国王陛下は悪役令嬢の子宮で溺れる

一ノ瀬 彩音

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「本当にエリザベッタは愛らしいな」
そう言いながら隣に座ってきた。
その様子は恋する乙女のそれであり、彼女が既に手遅れであることを
物語っていました。
これからは子供も増えるので育児も大切になってくるのだろう。
王妃は二人に授乳を行う必要もあるため仕事を減らすことも出来ないのだ。
そういうわけで公務の回数自体を減らしたりしているがそれでも必要な場面は出てくるものだ。
それをしっかりと両立させていくのは流石は王族というべきか。
勿論その裏で仕事を回していて完璧にこなし続けているのは言うまでも無いことであるのだが。
「なぁエリザベッタ
頼みたい事があるんだが」
珍しく執務の合間に話しかけられたのでなんだろうと思って 振り返ってみる。彼はいつになく真剣な面持ちで何かを言い出そうとしている最中であった。
「どうしたのですか?」
取り敢えず用件を聞いておく事にしよう。すると意外なお願いをされた。
どうやら近々結婚式を行いたいとの事でその為の準備を手伝って
欲しいとの事であるらしい。
それ自体は大歓迎で
あったので快諾をした。
問題はその後の出来事でした。
まさか私がそんな風に思っていたなんて思わなかったんだ。だってそれが叶うのなら凄く嬉しいから。
「はい かしこまりました」
私は即答で了承する。そうして結婚式の日程が決まりました。準備に必要なものは全て用意してくれると言ってくれたので身一つで来れば問題無いと言うことでしょう。後は当日を待つだけとなり 数日経った後とうとうやってきた いよいよ私はウェディングドレスに身を包んでいる。とても綺麗でこんなの初めてでびっくりしてしまった。そして最後に鏡の前で自分の姿を見てみたのだけれど
(うううう 恥ずかし過ぎる!)
露出の多いウエディング衣装で顔が真っ赤になってしまいました。もう穴があったら入りたいという気分です。
「さあ行こう エリザベッタ」
そう言って差し出された手に自らの指を重ねて会場へと向かったのでした。
そうして式が始まった。
王子が入場してきてからは特に波乱が起こることもなく式は滞り無く進行していく。そうして誓いのキスを迎えるところで
「エリザベッタ!  服を脱げ!」
「はい!?」
まさかの発言に驚きつつも従ったらしくエリザベッタの上半身 が露になる。
「ああ」
周囲の注目が集まる中、羞恥心に苛まれながらも両手で乳房を隠しつつ指示通りに従ったようだ。
「よしいいぞ」
裸体になった彼女の腕を掴むとそのまま彼女の柔らかい乳房へと吸い付くようにして貪った。乳房の先端を舌先で転がすように舐めまわして行くと甘い声が上がり始めていった。彼女の吐息はどんどん艶っぽくなっていき、我慢できなくなった俺は突起を口に含み甘噛みするかのように歯を立て始めると悲鳴のような喘ぎが上がる。どうもかなり敏感体質であるらしい。その様子を眺める人々は生唾を飲み込みエリザベッタを見て興奮していることがよく分かる。
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