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新たなる刺客Ⅱ
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「強くは無いが骨はあるようじゃの」
そう言って老人が睨みつけたのはエヴァだった。
「来るが良い」
老人はそう言って口角を吊り上げた。それに対してエヴァは気合いの声を上げながら老人へと立ち向かう。エヴァも認めているのだ。あの老人が圧倒的な強さだという事を。
今回同行して初めて見るあの目つき――彼女の綺麗な瞳に宿っていたのは圧倒的な殺意。見る者全ての人間を凍り付かせるような狂気が宿った目だ。
そんな目をしている彼女を薄ら笑いを浮かべる老人――。
「なかなかの殺意じゃな」
そう言った後の老人の動きは見えなかった。老人が消えたと思えば、エヴァの肩から鮮血がまるで噴水の如く噴き出していた――。
「エヴァ……!」
これが俺の限界だった。俺も致命傷を負っていて叫びたくても叫ぶことができない。ただ、仲間がバタバタと倒れていくのを見る事しかできない――。アリス、フィオナ、シュファ、カルロータはいい勝負をしているようだ。ただ、この老人にだけは勝てる見込みが無い。
「さて、小童はあの方に届けなければならないからの。少し眠っておらうぞ?」
老人がそう言って近付いて来た。俺はアクティブスキルを発動しようとしたが、如何せん力が入らない。
終わった――。
そう諦めていた時だ。
「なんだ? 凄い爺さんいるな。それにフォルボスも協力してくれている冒険者――エヴァっていうのか。強いのに酷い傷だな」
「フォルボス君大丈夫?」
そう突如姿を現したのは、ナリユキ閣下とミクだ。何故ここにいるのか分からないけど、これで少しはマシになる筈だ――。
「ミクちゃんじゃ目の前の爺さん勝てないな。悪いけど爺さんを警戒しながら、負傷している人間を助けてやってくれ。俺がこの強い爺さんを倒すよ」
「分かった」
そうナリユキ閣下とミクでやり取りを行い、俺が真っ先にミクの治療をされた。案の定ミクの治療は質が高かった。傷も一瞬で治るし、体力も心なしか回復したかのように思える程軽い。
「ありがとう。これなら俺も戦える」
「それは駄目。確かにものすごく強くなっているみたいだけど、ナリユキ君の邪魔になる。だから私達はできる事こなそう」
「分かった。とりあえず、エヴァとあそこにいるバフォメットを治して欲しい。あのバフォメットこそが今回探していたエヴァンスという少年。俺の友人だ」
「そう――」
ミクはそう悲しい表情を浮かべながら呟いた。
「あとは吹き飛ばされたランベーフも心配だ」
「ランベーフ……?」
「邪竜があの辺りに埋まっている筈だ」
俺がそう吹き飛んだ場所を指すと、ミクは「分かった」と言って頷いた。まずはエヴァとエヴァンスを助けてくれるみたいだ。
「お主が最近世間を騒がせているナリユキ・タテワキ閣下じゃな?」
「そうだ。アンタも随分と強いな。戦うのが面倒くさいくらいに――それに、森妖精の最高到達地点である神樹も使えるみたいだな」
「神樹を知っているのか――どこでそれを?」
老人はそう言った後に、ナリユキ閣下の右手を見るなり驚いた表情を浮かべていた。
「それは誰の殺戮の腕じゃ?」
「さあ? 誰だろうな?」
ナリユキ閣下がそう首を傾げると、老人の表情はみるみる強張っていた。
「それは意地でも吐いてもらわないと困るの」
「いやいや、俺からは逃げた方が良いぜ? 殺戮の腕割と使いこなせるし」
「――嘘じゃないみたいじゃの」
「へえ――嘘を見抜くスキルなんて持っていないのに分かるのか」
「伊達に長い事を生きとらんからのう」
「そうかい。じゃあ尊敬の意味も込めて名前で呼ぼうか?」
「好きにしろ」
そうやり取りをしている2人――。ただならぬ緊張感が痛い程伝わってくる――。互いの間合いを見極めているのか、2人は数秒動かなかった。
部屋の奥から冷たい風が吹いてきた。「寒い――」と思わず呟いてしまうような少し冷たい風だ。その風を肌で感じたと同時に2人は同時に姿と消した。
不気味に聞こえる金属音。薬きょうの臭い。恐らくナリユキ閣下が創造主で出現させた銃で戦っているのだろう。どれくらいの数を撃っているのかは分からないが、あの森妖精の老人が、光る樹の剣でナリユキ閣下の銃撃を防いでいることは容易に想像できる。下手すると全ての弾丸を弾いているかもしれない。
「ガッ……!?」
そう声が聞こえた。現れたのは森妖精の老人だ。奴は腹部を押さえながら、突然姿を現したナリユキ閣下を睨めつけていた。よく見ると森妖精の老人は口元が赤かった。どうやら出血しているようだ。
「な? 使いこなしているだろ?」
「流石マーズベルの国主じゃの。どうやら殺戮の腕の初歩的な使い方は出来ているようじゃ」
「初歩的?」
ナリユキ閣下がそう首を傾げた。
「そうじゃ。そもそも殺戮の腕は、弱者に明るい未来を切り開けるように造られた我々の最高傑作じゃ。人間と言えどされど人間。戦いを高頻度で行い、戦闘センスを磨かない限りは強くなれない。それに対して森妖精、魔族、竜族と言った種族は、あらゆる生態系の中でもずば抜けた戦闘センスを生まれながらにして持っているのじゃ。殺戮の腕とはそんな種族間との戦闘センスを埋めるための物じゃ。お主は弱点をよく補っている」
「成程な――」
ナリユキ閣下は妙に納得したような表情を浮かべていた。
「流石だな」
そう声を漏らしたナリユキ閣下だったが、ナリユキ閣下の余裕の笑みを浮かべていた。
そう言って老人が睨みつけたのはエヴァだった。
「来るが良い」
老人はそう言って口角を吊り上げた。それに対してエヴァは気合いの声を上げながら老人へと立ち向かう。エヴァも認めているのだ。あの老人が圧倒的な強さだという事を。
今回同行して初めて見るあの目つき――彼女の綺麗な瞳に宿っていたのは圧倒的な殺意。見る者全ての人間を凍り付かせるような狂気が宿った目だ。
そんな目をしている彼女を薄ら笑いを浮かべる老人――。
「なかなかの殺意じゃな」
そう言った後の老人の動きは見えなかった。老人が消えたと思えば、エヴァの肩から鮮血がまるで噴水の如く噴き出していた――。
「エヴァ……!」
これが俺の限界だった。俺も致命傷を負っていて叫びたくても叫ぶことができない。ただ、仲間がバタバタと倒れていくのを見る事しかできない――。アリス、フィオナ、シュファ、カルロータはいい勝負をしているようだ。ただ、この老人にだけは勝てる見込みが無い。
「さて、小童はあの方に届けなければならないからの。少し眠っておらうぞ?」
老人がそう言って近付いて来た。俺はアクティブスキルを発動しようとしたが、如何せん力が入らない。
終わった――。
そう諦めていた時だ。
「なんだ? 凄い爺さんいるな。それにフォルボスも協力してくれている冒険者――エヴァっていうのか。強いのに酷い傷だな」
「フォルボス君大丈夫?」
そう突如姿を現したのは、ナリユキ閣下とミクだ。何故ここにいるのか分からないけど、これで少しはマシになる筈だ――。
「ミクちゃんじゃ目の前の爺さん勝てないな。悪いけど爺さんを警戒しながら、負傷している人間を助けてやってくれ。俺がこの強い爺さんを倒すよ」
「分かった」
そうナリユキ閣下とミクでやり取りを行い、俺が真っ先にミクの治療をされた。案の定ミクの治療は質が高かった。傷も一瞬で治るし、体力も心なしか回復したかのように思える程軽い。
「ありがとう。これなら俺も戦える」
「それは駄目。確かにものすごく強くなっているみたいだけど、ナリユキ君の邪魔になる。だから私達はできる事こなそう」
「分かった。とりあえず、エヴァとあそこにいるバフォメットを治して欲しい。あのバフォメットこそが今回探していたエヴァンスという少年。俺の友人だ」
「そう――」
ミクはそう悲しい表情を浮かべながら呟いた。
「あとは吹き飛ばされたランベーフも心配だ」
「ランベーフ……?」
「邪竜があの辺りに埋まっている筈だ」
俺がそう吹き飛んだ場所を指すと、ミクは「分かった」と言って頷いた。まずはエヴァとエヴァンスを助けてくれるみたいだ。
「お主が最近世間を騒がせているナリユキ・タテワキ閣下じゃな?」
「そうだ。アンタも随分と強いな。戦うのが面倒くさいくらいに――それに、森妖精の最高到達地点である神樹も使えるみたいだな」
「神樹を知っているのか――どこでそれを?」
老人はそう言った後に、ナリユキ閣下の右手を見るなり驚いた表情を浮かべていた。
「それは誰の殺戮の腕じゃ?」
「さあ? 誰だろうな?」
ナリユキ閣下がそう首を傾げると、老人の表情はみるみる強張っていた。
「それは意地でも吐いてもらわないと困るの」
「いやいや、俺からは逃げた方が良いぜ? 殺戮の腕割と使いこなせるし」
「――嘘じゃないみたいじゃの」
「へえ――嘘を見抜くスキルなんて持っていないのに分かるのか」
「伊達に長い事を生きとらんからのう」
「そうかい。じゃあ尊敬の意味も込めて名前で呼ぼうか?」
「好きにしろ」
そうやり取りをしている2人――。ただならぬ緊張感が痛い程伝わってくる――。互いの間合いを見極めているのか、2人は数秒動かなかった。
部屋の奥から冷たい風が吹いてきた。「寒い――」と思わず呟いてしまうような少し冷たい風だ。その風を肌で感じたと同時に2人は同時に姿と消した。
不気味に聞こえる金属音。薬きょうの臭い。恐らくナリユキ閣下が創造主で出現させた銃で戦っているのだろう。どれくらいの数を撃っているのかは分からないが、あの森妖精の老人が、光る樹の剣でナリユキ閣下の銃撃を防いでいることは容易に想像できる。下手すると全ての弾丸を弾いているかもしれない。
「ガッ……!?」
そう声が聞こえた。現れたのは森妖精の老人だ。奴は腹部を押さえながら、突然姿を現したナリユキ閣下を睨めつけていた。よく見ると森妖精の老人は口元が赤かった。どうやら出血しているようだ。
「な? 使いこなしているだろ?」
「流石マーズベルの国主じゃの。どうやら殺戮の腕の初歩的な使い方は出来ているようじゃ」
「初歩的?」
ナリユキ閣下がそう首を傾げた。
「そうじゃ。そもそも殺戮の腕は、弱者に明るい未来を切り開けるように造られた我々の最高傑作じゃ。人間と言えどされど人間。戦いを高頻度で行い、戦闘センスを磨かない限りは強くなれない。それに対して森妖精、魔族、竜族と言った種族は、あらゆる生態系の中でもずば抜けた戦闘センスを生まれながらにして持っているのじゃ。殺戮の腕とはそんな種族間との戦闘センスを埋めるための物じゃ。お主は弱点をよく補っている」
「成程な――」
ナリユキ閣下は妙に納得したような表情を浮かべていた。
「流石だな」
そう声を漏らしたナリユキ閣下だったが、ナリユキ閣下の余裕の笑みを浮かべていた。
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