異世界転移したんだけど周りが全員過保護なホモだった件

メル

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死闘続発★ホモら共存編

★俺の寝てる間に大変な事に★

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くちゅくちゅ…

「ひょええええ…ッ!」

えーっと、なんて言うんだっけ? 立ちバック? そうだ、立ちバックだ。
木に手を付けた立ちバックの体勢で、俺はロイにちんこをしごかれていた。
強弱の付け方がなんとも上手くて気持ち良い。んで、尻穴がひくひくしてきた気がするけど絶対に気のせいだ。長くて太くて硬くて熱い棒が欲しいとかそんな訳がない。

「…すごい。俺の手、コージのエッチな愛液でぐちゃぐちゃ…。コッチも、俺を誘ってるみたいだ…」

「分かってるから! 分かってるから言うなぁぁぁぁッ!!」

もうっ、コージくん恥ずかちぃよぅ★
……とかぶりッ子っぽく恥じらえたらまだ救いがあったのに!! 俺がまともな思考回路の持ち主のせいで!! とんだ羞恥プレイじゃ!!

「触ってないのに、コッチ、濡れてる…」

後ろでロイがはぁはぁ言いながら、俺の尻穴をソッと撫でた。
くちゅって音が聞こえた気がしたけど絶対に違う。俺の尻穴は出す為にある。挿れる為に濡れる訳が無い。
だって、濡れるなんて…、ますますおんにゃの子みたいじゃん…。

つぷぷぷ…、ぐにゅんっ

「んぎッ!?」

「……もう挿りそうだ…」

じゅぷじゅぷぐにゅんぐにゅん

「挿らない挿らない!! …挿らない…よな?」

ロイのちんこ、でかい部類だとは思うけど、18歳っていう若さのせいか、ルークさんやジャックさん、ガレやカイルには及ばないサイズだ。だからもしかしたら、ほぐさなくても…。………うん、やっぱ挿れそうでもほぐしてほしい。

「そこ疑問形なんだな。…時間も無いし、挿れる」

ズブ……バヂュンッ!!

「まっ…!! でぇぇぇぇ……ッ!!!」

俺の制止の言葉も虚しく、ろくにほぐされなかった尻穴に、ロイのちんこが突っ込まれた。

パンッパンッパンッパンッ
ばちゅっばちゅっぐちゅっぐちゅっ

「うぉぉ…ッ! コージの中…すご…ッ!」

「あぁぅぅッ…ぞごぉッ、らめッ! …待っで、ていったッ…のにィッ」

「ずっと、使ってるみたいな…。まるで、お嫁さんだ。コージの旦那様ちんこ、気持ち良い?」

ドチュッドチュッドチュッ

「ぉっおぐぅッ!! ふかッ…ひぐゥッ! あぁうッ!! 俺が、旦那なのにぃ……俺おどごなのにぃッ!!」

「違うよ。コージがお嫁さんで、俺が旦那様だよ。コージは俺と、俺のちんこが好きなんだから。好きだよな? 好きって言えよ」

がちゅんっがちゅんっ
バンッバンッバンッバンッ

何だかスゴい音してるけど俺の尻生きてるか。何かと合体してないか。……あ、ロイと合体してるか。

ロイが俺の上半身を抱きしめた形の立ちバックで、ガスガス突いてくる。少し下から、角度をつけて俺を思いっきりガスガスガスガスガス爆発。
ロイの奴、完全に俺の事を所有物みたいに扱ってる。不満だけど、俺をぎゅーっと抱き締める男らしい筋肉質な腕とか、俺を突き上げる雄の象徴とかに、俺よりも上位のヒエラルキーに所属する雄なんだって分かっちゃって、嫉妬とか嫉妬とか嫉妬とかで内心はヤバかった。あと嫉妬もな!

「やぁぁぁっ、あぁッ!! 好きッ、好きだけどぉッ! お嫁さんじゃないぃッ! いぃッ!?」

「違う。コージは俺のお嫁さん…。ずーっと俺のお嫁さんなんだ」

「んにゃッ! やだぁ……、お嫁さんやら゛ァッ! わぁんッ! らめ、も…イぐぅッ!! イぐッイぐッ…いっちゃぁぁあ…ッッ!!!!」

「…ぐぅッ、俺も、イく…。 コージの中に、全部注ぎ込む…ッ! 絶対孕ませてやる…ッ!!」

ロイの言葉通り、硬化&高速化していくロイのちんこ。ロイに愛されまくってます★ってマーキングされてるような気がして、謎の優越感と愛しさが込み上げてきたが、それには気付かないフリをして首を横にイヤイヤを振って見せた。

「やら゛ァァ!! 出さないれッ! 孕むぅぅぅッ! 本当にお嫁さんにィィ…ッ!!」

ごちゅっごちゅっごちゅっごちゅっ
ぱちゅんッぱちゅんッパンパンパンパン

俺のちんこ、元気いっぱいに上下にぷるんぷるん振り乱れながら先走りを飛ばしまくってる。アホっぽい。悲しい。
ロイのカウパーと腸液で尻穴の結合部は白く濡れ、ピストンは勢いを増し、俺の結腸をノックして、さらに強くチンコが押し込まれた。潰れたカエルみたいな声が口から溢れて目の前が白くなっていく。

「ぐ……ッ!! イく…!! コージ、出すから受け止めて!!!」

「ひぃッ!! やら゛ッやめ…ッッ!!」

ドクッ、どくん…、びゅぅぅぅ…

ハーヴィーを飲んでない事すら忘れて、俺は中に出されるロイの精液をたっぷりと味わい、白目を向きかける。
……おいマヌケって言うな。

「あぁぁ…ッ! …あ゛がッ…!! あつッ…せーしがッ…くるじ…ッ!!」

「~ッ、はぁっ…、…こんなに射精が気持ち良いの、初めて…。……はは、コージもたくさん出したね。腹の中、俺の精液で満ちて気持ち良いだろ? な、お嫁さん?」

「うぅぅッ…おとこなのにぃ…! すっげー気持ち良かったぁ……」

女の子のお嫁さん扱いされて、みっともなくグスグス泣きながら白状すると、出したばっかのはずのロイのちんこが俺の中でズグンッと大きくなった。

「…ッッッッ!!!! くそ…、不意打ちのデレ、卑怯だ…!! これじゃあますます………ん? まだ中、唸ってる…。 俺の精子、頑張って吸収してる…。可愛い……エロい…」

「あぅッ! ぐ、ぐりぐりすんなぁ…ッ! また、気持ち良くなっちゃ……!」

「…ッッッ!! ……はぁ…どれだけ煽れば気が済むんだコージ…?」







この後3回犯された。









********************




「………いるんだろ」

小川で体を洗ったコージが気絶するように眠った後、俺は近くの木陰に声をかけた。
数秒経って現れたのは、額に青筋を立てたあの盗賊頭。
1度目、コージに挿入する時点で気配に気付いたが、コイツはずっと俺達を見張っていた。てっきり、俺とコージの愛の営みを邪魔するつもりだと思っていたが、時々殺気が飛んでくるぐらいで、直接的な手出しは無し。結局、コージに4回種付けした後も、決して姿は見せず。俺が1人になったところを始末するつもりかとも思ったが、今の盗賊頭からそんな素振りは見られない。
目的が気になった。

「流石はA級冒険者。気配の察知くらいは出来るか。ただ気付くのが遅過ぎだぜ」

「………何のつもりだ」

「結論を急ぐな。テメェはテメェの気持ちの整理に集中しろ。……なァ、コージの事、愛せるか?」

「………? 当然だろ。もうコージ以外愛せない」

「……そうか、なら良い」

満足げにふっと笑った盗賊頭。その真意が分からずに不審な目で見ると、盗賊頭は気持ち良さそうに眠るコージを撫でながら挑発するような瞳で俺を見詰めた。

「ビーターって名字、どこかで聞いた事あると思ったんだが…、まさかあの英雄一族の末代だとはなァ」

「………!!」

「祖父は英雄ニコラス・ビーター、父は伝説のS級冒険者の1人、兄はあのアルバート・ビーター…。すげェな。期待値爆上がりじゃねェか」

「……っ」

家族…、ひいてはコンプレックスまでを言い当てられ、俺は動揺した。そんな俺を見て盗賊頭は愉快そうににんまり笑う。荒ぶる心情を抑えて何故知っているのか、という意味を込めて睨めば、盗賊頭は優しくコージの額にキスを落とした。
…………………イラッ。

「俺達は俺達で独自のルートがある。1人の人間の素性を探るなんざ半日もあれば可能だ」

「……………で、なんで俺の素性を探った」

「コージの側に素性の知れねェ奴を置くわけねェだろうが」

「………だから、何が言いたいんだ。素性を解き明かした事を伝えにきただけじゃないだろ」

経験豊富で計算高いこの盗賊頭が、わざわざそんな面倒な事をする訳がない。意味も無いし、俺に警戒心を抱かせるだけだ。

「コージの後ろ楯が欲しい」

「…後ろ楯」

「コージはほんっっっとうに規格外だ。古龍の一件で、お前もそれは理解したな?」

「……ああ…」

「これから、コージは身分種族関わらず、色んな奴らに命や力や尻を狙われる。これはコージがこの世界で自由に過ごす以上、確定事項だ。そしてその時にコージを守る権力が必要になるのは、冒険者だって分かるだろ」

「………俺の家族に、後ろ楯になれと?」

「出来ないのか?」

「出来る。祖父も父も兄も、絶対にコージを気に入る。……が、1度会わせないと…」

「…囲われねェよう要心しなきゃな……」

序列入りと契約したんだから、兄さんはもうコージの事を知っている筈だ。
じいさんも父さんも面食いだし、コージに迫る可能性が高い。むしろ俺からコージを取り上げて、勝手に求婚しそうだ。ギルマスやリイサスさんも怒りそうだし…。
………心配だな…。コージ、俺のお嫁さんになってくれるかな…。なってくれなかったら…。……………………。

「……でも、お前がセックス中に邪魔してこなかったのは意外だった」

「…………そうか?」

「すぐにでも殺してきそうな雰囲気だったのに」

俺の言葉に、盗賊頭が顔を歪めてチッと舌打ちをした。

「今すぐにでも殺してやりてェよ。テメェの存在そのものを無かった事にしてやりてェ」

「…………」

「が、そんな事をすればコージは泣く。テメェの家族っていう有力なツテも手放しちまう」

「……セックスを邪魔する事くらいは出来ただろ」

「テメェが家族への交渉を断った時『コージを抱いた癖に』って脅すつもりだったんだよ」

「………流石、盗賊頭」

「褒め言葉として受け取っておく」

この男もコージを想い、コージの幸せを思い、最善を尽くしているのだと、思い知った。この男に勝つには俺もコージだけを想って最善を尽くさねばいけない事も。そうじゃなければ、同じ土俵にすら立てないだろう。

「…そう言えばお前、祖母と母親はどうした?」

「……祖父と父が揃って性欲モンスターで、体壊してそのまま離婚」

「…………うわぁ……」




********************


はぁい(* ̄∇ ̄)ノ
メルです。



登場人物一覧……いります…?




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