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第4章
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「凄い~!」
部屋に入った途端、歓声を上げた柚子。その姿を見て微笑む零士。
(やっぱり連れてきて良かった)
柚子の隣に立ち、2階の部屋の窓から外を一緒に見ていた。
「でも本当にいいの?」
柚子はここの金額を気にしている。あのパンフレットを見て驚愕したくらいの金額。リゾート感満載なこのホテル。セキュリティも従業員の教育もしっかりとしていた。
その為、零士があのREIJIということを口外しないという契約書も交わし、ましてや連れてきている《彼女》の存在を一切触れないという契約書も零士は交わしていた。
もしそれを破ればこのホテルは営業出来なくなるくらいのことをすると言ってあるのだろう。
その為、元々少ない従業員しかいないところを更に少人数にしてもらったりとか、なんか裏でやっていたらしい。
そのあたりは柚子には話さないで事前に全てやっていたらしいから、尚更、分からない。
「気にすることじゃないよ」
笑った零士は柚子に隠していることがあった。
ホテル側に色々と配慮してもらう代わりに正規の金額よりも多く支払っていることを。それを知ったら更に驚愕することになるだろう。
夕食もとても豪華だった。海鮮をメインにした料理が食堂の方に並べられていた。
「凄いー」
さっきから凄いを連発する柚子が可愛くて零士は笑っていた。
ふたりで食事を取って2階の部屋に戻る。
「……んっ」
後ろから抱きしめられた柚子は零士と唇を交わしていた。
「ちゅっ……ちゅ……っ」
音が響いて煩い。舌を入れてきた零士は自分の欲望を止められなかった。
「好きだ……」
耳元で囁く声が身体の奥まで届く。零士の色気のある声は、柚子の中を駆け巡る。
こんなにも照れ臭いのに、こんなに傍にいるのに、もっと零士とくっついていたくて、抱きしめられている腕にしがみつく。
「ん?」
くるっと向きを変えた柚子は零士に抱きつく。そんな柚子の頭を撫で、ひょいと抱き上げた。
「こらからどうしますか?姫」
冗談めかして柚子の顔を見る。
柚子は零士の顔を見ることが出来なく、首元へと手を回してしがみついた。
「柚子……。ベッド、連れて行っちゃうよ?」
そう囁いてベッドルームへと連れていく。
ドアを開けるとダブルベッドが置いてあった。
柚子をベッドに下ろすと、キスをした。
「怖かったら……言って」
柚子が何かを言う前に唇をもう一度塞いだ。
ゆっくりとベッドに沈んでいく。
柚子の身体は少し震えていた。それに気付いた零士は手を握る。
「平気……?」
小さく頷く柚子は潤んだ目をしていた。
(好き……)
零士への想いが溢れて苦しい。零士の手を握り返す柚子はせつなく声を出す。
「……んっ……あ……っ、んんっ……」
「……柚子……はぁ……っ」
ふたりの甘くせつない声が部屋の中に充満する。震えていた身体は零士の熱によりいつの間にかなくなっていた。
「大丈夫……?」
何度も確認するように柚子に聞く零士。柚子を気遣っているのが分かる。
「れ……いじ……さ……っ!」
首筋にキスをして手は胸元へと触れる。
「脱がせていい?」
顔を真っ赤にしながら頷く柚子を見てほっとした表情をみせる。
プチプチとシャツワンピースのボタンを外していく。胸元が露になり、元々白い肌の柚子は日に焼けて水着の跡が見えてくる。
水着の跡を指でなぞった零士はふっと笑う。
「なんか、エロいな」
その言葉にますます顔を真っ赤にする。そしてなぜか涙が溢れてきた。
「……どうした?」
「……わかんない」
涙を拭うとそこにキスをした。
何度も何度も優しく……。
部屋に入った途端、歓声を上げた柚子。その姿を見て微笑む零士。
(やっぱり連れてきて良かった)
柚子の隣に立ち、2階の部屋の窓から外を一緒に見ていた。
「でも本当にいいの?」
柚子はここの金額を気にしている。あのパンフレットを見て驚愕したくらいの金額。リゾート感満載なこのホテル。セキュリティも従業員の教育もしっかりとしていた。
その為、零士があのREIJIということを口外しないという契約書も交わし、ましてや連れてきている《彼女》の存在を一切触れないという契約書も零士は交わしていた。
もしそれを破ればこのホテルは営業出来なくなるくらいのことをすると言ってあるのだろう。
その為、元々少ない従業員しかいないところを更に少人数にしてもらったりとか、なんか裏でやっていたらしい。
そのあたりは柚子には話さないで事前に全てやっていたらしいから、尚更、分からない。
「気にすることじゃないよ」
笑った零士は柚子に隠していることがあった。
ホテル側に色々と配慮してもらう代わりに正規の金額よりも多く支払っていることを。それを知ったら更に驚愕することになるだろう。
夕食もとても豪華だった。海鮮をメインにした料理が食堂の方に並べられていた。
「凄いー」
さっきから凄いを連発する柚子が可愛くて零士は笑っていた。
ふたりで食事を取って2階の部屋に戻る。
「……んっ」
後ろから抱きしめられた柚子は零士と唇を交わしていた。
「ちゅっ……ちゅ……っ」
音が響いて煩い。舌を入れてきた零士は自分の欲望を止められなかった。
「好きだ……」
耳元で囁く声が身体の奥まで届く。零士の色気のある声は、柚子の中を駆け巡る。
こんなにも照れ臭いのに、こんなに傍にいるのに、もっと零士とくっついていたくて、抱きしめられている腕にしがみつく。
「ん?」
くるっと向きを変えた柚子は零士に抱きつく。そんな柚子の頭を撫で、ひょいと抱き上げた。
「こらからどうしますか?姫」
冗談めかして柚子の顔を見る。
柚子は零士の顔を見ることが出来なく、首元へと手を回してしがみついた。
「柚子……。ベッド、連れて行っちゃうよ?」
そう囁いてベッドルームへと連れていく。
ドアを開けるとダブルベッドが置いてあった。
柚子をベッドに下ろすと、キスをした。
「怖かったら……言って」
柚子が何かを言う前に唇をもう一度塞いだ。
ゆっくりとベッドに沈んでいく。
柚子の身体は少し震えていた。それに気付いた零士は手を握る。
「平気……?」
小さく頷く柚子は潤んだ目をしていた。
(好き……)
零士への想いが溢れて苦しい。零士の手を握り返す柚子はせつなく声を出す。
「……んっ……あ……っ、んんっ……」
「……柚子……はぁ……っ」
ふたりの甘くせつない声が部屋の中に充満する。震えていた身体は零士の熱によりいつの間にかなくなっていた。
「大丈夫……?」
何度も確認するように柚子に聞く零士。柚子を気遣っているのが分かる。
「れ……いじ……さ……っ!」
首筋にキスをして手は胸元へと触れる。
「脱がせていい?」
顔を真っ赤にしながら頷く柚子を見てほっとした表情をみせる。
プチプチとシャツワンピースのボタンを外していく。胸元が露になり、元々白い肌の柚子は日に焼けて水着の跡が見えてくる。
水着の跡を指でなぞった零士はふっと笑う。
「なんか、エロいな」
その言葉にますます顔を真っ赤にする。そしてなぜか涙が溢れてきた。
「……どうした?」
「……わかんない」
涙を拭うとそこにキスをした。
何度も何度も優しく……。
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