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ツンデレガチ勢★聖騎士団編
★おめめがハートの聖騎士団長★
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聖騎士団団長、カイル・マンハット。
普段は冷静沈着で、仕事の出来る我らの頼れるリーダーだ。
腰まで伸びた綺麗な銀髪は見るものを惹き、眉目秀麗なその顔立ちは、老若男女問わず魅了する。
国の中では5本指に入るほどの実力者でもあり、多くの魔に準ずる者共をその手で葬ってきた、まさに『聖騎士団団長』に相応しい男である。
そんな完璧とも言える団長には、とある厄介な癖があった。
聖騎士団の中でも俺達第1部隊という限られた者しか知らず、団長自身もその癖を恥じ直そうと試みているが、直る兆しすら見せず、団長の恋愛をことごとく粉砕してきた癖は……『見栄っ張りの照れ隠し』。しかも恋情を抱いている者に対してだけなので、相手からしてみれば嫌われているとしか思えず、目と目が合いすらしない悲しい秘密。
この癖のせいで、団長は街人から貴族の令嬢まで、3人にビンタされ、5人に泣かれた。
第1部隊の者達も、振られては自室に籠る団長を見る度に、早くこのへっぽこ団長に誰か嫁いでくれないか、と頭を抱える日々を送っていた。
だが、団長の因縁の相手、ガレ・プリストファーが頭を務める【死神の吐息】の仮拠点、王国南部の地下遺跡を襲撃した際…、団長は、懲りずにまた惚れた。
相手はガレ・プリストファーが求婚していた一般(?)冒険者のコージ・アヤマ。
大変可愛らしい容姿に、純真無垢な笑顔、属性無視の蘇生魔法の乱用……すごく魅力的な人物だった。しかし、引く手数多だろうにも関わらず、コージは『恋愛対象は女』と言い切ったのだ。
この時点で団長の恋が成就する可能性は低いが、コージは照れ隠しの横暴な対応をとる団長に言い返しはしても拒絶はしなかった。それに舞い上がってしまった団長は勇気を出してコージに好意を暴露し、コージは承諾こそしなかったものの、『嬉しい』と言ったのだ。(そして、自発的に触れるのはともかく、相手に触れられた団長は犬のようなポンコツになる事がコージの協力で分かった)
何故、今さらこんな話をするのかって?
…いや、な……長年報われなかった俺達の団長が、やっと良い思いをしようとしてんだから、ちょっと振り返ってみたんだよ。
そう、俺改めスティーブは、団長の部屋の前にいる。そして、中から微かに聞こえる喘ぎ声……。
良かったな団長!!! 近付く者は俺が追い払ってやるから、めいいっぱい楽しみな!! 今夜は赤飯だぜ!!
********************
「ひぃ…ッ!? ぬぇぇぇぇ……!!」
レロレロしてる! カイルが俺の尻レロレロしてるぅぅ!! イヤァァァァァァァッ!!
なんだコイツ!! 四つん這いになってって言われたから素直に従ったけど何やってんだよ!! 汚いだろ!!
「だっ、だめだめッ! 汚い!! そこ舐めんなぁ!!」
「………………やだぁ」
それ絶対語尾にハート付いてるだろ! あーーやめろーーー!! 舌加速させんなぁ…!
うぅ…でも絶対言えない…。言えるわけない…。もっと、ぐちゃぐちゃにしてほしいなんて。
「…ん、んにぃぃぃ……!」
「コージ……これ、された事ないのか? は、ははは…! 俺が初めて……!!」
「~~~ッ、う、う、言うなばかぁ…! あ、ん、ッッ!」
恥ずかしいだろーがこんにゃろう…!
俺の太ももを掴むカイルの手をベシッ叩くと、尻から舌を抜いたカイルは赤い顔でやさーしく微笑。
ぷちゅ、ぷちゅ、ぷちゅ、ぷちゅんッ
「ひ…ぃ…ッ!!」
カイルが人差し指でつんつんと尻穴を数回突いた後、勢い良く奥へ挿れてきた。尻奥の内側がぎゅうと締まるのが分かって……いやん。
「気持ち良い? …良かった、俺、下手じゃないかって、心配だったんだ。もっと、太いの挿れて、もっと気持ち良くするな」
へっ、え、俺なんも言ってないのになんで気持ち良いって勝手に決めて……あ、あー勃っちゃってましたわぁ…。くそう…正直な体が憎い…。
「う、い、…はぅ……」
「もう少し…慣らさなきゃ入らないな…。酷くしたくないし…。コージ、痛くない…?」
ぶちゅぶちゅぶちゅぶちゅッ
優しい、俺を気遣うような物言いとは反対にえげつない程の高速指ピストン。コリコリ前立腺を執拗に突かれて……、……コイツ本当に素人童貞か?
間抜けっぽいから跳ね上がるな俺のちんこ!
「あぅーーッ…、ん……ッんっんっん……んんッ!」
「可愛い…、コージ、すごく可愛い…! もっと声、聞かせてほしい…!」
「やっ、やめ……ッ!」
ぐりぐりぐりぐり…ぐりゅっ
「ぃぎッ! うぁ、やぁぁぁぁ…!!」
1回もちんこ触ってない。なのに我慢汁止まんない…。……あーもう、これじゃあガレに変態って言えねーよ…。
俺がそんな事考えてる間にも、カイルは容赦無く尻穴を突っ込んだ2本の指で掻き混ぜて、もう、あれだ。うん、そろそろイくわ。
ぶちゅぶちゅぶちゅぶちゅぶちゅぶちゅぶちゅぶちゅッ!
「あっあっもっ、やらっ、やらぁッ! イくからぁ! イっちゃ…! ~~~~ッ!!」
「!!!」
ピューーーーッ、ピュッ、トプトプ…ピュッ
ぎゅーーーっと目を瞑って、快楽に耐えながらの射精。出したものはカイルの掌に受け止められ、そのまま飲み干されたらしい。だって、四つん這いだけどごくんって音が聞こえた。んで、はぁ~~~~(ハート)って声も聞こえた。
「……こーじ…俺に尻を弄られて達したのか…。……俺が、コージをイかせた……! ふふっ、俺が……!!」
カイルのちょっとアブナイ言葉に、背筋がゾクリ。
「すごい…初めてだ…! これがコージの中の感触…! これがコージの味…!!」
左手で俺の太ももを掴み、右手で俺の出した精液を飲んでいたカイルが、太ももから手を離して左手の指を未だに余韻が抜けない俺の尻穴に這わせてきた。
「あっえっ」
ちょっとは待ってほしかったな。俺、イったばっかなんだから…。
カイルの指が再び侵入してきて、2本から3本、3本から4本と増えていくのが分かる。元々快楽に素直な面がある俺は、そんな状況に数分も耐えられず、四つん這いの体勢から崩れて、ベッドにうつ伏せになってしまった。
そんな脱力コージくんをカイルは容易く回転させ、ご対面。…つまりは正常位のような位置関係へと持っていかれたのだ。
覆い被さってきたカイルは俺の頬に片手を添え、ちゅっと触れるだけのキスを数回した。
「ん…」
何度目かのキス。あまーい甘口ちゅう(しかし上手い)にトロトロにされた俺は、自ら舌を差し出し、もっととねだる。
……あ、勘違いしないように言っとくけど、この時の俺は正常な判断が出来ていない。快楽に素直だから、最初の射精で理性はサヨナラしたんだ。いつもの俺ならキスをねだるなんて真似、しないし出来ないもんな!
「んん……っん……む……ぅ」
カイルが俺の差し出した舌を絡め取って、ちゅっちゅとしたお子様キスはドロドロとしたアダルトキス(素人童貞の癖に上手い)に大変身した。
角度を変えてはちゅっちゅれろれろ。息継ぎも疎かにくちゅくちゅちゅぷちゅぷ。
「んぷ…ぅ…っ、ッ、んん…ん、んッ!?」
ちゅぽんと挿れられ、再開された指ピストン。それと同時に、射精したのにカチコチなちんこをしごかれる。
「んぅッ、んっんッ!! むぅっんくッ!」
「ん……コージ、どうだ…?」
「ぁぅぅぅ……き、もちぃぃ……ぁんッ!」
「…可愛い…コージ…可愛過ぎるぞ…!! 正に魔性じゃないか…」
「あっ、やだぁッ! そんなしごかれたら……い、っちゃ……ッッ!」
しこしこしこ……ピタ
「……本当、可愛い……。…なぁ…俺、挿入れたい…。コージとセックスがしたい」
「……ぁ…」
「ハーヴィーを飲めば強引にしても良いんだよな…。あ、でも、痛かったら教えてほしい」
ハッキリとした口調で、カイルが俺を見て言った。この時、俺は快楽で頭がボーっとして何も考えられなかったが、明らかにポンコツのカイルじゃなかった。いつものカイルのように、力強く、凛々しく…。
だけど、カイルの目の中は相変わらずハートで、目を合わせても照れ隠し暴言は吐かれなかった。
…これは後から分かった事なんだけど、カイルの豹変には2段階あったんだ。
最初はいつものカイルから、好きな人に触られてポンコツワンコになるカイル。次に、ポンコツカイルから、好きな人と性的接触をして狼になるカイル。
………そう、力強く、凛々しく『セックスがしたい』と言ったカイルは、狼カイルだったのです!
狼カイルは、理性溢れる変態だ。態度はいつものカイルだが、性に積極的で男らしい。所謂『スパダリ』ってやつなんだ。
もし、この時の俺に少しでも余裕があったのなら、カイルの変化に気付けたはずだ。が、情けない事に俺はカイルの下でひぃひぃ泣いて、もうちょっとで『カモンちんこ!!』と股を開こうとするくらい快楽に追い詰められていた。
「……かいる…」
「…挿れるぞ……。力、抜いてくれ……」
ず、ぷぅぅぅ…
「ふぁ……っ」
奥へ奥へと、どんどん入っていくちんこに満たされながら、俺はカイルを抱き締めた。
そして、最奥への入り口にちんこの先っぽが付いた時、進行が止まった。
どうやら、全部入りきったらしい。
「…………………………………………………………………………………………………」
「ッ……! あ……ああ…ッ!」
「………………………………………………………俺、コージとセックス、してる? ……は、はは…はははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!!」
やべーどーしよ。
カイル壊れちゃった。
「…か、いる……?」
「……ぅれ……し………」
「……」
「……嬉しい」
涙目で嬉しそうに笑うカイル。
ここで俺の父性が爆発した。
白や乳白色で統一された部屋に満ちる喘ぎ声。
「あんっ! ひ、あ、うっあっあっあっあぁぁあぁああぁぁぁあっ」
正常位でぬぷぬぷ優しく激しく犯されて。
満遍なく尻穴の内側をちんこで撫でるようにえぐられて。
第一印象は最悪。でも、本当はただ不器用で意地っ張りな男のちんこで。
出会って1日の男に秘部を抉じ開けられて、やらしい音を響かせられて。
「あぁぁっ…ぅぅうぅぅううぅっ……」
とろっとろに愛されている。
ルークさんはぐちゃぐちゃで、ジャックさんはでろでろで、ガレはどろどろ。でも、カイルはとろとろ。
身体がバラバラになりそうな衝撃的な快感ではなく、全身溶けちゃいそうな甘い快感。
ずりゅぅぅぅぅぅ……ぬぷぷぷぷっ…………
1度抜き差しする毎にちょっとずつ奥まで突き進んでくるちんこ。
根元まで受け入れてぎゅううううっと締まる尻穴。
摘ままれる度に硬くなってしまう乳首。
「…コージ」
カイルは心の底から愛しそうに俺にキスをし、乳首をぷにぷに。次第にこりこり。
痛くない。むしろ気持ち良くてこのままじゃ開発されそう。
「はぁっ…………」
ため息染みた喘ぎが出て恥かしいけど、さっき顔を隠そうとして使った枕はカイルに没収されてしまった。
「もっと、聞かせてくれ…」
左手で乳首をこりこり、右手でちんこをしごき始めたカイルに、俺はもう大パニック。
こりこりシコシコは辛すぎる。尻穴だけでもイっちゃいそうなのに、こんなの拷問だ。
「あんっ、やぁぁっ。どっちもいじるのだめぇぇ……!」
必死に快楽から逃れようとジタバタする仕草がカイルをもっと興奮させているなんて知る由もない俺は、弱々しくも覆い被さるカイルをペシペシと叩いた。
当然ながらそんな事で止めるはずのないカイルは、ちんこの硬度と速度をどんどん加速させ、俺の中で射精しようと腰を振る。
「あぅっ! お、おっきくなってるぅ…!」
「……そろそろ、イきそうだ…! コージも一緒に…!」
ぐちゅっぐちゅっぐちゅっぐちゅっぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅっ
ぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっ!!
「にゃぁっ……ふにゃぁぁぁぁッ!」
啼く…いや、鳴く俺の首筋に舌を這わせながら、カイルは1度動きを止めた。
「……痛い? 気持ち良くないか?」
カイルも酷い奴だ。こんな、絶頂寸前ってとこでそんなに優しく心配そうな眼差しで聞かれたら、答えなんて1つしか言えないじゃんか。
「…もっと……欲し……」
カイルは一瞬ピシッと固まった後、深呼吸を1回……、そして。
ぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんッ!!
「ぁーーーーーーーッッッッ!!!!」
挿れられてから1番強い突き上げが俺を襲った。
腰を固定されて、大人のでかちんこで最奥までずんずん貫かれる。
前立腺も当然の如くえぐり擦られ、いちゃいちゃ甘やかしセッセは乱暴溺愛セッセに早変わり。
「コージッ、は、俺を、萌え殺す、気なのかッ!?」
「あっぅ、はぅっ、ぁんっ、あっ、あっ、ひッ、ぁっ、なぁッ、にゃぁッ!」
ぐりゅぐりゅぐりゅぐりゅぐりゅッ!!
「あっっっ、イくッ! もぅ、イ゛ぐ…ぅ~~~ッッッ!!!!」
「ぅ、ぐッ! 俺、も…! イくぞッ!!」
ビューービュルッビュッビューーーーッ!!
一緒に、イけた。でも、中に思いっきり出されるカイルの精液に尻穴の内側を殴られてるような錯覚に陥って、俺の世界は暗転した。
********************
はぁい(* ̄∇ ̄)ノ
メルです。
お気に入り2400、ありがとうございます!!
そろそろクリスマスと正月が来ますね!
風邪引かないように気を付けましょう!!先日風邪引いて皆様にご心配をお掛けしてしまった私が言えた事ではありませんが!!
普段は冷静沈着で、仕事の出来る我らの頼れるリーダーだ。
腰まで伸びた綺麗な銀髪は見るものを惹き、眉目秀麗なその顔立ちは、老若男女問わず魅了する。
国の中では5本指に入るほどの実力者でもあり、多くの魔に準ずる者共をその手で葬ってきた、まさに『聖騎士団団長』に相応しい男である。
そんな完璧とも言える団長には、とある厄介な癖があった。
聖騎士団の中でも俺達第1部隊という限られた者しか知らず、団長自身もその癖を恥じ直そうと試みているが、直る兆しすら見せず、団長の恋愛をことごとく粉砕してきた癖は……『見栄っ張りの照れ隠し』。しかも恋情を抱いている者に対してだけなので、相手からしてみれば嫌われているとしか思えず、目と目が合いすらしない悲しい秘密。
この癖のせいで、団長は街人から貴族の令嬢まで、3人にビンタされ、5人に泣かれた。
第1部隊の者達も、振られては自室に籠る団長を見る度に、早くこのへっぽこ団長に誰か嫁いでくれないか、と頭を抱える日々を送っていた。
だが、団長の因縁の相手、ガレ・プリストファーが頭を務める【死神の吐息】の仮拠点、王国南部の地下遺跡を襲撃した際…、団長は、懲りずにまた惚れた。
相手はガレ・プリストファーが求婚していた一般(?)冒険者のコージ・アヤマ。
大変可愛らしい容姿に、純真無垢な笑顔、属性無視の蘇生魔法の乱用……すごく魅力的な人物だった。しかし、引く手数多だろうにも関わらず、コージは『恋愛対象は女』と言い切ったのだ。
この時点で団長の恋が成就する可能性は低いが、コージは照れ隠しの横暴な対応をとる団長に言い返しはしても拒絶はしなかった。それに舞い上がってしまった団長は勇気を出してコージに好意を暴露し、コージは承諾こそしなかったものの、『嬉しい』と言ったのだ。(そして、自発的に触れるのはともかく、相手に触れられた団長は犬のようなポンコツになる事がコージの協力で分かった)
何故、今さらこんな話をするのかって?
…いや、な……長年報われなかった俺達の団長が、やっと良い思いをしようとしてんだから、ちょっと振り返ってみたんだよ。
そう、俺改めスティーブは、団長の部屋の前にいる。そして、中から微かに聞こえる喘ぎ声……。
良かったな団長!!! 近付く者は俺が追い払ってやるから、めいいっぱい楽しみな!! 今夜は赤飯だぜ!!
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「ひぃ…ッ!? ぬぇぇぇぇ……!!」
レロレロしてる! カイルが俺の尻レロレロしてるぅぅ!! イヤァァァァァァァッ!!
なんだコイツ!! 四つん這いになってって言われたから素直に従ったけど何やってんだよ!! 汚いだろ!!
「だっ、だめだめッ! 汚い!! そこ舐めんなぁ!!」
「………………やだぁ」
それ絶対語尾にハート付いてるだろ! あーーやめろーーー!! 舌加速させんなぁ…!
うぅ…でも絶対言えない…。言えるわけない…。もっと、ぐちゃぐちゃにしてほしいなんて。
「…ん、んにぃぃぃ……!」
「コージ……これ、された事ないのか? は、ははは…! 俺が初めて……!!」
「~~~ッ、う、う、言うなばかぁ…! あ、ん、ッッ!」
恥ずかしいだろーがこんにゃろう…!
俺の太ももを掴むカイルの手をベシッ叩くと、尻から舌を抜いたカイルは赤い顔でやさーしく微笑。
ぷちゅ、ぷちゅ、ぷちゅ、ぷちゅんッ
「ひ…ぃ…ッ!!」
カイルが人差し指でつんつんと尻穴を数回突いた後、勢い良く奥へ挿れてきた。尻奥の内側がぎゅうと締まるのが分かって……いやん。
「気持ち良い? …良かった、俺、下手じゃないかって、心配だったんだ。もっと、太いの挿れて、もっと気持ち良くするな」
へっ、え、俺なんも言ってないのになんで気持ち良いって勝手に決めて……あ、あー勃っちゃってましたわぁ…。くそう…正直な体が憎い…。
「う、い、…はぅ……」
「もう少し…慣らさなきゃ入らないな…。酷くしたくないし…。コージ、痛くない…?」
ぶちゅぶちゅぶちゅぶちゅッ
優しい、俺を気遣うような物言いとは反対にえげつない程の高速指ピストン。コリコリ前立腺を執拗に突かれて……、……コイツ本当に素人童貞か?
間抜けっぽいから跳ね上がるな俺のちんこ!
「あぅーーッ…、ん……ッんっんっん……んんッ!」
「可愛い…、コージ、すごく可愛い…! もっと声、聞かせてほしい…!」
「やっ、やめ……ッ!」
ぐりぐりぐりぐり…ぐりゅっ
「ぃぎッ! うぁ、やぁぁぁぁ…!!」
1回もちんこ触ってない。なのに我慢汁止まんない…。……あーもう、これじゃあガレに変態って言えねーよ…。
俺がそんな事考えてる間にも、カイルは容赦無く尻穴を突っ込んだ2本の指で掻き混ぜて、もう、あれだ。うん、そろそろイくわ。
ぶちゅぶちゅぶちゅぶちゅぶちゅぶちゅぶちゅぶちゅッ!
「あっあっもっ、やらっ、やらぁッ! イくからぁ! イっちゃ…! ~~~~ッ!!」
「!!!」
ピューーーーッ、ピュッ、トプトプ…ピュッ
ぎゅーーーっと目を瞑って、快楽に耐えながらの射精。出したものはカイルの掌に受け止められ、そのまま飲み干されたらしい。だって、四つん這いだけどごくんって音が聞こえた。んで、はぁ~~~~(ハート)って声も聞こえた。
「……こーじ…俺に尻を弄られて達したのか…。……俺が、コージをイかせた……! ふふっ、俺が……!!」
カイルのちょっとアブナイ言葉に、背筋がゾクリ。
「すごい…初めてだ…! これがコージの中の感触…! これがコージの味…!!」
左手で俺の太ももを掴み、右手で俺の出した精液を飲んでいたカイルが、太ももから手を離して左手の指を未だに余韻が抜けない俺の尻穴に這わせてきた。
「あっえっ」
ちょっとは待ってほしかったな。俺、イったばっかなんだから…。
カイルの指が再び侵入してきて、2本から3本、3本から4本と増えていくのが分かる。元々快楽に素直な面がある俺は、そんな状況に数分も耐えられず、四つん這いの体勢から崩れて、ベッドにうつ伏せになってしまった。
そんな脱力コージくんをカイルは容易く回転させ、ご対面。…つまりは正常位のような位置関係へと持っていかれたのだ。
覆い被さってきたカイルは俺の頬に片手を添え、ちゅっと触れるだけのキスを数回した。
「ん…」
何度目かのキス。あまーい甘口ちゅう(しかし上手い)にトロトロにされた俺は、自ら舌を差し出し、もっととねだる。
……あ、勘違いしないように言っとくけど、この時の俺は正常な判断が出来ていない。快楽に素直だから、最初の射精で理性はサヨナラしたんだ。いつもの俺ならキスをねだるなんて真似、しないし出来ないもんな!
「んん……っん……む……ぅ」
カイルが俺の差し出した舌を絡め取って、ちゅっちゅとしたお子様キスはドロドロとしたアダルトキス(素人童貞の癖に上手い)に大変身した。
角度を変えてはちゅっちゅれろれろ。息継ぎも疎かにくちゅくちゅちゅぷちゅぷ。
「んぷ…ぅ…っ、ッ、んん…ん、んッ!?」
ちゅぽんと挿れられ、再開された指ピストン。それと同時に、射精したのにカチコチなちんこをしごかれる。
「んぅッ、んっんッ!! むぅっんくッ!」
「ん……コージ、どうだ…?」
「ぁぅぅぅ……き、もちぃぃ……ぁんッ!」
「…可愛い…コージ…可愛過ぎるぞ…!! 正に魔性じゃないか…」
「あっ、やだぁッ! そんなしごかれたら……い、っちゃ……ッッ!」
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「……本当、可愛い……。…なぁ…俺、挿入れたい…。コージとセックスがしたい」
「……ぁ…」
「ハーヴィーを飲めば強引にしても良いんだよな…。あ、でも、痛かったら教えてほしい」
ハッキリとした口調で、カイルが俺を見て言った。この時、俺は快楽で頭がボーっとして何も考えられなかったが、明らかにポンコツのカイルじゃなかった。いつものカイルのように、力強く、凛々しく…。
だけど、カイルの目の中は相変わらずハートで、目を合わせても照れ隠し暴言は吐かれなかった。
…これは後から分かった事なんだけど、カイルの豹変には2段階あったんだ。
最初はいつものカイルから、好きな人に触られてポンコツワンコになるカイル。次に、ポンコツカイルから、好きな人と性的接触をして狼になるカイル。
………そう、力強く、凛々しく『セックスがしたい』と言ったカイルは、狼カイルだったのです!
狼カイルは、理性溢れる変態だ。態度はいつものカイルだが、性に積極的で男らしい。所謂『スパダリ』ってやつなんだ。
もし、この時の俺に少しでも余裕があったのなら、カイルの変化に気付けたはずだ。が、情けない事に俺はカイルの下でひぃひぃ泣いて、もうちょっとで『カモンちんこ!!』と股を開こうとするくらい快楽に追い詰められていた。
「……かいる…」
「…挿れるぞ……。力、抜いてくれ……」
ず、ぷぅぅぅ…
「ふぁ……っ」
奥へ奥へと、どんどん入っていくちんこに満たされながら、俺はカイルを抱き締めた。
そして、最奥への入り口にちんこの先っぽが付いた時、進行が止まった。
どうやら、全部入りきったらしい。
「…………………………………………………………………………………………………」
「ッ……! あ……ああ…ッ!」
「………………………………………………………俺、コージとセックス、してる? ……は、はは…はははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!!」
やべーどーしよ。
カイル壊れちゃった。
「…か、いる……?」
「……ぅれ……し………」
「……」
「……嬉しい」
涙目で嬉しそうに笑うカイル。
ここで俺の父性が爆発した。
白や乳白色で統一された部屋に満ちる喘ぎ声。
「あんっ! ひ、あ、うっあっあっあっあぁぁあぁああぁぁぁあっ」
正常位でぬぷぬぷ優しく激しく犯されて。
満遍なく尻穴の内側をちんこで撫でるようにえぐられて。
第一印象は最悪。でも、本当はただ不器用で意地っ張りな男のちんこで。
出会って1日の男に秘部を抉じ開けられて、やらしい音を響かせられて。
「あぁぁっ…ぅぅうぅぅううぅっ……」
とろっとろに愛されている。
ルークさんはぐちゃぐちゃで、ジャックさんはでろでろで、ガレはどろどろ。でも、カイルはとろとろ。
身体がバラバラになりそうな衝撃的な快感ではなく、全身溶けちゃいそうな甘い快感。
ずりゅぅぅぅぅぅ……ぬぷぷぷぷっ…………
1度抜き差しする毎にちょっとずつ奥まで突き進んでくるちんこ。
根元まで受け入れてぎゅううううっと締まる尻穴。
摘ままれる度に硬くなってしまう乳首。
「…コージ」
カイルは心の底から愛しそうに俺にキスをし、乳首をぷにぷに。次第にこりこり。
痛くない。むしろ気持ち良くてこのままじゃ開発されそう。
「はぁっ…………」
ため息染みた喘ぎが出て恥かしいけど、さっき顔を隠そうとして使った枕はカイルに没収されてしまった。
「もっと、聞かせてくれ…」
左手で乳首をこりこり、右手でちんこをしごき始めたカイルに、俺はもう大パニック。
こりこりシコシコは辛すぎる。尻穴だけでもイっちゃいそうなのに、こんなの拷問だ。
「あんっ、やぁぁっ。どっちもいじるのだめぇぇ……!」
必死に快楽から逃れようとジタバタする仕草がカイルをもっと興奮させているなんて知る由もない俺は、弱々しくも覆い被さるカイルをペシペシと叩いた。
当然ながらそんな事で止めるはずのないカイルは、ちんこの硬度と速度をどんどん加速させ、俺の中で射精しようと腰を振る。
「あぅっ! お、おっきくなってるぅ…!」
「……そろそろ、イきそうだ…! コージも一緒に…!」
ぐちゅっぐちゅっぐちゅっぐちゅっぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅっ
ぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっ!!
「にゃぁっ……ふにゃぁぁぁぁッ!」
啼く…いや、鳴く俺の首筋に舌を這わせながら、カイルは1度動きを止めた。
「……痛い? 気持ち良くないか?」
カイルも酷い奴だ。こんな、絶頂寸前ってとこでそんなに優しく心配そうな眼差しで聞かれたら、答えなんて1つしか言えないじゃんか。
「…もっと……欲し……」
カイルは一瞬ピシッと固まった後、深呼吸を1回……、そして。
ぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんッ!!
「ぁーーーーーーーッッッッ!!!!」
挿れられてから1番強い突き上げが俺を襲った。
腰を固定されて、大人のでかちんこで最奥までずんずん貫かれる。
前立腺も当然の如くえぐり擦られ、いちゃいちゃ甘やかしセッセは乱暴溺愛セッセに早変わり。
「コージッ、は、俺を、萌え殺す、気なのかッ!?」
「あっぅ、はぅっ、ぁんっ、あっ、あっ、ひッ、ぁっ、なぁッ、にゃぁッ!」
ぐりゅぐりゅぐりゅぐりゅぐりゅッ!!
「あっっっ、イくッ! もぅ、イ゛ぐ…ぅ~~~ッッッ!!!!」
「ぅ、ぐッ! 俺、も…! イくぞッ!!」
ビューービュルッビュッビューーーーッ!!
一緒に、イけた。でも、中に思いっきり出されるカイルの精液に尻穴の内側を殴られてるような錯覚に陥って、俺の世界は暗転した。
********************
はぁい(* ̄∇ ̄)ノ
メルです。
お気に入り2400、ありがとうございます!!
そろそろクリスマスと正月が来ますね!
風邪引かないように気を付けましょう!!先日風邪引いて皆様にご心配をお掛けしてしまった私が言えた事ではありませんが!!
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ヤンデレ大好き普通の男子高校生、田山直也がなんやかんやあってヤンデレ男子たちに執着される話です。
BL大賞参加作品です。よろしくお願いします。
11/21
本編一旦完結になります。小話ができ次第追加していきます。
【R18】【Bl】王子様白雪姫を回収してください!白雪姫の"小人"の俺は執着王子から逃げたい 姫と王子の恋を応援します
ペーパーナイフ
BL
主人公キイロは森に住む小人である。ある日ここが絵本の白雪姫の世界だと気づいた。
原作とは違い、7色の小人の家に突如やってきた白雪姫はとても傲慢でワガママだった。
はやく王子様この姫を回収しにきてくれ!そう思っていたところ王子が森に迷い込んできて…
あれ?この王子どっかで見覚えが…。
これは『【R18】王子様白雪姫を回収してください!白雪姫の"小人"の私は執着王子から逃げたい 姫と王子の恋を応援します』をBlにリメイクしたものです。
内容はそんなに変わりません。
【注意】
ガッツリエロです
睡姦、無理やり表現あり
本番ありR18
王子以外との本番あり
外でしたり、侮辱、自慰何でもありな人向け
リバはなし 主人公ずっと受け
メリバかもしれないです
ヤンデレ化していた幼稚園ぶりの友人に食べられました
ミルク珈琲
BL
幼稚園の頃ずっと後ろを着いてきて、泣き虫だった男の子がいた。
「優ちゃんは絶対に僕のものにする♡」
ストーリーを分かりやすくするために少しだけ変更させて頂きましたm(_ _)m
・洸sideも投稿させて頂く予定です
僕のお兄様がヤンデレなんて聞いてない
ふわりんしず。
BL
『僕…攻略対象者の弟だ』
気付いた時には犯されていました。
あなたはこの世界を攻略
▷する
しない
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