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カルベリアツリーのダンジョン再攻略Ⅰ
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と、いう訳であれから翌日カルベリアツリーのダンジョンに来た訳だ。メンバーは俺と、ミクちゃん、ノア、アリシア、ランベリオンというメンバーだ。
「また登るのは骨が折れるな」
「前みたいに時間かからねえよ」
「ボクなんてナリユキに一度殺されるんだよ!?」
「ド――。ドンマイ」
涙ながらに訴えるノアを見て、皆が発したドンマイは何とも言えない感情が入り混じっていた。
俺達は早速ダンジョンへと潜入した。牛獣人のクトゥールなんかもう相手にならないので、ものの3秒ほどで勝負がついたのは言うまでもない。そしてメンバーもメンバーだ。それによって僅か8時間ほどで700層まで来た。当然、経験値など微塵も上がっていない。
「ほら早くやってよ」
ノアがそう拗ねながら言うと、アリシアはノアに触れてパッシブスキルも全て無効化にした。そして俺はノアを刀で切って、初めてノアを――。自分の部下に手をかけたのだった。
「やっぱり後味悪いな」
「そうだね」
「ナリユキ様。次に行きましょう」
「そうだな」
アリシアがそう言ってくれたので、701層目に向かった。ノアについては、ミクちゃんが結界を解除をしてくれているので生き返ったら壁に穴を開けて外に出るという手筈だ。
で、実際に701層目以降は問題なく進めた。確かにあのときノアとの戦闘のラチがあかずに、そのまま脱出したのはいい判断だったかもしれない。魔物も強いことながら、ダンジョン内に罠があったりで神経がすり減るのだ。そして、当然750階層には中ボスが出てくる。これがまた大天使と魔族と竜族という混合種が、合計5頭出てきて、それの配下のようなものが10,000頭程出てくるクソゲーである。
混合種の魔物に関しては、1頭あたり4,500というアベレージの高さだ。そんな強力な魔物達と戦い無事に800層に到達。
扉が開かれて見えたのは辺り一面は雲海だった。そして、俺達がいるこの場所は石で出来た地面。奥に見えるのは標高60メートル程の白い城だ。周囲には石で出来た鳥居が四方にある。高台か何かの役割を果たすのだろうか?
「凄いね。フィールドが浮いている」
ミクちゃんの言葉に一陣の風が吹き荒れた。まるでそれは嵐の突風のような強さだった。
俺達はすっぽりと陰に埋まってしまったので、ふと上を見上げるとそこには龍がいた。
5メートル程はありそうな馬鹿デカい角を6本生やし、灰色の瞳には禍々しさが宿っている。100メートルは優に越す巨躯を彩るのは、爽やかなアイスグレーをした鱗だった。
■名前:ニーズヘッグ
■性別:♂
■種族:龍族
■称号:毒と氷の覇者
■勲章:なし
■MP:67,000,000
■強さ又は危険度:S
■念波動戦闘値:6,000
■パッシブスキル
状態異常無効Ⅴ:状態異常に関するあらゆる現象が無効となる。
スキルリターンⅤ:触れたアクティブスキルをランダム方向で弾き飛ばす。但し、アクティブスキルの習得難易度によって無効化できないアクティブスキルがある。
凍結:対象者を一時的に氷漬けにして、20秒間動きを止めることができる。
氷耐性Ⅴ:氷属性の攻撃を95%カットする。
毒耐性Ⅴ:毒属性の攻撃を95%カットする。
物理攻撃無効Ⅴ:物理攻撃と認識できる攻撃全てを無効にして、ダメージを0として扱う。
鑑定士Ⅴ:対象者のプロフィールやスキルを全て視ることができる。
人型化:人型化になることができる
硬質化Ⅴ:自身の身体を硬質化させることができる。
耳栓:人体に及ぼす大きな音が聞こえた際、90%カットする。
異常聴覚Ⅴ:人族の10,000倍の聴覚を有する。
洗脳無効Ⅴ:洗脳に関するあらゆる現象が無効となる。
自動回復Ⅴ:体力が減少する度に自動回復を行う。回復速度は状況により異なる。
究極の阻害者:アクティブスキル、鑑定士の効果を完全に無効化する。
天眼:パッシブスキルの千里眼、瞬間記憶眼、熱感知眼が使用できる。その他スキルは熟練度によって習得できる。
■アクティブスキル
龍の咆哮:赤色の高エネルギー波を口から吐き出すことができる。
凍てつく大地:自身の半径10m以内の路面を凍らせることができる。
猛毒の吐息:猛毒の吐息を吐き出すことができる。
毒の噴水:半径5mに毒の噴水をまき散らすことが出来る。24時間以内に解毒しなければ100%の確率で死に至る。
邪悪な毒牙:牙で対象者を噛むことで、神経毒を注入することができる。
氷の壁:氷の壁を出現させることができる。
氷河の樹:巨大な氷の樹を出現させることができる。
雹剣雨:半径1km以内に、剣状にした雹を雨のように降らせることできる。
猛吹雪の吐息:猛吹雪の吐息を吐き出すことができる。
逆鱗:60秒間、身体能力、スキル威力、スキル発生速度を500%アップする。
■ユニークスキル
罠冒険:敵と判断した対象者のみが引っかかる、あらゆる罠を空間のどこにでも仕掛けることができる。罠は自身がイメージした通りの罠の使用することになるが、1試合で3種類までしか使えない。
■アルティメットスキル
封印の氷地獄:アクティブスキルが通用しない、氷の中に必ず閉じ込めて死に至らしめる。
憤怒の大災害:自身の得意属性を複合させた巨大なエネルギー玉を放つことができる。また、自身が受けたダメージが大きい程威力が上昇する。攻撃範囲は着弾地点から5km以上から。
超回復:自身の体力とMPを瞬時に回復する。
――。そりゃ勝てないわ。スキルがオバケ過ぎる。
「また登るのは骨が折れるな」
「前みたいに時間かからねえよ」
「ボクなんてナリユキに一度殺されるんだよ!?」
「ド――。ドンマイ」
涙ながらに訴えるノアを見て、皆が発したドンマイは何とも言えない感情が入り混じっていた。
俺達は早速ダンジョンへと潜入した。牛獣人のクトゥールなんかもう相手にならないので、ものの3秒ほどで勝負がついたのは言うまでもない。そしてメンバーもメンバーだ。それによって僅か8時間ほどで700層まで来た。当然、経験値など微塵も上がっていない。
「ほら早くやってよ」
ノアがそう拗ねながら言うと、アリシアはノアに触れてパッシブスキルも全て無効化にした。そして俺はノアを刀で切って、初めてノアを――。自分の部下に手をかけたのだった。
「やっぱり後味悪いな」
「そうだね」
「ナリユキ様。次に行きましょう」
「そうだな」
アリシアがそう言ってくれたので、701層目に向かった。ノアについては、ミクちゃんが結界を解除をしてくれているので生き返ったら壁に穴を開けて外に出るという手筈だ。
で、実際に701層目以降は問題なく進めた。確かにあのときノアとの戦闘のラチがあかずに、そのまま脱出したのはいい判断だったかもしれない。魔物も強いことながら、ダンジョン内に罠があったりで神経がすり減るのだ。そして、当然750階層には中ボスが出てくる。これがまた大天使と魔族と竜族という混合種が、合計5頭出てきて、それの配下のようなものが10,000頭程出てくるクソゲーである。
混合種の魔物に関しては、1頭あたり4,500というアベレージの高さだ。そんな強力な魔物達と戦い無事に800層に到達。
扉が開かれて見えたのは辺り一面は雲海だった。そして、俺達がいるこの場所は石で出来た地面。奥に見えるのは標高60メートル程の白い城だ。周囲には石で出来た鳥居が四方にある。高台か何かの役割を果たすのだろうか?
「凄いね。フィールドが浮いている」
ミクちゃんの言葉に一陣の風が吹き荒れた。まるでそれは嵐の突風のような強さだった。
俺達はすっぽりと陰に埋まってしまったので、ふと上を見上げるとそこには龍がいた。
5メートル程はありそうな馬鹿デカい角を6本生やし、灰色の瞳には禍々しさが宿っている。100メートルは優に越す巨躯を彩るのは、爽やかなアイスグレーをした鱗だった。
■名前:ニーズヘッグ
■性別:♂
■種族:龍族
■称号:毒と氷の覇者
■勲章:なし
■MP:67,000,000
■強さ又は危険度:S
■念波動戦闘値:6,000
■パッシブスキル
状態異常無効Ⅴ:状態異常に関するあらゆる現象が無効となる。
スキルリターンⅤ:触れたアクティブスキルをランダム方向で弾き飛ばす。但し、アクティブスキルの習得難易度によって無効化できないアクティブスキルがある。
凍結:対象者を一時的に氷漬けにして、20秒間動きを止めることができる。
氷耐性Ⅴ:氷属性の攻撃を95%カットする。
毒耐性Ⅴ:毒属性の攻撃を95%カットする。
物理攻撃無効Ⅴ:物理攻撃と認識できる攻撃全てを無効にして、ダメージを0として扱う。
鑑定士Ⅴ:対象者のプロフィールやスキルを全て視ることができる。
人型化:人型化になることができる
硬質化Ⅴ:自身の身体を硬質化させることができる。
耳栓:人体に及ぼす大きな音が聞こえた際、90%カットする。
異常聴覚Ⅴ:人族の10,000倍の聴覚を有する。
洗脳無効Ⅴ:洗脳に関するあらゆる現象が無効となる。
自動回復Ⅴ:体力が減少する度に自動回復を行う。回復速度は状況により異なる。
究極の阻害者:アクティブスキル、鑑定士の効果を完全に無効化する。
天眼:パッシブスキルの千里眼、瞬間記憶眼、熱感知眼が使用できる。その他スキルは熟練度によって習得できる。
■アクティブスキル
龍の咆哮:赤色の高エネルギー波を口から吐き出すことができる。
凍てつく大地:自身の半径10m以内の路面を凍らせることができる。
猛毒の吐息:猛毒の吐息を吐き出すことができる。
毒の噴水:半径5mに毒の噴水をまき散らすことが出来る。24時間以内に解毒しなければ100%の確率で死に至る。
邪悪な毒牙:牙で対象者を噛むことで、神経毒を注入することができる。
氷の壁:氷の壁を出現させることができる。
氷河の樹:巨大な氷の樹を出現させることができる。
雹剣雨:半径1km以内に、剣状にした雹を雨のように降らせることできる。
猛吹雪の吐息:猛吹雪の吐息を吐き出すことができる。
逆鱗:60秒間、身体能力、スキル威力、スキル発生速度を500%アップする。
■ユニークスキル
罠冒険:敵と判断した対象者のみが引っかかる、あらゆる罠を空間のどこにでも仕掛けることができる。罠は自身がイメージした通りの罠の使用することになるが、1試合で3種類までしか使えない。
■アルティメットスキル
封印の氷地獄:アクティブスキルが通用しない、氷の中に必ず閉じ込めて死に至らしめる。
憤怒の大災害:自身の得意属性を複合させた巨大なエネルギー玉を放つことができる。また、自身が受けたダメージが大きい程威力が上昇する。攻撃範囲は着弾地点から5km以上から。
超回復:自身の体力とMPを瞬時に回復する。
――。そりゃ勝てないわ。スキルがオバケ過ぎる。
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