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なんかスキル増えてます
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朝、正直吃驚した。確かに胸はあの黒の服を着ているとき、スタイルいいなと思っていたが、裸を見て確信した。おっぱいめちゃくちゃ大きい。しかも、肌がめちゃくちゃ白くきめ細かったし、もう色々とヤバい。まあおんぶしているときに、胸の感触楽しんではいたけど。それはね? 仕方ないよね? だってすんげー、ぎゅーってされていたもん。だから、合法なのだ。決してセクハラではない。ただ、正直エロゲーとかしかやってないから分からん。Dではない。EかFなのか? くそ、SNSで裏垢女子とか見ていれば、何となく分かったかもしれないのに。いや、そもそも童貞卒業しておけよって話なんだけど。
駄目だ。ミクちゃん一緒に住むんだよな? 俺の心臓持つか? 先が思いやられる。
「ありがとうございます。ナリユキさんお手伝いしますよ」
「配膳頼む」
「はーい」
ミクちゃんは普通に配膳してくれているけど、どう思っているのだろうか? 駄目だ。色々考えすぎて生産性が悪いぞ成幸。負けるな成幸。つか久々に料理したな。いつもは一人だから作らないし、朝はミックスナッツしか食べないからな。
「ナリユキさんも早く席に着きましょう」
「おう。有難うね」
席に着いていただきます。妹以外の女の子と食べる朝飯なんて久々だし、ワイバーンとは言えど、仲間? になってくれた人物と食卓を囲うの悪くない。
「ナリユキ殿の料理は美味しいな」
「本当に凄いですね! 美味しいです!」
「有難う」
「ナリユキさんパンは食べないんですか?」
「そうだぞ。村長からのおすそ分けのパンもなかなか美味だから食べればよいのだ」
「パンは糖質だからあんまり食べない。本当に必要な時に食べる。あと、昨日ビール飲み過ぎたからな。一年分の糖質は摂った」
「言いすぎでしょ。どんだけですか。でもまあ、ビール5、6杯くらい飲んでいましたもんね」
「そうそう。そっからずっと白ワインとシャンパンだったけど」
「ナリユキ殿は全然酔っていなかったの」
「そうだな。てか、マーズベル山脈にはブドウとかもあるのか?」
「勿論だ。希少で美味しい魔物もいれば、普通の動物もいる。他にも、有名なワインやコーヒーにマーズベル山脈にはあるぞ?」
「マジか。ココアもできるか?」
「もちのろんだ。なんで、ナリユキ殿とミク殿には是非、マーズベル山脈を活気づけてほしいのだ」
「成程ね」
「まあ人にはもっと気軽に来てほしいのだ。うぬ等が住むことによって安全だと広めることができるのだ。勿論、人を襲う魔物もうようよいるから、今の段階では少ないという事だ」
「まあ、今のところは魅力的だし、良いとは思っているよ。ご馳走様でした」
「美味しかった。ありがとう」
「ご馳走様でした。さて、始めますか」
「ああ」
朝食を終えた後、俺達は外に出た。しかし俺はまだスーツ姿だ。とてもじゃないがこの世界には相応しくない格好をしている。で、村長に頼んで服を用意してもらった。確かにワイシャツはそんなに違和感は無いんだけどな。
村長の家を訪れると、一人の若い女性が服を持って出てきてくれた。
「ようこそいらっしゃいました。お洋服をご用意させていただきました。しかしランベリオン様、本当に宜しかったのでしょうか?」
「よい。我の仲間も、誰かの役に立つことができるのであれば、どんな形になっても嬉しいのだ」
そう。この赤いカジュアルジャケットのような服はワイバーンの鱗で出来ている。そして銃の発砲に負担をかけないように作られたガントレット。実にいい。
「ナリユキ様は物理攻撃無効のスキルをお持ちとお聞きしましたので、動きやすさを重視しました」
「ありがとうございます。とってもいいですよ!」
「ワイバーンの鱗は、火を吸収する力があるので、ナリユキ様も耐性がついたはずです」
「どれどれ?」
ミクちゃんがそう言って俺のステータスを見てくれた。
名前:ナリユキ・タテワキ
性別:♂
種族:人族
称号:神の仔
勲章:なし
パッシブスキル:駆ける者、鑑定士、物理攻撃無効、狙撃手、熱無効、熱変動耐性、
アクティブスキル:火炎放射、死の領域
ユニークスキル:創造主
アルティメットスキル:なし
「え? なんか色々増えていますよ? 火炎放射増えてるし。神の仔っていう格好良い称号もありますよ」
「それは、我の仲間を倒したからであろう。それに我の仲間で服を着ている。当然のことだ。神の仔は転生者限定の称号だな。24時間以内にS級の魔物を倒した者に与えられる」
「俺、なんか格好いい称号ついたじゃん」
「じゃあ、火炎放射って、ワイバーンがひたすら吹いていたあのスキルですか?」
「そうだ。我も吹いていたが見事に避けられていたがな」
「成程。ワイバーンの初歩的なスキルですか?」
「そうだ。MPもそんなに使わず使える。我のユニークスキルの死の灰は、燃えたものを必ず灰にするというスキルでな。初歩的なスキルでも我が使えば一撃必殺となる」
「え――そんなに強かったんですか――」
「驚いたろ? 今度敵対する者がいれば披露してやる」
「まあ、見ない事を祈っておきます」
「そうか。それは残念だ」
「て、言う事はだな。ミクちゃんもスキル増えてんじゃね?」
「じゃあ。お願します」
名前:ミク・アサギ
性別:♀
種族:人族
称号:ルーキー英雄
勲章:なし
パッシブスキル:鑑定士、熱無効、熱変動耐性、忍ぶ者、翻弄する者
アクティブスキル:回転乱舞、火炎放射
ユニークスキル:天使の翼
アルティメットスキル:なし
「確かに火炎放射が使えるようになっているな」
「ミク殿もか? 倒したからって毎回入手できる訳ではないのだ。あくまで確率だからな。うぬ等の世界でいうと、アイテムドロップみたいな感じだ」
「成程な。翻弄する者ってのは、恐らくランベリオンの攻撃を一回も当たらずに避けていたから入手できたっぽいな」
「そうですね」
「では、ありがとうございました。また何かあったときはお声がけします」
「勿論です。お待ちしております。村の復興お願いしますね」
「ええ!」
そう言って、俺とミクちゃんとランベリオンは広場に待つ村人のところへと向かったのだった。
駄目だ。ミクちゃん一緒に住むんだよな? 俺の心臓持つか? 先が思いやられる。
「ありがとうございます。ナリユキさんお手伝いしますよ」
「配膳頼む」
「はーい」
ミクちゃんは普通に配膳してくれているけど、どう思っているのだろうか? 駄目だ。色々考えすぎて生産性が悪いぞ成幸。負けるな成幸。つか久々に料理したな。いつもは一人だから作らないし、朝はミックスナッツしか食べないからな。
「ナリユキさんも早く席に着きましょう」
「おう。有難うね」
席に着いていただきます。妹以外の女の子と食べる朝飯なんて久々だし、ワイバーンとは言えど、仲間? になってくれた人物と食卓を囲うの悪くない。
「ナリユキ殿の料理は美味しいな」
「本当に凄いですね! 美味しいです!」
「有難う」
「ナリユキさんパンは食べないんですか?」
「そうだぞ。村長からのおすそ分けのパンもなかなか美味だから食べればよいのだ」
「パンは糖質だからあんまり食べない。本当に必要な時に食べる。あと、昨日ビール飲み過ぎたからな。一年分の糖質は摂った」
「言いすぎでしょ。どんだけですか。でもまあ、ビール5、6杯くらい飲んでいましたもんね」
「そうそう。そっからずっと白ワインとシャンパンだったけど」
「ナリユキ殿は全然酔っていなかったの」
「そうだな。てか、マーズベル山脈にはブドウとかもあるのか?」
「勿論だ。希少で美味しい魔物もいれば、普通の動物もいる。他にも、有名なワインやコーヒーにマーズベル山脈にはあるぞ?」
「マジか。ココアもできるか?」
「もちのろんだ。なんで、ナリユキ殿とミク殿には是非、マーズベル山脈を活気づけてほしいのだ」
「成程ね」
「まあ人にはもっと気軽に来てほしいのだ。うぬ等が住むことによって安全だと広めることができるのだ。勿論、人を襲う魔物もうようよいるから、今の段階では少ないという事だ」
「まあ、今のところは魅力的だし、良いとは思っているよ。ご馳走様でした」
「美味しかった。ありがとう」
「ご馳走様でした。さて、始めますか」
「ああ」
朝食を終えた後、俺達は外に出た。しかし俺はまだスーツ姿だ。とてもじゃないがこの世界には相応しくない格好をしている。で、村長に頼んで服を用意してもらった。確かにワイシャツはそんなに違和感は無いんだけどな。
村長の家を訪れると、一人の若い女性が服を持って出てきてくれた。
「ようこそいらっしゃいました。お洋服をご用意させていただきました。しかしランベリオン様、本当に宜しかったのでしょうか?」
「よい。我の仲間も、誰かの役に立つことができるのであれば、どんな形になっても嬉しいのだ」
そう。この赤いカジュアルジャケットのような服はワイバーンの鱗で出来ている。そして銃の発砲に負担をかけないように作られたガントレット。実にいい。
「ナリユキ様は物理攻撃無効のスキルをお持ちとお聞きしましたので、動きやすさを重視しました」
「ありがとうございます。とってもいいですよ!」
「ワイバーンの鱗は、火を吸収する力があるので、ナリユキ様も耐性がついたはずです」
「どれどれ?」
ミクちゃんがそう言って俺のステータスを見てくれた。
名前:ナリユキ・タテワキ
性別:♂
種族:人族
称号:神の仔
勲章:なし
パッシブスキル:駆ける者、鑑定士、物理攻撃無効、狙撃手、熱無効、熱変動耐性、
アクティブスキル:火炎放射、死の領域
ユニークスキル:創造主
アルティメットスキル:なし
「え? なんか色々増えていますよ? 火炎放射増えてるし。神の仔っていう格好良い称号もありますよ」
「それは、我の仲間を倒したからであろう。それに我の仲間で服を着ている。当然のことだ。神の仔は転生者限定の称号だな。24時間以内にS級の魔物を倒した者に与えられる」
「俺、なんか格好いい称号ついたじゃん」
「じゃあ、火炎放射って、ワイバーンがひたすら吹いていたあのスキルですか?」
「そうだ。我も吹いていたが見事に避けられていたがな」
「成程。ワイバーンの初歩的なスキルですか?」
「そうだ。MPもそんなに使わず使える。我のユニークスキルの死の灰は、燃えたものを必ず灰にするというスキルでな。初歩的なスキルでも我が使えば一撃必殺となる」
「え――そんなに強かったんですか――」
「驚いたろ? 今度敵対する者がいれば披露してやる」
「まあ、見ない事を祈っておきます」
「そうか。それは残念だ」
「て、言う事はだな。ミクちゃんもスキル増えてんじゃね?」
「じゃあ。お願します」
名前:ミク・アサギ
性別:♀
種族:人族
称号:ルーキー英雄
勲章:なし
パッシブスキル:鑑定士、熱無効、熱変動耐性、忍ぶ者、翻弄する者
アクティブスキル:回転乱舞、火炎放射
ユニークスキル:天使の翼
アルティメットスキル:なし
「確かに火炎放射が使えるようになっているな」
「ミク殿もか? 倒したからって毎回入手できる訳ではないのだ。あくまで確率だからな。うぬ等の世界でいうと、アイテムドロップみたいな感じだ」
「成程な。翻弄する者ってのは、恐らくランベリオンの攻撃を一回も当たらずに避けていたから入手できたっぽいな」
「そうですね」
「では、ありがとうございました。また何かあったときはお声がけします」
「勿論です。お待ちしております。村の復興お願いしますね」
「ええ!」
そう言って、俺とミクちゃんとランベリオンは広場に待つ村人のところへと向かったのだった。
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