【全話まとめ】意味が分かると怖い話【解説付き】

几帳面

マンションのエレベーター内の掲示板にふと目をやると、こんな文章があった。




「ゴミは収集曜日を守って出してください」




そういえば前、収集車が来る二日前にゴミを出しちゃったことがあった。

めんどくさいけど、今度から気をつけないとな。







翌週、エレベーターの同じ場所の貼り紙が貼り替えられていた。

そこにはこんな文章が書いてあった。




「ゴミはきちんと分別してください」




あ、そういえば最近ペットボトルと可燃ごみを同じ袋に入れて捨てちゃってたや。

面倒だけど、今度から気をつけないとな。管理人さん怒ってるっぽいし。







翌月、郵便受けから一枚のA4サイズの紙が出てきた。

そこには、こんな文章が書いてあった。




「電池を可燃ごみの日に捨てないでください」


























（↓解説はこのまま下にスクロールしてね↓）


























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解説
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ゴミ出しのルールを守らないマンションの住人に対し、管理人さんが掲示で注意をしているみたい。

その内容は日によって変わっているけど、最後の注意には気になる点があるよ。

それは可燃ごみのゴミ袋の中に、電池が混ざっていたのを把握していること。

電池みたいな小さいものは、袋を開けて確認しないと入っているかは分からなそうだよね。


仮に外側から電池が見えて分かったのだとしても、もう一つ気になる点が。

それはこの最後の注意は、郵便受けに入っていたということ。

つまり、マンション全体への注意ではなく、名指しでの注意なんだね。


ということは管理人さんはゴミ袋の中をしっかり調べて、捨てた犯人を特定したということ。

ルールを守ろうという気持ちからだろうけど、そこまでされると怖くなってくるよね。


そして再三注意を受けているのにも関わらず、全く改善が見られない主人公も主人公だけど……

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