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魔王ルシファーとの交渉Ⅱ
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「しかし私は貴様に頼ることなどない。それに記憶など戻らなくても良い」
――コヤツ正気か!? 過去の記憶は気にならないと言うのか!?
「ルシファー様は未来しか視ていないのさ。過去の話なんてどうでもいいんだ!」
ルシファーじゃなくてパイモンにそう言われると何か腹立たしいのう。さてどうするか――。
「アスモデウス様。どうなされますか?」
「すんなり上手くいくとは思わなかったが、ここまでコテンパンにされるとは思ってもみなかったのう」
「そういう事だ。分かったらさっさと消えるがいい。私にこの場で殺されたくなかったらな」
「なかなか言ってくれるのう」
「アスモデウス様。ここは一旦退きましょう。ルシファーの気が変わらないうちに」
そう助言をしてくれたのはラーゼンじゃった。確かに妾は以前と比べて強くなった。しかし、妾が下手に動いてしまえば、シトリーとラーゼンの首が一瞬で刎ねられてしまう。奴の剣の射程距離はおよそ300m――。もし、ルシファーが剣を抜けば、妾とパイモン以外は死ぬじゃろう。
「そうじゃな。今日のところは一旦退くとしよう」
「二度と来なくていい。私の邪魔をするな」
――うん。帰ろう。すごく面倒くさい。
「帰るぞ2人共」
「かしこまりました」
妾達は一旦ラーゼンの背に乗ってお城へ帰還する事とにした。
「どうかされましたか? あまり機嫌が良くない様子ですが――」
と、一人の家臣が、妾が玉座でふんぞり返っているのを見て、シトリーへそう耳打ちをしていた。気分も悪くなるわい。驚くくらい上手くいかんのじゃからのう。
「あまり大きい声を出さない方が」
シトリーがそう言っていたので、「聞こえておるわ」とだけ述べた。すると、シトリーも家臣も「申し訳ございません!」と謝罪をしてきた。
「別に気にしておらん。機嫌が悪いのは事実じゃからのう。正直なところ、ルシファー軍がより劣勢になるまで待つしか無い気がするの」
「そうですね」
正直なところ妾で策を講じるのは今のところ難しい――一旦地上へ引き返して青龍やナリユキ閣下の助言を聞くべきか――。
「2人はどう思う? ルシファーが納得いくような良い作戦は何か無いかのう?」
「刺客を雇い、ルシファー軍へ兵糧攻めをさせるというのはいかがですか?」
そのような作戦を述べたのはシトリーでは無くもう一人の家臣だった。
「あまり意味が無い気がするのう。それであれば先程の交渉は成立したはずじゃ。それに騙しているみたいで流石に申し訳ない」
「さ――左様でございましたか」
「まあ魔界っぽいと言えば魔界っぽいのう。それにその作戦は直ぐに見破られるじゃろうな」
「そうでしょうか?」
「そうじゃ。魔王には通用せんよ。他の領主共なら通用するかもしらんがのう」
「なかなか難しいですね――」
家臣はそう言って苦い表情を浮かべていた。シトリーも何か案を熟考しているようじゃが、如何せんアイデアは作戦は思い浮かばないようじゃ。ベリアルを除いた他の魔王ならまだしも、ルシファーというプライドの塊は昔から変わっていなかった。そもそもこの作戦は昔と少しでも性格が変わっていれば可能性はあるんじゃないか? という賭けのようなものじゃ。
「やはりナリユキ閣下の知恵を借りるかの」
「ナリユキ閣下というのは先程仰っていた人間でしょうか?」
「そうじゃ」
「しかし、その御方はルシファーの事を知らないはずでは?」
そう問いかけてきたのはシトリーじゃった。
「確かに知らぬが、ナリユキ閣下はユニークスキルを4つ持っていて、その中の一つの能力に、知性や記憶を共有するスキルを持っているのじゃ」
妾がそう言うと、2人は目を合わせるなり驚いていた。
「4つもユニークスキルを持っている人間が存在するのですか!?」
「し――信じられません。ますますその御方の事が気になります」
「機会があれば会わせてあげよう。ナリユキ閣下の知識があれば何か打開策が見い出せるかもしれない。その僅かな可能性にかけて一度地上に戻るかのう」
「随分と信頼されているようですね。その御方の事を」
――と言っているシトリーじゃったが、ナリユキ閣下に対しての敵意が垣間見えた。もしかして嫉妬しておるのか――?
「まあ六芒星で条約を結んでおるし、ナリユキ閣下は世界的にも有名な国主じゃからのう」
「アスモデウス様がそれほど信頼を置くに相応しい人物だと言うことですか?」
「その通りじゃ。正直なところ其方達や地上にいる家臣と同等レベルで信頼しておる。他国だとまだ日は浅いが青龍と同等レベルじゃな」
「青龍様と交流が長いと思うのですが、それでも同等という事ですよね?」
「そうじゃな。まあ信頼は日数だけじゃないからのう。交流が長くても信頼できない人物はごまんといる」
「そうですか――できればその御方と会うのであれば、ご同行させて頂きたいのですが……」
妾がべた褒めしたからシトリーは興味津々じゃのう。しかし――。
「残念じゃがそれはできん。一刻を争うので今回は妾だけで行く。青龍からもらったこの転移イヤリングを使ってのう」
妾がそう言うと2人は「おお――」と目を輝かせていた。
「もしかしてそれがあれば、アスモデウス様はいつでもお戻りになる事ができるのでしょうか!?」
と、食い気味なシトリー。めちゃくちゃ嬉しそうじゃの。
「まあ、戻ろうと思えば戻れるの。しかし地上はバタバタとしているので、しばらくは難しいじゃろうな」
妾がそう言うとシトリーは肩を落とした。
「大丈夫じゃ。落ち着いたら何百年も帰って来ないみたいな事はせん。もう少し辛抱してくれ」
「か――かしこまりました!」
と、少女のようにキャピキャピと喜ぶ2人。
「さてそろそろ行くかの。また直ぐに戻ってくる。その間は頼むぞ」
「かしこまりました!」
2人が勢いよく返事をしてくれたのを見て、妾はナリユキ閣下の顔を思い浮かべた。意中の相手の顔じゃからだろうか。まるで写真のように正確に顔が思い浮かんだ。
――コヤツ正気か!? 過去の記憶は気にならないと言うのか!?
「ルシファー様は未来しか視ていないのさ。過去の話なんてどうでもいいんだ!」
ルシファーじゃなくてパイモンにそう言われると何か腹立たしいのう。さてどうするか――。
「アスモデウス様。どうなされますか?」
「すんなり上手くいくとは思わなかったが、ここまでコテンパンにされるとは思ってもみなかったのう」
「そういう事だ。分かったらさっさと消えるがいい。私にこの場で殺されたくなかったらな」
「なかなか言ってくれるのう」
「アスモデウス様。ここは一旦退きましょう。ルシファーの気が変わらないうちに」
そう助言をしてくれたのはラーゼンじゃった。確かに妾は以前と比べて強くなった。しかし、妾が下手に動いてしまえば、シトリーとラーゼンの首が一瞬で刎ねられてしまう。奴の剣の射程距離はおよそ300m――。もし、ルシファーが剣を抜けば、妾とパイモン以外は死ぬじゃろう。
「そうじゃな。今日のところは一旦退くとしよう」
「二度と来なくていい。私の邪魔をするな」
――うん。帰ろう。すごく面倒くさい。
「帰るぞ2人共」
「かしこまりました」
妾達は一旦ラーゼンの背に乗ってお城へ帰還する事とにした。
「どうかされましたか? あまり機嫌が良くない様子ですが――」
と、一人の家臣が、妾が玉座でふんぞり返っているのを見て、シトリーへそう耳打ちをしていた。気分も悪くなるわい。驚くくらい上手くいかんのじゃからのう。
「あまり大きい声を出さない方が」
シトリーがそう言っていたので、「聞こえておるわ」とだけ述べた。すると、シトリーも家臣も「申し訳ございません!」と謝罪をしてきた。
「別に気にしておらん。機嫌が悪いのは事実じゃからのう。正直なところ、ルシファー軍がより劣勢になるまで待つしか無い気がするの」
「そうですね」
正直なところ妾で策を講じるのは今のところ難しい――一旦地上へ引き返して青龍やナリユキ閣下の助言を聞くべきか――。
「2人はどう思う? ルシファーが納得いくような良い作戦は何か無いかのう?」
「刺客を雇い、ルシファー軍へ兵糧攻めをさせるというのはいかがですか?」
そのような作戦を述べたのはシトリーでは無くもう一人の家臣だった。
「あまり意味が無い気がするのう。それであれば先程の交渉は成立したはずじゃ。それに騙しているみたいで流石に申し訳ない」
「さ――左様でございましたか」
「まあ魔界っぽいと言えば魔界っぽいのう。それにその作戦は直ぐに見破られるじゃろうな」
「そうでしょうか?」
「そうじゃ。魔王には通用せんよ。他の領主共なら通用するかもしらんがのう」
「なかなか難しいですね――」
家臣はそう言って苦い表情を浮かべていた。シトリーも何か案を熟考しているようじゃが、如何せんアイデアは作戦は思い浮かばないようじゃ。ベリアルを除いた他の魔王ならまだしも、ルシファーというプライドの塊は昔から変わっていなかった。そもそもこの作戦は昔と少しでも性格が変わっていれば可能性はあるんじゃないか? という賭けのようなものじゃ。
「やはりナリユキ閣下の知恵を借りるかの」
「ナリユキ閣下というのは先程仰っていた人間でしょうか?」
「そうじゃ」
「しかし、その御方はルシファーの事を知らないはずでは?」
そう問いかけてきたのはシトリーじゃった。
「確かに知らぬが、ナリユキ閣下はユニークスキルを4つ持っていて、その中の一つの能力に、知性や記憶を共有するスキルを持っているのじゃ」
妾がそう言うと、2人は目を合わせるなり驚いていた。
「4つもユニークスキルを持っている人間が存在するのですか!?」
「し――信じられません。ますますその御方の事が気になります」
「機会があれば会わせてあげよう。ナリユキ閣下の知識があれば何か打開策が見い出せるかもしれない。その僅かな可能性にかけて一度地上に戻るかのう」
「随分と信頼されているようですね。その御方の事を」
――と言っているシトリーじゃったが、ナリユキ閣下に対しての敵意が垣間見えた。もしかして嫉妬しておるのか――?
「まあ六芒星で条約を結んでおるし、ナリユキ閣下は世界的にも有名な国主じゃからのう」
「アスモデウス様がそれほど信頼を置くに相応しい人物だと言うことですか?」
「その通りじゃ。正直なところ其方達や地上にいる家臣と同等レベルで信頼しておる。他国だとまだ日は浅いが青龍と同等レベルじゃな」
「青龍様と交流が長いと思うのですが、それでも同等という事ですよね?」
「そうじゃな。まあ信頼は日数だけじゃないからのう。交流が長くても信頼できない人物はごまんといる」
「そうですか――できればその御方と会うのであれば、ご同行させて頂きたいのですが……」
妾がべた褒めしたからシトリーは興味津々じゃのう。しかし――。
「残念じゃがそれはできん。一刻を争うので今回は妾だけで行く。青龍からもらったこの転移イヤリングを使ってのう」
妾がそう言うと2人は「おお――」と目を輝かせていた。
「もしかしてそれがあれば、アスモデウス様はいつでもお戻りになる事ができるのでしょうか!?」
と、食い気味なシトリー。めちゃくちゃ嬉しそうじゃの。
「まあ、戻ろうと思えば戻れるの。しかし地上はバタバタとしているので、しばらくは難しいじゃろうな」
妾がそう言うとシトリーは肩を落とした。
「大丈夫じゃ。落ち着いたら何百年も帰って来ないみたいな事はせん。もう少し辛抱してくれ」
「か――かしこまりました!」
と、少女のようにキャピキャピと喜ぶ2人。
「さてそろそろ行くかの。また直ぐに戻ってくる。その間は頼むぞ」
「かしこまりました!」
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