72 / 597
漂流者Ⅳ
しおりを挟む
「体調はどうだ?」
ナリユキさんが入って来るなりそう尋ねた。
「お陰様で大丈夫です。ありがとうございました」
フィオナさんはそう言って頭を下げた。
「はじめまして。俺はナリユキ・タテワキ。アリシアさんの許可を得て、マーズベル共和国を建国した者です」
「私はカーネル王だよ。宜しくね。何故王が? と思っているだろうから先に説明しておくと、ナリユキ君とは縁があったので、今日は建国したマーズベル共和国を視察していたんだ」
「宜しくお願いします」
フィオナさんはナリユキさんとカーネル王に一度挨拶すると、クロノスさんとアリスちゃんに視線を戻した。
「僕はカーネル王に仕える側近の魔族、クロノスと申します。状況把握を手っ取り早く行いたかった為、フィオナさんの過去を体験させていただきました。勝手なことをして申し訳ございません」
クロノスさんはそう深く頭を下げると、全然大丈夫ですよ! と言っていた。
「改めまして、私はマーズベル湖に棲む、人魚姫の姫、アリスと申します。宜しくお願い致します」
「宜しくお願いします」
そうしてここにいる人達の挨拶は一通り終わった。
「フィオナさん。状況は一通り把握している。大変辛い思いをしたと思う。だから、しばらくマーズベルで休んでいけばいいよ」
「本当にいいのですか? それに先程ミク様からは住んでもいいと言われたのですが」
「行くアテが無いなら全然いいよ。それに下手な国よりうちの国の方が安全度は高いからな」
その返答にカーネル王とクロノスさんは確かにと頷いていた。
「カーネル王ですらそう思うのですか?」
「そうだね。正直うちの国より軍事力はある。ここにいる者以外に、S級の戦力は4人いる。しかも、1人はミクさんより強いらしい。実際戦っているところは見たことがないから私からは何とも言えないけどね」
「S級が他に4人――。マーズベルと言えばランベリオン様が有名ですが、勿論その戦力の内の1人ですよね?」
「そうだよ。ランベリオンはここにいるナリユキ君とミクさんが10分前後で倒したんだ。それにナリユキ君、ミクさん、ランベリオンはカルベリアツリーのダンジョンを699層までクリアしている。マーズベル共和国で一番強いのは元首であるナリユキ君だよ」
「そ――それは凄いですね。あたしも過去にチャレンジしたことがありましたが、550層前後で打ち止めでした」
「まあ、ここいる人達は皆普通じゃないんだよ」
カーネル王はそう言って笑みを浮かべると、フィオナさんの表情は少し柔らかくなった。
「それではしばらくいさせてもらっても宜しいですか?」
「勿論いいですよ。住むっていうなら家建てるからいつでも言って」
「それは申し訳ないです。わざわざ家を建てるなんて」
「ナリユキ君は、フィオナさんのユニークスキルのような珍しいユニークスキルがあるんだ。手から何でも出せるスキルなんだよ」
「手から何でも――?」
「そう。ここの部屋にある物は全て俺の手から出した物なんだ。そうだね例えば」
そう言ってナリユキさんが出したのはデザートイーグルだった。もっと何か他に出すもの無かったのかな? 珍しい物を出せるというアピールなのだろうか。
「凄いですね」
フィオナさんの感想に満足気な表情をしているナリユキさん。何だ? ちょっと可愛い。
「で、いらないと思えばこの通り」
そうするとデザートイーグルはナリユキさんから手から消えた。
「話を掘り返すようで悪いけど、フィオナさんは珍しいスキルを持っていたから、捕虜として捕まっていたんだよね?」
「そうです。あたしは奴等の性奴隷でした。勿論、スキルの効果で奴等にパッシブスキルやアクティブスキルを付与もしておりました。何度も死のうと考えました」
「クロノスさん。捕まった原因までは過去に遡ることできなかったんですよね?」
「そうですね」
「そもそも何で捕まったんだ?」
「捕まったのはあたしの仲間の闇森妖精が捕まっていると聞いていたからです。実際にあの国でが多種多様な人間、魔物が捕まっています。奴隷解放として 反逆を起こす者もいますが、成功した人はいないです。皆必ず捕まっている」
「S級の人や魔物でも簡単に捕まるのか」
「ええ。あたしは抵抗しましたが呆気なく――」
「やはり手練れは多いのか?」
「そうですね。S級でもかなり上位の実力者が1人います。ガープという名の魔族」
「ガープですか。確かに有名な魔族ですね。総合ステータスも確かに高いですが、知識を与えたり、奪ったりできるスキルを有しています。確かに、ナリユキ様、ミク様、ノア様と同等の実力はあるかもしれませんね。僕やベリトではどう転がっても勝てません」
そんなに強い魔族がいるのか。皆捕まってしまうのも無理は無い。
「ベリト? あの邪眼を持つベリトがマーズベルにもいるのですか?」
「いますよ。彼は悪事を働いていましたが、今はナリユキ様の忠実な部下ですよ。ただ今の彼には邪眼は無さそうあんですよね。あればアクティブスキルではありますが、パッシブスキルなので同じ魔族の僕なら見れば分かるのですが」
「ベリトは二重人格だから、もう一人のベリトの時に出てくるんじゃないか? 俺は鑑定士Ⅵあるから、究極の阻害者が発動していても分かるからな」
「そうでしたか。ベリトの名前は、捕まっていた時も名前を聞く機会がありましたから――。アードルハイムでは死亡したことになっていますが、ガープは生きていると踏んでいました」
「なかなか頭がキレる魔族だな」
「そうです。他にも手練れは勿論いますし、現在のアードルハイム皇帝もS級の強さはありますので。それこそ闇森妖精のあたしと同等には」
「成程な。まあそんなもんベルゾーグの電磁パルスで何とかなりそうだけどな」
「ベルゾーグはそんなに強いのかい?」
「カーネル王はスキルの効果視れませんよね?」
「ああ」
「ベルゾーグはスキルを60秒間使用できなくするユニークスキルがあるんですよ。効果範囲は3km。また、電気なども使えなくなります」
「物凄く強いね――」
カーネル王のリアクションも物凄く頷ける。私はそれを恐れて先手必勝で倒したんだから。それさえ発動すれば、ユニークスキル無効のスキルを持っている人しか勝てないからね。
「まあ、お昼時ですしそろそろご飯にしますか。少し厨房の様子見てくるので待っていて下さい」
「え? 何出るんだい? 私もついていっていいかな?」
と、凄くワクワクしているお茶目なカーネル王は、ナリユキさんの後についていった。
「クロノスさんはついていかなくてもいいんですか?」
「大丈夫でしょう。それに四六時中カーネル王についていると、嫌がられますからね。ナリユキ様は僕なんかより全然強い護衛でしょうから」
「他国なのに気を抜きまくっていますね」
「貴方達ほど無害な人間はいないと思っていますから」
私の問いかけにクロノスさんは満面の笑みを浮かべてくれた。相変わらず男の人なのにお人形さんみたいに可愛い顔をしている。
「あたしもそろそろ体を動かした方がいいですね」
フィオナさんはそう言ってベッドから出るとストレッチを始めた。
「アリシアさん。それじゃあ私達は会議室にいるので、折をみて来てください」
「かしこまりました」
「行きましょう」
私と、アリスちゃん、クロノスさんはこの部屋を後にした。
ナリユキさんが入って来るなりそう尋ねた。
「お陰様で大丈夫です。ありがとうございました」
フィオナさんはそう言って頭を下げた。
「はじめまして。俺はナリユキ・タテワキ。アリシアさんの許可を得て、マーズベル共和国を建国した者です」
「私はカーネル王だよ。宜しくね。何故王が? と思っているだろうから先に説明しておくと、ナリユキ君とは縁があったので、今日は建国したマーズベル共和国を視察していたんだ」
「宜しくお願いします」
フィオナさんはナリユキさんとカーネル王に一度挨拶すると、クロノスさんとアリスちゃんに視線を戻した。
「僕はカーネル王に仕える側近の魔族、クロノスと申します。状況把握を手っ取り早く行いたかった為、フィオナさんの過去を体験させていただきました。勝手なことをして申し訳ございません」
クロノスさんはそう深く頭を下げると、全然大丈夫ですよ! と言っていた。
「改めまして、私はマーズベル湖に棲む、人魚姫の姫、アリスと申します。宜しくお願い致します」
「宜しくお願いします」
そうしてここにいる人達の挨拶は一通り終わった。
「フィオナさん。状況は一通り把握している。大変辛い思いをしたと思う。だから、しばらくマーズベルで休んでいけばいいよ」
「本当にいいのですか? それに先程ミク様からは住んでもいいと言われたのですが」
「行くアテが無いなら全然いいよ。それに下手な国よりうちの国の方が安全度は高いからな」
その返答にカーネル王とクロノスさんは確かにと頷いていた。
「カーネル王ですらそう思うのですか?」
「そうだね。正直うちの国より軍事力はある。ここにいる者以外に、S級の戦力は4人いる。しかも、1人はミクさんより強いらしい。実際戦っているところは見たことがないから私からは何とも言えないけどね」
「S級が他に4人――。マーズベルと言えばランベリオン様が有名ですが、勿論その戦力の内の1人ですよね?」
「そうだよ。ランベリオンはここにいるナリユキ君とミクさんが10分前後で倒したんだ。それにナリユキ君、ミクさん、ランベリオンはカルベリアツリーのダンジョンを699層までクリアしている。マーズベル共和国で一番強いのは元首であるナリユキ君だよ」
「そ――それは凄いですね。あたしも過去にチャレンジしたことがありましたが、550層前後で打ち止めでした」
「まあ、ここいる人達は皆普通じゃないんだよ」
カーネル王はそう言って笑みを浮かべると、フィオナさんの表情は少し柔らかくなった。
「それではしばらくいさせてもらっても宜しいですか?」
「勿論いいですよ。住むっていうなら家建てるからいつでも言って」
「それは申し訳ないです。わざわざ家を建てるなんて」
「ナリユキ君は、フィオナさんのユニークスキルのような珍しいユニークスキルがあるんだ。手から何でも出せるスキルなんだよ」
「手から何でも――?」
「そう。ここの部屋にある物は全て俺の手から出した物なんだ。そうだね例えば」
そう言ってナリユキさんが出したのはデザートイーグルだった。もっと何か他に出すもの無かったのかな? 珍しい物を出せるというアピールなのだろうか。
「凄いですね」
フィオナさんの感想に満足気な表情をしているナリユキさん。何だ? ちょっと可愛い。
「で、いらないと思えばこの通り」
そうするとデザートイーグルはナリユキさんから手から消えた。
「話を掘り返すようで悪いけど、フィオナさんは珍しいスキルを持っていたから、捕虜として捕まっていたんだよね?」
「そうです。あたしは奴等の性奴隷でした。勿論、スキルの効果で奴等にパッシブスキルやアクティブスキルを付与もしておりました。何度も死のうと考えました」
「クロノスさん。捕まった原因までは過去に遡ることできなかったんですよね?」
「そうですね」
「そもそも何で捕まったんだ?」
「捕まったのはあたしの仲間の闇森妖精が捕まっていると聞いていたからです。実際にあの国でが多種多様な人間、魔物が捕まっています。奴隷解放として 反逆を起こす者もいますが、成功した人はいないです。皆必ず捕まっている」
「S級の人や魔物でも簡単に捕まるのか」
「ええ。あたしは抵抗しましたが呆気なく――」
「やはり手練れは多いのか?」
「そうですね。S級でもかなり上位の実力者が1人います。ガープという名の魔族」
「ガープですか。確かに有名な魔族ですね。総合ステータスも確かに高いですが、知識を与えたり、奪ったりできるスキルを有しています。確かに、ナリユキ様、ミク様、ノア様と同等の実力はあるかもしれませんね。僕やベリトではどう転がっても勝てません」
そんなに強い魔族がいるのか。皆捕まってしまうのも無理は無い。
「ベリト? あの邪眼を持つベリトがマーズベルにもいるのですか?」
「いますよ。彼は悪事を働いていましたが、今はナリユキ様の忠実な部下ですよ。ただ今の彼には邪眼は無さそうあんですよね。あればアクティブスキルではありますが、パッシブスキルなので同じ魔族の僕なら見れば分かるのですが」
「ベリトは二重人格だから、もう一人のベリトの時に出てくるんじゃないか? 俺は鑑定士Ⅵあるから、究極の阻害者が発動していても分かるからな」
「そうでしたか。ベリトの名前は、捕まっていた時も名前を聞く機会がありましたから――。アードルハイムでは死亡したことになっていますが、ガープは生きていると踏んでいました」
「なかなか頭がキレる魔族だな」
「そうです。他にも手練れは勿論いますし、現在のアードルハイム皇帝もS級の強さはありますので。それこそ闇森妖精のあたしと同等には」
「成程な。まあそんなもんベルゾーグの電磁パルスで何とかなりそうだけどな」
「ベルゾーグはそんなに強いのかい?」
「カーネル王はスキルの効果視れませんよね?」
「ああ」
「ベルゾーグはスキルを60秒間使用できなくするユニークスキルがあるんですよ。効果範囲は3km。また、電気なども使えなくなります」
「物凄く強いね――」
カーネル王のリアクションも物凄く頷ける。私はそれを恐れて先手必勝で倒したんだから。それさえ発動すれば、ユニークスキル無効のスキルを持っている人しか勝てないからね。
「まあ、お昼時ですしそろそろご飯にしますか。少し厨房の様子見てくるので待っていて下さい」
「え? 何出るんだい? 私もついていっていいかな?」
と、凄くワクワクしているお茶目なカーネル王は、ナリユキさんの後についていった。
「クロノスさんはついていかなくてもいいんですか?」
「大丈夫でしょう。それに四六時中カーネル王についていると、嫌がられますからね。ナリユキ様は僕なんかより全然強い護衛でしょうから」
「他国なのに気を抜きまくっていますね」
「貴方達ほど無害な人間はいないと思っていますから」
私の問いかけにクロノスさんは満面の笑みを浮かべてくれた。相変わらず男の人なのにお人形さんみたいに可愛い顔をしている。
「あたしもそろそろ体を動かした方がいいですね」
フィオナさんはそう言ってベッドから出るとストレッチを始めた。
「アリシアさん。それじゃあ私達は会議室にいるので、折をみて来てください」
「かしこまりました」
「行きましょう」
私と、アリスちゃん、クロノスさんはこの部屋を後にした。
0
お気に入りに追加
345
あなたにおすすめの小説
冷遇された第七皇子はいずれぎゃふんと言わせたい! 赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていました
taki210
ファンタジー
旧題:娼婦の子供と冷遇された第七皇子、赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていた件
『穢らわしい娼婦の子供』
『ロクに魔法も使えない出来損ない』
『皇帝になれない無能皇子』
皇帝ガレスと娼婦ソーニャの間に生まれた第七皇子ルクスは、魔力が少ないからという理由で無能皇子と呼ばれ冷遇されていた。
だが実はルクスの中身は転生者であり、自分と母親の身を守るために、ルクスは魔法を極めることに。
毎日人知れず死に物狂いの努力を続けた結果、ルクスの体内魔力量は拡張されていき、魔法の威力もどんどん向上していき……
『なんだあの威力の魔法は…?』
『モンスターの群れをたった一人で壊滅させただと…?』
『どうやってあの年齢であの強さを手に入れたんだ…?』
『あいつを無能皇子と呼んだ奴はとんだ大間抜けだ…』
そして気がつけば周囲を畏怖させてしまうほどの魔法使いの逸材へと成長していたのだった。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
他国から来た王妃ですが、冷遇? 私にとっては厚遇すぎます!
七辻ゆゆ
ファンタジー
人質同然でやってきたというのに、出されるご飯は母国より美味しいし、嫌味な上司もいないから掃除洗濯毎日楽しいのですが!?
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
あなたがそう望んだから
まる
ファンタジー
「ちょっとアンタ!アンタよ!!アデライス・オールテア!」
思わず不快さに顔が歪みそうになり、慌てて扇で顔を隠す。
確か彼女は…最近編入してきたという男爵家の庶子の娘だったかしら。
喚き散らす娘が望んだのでその通りにしてあげましたわ。
○○○○○○○○○○
誤字脱字ご容赦下さい。もし電波な転生者に貴族の令嬢が絡まれたら。攻略対象と思われてる男性もガッチリ貴族思考だったらと考えて書いてみました。ゆっくりペースになりそうですがよろしければ是非。
閲覧、しおり、お気に入りの登録ありがとうございました(*´ω`*)
何となくねっとりじわじわな感じになっていたらいいのにと思ったのですがどうなんでしょうね?
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
スライムと異世界冒険〜追い出されたが実は強かった
Miiya
ファンタジー
学校に一人で残ってた時、突然光りだし、目を開けたら、王宮にいた。どうやら異世界召喚されたらしい。けど鑑定結果で俺は『成長』 『テイム』しかなく、弱いと追い出されたが、実はこれが神クラスだった。そんな彼、多田真司が森で出会ったスライムと旅するお話。
*ちょっとネタばれ
水が大好きなスライム、シンジの世話好きなスライム、建築もしてしまうスライム、小さいけど鉱石仕分けたり探索もするスライム、寝るのが大好きな白いスライム等多種多様で個性的なスライム達も登場!!
*11月にHOTランキング一位獲得しました。
*なるべく毎日投稿ですが日によって変わってきますのでご了承ください。一話2000~2500で投稿しています。
*パソコンからの投稿をメインに切り替えました。ですので字体が違ったり点が変わったりしてますがご了承ください。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
放置された公爵令嬢が幸せになるまで
こうじ
ファンタジー
アイネス・カンラダは物心ついた時から家族に放置されていた。両親の顔も知らないし兄や妹がいる事は知っているが顔も話した事もない。ずっと離れで暮らし自分の事は自分でやっている。そんな日々を過ごしていた彼女が幸せになる話。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
チート転生~チートって本当にあるものですね~
水魔沙希
ファンタジー
死んでしまった片瀬彼方は、突然異世界に転生してしまう。しかも、赤ちゃん時代からやり直せと!?何げにステータスを見ていたら、何やら面白そうなユニークスキルがあった!!
そのスキルが、随分チートな事に気付くのは神の加護を得てからだった。
亀更新で気が向いたら、随時更新しようと思います。ご了承お願いいたします。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる