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蠢く闇Ⅴ
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「ヴェルサーリオか――」
「そいつなら知ってるな」
フルカスが名前を復唱した後、そう言いながら頷いたのはパイモンだった。ルシファーも言葉には出していないが、表情を見る限り知っている様子だった。
「ヴェルサーリオ。彼は優秀な頭脳とカリスマ性を持つバフォメットだ」
「フルカス。お前はどう見る?」
ルシファーにそう聞かれて険しい表情を浮かべた。
「ヴェルサーリオのよう家臣が他に六名いると仮定すると軍事力としては、ベリアル軍に匹敵すると考えられます。ヴェルサーリオはナリユキ・タテワキによって捕らえられましたが、これは全体のほんの一部に過ぎません」
「私も同意だな。ナリユキはどう見る?」
ルシファーにそう問いかけられた俺はこう答えた。
「任務に加わっている家臣以外にも、まだ隠れている重要な戦力が数名いると思う」
「根拠は?」
「俺もルシファーもそう。ベリアルもそうだろう。王は常に腹心を隣に置くだろ?」
俺がそう言うとルシファーは「そうだな」と頷いた。
「ミク・アサギやデアのような戦力が隠れている可能性が高いと言いたいのだな?」
「――ちょっと待って下さい! マーズベル級の戦力が魔界にいるって、本気で言ってるんですか!?」
普段呑気なパイモンが珍しく慌ただしくなっていた。ルシファーに対する口調も大分崩れている。
「ナリユキ・タテワキの国はそれほど凄いのか?」
フルカスの問いにパイモンが答えた。
「聞いて驚くな。このナリユキ・タテワキはルシファー様に近い力を持つ。家臣にはZ級が二人。他にも7,000超えの戦闘値がある家臣が三人いるんだ」
「――魔王軍以上の戦力だな」
そう言ってフルカスは苦笑を浮かべていた。
「早急に対策を打つ必要があるな。アマイモンの連中を見つけ次第、私の下へ連れて来い。尋問する必要がある」
ルシファーがそう言うと俺は首を左右に振った。
「尋問する必要は無い。俺が全て記憶を奪ってやるから」
「しかし、連中の処遇はどうするんだ?」
「簡単さ。俺が全ての記憶を奪うから、その捕虜は自分が何者か分からなくなる。相手が信頼してきたタイミングで、自軍に招き入れればいいんだ」
「おお! 人間にしては良い発想だな!」
「しかし、万が一記憶が戻った場合危険では無いのか? 我が軍が窮地に追いやられる可能性はないか?」
「元々、仲間じゃないんだ。怪しい素振りを見せたら殺せばいい。俺にはちょっと気が引けるけど、ルシファーは何とも感じないだろ?」
「確かにな。それが魔界で生き延びるための鉄則だ。この世界はあくまで弱肉強食だからな」
不敵な笑みを浮かべるルシファーは自身に満ち溢れていた。ベリアルという強大な支配者がいるにも関わらず、協定も結ばず2,000年も生き長らえている。やり方は冷酷だが、疑わしい者は切り捨てるというやり方は、数ある正解の中の一つなのだ。
「人間はもっと綺麗事を言うと思っていたが」
そう問いかけてきたのはフルカスだった。
「俺はまだ 新人だ。同じ主という立場から言わせてもらうと、ベリアルと協定を組まずに王として魔界に君臨するのは普通のやり方じゃ無理だ。ルシファーのやり方は普通じゃない。だからこうして滅びずに済んでいる。もし俺が同じ立場なら2,000年も維持できるかどうか怪しい。恐らく上手く交渉してベリアルと協定を結ぶ選択をしている」
「それも正解の一つだと思うが?」
フルカスはそう言って怪訝な表情を浮かべていた。
「力があれば正解。力が無ければ敗北者だ。そうだろルシファー?」
「そうだ。さすが友だな。私の思考をよく理解している」
「理解できないと心を開いてくれなかったろ?」
「それもそうだ。パイモン。お前が信頼している部下達を集めて調査部隊を編成しろ。アマイモンのネズミを炙り出せ。疑わしいと思われる人物は特別な部屋を作って監禁。ナリユキに記憶を奪ってもらい、情報を引き出す」
「かしこまりました!」
パイモンはそう言って一礼をするとこの部屋から飛び出していった。
「ナリユキも魔界でもう少し調べてみるか? 必要であればフルカスに案内させるぞ?」
「いや、止めておくよ。フルカスはルシファーの腹心。彼を借りる訳にはいかない。それに情報が少ない以上は下手に動くのは得策じゃない」
俺がそう言うとフルカスが首を左右に振った。
「そうでもない。私はヴェルサーリオが棲み処にしていた場所を知っている。まずはそこに向かおう。私がいた方がスムーズだ。何より我が軍の問題だ」
フルカスがそう打診してきた。ルシファーに視線を移すと、ルシファーは深く頷いた。
「地上の国の主が、我が軍の為に協力してくれるのだ。私は腹心の一人くらい預けてもいいと思うが? それに他の人間や魔族よりナリユキの方が数百倍信用できる。万が一フルカスが命を落とすようなことがあれば、その時は私がナリユキを討つ。問題は無い」
「買いかぶりすぎだって」
「ナリユキが私を理解しているように、私もナリユキを理解しているつもりだ。私達は同じZ級。感じ取れる力の気配に異変を感じたら、私達は一体何をする? 天眼の千里眼で様子を見るだろ? それに瞬時に移動できる手段もお互いに持っている。何も問題は無い」
ルシファーはそう言って笑みを浮かべていた。
「そうだったな。ありがたくフルカスを借りて行くよ」
俺がそう返すとルシファーはフルカスに視線を移した。
「フルカスは問題ないな?」
「仰せのままに。それに私もこの人間に興味を持ちましたので」
フルカスはそう言って一礼をするなり、俺に歩み寄って来た。
「それでは閣下行きましょう」
「ああ。頼む」
「そいつなら知ってるな」
フルカスが名前を復唱した後、そう言いながら頷いたのはパイモンだった。ルシファーも言葉には出していないが、表情を見る限り知っている様子だった。
「ヴェルサーリオ。彼は優秀な頭脳とカリスマ性を持つバフォメットだ」
「フルカス。お前はどう見る?」
ルシファーにそう聞かれて険しい表情を浮かべた。
「ヴェルサーリオのよう家臣が他に六名いると仮定すると軍事力としては、ベリアル軍に匹敵すると考えられます。ヴェルサーリオはナリユキ・タテワキによって捕らえられましたが、これは全体のほんの一部に過ぎません」
「私も同意だな。ナリユキはどう見る?」
ルシファーにそう問いかけられた俺はこう答えた。
「任務に加わっている家臣以外にも、まだ隠れている重要な戦力が数名いると思う」
「根拠は?」
「俺もルシファーもそう。ベリアルもそうだろう。王は常に腹心を隣に置くだろ?」
俺がそう言うとルシファーは「そうだな」と頷いた。
「ミク・アサギやデアのような戦力が隠れている可能性が高いと言いたいのだな?」
「――ちょっと待って下さい! マーズベル級の戦力が魔界にいるって、本気で言ってるんですか!?」
普段呑気なパイモンが珍しく慌ただしくなっていた。ルシファーに対する口調も大分崩れている。
「ナリユキ・タテワキの国はそれほど凄いのか?」
フルカスの問いにパイモンが答えた。
「聞いて驚くな。このナリユキ・タテワキはルシファー様に近い力を持つ。家臣にはZ級が二人。他にも7,000超えの戦闘値がある家臣が三人いるんだ」
「――魔王軍以上の戦力だな」
そう言ってフルカスは苦笑を浮かべていた。
「早急に対策を打つ必要があるな。アマイモンの連中を見つけ次第、私の下へ連れて来い。尋問する必要がある」
ルシファーがそう言うと俺は首を左右に振った。
「尋問する必要は無い。俺が全て記憶を奪ってやるから」
「しかし、連中の処遇はどうするんだ?」
「簡単さ。俺が全ての記憶を奪うから、その捕虜は自分が何者か分からなくなる。相手が信頼してきたタイミングで、自軍に招き入れればいいんだ」
「おお! 人間にしては良い発想だな!」
「しかし、万が一記憶が戻った場合危険では無いのか? 我が軍が窮地に追いやられる可能性はないか?」
「元々、仲間じゃないんだ。怪しい素振りを見せたら殺せばいい。俺にはちょっと気が引けるけど、ルシファーは何とも感じないだろ?」
「確かにな。それが魔界で生き延びるための鉄則だ。この世界はあくまで弱肉強食だからな」
不敵な笑みを浮かべるルシファーは自身に満ち溢れていた。ベリアルという強大な支配者がいるにも関わらず、協定も結ばず2,000年も生き長らえている。やり方は冷酷だが、疑わしい者は切り捨てるというやり方は、数ある正解の中の一つなのだ。
「人間はもっと綺麗事を言うと思っていたが」
そう問いかけてきたのはフルカスだった。
「俺はまだ 新人だ。同じ主という立場から言わせてもらうと、ベリアルと協定を組まずに王として魔界に君臨するのは普通のやり方じゃ無理だ。ルシファーのやり方は普通じゃない。だからこうして滅びずに済んでいる。もし俺が同じ立場なら2,000年も維持できるかどうか怪しい。恐らく上手く交渉してベリアルと協定を結ぶ選択をしている」
「それも正解の一つだと思うが?」
フルカスはそう言って怪訝な表情を浮かべていた。
「力があれば正解。力が無ければ敗北者だ。そうだろルシファー?」
「そうだ。さすが友だな。私の思考をよく理解している」
「理解できないと心を開いてくれなかったろ?」
「それもそうだ。パイモン。お前が信頼している部下達を集めて調査部隊を編成しろ。アマイモンのネズミを炙り出せ。疑わしいと思われる人物は特別な部屋を作って監禁。ナリユキに記憶を奪ってもらい、情報を引き出す」
「かしこまりました!」
パイモンはそう言って一礼をするとこの部屋から飛び出していった。
「ナリユキも魔界でもう少し調べてみるか? 必要であればフルカスに案内させるぞ?」
「いや、止めておくよ。フルカスはルシファーの腹心。彼を借りる訳にはいかない。それに情報が少ない以上は下手に動くのは得策じゃない」
俺がそう言うとフルカスが首を左右に振った。
「そうでもない。私はヴェルサーリオが棲み処にしていた場所を知っている。まずはそこに向かおう。私がいた方がスムーズだ。何より我が軍の問題だ」
フルカスがそう打診してきた。ルシファーに視線を移すと、ルシファーは深く頷いた。
「地上の国の主が、我が軍の為に協力してくれるのだ。私は腹心の一人くらい預けてもいいと思うが? それに他の人間や魔族よりナリユキの方が数百倍信用できる。万が一フルカスが命を落とすようなことがあれば、その時は私がナリユキを討つ。問題は無い」
「買いかぶりすぎだって」
「ナリユキが私を理解しているように、私もナリユキを理解しているつもりだ。私達は同じZ級。感じ取れる力の気配に異変を感じたら、私達は一体何をする? 天眼の千里眼で様子を見るだろ? それに瞬時に移動できる手段もお互いに持っている。何も問題は無い」
ルシファーはそう言って笑みを浮かべていた。
「そうだったな。ありがたくフルカスを借りて行くよ」
俺がそう返すとルシファーはフルカスに視線を移した。
「フルカスは問題ないな?」
「仰せのままに。それに私もこの人間に興味を持ちましたので」
フルカスはそう言って一礼をするなり、俺に歩み寄って来た。
「それでは閣下行きましょう」
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