国王陛下は悪役令嬢の子宮で溺れる

一ノ瀬 彩音

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そこからピストンを開始すると徐々に抵抗が弱まっていくので
「な?  俺の子種全部飲み込めただろ?」
そう尋ねてみると小さく首を縦に振ってくれたので褒めてあげることにした。頭を撫でてやり頬に触れて見つめ合ったあと口づけをする。何度かそうした後に下腹部へ手を当てて労ってやった。すると満足そうな笑みを見せて寝息を立てる彼女。相当無理をしていたようで疲れ切った結果なのであろう。仕方が無いので今日はそのまま部屋に戻って休む事とした。
翌朝目を覚ますと真っ先に目に入ったのは俺の顔を見詰めているエリザベッタの姿であった。一体何がどうしてこうなったのか皆目検討も付かなかった為に
「おはよう」
「おはようございます あなた」
お互い笑顔で挨拶を交わしたものの頭の上には疑問符が乗っかっていたりする。そうして状況を確認したところ、どうやら抱き枕として使用されてしまっていたようで……エリザベッタとしては寂しさが限界を超えての暴走が原因と思われる。つまり今回の事はどう足掻いても彼女を抱かないわけにはいかないという状況に追い込まれることが想定されるわけだ。そんな思考に至っている時に部屋の扉が開き二人の子供が入ってくる。二人はお腹が空いているようだ。そういえば今は何時くらいなんだろうと思い時計を確認すると朝の8時頃を指していたから 恐らく普段より遅く起きたということだけは理解できる。
「うぅ~~」
と二人共同時にぐずる仕草を見せた為食事を与えることにした。そのタイミングでメイド達が入室してきたので全員分の食事をテーブルの上に置くように指示を出しておく。勿論子供のご飯も一緒に。その様子を見届けた後に再びエリザベッタを抱き寄せると顔を赤らめて恥じらう。本当に可愛い。そうして接吻をして互いの唾液を交換しあって 子供達への授乳を終えるとまた再び交わってしまった。エリザベッタは喜んで受け入れてくれたのでこの行為は当然のように行われているわけで、この調子で行くと今日一日エリザベッタを抱いて過ごすことになりそうだ。
「子供を産んだ直後によくやれるな」
「それが嫌ならもっと頻繁に搾り取ってください」
結局この日は1日中ひたすら性行為に没頭していたのでした。
お城に到着した私達は客室にて寛いでいます。そこでは既に何人ものお世話係の方が待っていてくれました。どうやらとっても忙しそうで人手が足りないそう。というわけで頑張ってもらう事に
しておきましょう。
ちなみにここは王宮の中でも比較的小さい建物なので少人数でも充分回るみたい。そんなこともあってお城の敷地内には私の家もあったりしたのだけど流石にこれ以上の負担を掛けることはできない。
それにしても妊娠出産してから
生活スタイルが一変。
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