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龍騎士Ⅰ
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「ミクちゃん!」
俺は咄嗟にそう叫んで目を開けていた。広々とした草原。見覚えがある。ここはカルベリアツリーのダンジョンの外だ。
「そうだ!」
俺が辺りを見渡すと、3人も倒れこんでいた。突然首が切断されて光景――。皆の首が……。あれはトラウマだな。
「ん……」
ミクちゃんはゆっくりと目を開けて、頭を押さえながら体を起こした。俺はミクちゃんの身体を支えて、ミクちゃんが起き上がるのを補助した。
「身体は何ともないけど、少し気持ち悪い――」
ミクちゃんは目に涙を浮かべながら、そう力無く呟いた。
「大丈夫だ。何が起きたか分からないけれど無事でよかった」
俺がそう抱き寄せると「うん」と返事をしてくれた。まだすすり泣きをしているが、頭を撫でてやると少し落ち着きを取り戻す。
そうしていると、ランベリオンもアリシアも頭を押さえながら起きた。
「無事なのか――」
「ナリユキ様! ご無事で何よりです!」
起き上がったと思ったら、俺の背中に抱き着いてくるアリシア。嬉しいけど、凄い絵面だぞこれは。
「お怪我はありませんか?」
「見ての通りなんもない。皆は大丈夫か?」
「はい」
「ああ。しかし不思議だな。我等全員首を刎ねられたと思ったが」
「そうなんだよな。結局俺の力で奴のスキルどころか、奴の名前すら聞いていない」
「あれ? もしかして900層までいったの?」
そう問いかけながら近付いてきたのはノアだった。
「ああ。めちゃくちゃ強かったな。異次元の強さだった」
「名前はボクも知らないからね。ただ900層は龍騎士だよ」
ほう。通りで凄い厨二病な鎧と刀だったわけだ。どこぞのモンスターを討伐するゲームに出て来そうな黒刀だったしな。
「あいつめちゃくちゃ強いな」
「そう問いかけられてもボクもよく知らないんだよ」
そうノアは膨れっ面になっている。て事は面識が無いってことか。それにしても不思議なのは――。
「何で、俺がアードルハイム帝国を潰したことを知っていたんだろうな」
「それに、私達は一度首を刎ねられたのに傷一つないし、カルベリアツリーの前に移動させられているし訳分からないよ――。それに、なりゆき君があんな目にあうのはもう見たくない」
「そうだな。俺もミクちゃんがあんな目にあうのは見たくないよ」
俺がそう言いながらミクちゃんの頭を撫でていると――。
「お暑いですね」
と、耳元でアリシアにそう言われたので、背筋がゾワゾワっと反応した。
「茶化すなよ。とりあえずここにいても仕方ない。カーネル王国に行ってルミエールに報告しよう。お金は――。貰えるんだっけか」
「とりあえず行ってみましょう」
「龍騎士というと、他国で数々の伝説を残した人間を指す。カーネル王国に行けば伝記などもあるから、あのボスを倒す手がかりが見つかるかもしれない」
「そうだな。どうやら、パワーだけじゃ難しいそうだしな。ノア、頼む」
「え? ボクもカーネル王国に行くの?」
「方舟出してほしいなって」
俺が両手を合わせてそう頼むと、「仕方ないな~」とボヤきながら方舟を出してくれた。今回は、巨大戦艦ではなく前長は10m程だ。もう少しコンパクトでもいい気がするけど。
「さあ乗って」
「さんきゅ」
「ありがとうございます」
「すまないなノア」
「ありがとうね」
俺達は各々、ノアに感謝を伝えて方舟に乗船した。そして、久しぶりに訪れたカーネル王国。俺達はルイゼンバーンに挨拶するべく、カーネル王国ギルド本部に訪れた。
中に入ると、冒険者パーティーが何やら騒然としていた。
「貴方様がナリユキ・タテワキ閣下ですね!?」
そう話しかけて来たのは一人の女性だった。いきなりの事で何が何やら。
「ランベリオン様を従えている人なんてごく僅かですから直ぐに分かりましたよ」
「あ! 聖女様もいらっしゃるぞ!」
「あの人は森妖精族長のアリシア様だ!」
と、俺達は一瞬にして囲まれてしまった。冷静に考えればこうなるか――。ミクちゃんの回復は有名だからな。
「お! ナリユキさんとべりーちゃん達やん」
そう聞き覚えのある声と関西弁を話しながらこっちに向かってきたのはレンさん達だった。
「ナリユキさんこんにちは!」
「どうも」
「ご無沙汰しております」
アズサさん、ノーディルスさん、ネオンさんの順番に挨拶をしてくれた。俺達もその挨拶に対して応えた。
「一週間ぶりくらいかな? 元気にしてはりました?」
「それがな。カルベリアツリーのダンジョンの潜っていて900層まで行ったんだが、見事にボコボコにされたんだ。一度首を刎ねられたんだけど、何故か生きている――。多分、幻覚を見せられたんだろうけど」
「ナリユキさんで勝たれへんって――」
「世界は広いですね」
「いや。それより900層行ったのが凄いだろ」
そんな話をしていると「何だ騒がしい」とまた聞き覚えのある声がした。
周りの冒険者も彼が通る道を挨拶をしながら開けていた。
「なんだ。ナリユキ殿ではないか! 息災であったか?」
そう大歓迎モードのルイゼンバーン。何かいつに無く暑苦しいな。
「はい。元気でしたよ」
「そうか。ナリユキ殿達のお陰でだな。全く、ランベリオンは凄い人材を拾ったものだ」
「いや、我はモトリーナの村を襲ってしまい、それを止めてくれたナリユキ殿とミク殿に何かしらのお礼をしたかっただけだ」
「それでマーズベルを譲るランベリオン様はなかなかぶっ飛んでいますけどね」
「言ってろ」
ランベリオンとアリシアがそう言い合っていると、ルイゼンバーンは高笑いをしていた。
「それで? 今日は何をしに来たのだ?」
「ギルドに来たのはルイゼンバーンに顔を出しておこうと思って。今日こっちに来たのはルミエールに聞きたいことがあったからだ。あとは共有しておきたい情報があるって感じかな」
「成程。では案内するから少し待っていてくれ。カーネル王は今日は宮殿内にいるはずだから、ナリユキ殿が来たと言えば喜ぶだろうからな」
「助かるよ」
俺がそうやり取りをしていると、レンさん達はポカンという表情をしており、他の冒険者パーティーの目はキラキラと輝いていた。これは尊敬の眼差しなのだろうか。
「ナリユキさん。それ俺達も行ってええですか? 何か事件とかなら手伝いますよ」
「俺達はいいけど――。ちょっとルイゼンバーンに確認してみるわ」
「ありがとうございます」
レンさんにそう提案されたので、ルイゼンバーンが来ると、レンさん達も同行していいか聞いた。
「ナリユキ殿が問題無いのであれば大丈夫だろ。カーネル王も、ナリユキ殿の御友人とあれば大歓迎と言うだろう」
ルイゼンバーンからそう許可が下りると、レンさん達は「よっしゃ!」と喜んでいた。もしかしてこの人達、遊びに行こうと思っていないだろうな?
そんなこんなで、カーネル王国ギルド本部から、ルミエールがいる宮殿へと向かった。
俺は咄嗟にそう叫んで目を開けていた。広々とした草原。見覚えがある。ここはカルベリアツリーのダンジョンの外だ。
「そうだ!」
俺が辺りを見渡すと、3人も倒れこんでいた。突然首が切断されて光景――。皆の首が……。あれはトラウマだな。
「ん……」
ミクちゃんはゆっくりと目を開けて、頭を押さえながら体を起こした。俺はミクちゃんの身体を支えて、ミクちゃんが起き上がるのを補助した。
「身体は何ともないけど、少し気持ち悪い――」
ミクちゃんは目に涙を浮かべながら、そう力無く呟いた。
「大丈夫だ。何が起きたか分からないけれど無事でよかった」
俺がそう抱き寄せると「うん」と返事をしてくれた。まだすすり泣きをしているが、頭を撫でてやると少し落ち着きを取り戻す。
そうしていると、ランベリオンもアリシアも頭を押さえながら起きた。
「無事なのか――」
「ナリユキ様! ご無事で何よりです!」
起き上がったと思ったら、俺の背中に抱き着いてくるアリシア。嬉しいけど、凄い絵面だぞこれは。
「お怪我はありませんか?」
「見ての通りなんもない。皆は大丈夫か?」
「はい」
「ああ。しかし不思議だな。我等全員首を刎ねられたと思ったが」
「そうなんだよな。結局俺の力で奴のスキルどころか、奴の名前すら聞いていない」
「あれ? もしかして900層までいったの?」
そう問いかけながら近付いてきたのはノアだった。
「ああ。めちゃくちゃ強かったな。異次元の強さだった」
「名前はボクも知らないからね。ただ900層は龍騎士だよ」
ほう。通りで凄い厨二病な鎧と刀だったわけだ。どこぞのモンスターを討伐するゲームに出て来そうな黒刀だったしな。
「あいつめちゃくちゃ強いな」
「そう問いかけられてもボクもよく知らないんだよ」
そうノアは膨れっ面になっている。て事は面識が無いってことか。それにしても不思議なのは――。
「何で、俺がアードルハイム帝国を潰したことを知っていたんだろうな」
「それに、私達は一度首を刎ねられたのに傷一つないし、カルベリアツリーの前に移動させられているし訳分からないよ――。それに、なりゆき君があんな目にあうのはもう見たくない」
「そうだな。俺もミクちゃんがあんな目にあうのは見たくないよ」
俺がそう言いながらミクちゃんの頭を撫でていると――。
「お暑いですね」
と、耳元でアリシアにそう言われたので、背筋がゾワゾワっと反応した。
「茶化すなよ。とりあえずここにいても仕方ない。カーネル王国に行ってルミエールに報告しよう。お金は――。貰えるんだっけか」
「とりあえず行ってみましょう」
「龍騎士というと、他国で数々の伝説を残した人間を指す。カーネル王国に行けば伝記などもあるから、あのボスを倒す手がかりが見つかるかもしれない」
「そうだな。どうやら、パワーだけじゃ難しいそうだしな。ノア、頼む」
「え? ボクもカーネル王国に行くの?」
「方舟出してほしいなって」
俺が両手を合わせてそう頼むと、「仕方ないな~」とボヤきながら方舟を出してくれた。今回は、巨大戦艦ではなく前長は10m程だ。もう少しコンパクトでもいい気がするけど。
「さあ乗って」
「さんきゅ」
「ありがとうございます」
「すまないなノア」
「ありがとうね」
俺達は各々、ノアに感謝を伝えて方舟に乗船した。そして、久しぶりに訪れたカーネル王国。俺達はルイゼンバーンに挨拶するべく、カーネル王国ギルド本部に訪れた。
中に入ると、冒険者パーティーが何やら騒然としていた。
「貴方様がナリユキ・タテワキ閣下ですね!?」
そう話しかけて来たのは一人の女性だった。いきなりの事で何が何やら。
「ランベリオン様を従えている人なんてごく僅かですから直ぐに分かりましたよ」
「あ! 聖女様もいらっしゃるぞ!」
「あの人は森妖精族長のアリシア様だ!」
と、俺達は一瞬にして囲まれてしまった。冷静に考えればこうなるか――。ミクちゃんの回復は有名だからな。
「お! ナリユキさんとべりーちゃん達やん」
そう聞き覚えのある声と関西弁を話しながらこっちに向かってきたのはレンさん達だった。
「ナリユキさんこんにちは!」
「どうも」
「ご無沙汰しております」
アズサさん、ノーディルスさん、ネオンさんの順番に挨拶をしてくれた。俺達もその挨拶に対して応えた。
「一週間ぶりくらいかな? 元気にしてはりました?」
「それがな。カルベリアツリーのダンジョンの潜っていて900層まで行ったんだが、見事にボコボコにされたんだ。一度首を刎ねられたんだけど、何故か生きている――。多分、幻覚を見せられたんだろうけど」
「ナリユキさんで勝たれへんって――」
「世界は広いですね」
「いや。それより900層行ったのが凄いだろ」
そんな話をしていると「何だ騒がしい」とまた聞き覚えのある声がした。
周りの冒険者も彼が通る道を挨拶をしながら開けていた。
「なんだ。ナリユキ殿ではないか! 息災であったか?」
そう大歓迎モードのルイゼンバーン。何かいつに無く暑苦しいな。
「はい。元気でしたよ」
「そうか。ナリユキ殿達のお陰でだな。全く、ランベリオンは凄い人材を拾ったものだ」
「いや、我はモトリーナの村を襲ってしまい、それを止めてくれたナリユキ殿とミク殿に何かしらのお礼をしたかっただけだ」
「それでマーズベルを譲るランベリオン様はなかなかぶっ飛んでいますけどね」
「言ってろ」
ランベリオンとアリシアがそう言い合っていると、ルイゼンバーンは高笑いをしていた。
「それで? 今日は何をしに来たのだ?」
「ギルドに来たのはルイゼンバーンに顔を出しておこうと思って。今日こっちに来たのはルミエールに聞きたいことがあったからだ。あとは共有しておきたい情報があるって感じかな」
「成程。では案内するから少し待っていてくれ。カーネル王は今日は宮殿内にいるはずだから、ナリユキ殿が来たと言えば喜ぶだろうからな」
「助かるよ」
俺がそうやり取りをしていると、レンさん達はポカンという表情をしており、他の冒険者パーティーの目はキラキラと輝いていた。これは尊敬の眼差しなのだろうか。
「ナリユキさん。それ俺達も行ってええですか? 何か事件とかなら手伝いますよ」
「俺達はいいけど――。ちょっとルイゼンバーンに確認してみるわ」
「ありがとうございます」
レンさんにそう提案されたので、ルイゼンバーンが来ると、レンさん達も同行していいか聞いた。
「ナリユキ殿が問題無いのであれば大丈夫だろ。カーネル王も、ナリユキ殿の御友人とあれば大歓迎と言うだろう」
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