫を残す力が強い! よって、俺が中に出した場合、通常は1%未満の確率でも、30%程度には高まるだろう!」
「外にお願いします!! へぁ…ッ!!」
およそ3分の1の確率で妊娠…? 古龍ってやっぱり恐ろしい。
………というか、生でセッセしてるけどこれ大丈夫なわけ? ゴム…、ゴムはないのか。
「万が一、コージを孕ませてしまったら、コージを想う者達や、セイとオウに半殺しにされるだろう! もしかしたら創造主ゼロアが出てくるやも知れん!」
「え~…、んッ、…マジかぁ。あっんぁぁッ」
…俺が子持ちになるだけの問題じゃないんだなぁ。
とか呑気に考えてるけど、今はセッセの真っ最中。珍しい事に俺も正気を保てている。本当に珍しい。
セキがそろそろ限界なのか、ピストンが速くなる。でもやっぱり優しくて、世界で91番目に強い古龍なんて嘘だろ? …ってぐらい、良い。
「ん、ぁっあっ…気持ちぃッ…! 気持ちいっ…あぅッ! あぁん…ッ!」
「コージはどこでも感じるんだな!!」
「ひんッ、そこぉ…あぁッ、せきっ、セキッ! そこっつらいぃ…」
「良いぞコージ! 出すぞ! 目を瞑れ!」
「んッ、ん~ッ! せ、ッセキぃッ、あッ、あッ…ぁあ俺もイく、イくぅ…~~~~ッッッ!!!」
ズボッとセキが俺の尻からちんこを抜いて、俺の顔と上半身にぶっかけてきた。と、同時に俺も射精。目は瞑ってたから大丈夫だけど、口には入っちゃった。ぐへぇ、にがい。
「はぁ…、はぁ…、はぁ…。ん…」
「はぁー…、嗚呼…絶景だな」
セキの精液にまみれた全裸の俺を見て、セキが満足そうな顔で頷いた。変態め。
………ま、まぁ悪い気はしませんけどね。
でも、ここはギルドの仮眠室だからそうもたもたしていられない。
「はぁ~…、あセキ。タオル取って」
「むッ!? 待て! あと10秒!」
「う、うん。10秒くらいなら別に良いけど…」
セキは俺をじっくり10秒眺めた後、渋々と言った様子でタオルを手渡してきた。
その白いタオルで精液を拭い、股を拭いて服をちゃっちゃと着る。
ルークさんが気付いてドアバーンってする前に、祈願魔法で部屋自体を綺麗にする。
……よし完璧! これで誰も俺とセキがセッセしたなんて分からない筈だ!
「コージ! これからどうするつもりだ!?」
「本の続きを読む」
「む! 精霊一覧か! どれ、俺の解説も交えてやろう!」
「助かる~」
結構後に気付いたんだけど、セキが俺を眺めていた10秒間。あの間に、セキのスキル『写し絵』で俺の様子を脳内に保存していたらしい。
勿論消すよう命令したけど、土下座みたいな体勢で懇願されて許してしまう事をこの時の俺はまだ知らない…。
********************
~その日の夜~
あーもしもしゼロアさん? います?
『なんだ』
あ、いた。暇なの?
『康治郎を殺した介入者の解析を進めていた所なのだが?』
…ごめんちゃい。
『それで、用件はなんだ?』
あぁそうそう。なぁゼロア、もし俺が孕んだらゼロアはどうする? っつっても別にどうもしないよな?
『……………』
今日さ、セキとセッセしたんだけど、俺が妊娠したらゼロアまで出てくるかも~ってセキが言ってたんだ。
でもゼロア、俺がスライムにヤられそうになってた時に見捨てたし、別に俺が妊娠してもノータッチだろ?
『…いや、古龍の子供を妊娠したのであれば、ノータッチという訳にはいかなくなるな』
えっ。…スライムの子供と何が違うの?
『古龍の子供を妊娠すれば、康治郎の寿命が伸びる』
マジで?
『人よりも平均寿命の長い種族との子供を宿せば、人の寿命は伸びる。短い種族との子供を宿しても人の寿命は変わらないが、スライムの子供を康治郎が宿した場合、康治郎の寿命は3年だった。住む環境が今より悪くなるからだ』
…………えーっと。つまり、ゼロアは俺が早死にするのはノータッチで、長生きするのには干渉してくるってこと?
『人としての寿命は全うさせてやるつもりだ。そなたは死後、私の元に来る手筈になっている。勝手に長生きされては私の元に来るまでの期間が伸び、私が困る』
……色々言いたいことあるけど、とりあえず2つだけ。…俺長生き出来ない?
『いや、私が定めた寿命通りに逝くのであれば、人間としては充分長生きな範囲だ』
そっか。
……じゃあさ、その寿命って、ゼロアが変えようと思えばいつでも変えられるの?
『…そうだな。変えられる。早死にしたくなければ、これ以上私に気に入られぬ事だな』
えっ! えっと、ゼロアのばーーか!!
『可愛いなお前』
……ガーン。
********************
補足説明
読まなくても大丈夫です。
神様は無数のパターンを想定して無数の寿命を定めています。
コージがスライムに襲われて妊娠した場合→3年。
コージがガレに拐われたまま、ガレの子供を妊娠した場合→36年。
コージがカイルとくっついて、○月○日に街に出掛けた場合→28年。
コージがセキの子供を妊娠した場合→180年。
コージが介入者に殺された時は、ゼロアでさえ想定していなかった死だったので、問題になりました。
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