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マカロフ卿の様子Ⅱ
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「マカロフ卿は前提としてコードの事を尊敬しております。それはお金を稼ぐ能力が高いからです。ですので、マカロフ卿にとってはコードの命令は絶対なのです――しかし、今回の件に関しては、貴方が私達の敵という事になっていますが、アードルハイム帝国から人々を守ったというのは、紛れもない共通認識の正義なのです。それはマカロフ卿も認めておりました――凄いと――。そして少し羨ましくも感じておりました。俺が前の世界で成し遂げたかった大義を、ナリユキ・タテワキという若造は、異世界という舞台で成し遂げたんだ――と」
マカロフ卿が成し遂げたかった大義――確かスペツナズに所属していたけど、反乱軍を立ち上げて戦い続けたんだよな――。ロシアは民間人に何か悪影響を及ぼしていたのだろうか? いや、違う――ロシアは自国を守るためなら何でもする国と聞いたことがある。じゃあ何でもしすぎるが故に、どこかと戦争を起こしたけど、マカロフ卿が掴んだ真実は違うので反乱軍で抵抗したとかか? マカロフ卿の反乱軍なんて初めて聞いたか分からねえんだよな。
「マカロフ卿は何の為に戦っていたんだ?」
「奪う必要のない命を守るためと言っていましたが、それ以上は――」
「そうか」
メリーザにも情報はそんなに与えていないのか――何かもう徹底しているな。
「それで? 続きは?」
「そうですね。ですので、正直なところを言うと今回はマカロフ卿は迷っていると言っていいでしょう」
「迷っている?」
「ええ。正義をとるか忠義をとるか――」
「待て待て。話が矛盾しているんじゃないか? アンタ等はアードルハイム帝国についていたのは事実だろ?」
「いえ。アードルハイム帝国についていたのは、コードの命令で、マカロフ卿が単体での仕事として引き受けていました。取引をするうえで彼は彼なりの正義ありました。アードルハイムという恐怖の国により、世界的に見た時の政治は、平和が保たれていましたから。しかしマカロフ卿の技術提供によって、アードルハイム帝国が行う悪行は酷くなっていったのです。しかし、お金の羽振りがいいから、マカロフ卿はアードルハイム帝国の変わりようより、大型の顧客として見ていなかったのです」
ああ――。その気持ちめちゃくちゃ分かる気がする――。俺も世間的に悪だとされている顧客がいたけど、毎月の契約金額が、従業員数が多くてえぐかったから、俺には直接何の被害も無いから付き合っているっていうのあったもんな。
「アードルハイム帝国が世界的に見たら政治を保っていたっていうけど、具体的にどんな?」
「ええ。私が見せてもらった資料では、全世界での犯罪数は年々3%ほど減っているのです。それは、悪い事をすればアードルハイム帝国行きになり、地獄より酷い苦痛が待っているという話が世界中に広まっているからです」
「でも、その数字ってなかなか見えなくないか? 直接関与しているわけではないのに」
すると、メリーザは俺の言葉に対して首を左右に振った。
「それがしていたのです。アードルハイム皇帝はお金と権力が全ての人間。世界を征服したいと言う願望まで持っていたので、貴方が持っている 悪魔との機密契約で、聞き分けの悪い権力者を協力関係という名の支配下に置いておりました。そうすると深いパイプができる訳です。深いパイプができるとどうなるか――」
「その街、あるいは国はアードルハイムと手を組んだことを知った市民は恐怖し、悪い事はしないで真っ当に生きよう――と考え始める訳か――」
「そうです」
「そこでコードの命令でマカロフ卿が手を貸したことにより技術は進歩して酷くなった訳か」
「はい。マカロフ卿が手を貸してから、ここ数年のアードルハイム帝国は、アードルハイム共和国から、アードルハイム帝国になったとき並み――つまり数百年ぶりに、アードルハイム帝国の年間捕縛人数が50%アップしておりましたから」
「酷い話だな」
「そうなのです。それにコードはアードルハイム皇帝と似ているところがあります。加齢のせいかここ最近はそれが酷くなってきており、利益重視の考え方の動きが多いです」
「成程。つまり得をしているのはコードだけってことだな? コード以外は誰も幸せになっていないと――」
「ええ」
メリーザはそう暗い表情をしていた。彼女もまた迷っているのだろうか――?
「聞いていいか? 何でアンタはアリシアと縁を切ったんだ? 俺はアンタと初めて会った時の、アリシアに対する反応が気になるんだけど」
「それは言えません」
メリーザは暗い表情のままそう呟いた。
「ナリユキ・タテワキ。私なら貴方の枷を解除できます。今のうちに逃げましょう」
メリーザは突然そんな事を言ってきた。
「今のマカロフ卿ならば貴方を本当に殺しかねません」
メリーザはそう必死に訴えかけて来た。けど駄目なんだ。
「クロノス達がいる限り、俺は捕虜でいるさ。腕有難うな。まだ少し痛むけど完全に元通りだ」
俺が笑って立ち上がると、メリーザは剣幕な表情をしていた。
「何故そこまで他人の為に必死になれるのですか!?」
「俺にとっての幸福が他者貢献。承認欲求が強いからさ。誰かの為に自分ができることを精一杯やりたいんだ。自分の為に何かをやるってのは俺からすると面白くないんだ。皆が喜ぶ顔が見たいってのが原動力だからだ。そして、クロノスと兵士5人は協力関係にあるカーネル王国の人間だ。俺の行動で巻き込んでしまったのに、見捨てるのは俺の本能が拒絶しているんだ。道徳的にどうとかじゃなくて生物の本能としてだな。それに、友達を守る為に理由なんていらないだろ? だから、アードルハイム帝国という巨大な悪に捕まっている人間を助けに行くために、動いて捕まってしまうという負のループができていたわけだしさ」
「そうですか――」
メリーザは俺の話を聞いて唇を噛みしめていた。
「ほら行こうぜ。部屋に連れて行くんだろ?」
俺が部屋の扉を開けてそう言うと、メリーザは暗い表情のまま「ええ」と呟いた。
「貴方の弱点は仲間なのですね?」
メリーザにそう訊かれたが俺はその問いに関しては何も反応しなかった。
「気をつけたほうがいいですよ。部屋の中に閉じ込めるので、何とか皆で逃げる方法を考えて下さい」
俺はメリーザのその言葉に呆気を取られた。
「ああ――そうだな」
こうして俺はメリーザにあの部屋とやらに連れていかれた。
マカロフ卿が成し遂げたかった大義――確かスペツナズに所属していたけど、反乱軍を立ち上げて戦い続けたんだよな――。ロシアは民間人に何か悪影響を及ぼしていたのだろうか? いや、違う――ロシアは自国を守るためなら何でもする国と聞いたことがある。じゃあ何でもしすぎるが故に、どこかと戦争を起こしたけど、マカロフ卿が掴んだ真実は違うので反乱軍で抵抗したとかか? マカロフ卿の反乱軍なんて初めて聞いたか分からねえんだよな。
「マカロフ卿は何の為に戦っていたんだ?」
「奪う必要のない命を守るためと言っていましたが、それ以上は――」
「そうか」
メリーザにも情報はそんなに与えていないのか――何かもう徹底しているな。
「それで? 続きは?」
「そうですね。ですので、正直なところを言うと今回はマカロフ卿は迷っていると言っていいでしょう」
「迷っている?」
「ええ。正義をとるか忠義をとるか――」
「待て待て。話が矛盾しているんじゃないか? アンタ等はアードルハイム帝国についていたのは事実だろ?」
「いえ。アードルハイム帝国についていたのは、コードの命令で、マカロフ卿が単体での仕事として引き受けていました。取引をするうえで彼は彼なりの正義ありました。アードルハイムという恐怖の国により、世界的に見た時の政治は、平和が保たれていましたから。しかしマカロフ卿の技術提供によって、アードルハイム帝国が行う悪行は酷くなっていったのです。しかし、お金の羽振りがいいから、マカロフ卿はアードルハイム帝国の変わりようより、大型の顧客として見ていなかったのです」
ああ――。その気持ちめちゃくちゃ分かる気がする――。俺も世間的に悪だとされている顧客がいたけど、毎月の契約金額が、従業員数が多くてえぐかったから、俺には直接何の被害も無いから付き合っているっていうのあったもんな。
「アードルハイム帝国が世界的に見たら政治を保っていたっていうけど、具体的にどんな?」
「ええ。私が見せてもらった資料では、全世界での犯罪数は年々3%ほど減っているのです。それは、悪い事をすればアードルハイム帝国行きになり、地獄より酷い苦痛が待っているという話が世界中に広まっているからです」
「でも、その数字ってなかなか見えなくないか? 直接関与しているわけではないのに」
すると、メリーザは俺の言葉に対して首を左右に振った。
「それがしていたのです。アードルハイム皇帝はお金と権力が全ての人間。世界を征服したいと言う願望まで持っていたので、貴方が持っている 悪魔との機密契約で、聞き分けの悪い権力者を協力関係という名の支配下に置いておりました。そうすると深いパイプができる訳です。深いパイプができるとどうなるか――」
「その街、あるいは国はアードルハイムと手を組んだことを知った市民は恐怖し、悪い事はしないで真っ当に生きよう――と考え始める訳か――」
「そうです」
「そこでコードの命令でマカロフ卿が手を貸したことにより技術は進歩して酷くなった訳か」
「はい。マカロフ卿が手を貸してから、ここ数年のアードルハイム帝国は、アードルハイム共和国から、アードルハイム帝国になったとき並み――つまり数百年ぶりに、アードルハイム帝国の年間捕縛人数が50%アップしておりましたから」
「酷い話だな」
「そうなのです。それにコードはアードルハイム皇帝と似ているところがあります。加齢のせいかここ最近はそれが酷くなってきており、利益重視の考え方の動きが多いです」
「成程。つまり得をしているのはコードだけってことだな? コード以外は誰も幸せになっていないと――」
「ええ」
メリーザはそう暗い表情をしていた。彼女もまた迷っているのだろうか――?
「聞いていいか? 何でアンタはアリシアと縁を切ったんだ? 俺はアンタと初めて会った時の、アリシアに対する反応が気になるんだけど」
「それは言えません」
メリーザは暗い表情のままそう呟いた。
「ナリユキ・タテワキ。私なら貴方の枷を解除できます。今のうちに逃げましょう」
メリーザは突然そんな事を言ってきた。
「今のマカロフ卿ならば貴方を本当に殺しかねません」
メリーザはそう必死に訴えかけて来た。けど駄目なんだ。
「クロノス達がいる限り、俺は捕虜でいるさ。腕有難うな。まだ少し痛むけど完全に元通りだ」
俺が笑って立ち上がると、メリーザは剣幕な表情をしていた。
「何故そこまで他人の為に必死になれるのですか!?」
「俺にとっての幸福が他者貢献。承認欲求が強いからさ。誰かの為に自分ができることを精一杯やりたいんだ。自分の為に何かをやるってのは俺からすると面白くないんだ。皆が喜ぶ顔が見たいってのが原動力だからだ。そして、クロノスと兵士5人は協力関係にあるカーネル王国の人間だ。俺の行動で巻き込んでしまったのに、見捨てるのは俺の本能が拒絶しているんだ。道徳的にどうとかじゃなくて生物の本能としてだな。それに、友達を守る為に理由なんていらないだろ? だから、アードルハイム帝国という巨大な悪に捕まっている人間を助けに行くために、動いて捕まってしまうという負のループができていたわけだしさ」
「そうですか――」
メリーザは俺の話を聞いて唇を噛みしめていた。
「ほら行こうぜ。部屋に連れて行くんだろ?」
俺が部屋の扉を開けてそう言うと、メリーザは暗い表情のまま「ええ」と呟いた。
「貴方の弱点は仲間なのですね?」
メリーザにそう訊かれたが俺はその問いに関しては何も反応しなかった。
「気をつけたほうがいいですよ。部屋の中に閉じ込めるので、何とか皆で逃げる方法を考えて下さい」
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