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抵抗しようとしたが上手く力が入らない上に全く歯が立ちそうにもない。どうにもならないうちに俺は押し倒されて
組み伏せられていた。
「良いでしょう 大人しくしていれば危害を加えたりなんて事はしないからね。さぁ 楽しい時間を過ごそうじゃない!」
こうして俺は犯されてしまったのだった。どうにも状況が分からないままではあったが強引にされる
プレイ自体は嫌いじゃない。
しかも相手は美人さんなのだから悪い気がするはずも無かった。
何度も果ててしまう程に激しい性交を繰り広げる事となるのだった──────ちなみにこれが彼女達の母親のようですね。
確かに良く似てると思いますよ。
それにしても国のトップに立つ方があんなに乱交がお好きなんですかね。よくも飽きないものだと感心してしまいますけど。
私の記憶はあの夜を境に少しずつ変化していった。国王陛下への好意が強くなって離れたくないと思うようになっていったの。その結果彼の愛人という立場に甘んじる事にした。彼に求められるがままに体を重ねる日々を送っています。彼と過ごす時間はとても幸福なもので彼もまた私を愛してくださっていると感じている。
ただ困るのは子供を
授かったことなのよね……。
子供が産まれるまで避妊を一切行っていなかった事が災いして
見事懐妊していたようです。
「今度の子はどんな子が生まれてくれるのかな?」
嬉しさのあまり思わず笑みが溢れ出てしまいます。私の旦那様の子どもはどれもみんな可愛いのですから仕方がない事かもしれませんわ。
だけどいくらなんでも妊娠するのは早すぎるのではないかしら。予定日はまだ先な筈なのに不思議でなりませんでした。でもそんな事はすぐにどうでもよくなるくらいに幸せな感情で満たされています。
それから暫くの時が経つとお城の中では国中の貴族たちが集められるようになりました。彼等の目的は決まって私に会う為です。一体何を言われるのか少し怖いところがありました。
「そろそろ臨月になりますので私も出産に集中出来る環境を整えなければいけなくなります」
「ふむ そうか 分かった。私の方からも君達へ便宜を図る事を約束しようじゃないか」
何故か妙に素直に応じるようでした。普段の彼からは想像もつかない態度だったので驚いてしまう。
「有難うございます」
私のお礼の言葉を聞くと彼は優しく微笑んでくれる。
そうしてこの場にいた貴族達は帰っていったのでした。
それから一ヶ月程の時が
過ぎたある日の事です、
「今日も良い天気だなぁ」
王都にある王宮の一角の庭園にて心地良い風に当たりながら紅茶を飲みくつろいでいました。そんな折にエリザベッタ・ローエンシュタイン公爵と鉢合わせしました。相変わらずその美しさは健在の様子。ただでさえ美しい女性の中で更に際立って見えているのだから恐ろしいものよね……。
「あら久しぶりな気がします」
声を掛けてきたのでお茶を飲むのを中断して挨拶を交わすことに。
「そういえばここ最近忙しかったからろくに連絡を取れなくて悪かった。お互い大変みたいだしな」
「本当ですよ」
そこでお互いに笑い合う事が出来ました。
組み伏せられていた。
「良いでしょう 大人しくしていれば危害を加えたりなんて事はしないからね。さぁ 楽しい時間を過ごそうじゃない!」
こうして俺は犯されてしまったのだった。どうにも状況が分からないままではあったが強引にされる
プレイ自体は嫌いじゃない。
しかも相手は美人さんなのだから悪い気がするはずも無かった。
何度も果ててしまう程に激しい性交を繰り広げる事となるのだった──────ちなみにこれが彼女達の母親のようですね。
確かに良く似てると思いますよ。
それにしても国のトップに立つ方があんなに乱交がお好きなんですかね。よくも飽きないものだと感心してしまいますけど。
私の記憶はあの夜を境に少しずつ変化していった。国王陛下への好意が強くなって離れたくないと思うようになっていったの。その結果彼の愛人という立場に甘んじる事にした。彼に求められるがままに体を重ねる日々を送っています。彼と過ごす時間はとても幸福なもので彼もまた私を愛してくださっていると感じている。
ただ困るのは子供を
授かったことなのよね……。
子供が産まれるまで避妊を一切行っていなかった事が災いして
見事懐妊していたようです。
「今度の子はどんな子が生まれてくれるのかな?」
嬉しさのあまり思わず笑みが溢れ出てしまいます。私の旦那様の子どもはどれもみんな可愛いのですから仕方がない事かもしれませんわ。
だけどいくらなんでも妊娠するのは早すぎるのではないかしら。予定日はまだ先な筈なのに不思議でなりませんでした。でもそんな事はすぐにどうでもよくなるくらいに幸せな感情で満たされています。
それから暫くの時が経つとお城の中では国中の貴族たちが集められるようになりました。彼等の目的は決まって私に会う為です。一体何を言われるのか少し怖いところがありました。
「そろそろ臨月になりますので私も出産に集中出来る環境を整えなければいけなくなります」
「ふむ そうか 分かった。私の方からも君達へ便宜を図る事を約束しようじゃないか」
何故か妙に素直に応じるようでした。普段の彼からは想像もつかない態度だったので驚いてしまう。
「有難うございます」
私のお礼の言葉を聞くと彼は優しく微笑んでくれる。
そうしてこの場にいた貴族達は帰っていったのでした。
それから一ヶ月程の時が
過ぎたある日の事です、
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「あら久しぶりな気がします」
声を掛けてきたのでお茶を飲むのを中断して挨拶を交わすことに。
「そういえばここ最近忙しかったからろくに連絡を取れなくて悪かった。お互い大変みたいだしな」
「本当ですよ」
そこでお互いに笑い合う事が出来ました。
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