19 / 21
大地の玉、争奪戦Ⅴ
しおりを挟む
蒼雷、玲、夜炎、雪菜の四人は、魔力をできるだけ抑えながら森の中を駆け抜けていた。
「不知火、音で状況分かったりするか?」
「俺の耳そこまでよくないぞ。聖霊を使えばいいだろう」
「――お前天才だな」
蒼雷のあまりにも真っ直ぐすぎるリアクションに、夜炎は拍子抜けしていると、玲と雪は二人でフフっと笑みを浮かべていた。
「イーグルファルコン。出てきてくれ」
『ああ――』
緑の光が蒼雷の体の中から現れ、蒼雷達とある程度距離をとったところで、体表が鳶色の巨大な鳥が姿を現す。
夜炎、玲、雪菜はイーグルファルコンの優雅な姿に心を奪われていた。
「姿を現したのはいいけどよ。玉になったまま空から 闇の支配者の幹部を見つけることはできないのか?」
『できん。地上では光の玉の姿を維持できんのだ。というか聖霊使いが荒いな』
「え、そうか? 困ったらいつでも呼びな。キラッ! ってスゲー格好いいこと言っていたから甘えようかなって」
蒼雷の言葉を聞いて、玲と雪菜は、イーグルファルコンの事をツンデレと呼び始めてたので、イーグルファルコンは緊張感の無い奴等だなと一言。
『まあ、任せろ。そんな回りくどいことしなくとも、俺はお前とは違い、魔力を感知できれば、それでいいんだからよ。聖霊ってのは 繊細なんだ。一つの魔力に対して、イメージが溢れ出てくる』
イーグルファルコンはそう言いながら、 千里眼を使用した。
『小僧ども。目を瞑りながら走れ』
訳も分からず言われたことをとりあえずやってみる四人。すると、イーグルファルコンが 千里眼で見ている映像を蒼雷、玲、夜、雪菜に共有する。
「映像を共有できるなんか聞いてねえぞ!」
蒼雷の強めの口調に『うるさい』とイーグルファルコンは一蹴。
映し出された映像は、 闇の支配者の下っ端が森の中を走っている姿。関係が無さそうな映像はどんどん切り替えていく。しばらくそれを行っていると、森のなかで立ち止まっているザギロスの姿があった。そのザギロスが西の方角を凝視していた。
「レンガの建造物――」
ザギロスはそう呟きながら、その建造物に歩み寄って入っていく。真っすぐ進んでいくと台座がある。
「金の台座じゃねえな」
ザギロスはそう言って建造物から出ていく。
「一旦ストップ」
蒼雷の言葉にイーグルファルコンは 千里眼の使用を止めた。同時に、一同は走ることを一旦止めて立ち止まる。
「不知火どう思う?」
「ザギロスはレンガの建造物に入っていき、真っ先に台座に向かった。影で見づらかったのか、入り口から数歩進んでから、金では無いと呟き、建造物を出た。つまり、レンガの建造物の中にある、金の台座に大地の玉がある。推測ではあるがほぼ間違いないだろう」
「だな」
「イーグルファルコンは 千里眼で、感知した敵の方角とか分かるの?」
「分かる。けど何でだ?」
「イーグルファルコンに 千里眼で敵の情報を感知してもらい、位置を把握しながら 闇の支配者が探していない場所の建造物を見つけるのはどう? それをすると四人が固まって行動できるから安全じゃなかなって」
「それいい! そうしようよ!」
雪菜の提案に乗り気な玲だったが、蒼雷は人差し指で額に手を当てながら、う~んと唸る。対して夜炎は首を左右に小さく振ってから口を開く。
「いや、理想としては各々散らばって行動したい。敵が万が一にも大地の玉を見つけたとき、近くの誰かが様子を見て、大地の玉の奪取。又は足止めをすることができる。そして、イーグルファルコンに常に見てもらっているので、他の三人に共有して合流すると言う形だ」
『いや、遠くに離れていると、映像の共有はできないぞ』
「そうなのか……」
「俺と玲。不知火と白川の二手に分かれよう。その方が危険度は少ない」
「そうだな」
「玲の魔力量も以前と比較して大分上がっているから、この中の誰かが戦闘態勢に入ればすぐにわかる。互いに気を付けよう。イーグルファルコン、闇の支配者はが行っていないところはどこだ?」
『探していないところは多いぞなんせここの森は広いからな。ここより二十キロ先の西側はまだまだ探されていないぞ』
「よし。部位魔法を使って探しに行くぞ」
こうして蒼雷と玲。夜炎と雪菜の二手に分かれて大地の玉の捜索を開始した。
◆
その頃、バロガンとアドラーがいたロックベルトの、砕かれた岩山の前に、両耳に狼のようなピアスをした、黒服に身を包んだ美丈夫がいた。その男は砕かれた岩を見るなり、ほうと呟いていた。
「ルビーがいるから、こっちが負けることは無いが、どうも戦力が多いようだ。それにルビーじゃ勝てない相手が来るしな」
男はそう言って首を後ろに回して見ていると、光の粒が発生し始めて一人の男が現れた。その男は直ぐに、もう一人、他の誰かがいることを察したようだ。
「君も闇の支配者かな?」
金のフレームをかけた灰色のローブに身を包んだ老人は、そう言いながら黒服の美丈夫の男性に問いかけた。
「アルレーザ・ロードゲート。地球上最も強いと言われている最強の魔術師。会えて光栄だ」
「お主、名は?」
「闇の支配者《ダークルーラー》のNO.1、ベルーガだ」
「ほう。お主だけどうやら別次元のような強さじゃの。属性玉はまだ見つけていないようじゃな?」
「そうだ。貴様が来てはこっちに勝ち目が無い。ここで食い止めてやる。いや殺してやろうか?」
ロードゲートはしばし、口元の白髭を触りながらベルーガを見ている。
「お主。ワシの実力を知っている上に、まんざら虚勢を張っているようでも無いの」
「そういうことだ」
すると、ベルーガはその馬から消え、同時にロードゲートもその場から姿を消した。
姿が無いまま、不気味に風を切っている音が響く。
音がピタリと止む。時間にしておよそ三秒程。二人が姿を現したのは、高度一万メートルの高さだった。辺りは見渡す限りの雲海。
「勘ってやつかの。お主と戦うとバロガンの大切な森どころか、フェリペスの生態系全てを壊すほどの被害が出そうじゃ」
「賢明な判断だな。少しだけ魔力を解放するぞ?」
ベルーガはそう言うと、邪悪で禍々しい魔力の嵐が発生させる。
「まるで台風じゃな」
あまりにも強力な魔力は、ベルーガの下にの周囲にある雲は吹き飛んでいく。
「少しだけだぞ?」
ベルーガの挑発的な言葉に、微塵も焦りを見せないロードゲート。
ロードゲートは右手をベルーガに向けて、光と雷の魔力を混合させているが、ロードゲートが扱う雷の色は虹。故に、ロードゲートの魔力は虹色に輝く。しかし、色はどんどん薄れ、やがて白く輝く魔力となる。
「裁きの粒」
ベルーガの体の内側から無数の光の剣が飛び出してきた。
「普通ならこれを喰らえば、血まみれになって息絶えるのじゃが」
再び右手に魔力を、先程と同じように集中させる。そして右手を広げた状態で、天に掲げた後振り下ろす。
「裁きの断頭台」
右手から現れた数メートル程の、刀身を模した形状の魔法は、容赦なくベルーガを切り付けた。見るからに右半身を真っ二つに切られていたのだが――。
「お主何者じゃ?」
ベルーガは何事も無かったかのように、ロードゲートを見つめている。
「なかなかやるな。血を流したのはどれくらいぶりだろうな」
ベルーガは右手で左半身に手を当て、水魔法を使い、血まみれの体を再生させた。
「ワシの回復魔法より優れとらんか? 水神の爪ばりじゃの」
「そうなのか。神の力も大したことないな」
ベルーガはそう言いながらロードゲートに右手を向けた。
刹那、ロードゲートは後ろに吹き飛ばされる。ベルーガはその場から姿を消して先回り、ロードゲートの鳩尾を蹴り上げた。
更なる上空に向かっていくロードゲートに再び先回り。闇の魔力を集中させる。
「アビス・ダークフラッシュ」
放たれたアビス・ダークフラッシュは、クルーデスが放ったものとは別次元。十メートル以上の横幅を持つ、闇のエネルギー波は、ロードゲートを飲み込んだ。
エネルギー波が収まる同タイミングで、ロードゲートが現れて、ベルーガの顔面を殴打した。右手には魔力が込められているようで、部位魔法を使っているのは明らか。ロードゲートの魔力量は世界一。故に込められている魔力も相当なもの。しかしベルーガは平然としている。
「部位魔法を使っているにしてもなかなかのもだ。うちにはクルーデという大男がいるのだが、彼ほどタフな人間でも、拳一つで首を飛ばすことができるほどの威力だった」
ベルーガはそう解説しながら、血を吐き捨てた。
「そら首を飛ばすつもりで殴ったからの。お主、ワシより高い魔力で顔をガードしたな?」
「どうだろうな。さあもっと来い。骨のある奴と戦えて楽しめそうなんだ」
「ワシが二発も魔法を放って、生きている人間は弟を入れてお主が二番目じゃよ」
「それは光栄なことだな」
ベルーガは口角を吊り上げた。
「不知火、音で状況分かったりするか?」
「俺の耳そこまでよくないぞ。聖霊を使えばいいだろう」
「――お前天才だな」
蒼雷のあまりにも真っ直ぐすぎるリアクションに、夜炎は拍子抜けしていると、玲と雪は二人でフフっと笑みを浮かべていた。
「イーグルファルコン。出てきてくれ」
『ああ――』
緑の光が蒼雷の体の中から現れ、蒼雷達とある程度距離をとったところで、体表が鳶色の巨大な鳥が姿を現す。
夜炎、玲、雪菜はイーグルファルコンの優雅な姿に心を奪われていた。
「姿を現したのはいいけどよ。玉になったまま空から 闇の支配者の幹部を見つけることはできないのか?」
『できん。地上では光の玉の姿を維持できんのだ。というか聖霊使いが荒いな』
「え、そうか? 困ったらいつでも呼びな。キラッ! ってスゲー格好いいこと言っていたから甘えようかなって」
蒼雷の言葉を聞いて、玲と雪菜は、イーグルファルコンの事をツンデレと呼び始めてたので、イーグルファルコンは緊張感の無い奴等だなと一言。
『まあ、任せろ。そんな回りくどいことしなくとも、俺はお前とは違い、魔力を感知できれば、それでいいんだからよ。聖霊ってのは 繊細なんだ。一つの魔力に対して、イメージが溢れ出てくる』
イーグルファルコンはそう言いながら、 千里眼を使用した。
『小僧ども。目を瞑りながら走れ』
訳も分からず言われたことをとりあえずやってみる四人。すると、イーグルファルコンが 千里眼で見ている映像を蒼雷、玲、夜、雪菜に共有する。
「映像を共有できるなんか聞いてねえぞ!」
蒼雷の強めの口調に『うるさい』とイーグルファルコンは一蹴。
映し出された映像は、 闇の支配者の下っ端が森の中を走っている姿。関係が無さそうな映像はどんどん切り替えていく。しばらくそれを行っていると、森のなかで立ち止まっているザギロスの姿があった。そのザギロスが西の方角を凝視していた。
「レンガの建造物――」
ザギロスはそう呟きながら、その建造物に歩み寄って入っていく。真っすぐ進んでいくと台座がある。
「金の台座じゃねえな」
ザギロスはそう言って建造物から出ていく。
「一旦ストップ」
蒼雷の言葉にイーグルファルコンは 千里眼の使用を止めた。同時に、一同は走ることを一旦止めて立ち止まる。
「不知火どう思う?」
「ザギロスはレンガの建造物に入っていき、真っ先に台座に向かった。影で見づらかったのか、入り口から数歩進んでから、金では無いと呟き、建造物を出た。つまり、レンガの建造物の中にある、金の台座に大地の玉がある。推測ではあるがほぼ間違いないだろう」
「だな」
「イーグルファルコンは 千里眼で、感知した敵の方角とか分かるの?」
「分かる。けど何でだ?」
「イーグルファルコンに 千里眼で敵の情報を感知してもらい、位置を把握しながら 闇の支配者が探していない場所の建造物を見つけるのはどう? それをすると四人が固まって行動できるから安全じゃなかなって」
「それいい! そうしようよ!」
雪菜の提案に乗り気な玲だったが、蒼雷は人差し指で額に手を当てながら、う~んと唸る。対して夜炎は首を左右に小さく振ってから口を開く。
「いや、理想としては各々散らばって行動したい。敵が万が一にも大地の玉を見つけたとき、近くの誰かが様子を見て、大地の玉の奪取。又は足止めをすることができる。そして、イーグルファルコンに常に見てもらっているので、他の三人に共有して合流すると言う形だ」
『いや、遠くに離れていると、映像の共有はできないぞ』
「そうなのか……」
「俺と玲。不知火と白川の二手に分かれよう。その方が危険度は少ない」
「そうだな」
「玲の魔力量も以前と比較して大分上がっているから、この中の誰かが戦闘態勢に入ればすぐにわかる。互いに気を付けよう。イーグルファルコン、闇の支配者はが行っていないところはどこだ?」
『探していないところは多いぞなんせここの森は広いからな。ここより二十キロ先の西側はまだまだ探されていないぞ』
「よし。部位魔法を使って探しに行くぞ」
こうして蒼雷と玲。夜炎と雪菜の二手に分かれて大地の玉の捜索を開始した。
◆
その頃、バロガンとアドラーがいたロックベルトの、砕かれた岩山の前に、両耳に狼のようなピアスをした、黒服に身を包んだ美丈夫がいた。その男は砕かれた岩を見るなり、ほうと呟いていた。
「ルビーがいるから、こっちが負けることは無いが、どうも戦力が多いようだ。それにルビーじゃ勝てない相手が来るしな」
男はそう言って首を後ろに回して見ていると、光の粒が発生し始めて一人の男が現れた。その男は直ぐに、もう一人、他の誰かがいることを察したようだ。
「君も闇の支配者かな?」
金のフレームをかけた灰色のローブに身を包んだ老人は、そう言いながら黒服の美丈夫の男性に問いかけた。
「アルレーザ・ロードゲート。地球上最も強いと言われている最強の魔術師。会えて光栄だ」
「お主、名は?」
「闇の支配者《ダークルーラー》のNO.1、ベルーガだ」
「ほう。お主だけどうやら別次元のような強さじゃの。属性玉はまだ見つけていないようじゃな?」
「そうだ。貴様が来てはこっちに勝ち目が無い。ここで食い止めてやる。いや殺してやろうか?」
ロードゲートはしばし、口元の白髭を触りながらベルーガを見ている。
「お主。ワシの実力を知っている上に、まんざら虚勢を張っているようでも無いの」
「そういうことだ」
すると、ベルーガはその馬から消え、同時にロードゲートもその場から姿を消した。
姿が無いまま、不気味に風を切っている音が響く。
音がピタリと止む。時間にしておよそ三秒程。二人が姿を現したのは、高度一万メートルの高さだった。辺りは見渡す限りの雲海。
「勘ってやつかの。お主と戦うとバロガンの大切な森どころか、フェリペスの生態系全てを壊すほどの被害が出そうじゃ」
「賢明な判断だな。少しだけ魔力を解放するぞ?」
ベルーガはそう言うと、邪悪で禍々しい魔力の嵐が発生させる。
「まるで台風じゃな」
あまりにも強力な魔力は、ベルーガの下にの周囲にある雲は吹き飛んでいく。
「少しだけだぞ?」
ベルーガの挑発的な言葉に、微塵も焦りを見せないロードゲート。
ロードゲートは右手をベルーガに向けて、光と雷の魔力を混合させているが、ロードゲートが扱う雷の色は虹。故に、ロードゲートの魔力は虹色に輝く。しかし、色はどんどん薄れ、やがて白く輝く魔力となる。
「裁きの粒」
ベルーガの体の内側から無数の光の剣が飛び出してきた。
「普通ならこれを喰らえば、血まみれになって息絶えるのじゃが」
再び右手に魔力を、先程と同じように集中させる。そして右手を広げた状態で、天に掲げた後振り下ろす。
「裁きの断頭台」
右手から現れた数メートル程の、刀身を模した形状の魔法は、容赦なくベルーガを切り付けた。見るからに右半身を真っ二つに切られていたのだが――。
「お主何者じゃ?」
ベルーガは何事も無かったかのように、ロードゲートを見つめている。
「なかなかやるな。血を流したのはどれくらいぶりだろうな」
ベルーガは右手で左半身に手を当て、水魔法を使い、血まみれの体を再生させた。
「ワシの回復魔法より優れとらんか? 水神の爪ばりじゃの」
「そうなのか。神の力も大したことないな」
ベルーガはそう言いながらロードゲートに右手を向けた。
刹那、ロードゲートは後ろに吹き飛ばされる。ベルーガはその場から姿を消して先回り、ロードゲートの鳩尾を蹴り上げた。
更なる上空に向かっていくロードゲートに再び先回り。闇の魔力を集中させる。
「アビス・ダークフラッシュ」
放たれたアビス・ダークフラッシュは、クルーデスが放ったものとは別次元。十メートル以上の横幅を持つ、闇のエネルギー波は、ロードゲートを飲み込んだ。
エネルギー波が収まる同タイミングで、ロードゲートが現れて、ベルーガの顔面を殴打した。右手には魔力が込められているようで、部位魔法を使っているのは明らか。ロードゲートの魔力量は世界一。故に込められている魔力も相当なもの。しかしベルーガは平然としている。
「部位魔法を使っているにしてもなかなかのもだ。うちにはクルーデという大男がいるのだが、彼ほどタフな人間でも、拳一つで首を飛ばすことができるほどの威力だった」
ベルーガはそう解説しながら、血を吐き捨てた。
「そら首を飛ばすつもりで殴ったからの。お主、ワシより高い魔力で顔をガードしたな?」
「どうだろうな。さあもっと来い。骨のある奴と戦えて楽しめそうなんだ」
「ワシが二発も魔法を放って、生きている人間は弟を入れてお主が二番目じゃよ」
「それは光栄なことだな」
ベルーガは口角を吊り上げた。
0
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説
貴族家三男の成り上がりライフ 生まれてすぐに人外認定された少年は異世界を満喫する
美原風香
ファンタジー
「残念ながらあなたはお亡くなりになりました」
御山聖夜はトラックに轢かれそうになった少女を助け、代わりに死んでしまう。しかし、聖夜の心の内の一言を聴いた女神から気に入られ、多くの能力を貰って異世界へ転生した。
ーけれども、彼は知らなかった。数多の神から愛された彼は生まれた時点で人外の能力を持っていたことを。表では貴族として、裏では神々の使徒として、異世界のヒエラルキーを駆け上っていく!これは生まれてすぐに人外認定された少年の最強に無双していく、そんなお話。
✳︎不定期更新です。
21/12/17 1巻発売!
22/05/25 2巻発売!
コミカライズ決定!
20/11/19 HOTランキング1位
ありがとうございます!
あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~
深楽朱夜
ファンタジー
13人の神がいる異世界《アタラクシア》にこの世界を治癒する為の魔術、異界人召喚によって呼ばれた主人公
じゃ、この世界を治せばいいの?そうじゃない、この魔法そのものが治療なので後は好きに生きていって下さい
…この世界でも生きていける術は用意している
責任はとります、《アタラクシア》に来てくれてありがとう
という訳で異世界暮らし始めちゃいます?
※誤字 脱字 矛盾 作者承知の上です 寛容な心で読んで頂けると幸いです
※表紙イラストはAIイラスト自動作成で作っています
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――
[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!
どら焼き
ファンタジー
ついに!第5章突入!
舐めた奴らに、真実が牙を剥く!
何も説明無く、いきなり異世界転移!らしいのだが、この王冠つけたオッサン何を言っているのだ?
しかも、ステータスが文字化けしていて、スキルも「鑑定??」だけって酷くない?
訳のわからない言葉?を発声している王女?と、勇者らしい同級生達がオレを城から捨てやがったので、
なんとか、苦労して宿代とパン代を稼ぐ主人公カザト!
そして…わかってくる、この異世界の異常性。
出会いを重ねて、なんとか元の世界に戻る方法を切り開いて行く物語。
主人公の直接復讐する要素は、あまりありません。
相手方の、あまりにも酷い自堕落さから出てくる、ざまぁ要素は、少しづつ出てくる予定です。
ハーレム要素は、不明とします。
復讐での強制ハーレム要素は、無しの予定です。
追記
2023/07/21 表紙絵を戦闘モードになったあるヤツの参考絵にしました。
8月近くでなにが、変形するのかわかる予定です。
2024/02/23
アルファポリスオンリーを解除しました。

悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが……
アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。
そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。
実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。
剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。
アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。

もう死んでしまった私へ
ツカノ
恋愛
私には前世の記憶がある。
幼い頃に母と死別すれば最愛の妻が短命になった原因だとして父から厭われ、婚約者には初対面から冷遇された挙げ句に彼の最愛の聖女を虐げたと断罪されて塵のように捨てられてしまった彼女の悲しい記憶。それなのに、今世の世界で聖女も元婚約者も存在が煙のように消えているのは、何故なのでしょうか?
今世で幸せに暮らしているのに、聖女のそっくりさんや謎の婚約者候補が現れて大変です!!
ゆるゆる設定です。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる