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ヘキサグラム・サミットⅡ
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「そうなってくると敵の科学力は凄いものになる」
「そうですね。でもまあ、ファルティオ・シュタイン博士が創生のメンバーという訳ではないようです。殺戮の腕を初めて造ったのがその2人での共同作業という事で、現在の製作者は色々な人が造っているようですね。設計図のようなものがあるので、ある程度のレベルの人なら造ることができるそうですね」
「その設計図とやらは何処にあるのじゃ?」
俺とヴェストロさんが話をしていると、そう問いかけてきたアスモデウスさん。
「創生のアジトがあるヴァース島ですね。正直、敵の本拠地に乗り込むには実力不足です。ですので、一人一人倒して回収していくのが無難でしょう」
「そうじゃな~。マーズベルだと被害は少ないかもしれないが、妾の国だと非常にマズいのう。どの国も厳戒態勢をを整えておいたほうがよさそうじゃ」
「ナリユキ閣下よ。もし何かあった場合、依頼するが良いか?」
そう訊いて来たのは隣国のレンファレンス王だ。
「勿論良いですよ。その為の六芒星なのですから」
「それは助かる。うちの国は、この中じゃ最弱だからな。どう考えても創生に襲われてしまっては、壊滅する未来しか見えない」
レンファレンス王はそう言って不甲斐ない気持ちでいっぱいのようだった。
「カーネルのギルドに依頼を多くしているのも、何かあったときの為に力添えしてもらうのが目的だしな」
「それってやっぱり金貨は――?」
俺がそう小声で訊くと――。
「勿論多めに払っている」
レンファレンス王がそう言うとルミエールは「アハハ」と照れ笑いをしていた。
「カーネルもそうなると、ビジネスの範囲広いな」
「ナリユキ程じゃないけど頑張っているんだよ。うちの国の歴史もなかなか長いからね」
「話は逸れたが、ナリユキ閣下の議題についてはどうだ? まずはアスモデウスから意見をくれ」
「妾はやむを得ない場合は使用しても良いと思うぞ? 但し、使用する人間はナリユキ閣下、ミク・アサギ、ランベリオン・カーネルの三人のみに絞ったほうが良いじゃろう」
アスモデウスさんがそう言ってきたので、俺はすかさず「どうしてその三人だけなのですか?」と聞き返した。
「単純に飛び切り信頼できる人間なら使用しても良いということじゃ」
「成程――分かりました」
やっぱりこういう武器は信頼できるのみが使用を許可できるという事か。確かに、自分が信頼していない人が使ったとなると不安だもんな。
「ワシもアスモデウスと同意見だ」
ヴェストロさんの意見を聞き、視線をレンファレンス王に向ける青龍さん。
「レンファレンス王はどうだ?」
「アスモデウスの意見に賛成だ。むやみやたらに使うのはどうかと思うが、緊急時には使用しても良い。そもそもだが、露出が多いと世間に殺戮の腕という強力な武器の存在が知れ渡ると、戦力補充をしたい国が戦争を吹っ掛けてくる可能性もある。それはどうしても避けたいからな。極力使わない方が最善ではあるが、相手が創生だとそうも言っていられんだろう」
「カーネル王はどうだ?」
「私の場合はマーズベルの幹部の皆なら、使っても良いと思います」
ルミエールに関してはうちの国の幹部連中には信頼を置いているからな。意見が偏ってしまっているところはあるだろう。
「分かった。余もアスモデウス達と同意見だ。では、殺戮の腕の使用については、ナリユキ閣下、ミク・アサギ殿、ランベリオン・カーネルの三名のみ使用可能で、使用条件はやむを得ないと本人が判断したときのみとする。それで異論は無いか? ナリユキ閣下」
「ええ。問題無いですよ。そもそも使用しても良いという判断が下るとも思っていませんでしたから」
「確かにそうだったな。では次の議題だ。今回集まってもらった最大の理由でもある。ヴェストロ、レンファレンス王、カーネル王に報告が遅くなってしまって大変申し訳ない」
青龍さんがそう頭を下げると、ルミエール、レンファレンス王、ヴェストロさんの三人が顔を見合わせた。
「一体どのような内容なのでしょうか?」
「青龍が頭を下げるとは珍しい」
サングラスをぐいっと上げて青龍さんを見つけるヴェストロさん。レンファレンス王に関しては黙ったまま青龍さんの様子を見ていた。
「単刀直入に言う。あと早くて10日程で黒龍が復活する」
青龍さんの告発に驚かない訳がない。レンファレンス王はバンとデスクを叩いて立ち上がり、ルミエールは「そんな……」と暗い表情をしていた。当然この発言により付き人も驚きを隠せないでいる。
「青龍から大分前から話は聞いておったので、ヒーティスでは戦力を整えておった。勿論、青龍も世界各国にいる、強い人間に声をかけて準備をしている。とまあ――黒龍の件があるので、創生の件は後回しという訳じゃな」
「そんな重要な話を何でもっと早くに言わなかった!?」
レンファレンス王が声を荒げているのに対して、青龍さんは眉一つ動かさずに冷静に語り始める。
「原則、この六芒星会議での会話は、世界中に広まる。不安を煽るような真似をしたくなかったのだ」
「だが、黙ったままなのは可笑しいだろ!?」
「余としてはアスモデウスと組み、自分の命に代えてでもこの世界を守るつもりでいる。何より、この発言をしたことによって多くの犠牲者を出したくなかったのだ。黒龍の前では数は無力だからな」
レンファレンス王は拳を握りながら何か言いたげだったがグッと堪えているようだ。そして、5秒程硬直した後着席した。
「ナリユキは訊いていたのかい?」
「ああ。その為にこの殺戮の腕、ヒーティスで買った銃、天を穿つ者と、青龍さんから譲り受けた刀、黒紅煉刀を手に入れた。あとはカルベリアツリーのダンジョンにもう一度潜って、龍騎士を倒すのみ」
俺がそう強気な発言をすると、皆から「頼もしい」と言うコメントを貰った。あとは俺がさらに強くなればいい話だ。
「そうですね。でもまあ、ファルティオ・シュタイン博士が創生のメンバーという訳ではないようです。殺戮の腕を初めて造ったのがその2人での共同作業という事で、現在の製作者は色々な人が造っているようですね。設計図のようなものがあるので、ある程度のレベルの人なら造ることができるそうですね」
「その設計図とやらは何処にあるのじゃ?」
俺とヴェストロさんが話をしていると、そう問いかけてきたアスモデウスさん。
「創生のアジトがあるヴァース島ですね。正直、敵の本拠地に乗り込むには実力不足です。ですので、一人一人倒して回収していくのが無難でしょう」
「そうじゃな~。マーズベルだと被害は少ないかもしれないが、妾の国だと非常にマズいのう。どの国も厳戒態勢をを整えておいたほうがよさそうじゃ」
「ナリユキ閣下よ。もし何かあった場合、依頼するが良いか?」
そう訊いて来たのは隣国のレンファレンス王だ。
「勿論良いですよ。その為の六芒星なのですから」
「それは助かる。うちの国は、この中じゃ最弱だからな。どう考えても創生に襲われてしまっては、壊滅する未来しか見えない」
レンファレンス王はそう言って不甲斐ない気持ちでいっぱいのようだった。
「カーネルのギルドに依頼を多くしているのも、何かあったときの為に力添えしてもらうのが目的だしな」
「それってやっぱり金貨は――?」
俺がそう小声で訊くと――。
「勿論多めに払っている」
レンファレンス王がそう言うとルミエールは「アハハ」と照れ笑いをしていた。
「カーネルもそうなると、ビジネスの範囲広いな」
「ナリユキ程じゃないけど頑張っているんだよ。うちの国の歴史もなかなか長いからね」
「話は逸れたが、ナリユキ閣下の議題についてはどうだ? まずはアスモデウスから意見をくれ」
「妾はやむを得ない場合は使用しても良いと思うぞ? 但し、使用する人間はナリユキ閣下、ミク・アサギ、ランベリオン・カーネルの三人のみに絞ったほうが良いじゃろう」
アスモデウスさんがそう言ってきたので、俺はすかさず「どうしてその三人だけなのですか?」と聞き返した。
「単純に飛び切り信頼できる人間なら使用しても良いということじゃ」
「成程――分かりました」
やっぱりこういう武器は信頼できるのみが使用を許可できるという事か。確かに、自分が信頼していない人が使ったとなると不安だもんな。
「ワシもアスモデウスと同意見だ」
ヴェストロさんの意見を聞き、視線をレンファレンス王に向ける青龍さん。
「レンファレンス王はどうだ?」
「アスモデウスの意見に賛成だ。むやみやたらに使うのはどうかと思うが、緊急時には使用しても良い。そもそもだが、露出が多いと世間に殺戮の腕という強力な武器の存在が知れ渡ると、戦力補充をしたい国が戦争を吹っ掛けてくる可能性もある。それはどうしても避けたいからな。極力使わない方が最善ではあるが、相手が創生だとそうも言っていられんだろう」
「カーネル王はどうだ?」
「私の場合はマーズベルの幹部の皆なら、使っても良いと思います」
ルミエールに関してはうちの国の幹部連中には信頼を置いているからな。意見が偏ってしまっているところはあるだろう。
「分かった。余もアスモデウス達と同意見だ。では、殺戮の腕の使用については、ナリユキ閣下、ミク・アサギ殿、ランベリオン・カーネルの三名のみ使用可能で、使用条件はやむを得ないと本人が判断したときのみとする。それで異論は無いか? ナリユキ閣下」
「ええ。問題無いですよ。そもそも使用しても良いという判断が下るとも思っていませんでしたから」
「確かにそうだったな。では次の議題だ。今回集まってもらった最大の理由でもある。ヴェストロ、レンファレンス王、カーネル王に報告が遅くなってしまって大変申し訳ない」
青龍さんがそう頭を下げると、ルミエール、レンファレンス王、ヴェストロさんの三人が顔を見合わせた。
「一体どのような内容なのでしょうか?」
「青龍が頭を下げるとは珍しい」
サングラスをぐいっと上げて青龍さんを見つけるヴェストロさん。レンファレンス王に関しては黙ったまま青龍さんの様子を見ていた。
「単刀直入に言う。あと早くて10日程で黒龍が復活する」
青龍さんの告発に驚かない訳がない。レンファレンス王はバンとデスクを叩いて立ち上がり、ルミエールは「そんな……」と暗い表情をしていた。当然この発言により付き人も驚きを隠せないでいる。
「青龍から大分前から話は聞いておったので、ヒーティスでは戦力を整えておった。勿論、青龍も世界各国にいる、強い人間に声をかけて準備をしている。とまあ――黒龍の件があるので、創生の件は後回しという訳じゃな」
「そんな重要な話を何でもっと早くに言わなかった!?」
レンファレンス王が声を荒げているのに対して、青龍さんは眉一つ動かさずに冷静に語り始める。
「原則、この六芒星会議での会話は、世界中に広まる。不安を煽るような真似をしたくなかったのだ」
「だが、黙ったままなのは可笑しいだろ!?」
「余としてはアスモデウスと組み、自分の命に代えてでもこの世界を守るつもりでいる。何より、この発言をしたことによって多くの犠牲者を出したくなかったのだ。黒龍の前では数は無力だからな」
レンファレンス王は拳を握りながら何か言いたげだったがグッと堪えているようだ。そして、5秒程硬直した後着席した。
「ナリユキは訊いていたのかい?」
「ああ。その為にこの殺戮の腕、ヒーティスで買った銃、天を穿つ者と、青龍さんから譲り受けた刀、黒紅煉刀を手に入れた。あとはカルベリアツリーのダンジョンにもう一度潜って、龍騎士を倒すのみ」
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