【全話まとめ】意味が分かると怖い話【解説付き】

連続殺人犯

最近、私の住んでいるこの地域で連続殺人事件が起きている。

ニュースでは連日その話題ばかり取り上げられている。




その事件の被害者は若い女性ばかりで、犯人は意図的にターゲットを選んでいるようだった。




そんな中だから私も本当は外出したくないのだけど、仕事だから毎日外出しないなんてムリだ。

怖いけど多少はしょうがない。




そんなことを考えながら帰宅し、自宅のマンションのエレベーターに乗り込む。




私が8階のボタンを押すと、前方から男性が走って乗り込んできて、7階のボタンを押した。




こんなときに密室で男性と二人きり、

しかもいきなり乗ってくる人なんて怖くて仕方がなかったが、逃げ場もない。

耐えるしかない。




男性は私の前で無言のまま扉の方を向いている。

何をしてくるか分からない。目を離さないでおかなきゃ。







そうこうしている内に7階につき、男性は降りていった。

良かった。何も起こらなかった。。




私がホッと胸をなでおろしていると、

男性は急にこちらを振り向き、隠し持っていたであろう包丁を私に見せ、階段を昇っていった。





















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解説
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包丁を見せてきたというのは、自分が殺人犯であるというアピール。

でもドアが閉まる直前にそれを明かされても、既に7階まで来てしまっているし8階に行くことしかできない。

犯人は階段で先回りをして待っているので、もう逃げることはできない。。


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