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ヒーティスの案内Ⅰ
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「ほう。戻って来たか」
俺とミクちゃんがアスモデウスさんのところへ戻ると、アスモデウスさんとゼパルが話をしていた。何やら会議中のようだ。
「ギルドにまだいたんだ。てっきりどこかへ移動しているんだと思っていた」
「別に移動してもよいのじゃが、また邪竜に乗ってここに来るのは面倒くさいじゃろう?」
「確かにな」
「じゃからここでギルドで今抱えている問題を聞いておったのじゃ。後は冒険者の不満や悩みとかじゃの」
「定期的に行っているのか?」
「そうじゃの。月に一度くらいはギルドに訪れて問題点などを聞いておる。というか、其方の国はいつギルドを作るのじゃ?」
「まあ。いずれかって感じかな。そもそも隣国にカーネルがあるから慌てる必要無いんだよ。むしろいらない可能性もあるから悩んでる」
「確かにそうじゃの。じゃあ行くか。町を案内するぞ」
「もういいんですか?」
ミクちゃんがアスモデウスさんにそう問いかけると、アスモデウスさんは「問題無い」と返事をした。
「よしゼパル。其方もついて来い」
「私もですか!?」
「何じゃ? 嫌なのか?」
「滅相もございません」
アスモデウスさんが少し拗ねたような表情をすると、ゼパルは首をブンブンと左右に振った。
「じゃあ行こうかの!」
と、アスモデウスさんが張り切っているんだけど、何気に一番楽しみにしているんじゃないか? 俺とミクちゃんも楽しみではあるけど、アスモデウスさんの気合いの入り方が異常だ。
そうして連れてこられたのはまずは武器屋だ。今夜はあの偽ドラグーンタワーで会食をするようなので、軽く町を案内してくれるそうだ。
「ここには世にも珍しい武器が置いている。また、オーダーメイドも出来るから、もし良かったら造っていってもよいぞ」
置かれていた武器は、剣、刀、長刀、小太刀、体刀、槍、サーベル、レイピア、弓など様々な武器があった。
「お、銃もある。店主、手に取ってもいいですか?」
「勿論です」
この店の店主は獣人の女の子だった。戦闘値は3,000と、獣人にしてはやたらと高い。それこれも店を襲われた時に対抗できる為だろうか? いずれにせよ、こんな戦闘値の人間が店主だったら安心だな。
俺が手に取った銃はデザートイーグルのような銃身が大きい銃だった。しかし銃の特徴としては、銃身が紅色をしている事だった。
「変わった銃だな」
値段を見てみると金貨5枚とやたらと高い。拳銃の相場って5万円~10万円ほどじゃなかったか? 50万円ってスナイパーライフルとかの値段じゃね?
「これ、凄く高いですけど、銃の相場はこれくらいが普通なんですか?」
「これは特別に高いんですよ。銃身が紅色でしょう?」
「ええ」
「紅昇石と魔石で造られた銃になっています」
「――それだと逆に安くないか?」
「確かに安いですね。ただこの銃は主を選ぶのでなかな買える人はいないのです。しかし、ナリユキ閣下であれば問題ないかもしれません」
――何かどっかで聞いたような設定だな。
「て、事は強いのか?」
「勿論強力です。少量のMPを弾に込めながら撃つことができる銃です」
「威力はどれくらいあるんですか?」
「それは分からないですね」
店主の獣人がそう苦笑いをしていると、アスモデウスさんが「ふむ」と声を漏らした。
「どうした?」
「確か、この銃は200年程前に亡くなった爺が造った銃じゃったのう。こんなところにあるとは」
「知っているのか?」
「勿論じゃ。奴も魔族で妾の配下じゃった。マカロフ卿が来る前に、銃という武器を秘密裏に造っていた転生者がいての。その転生者が銃の造り方を教えたのじゃ」
――いやいや待て待て。デザートイーグルが造られたってのって、60年も経っていないよな? こんな銃を作る奴が200年も前にいたのか? いや、そもそも俺達の時代の時系列とこっちの世界の時系列は一体どうなっているんだ? 今まで気にしていなかったけど、よくよく考えたらおかしいじゃないか。コヴィー・S・ウィズダムさんはこっちの世界に来て随分と経つはずだ。なのに、技術の進歩があっちの世界を上回っている――。誰と協力したか分からないけど殺戮の腕なんて俺達が来た世界よりか技術が進歩しているじゃないか。
となれば、この銃めちゃくちゃ気になるぞ。うちでもこの銃に隠された技術を盗むことができるんじゃないか?
「俺、これ買うよ。いいですよね?」
「買う前に試し撃ちしたほうがいいかもしれませんね。持った感じは問題なさそうそうですか?」
「ああ。問題ない」
この銃は主を選ぶ――ならば相当な威力を発揮するはずだ。これで弱かったらそれはそれで面白いんだけど、銃の強化スキルが付いている俺が使えば確実に化けるはずだ。
「MPを込めるイメージをして下さい。銃が真の主では無いと判断した際に、MPを大きく抜き取られてしまいます。ずっと持っていれば確実にMP切れで命を落とします」
「面白いじゃないか」
俺は銃にMPを思い切り込めた。しかし実際にはMPを銃に込めたというより、MPを銃に奪われたという不思議な感覚だ。
「特に何ともないな」
俺がそう怪訝な表情を浮かべていると店主が「凄い」と褒めてきた。割と大きい声だったから吃驚するんだけど。
「どうやら選ばれたようじゃな」
「やったねナリユキ君!」
という事らしい。
てな訳で奇妙な出会いでこの銃を手に入れた。名前は天を穿つ者という名前らしい。格好いい――。
俺とミクちゃんがアスモデウスさんのところへ戻ると、アスモデウスさんとゼパルが話をしていた。何やら会議中のようだ。
「ギルドにまだいたんだ。てっきりどこかへ移動しているんだと思っていた」
「別に移動してもよいのじゃが、また邪竜に乗ってここに来るのは面倒くさいじゃろう?」
「確かにな」
「じゃからここでギルドで今抱えている問題を聞いておったのじゃ。後は冒険者の不満や悩みとかじゃの」
「定期的に行っているのか?」
「そうじゃの。月に一度くらいはギルドに訪れて問題点などを聞いておる。というか、其方の国はいつギルドを作るのじゃ?」
「まあ。いずれかって感じかな。そもそも隣国にカーネルがあるから慌てる必要無いんだよ。むしろいらない可能性もあるから悩んでる」
「確かにそうじゃの。じゃあ行くか。町を案内するぞ」
「もういいんですか?」
ミクちゃんがアスモデウスさんにそう問いかけると、アスモデウスさんは「問題無い」と返事をした。
「よしゼパル。其方もついて来い」
「私もですか!?」
「何じゃ? 嫌なのか?」
「滅相もございません」
アスモデウスさんが少し拗ねたような表情をすると、ゼパルは首をブンブンと左右に振った。
「じゃあ行こうかの!」
と、アスモデウスさんが張り切っているんだけど、何気に一番楽しみにしているんじゃないか? 俺とミクちゃんも楽しみではあるけど、アスモデウスさんの気合いの入り方が異常だ。
そうして連れてこられたのはまずは武器屋だ。今夜はあの偽ドラグーンタワーで会食をするようなので、軽く町を案内してくれるそうだ。
「ここには世にも珍しい武器が置いている。また、オーダーメイドも出来るから、もし良かったら造っていってもよいぞ」
置かれていた武器は、剣、刀、長刀、小太刀、体刀、槍、サーベル、レイピア、弓など様々な武器があった。
「お、銃もある。店主、手に取ってもいいですか?」
「勿論です」
この店の店主は獣人の女の子だった。戦闘値は3,000と、獣人にしてはやたらと高い。それこれも店を襲われた時に対抗できる為だろうか? いずれにせよ、こんな戦闘値の人間が店主だったら安心だな。
俺が手に取った銃はデザートイーグルのような銃身が大きい銃だった。しかし銃の特徴としては、銃身が紅色をしている事だった。
「変わった銃だな」
値段を見てみると金貨5枚とやたらと高い。拳銃の相場って5万円~10万円ほどじゃなかったか? 50万円ってスナイパーライフルとかの値段じゃね?
「これ、凄く高いですけど、銃の相場はこれくらいが普通なんですか?」
「これは特別に高いんですよ。銃身が紅色でしょう?」
「ええ」
「紅昇石と魔石で造られた銃になっています」
「――それだと逆に安くないか?」
「確かに安いですね。ただこの銃は主を選ぶのでなかな買える人はいないのです。しかし、ナリユキ閣下であれば問題ないかもしれません」
――何かどっかで聞いたような設定だな。
「て、事は強いのか?」
「勿論強力です。少量のMPを弾に込めながら撃つことができる銃です」
「威力はどれくらいあるんですか?」
「それは分からないですね」
店主の獣人がそう苦笑いをしていると、アスモデウスさんが「ふむ」と声を漏らした。
「どうした?」
「確か、この銃は200年程前に亡くなった爺が造った銃じゃったのう。こんなところにあるとは」
「知っているのか?」
「勿論じゃ。奴も魔族で妾の配下じゃった。マカロフ卿が来る前に、銃という武器を秘密裏に造っていた転生者がいての。その転生者が銃の造り方を教えたのじゃ」
――いやいや待て待て。デザートイーグルが造られたってのって、60年も経っていないよな? こんな銃を作る奴が200年も前にいたのか? いや、そもそも俺達の時代の時系列とこっちの世界の時系列は一体どうなっているんだ? 今まで気にしていなかったけど、よくよく考えたらおかしいじゃないか。コヴィー・S・ウィズダムさんはこっちの世界に来て随分と経つはずだ。なのに、技術の進歩があっちの世界を上回っている――。誰と協力したか分からないけど殺戮の腕なんて俺達が来た世界よりか技術が進歩しているじゃないか。
となれば、この銃めちゃくちゃ気になるぞ。うちでもこの銃に隠された技術を盗むことができるんじゃないか?
「俺、これ買うよ。いいですよね?」
「買う前に試し撃ちしたほうがいいかもしれませんね。持った感じは問題なさそうそうですか?」
「ああ。問題ない」
この銃は主を選ぶ――ならば相当な威力を発揮するはずだ。これで弱かったらそれはそれで面白いんだけど、銃の強化スキルが付いている俺が使えば確実に化けるはずだ。
「MPを込めるイメージをして下さい。銃が真の主では無いと判断した際に、MPを大きく抜き取られてしまいます。ずっと持っていれば確実にMP切れで命を落とします」
「面白いじゃないか」
俺は銃にMPを思い切り込めた。しかし実際にはMPを銃に込めたというより、MPを銃に奪われたという不思議な感覚だ。
「特に何ともないな」
俺がそう怪訝な表情を浮かべていると店主が「凄い」と褒めてきた。割と大きい声だったから吃驚するんだけど。
「どうやら選ばれたようじゃな」
「やったねナリユキ君!」
という事らしい。
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