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(まさか、こんな場所でするなんて思わなかったわ)
そう思いながら身悶えていた私の耳元に顔を寄せた彼が囁くようにして言った言葉を聞いた私は、驚いて振り返ると、その直後、唇を奪われました。
そして、舌を絡め合う濃厚なキスに夢中になっていた私だったが、不意に膣内の一番感じる所を突かれたことで、堪らず仰け反ってしまったため、
唇が離れた後も暫くの間、
「はぁ、はぁ、はぁ……」
と荒い呼吸を繰り返していたが、やがて落ち着きを取り戻した私は、彼の首に両腕を回して抱き着くと、自ら腰を動かし始めたのですが、
その動きに合わせて突き上げられたことで、絶頂へと導かれてしまうのだった。
(またイっちゃったわね、でも、まだまだこれからよ?)
そう心の中で呟きながら微笑んだ私は、彼に促されるまま立ち上がると、繋がったままの状態で歩き始めるなり、
ゆっくりとした動きで腰を振り始めましたが、次第にペースを上げていくにつれて、互いに限界を迎えようとしていたその時、
ふと、あることを思い出した私は、動きを止めると、唐突に話し掛けました。
「ねぇ、今日は何の日か知ってる?」
そんな私の言葉に、キョトンとする彼を見て笑みを浮かべた私は、さらに続けます。
「実は今日、私の誕生日なのよ」
そう言いながら微笑む私に、ハッとした表情を浮かべた彼が何かを言おうとしたところで、それを遮るように告げた私は、更に続けたのです。
しかし、次の瞬間、目を見開いた彼は、慌てた様子で私を抱き締めてきましたが、既に手遅れだったらしく、そのまま果ててしまったようで、
力無く項垂れる彼を他所に、私も同時に絶頂を迎えていたのだった。
その後、意識を失ってしまった彼の寝顔を眺めながら幸せを感じていた私は、そっと頬に口付けた後、耳元で囁いた。
ありがとう、愛してるわよ♡
それから私と彼は動物園内を楽しく見て回り、楽しく過ごしていると彼からこう言われるの。
「すまない、君とはこれ以上やっていけそうにないし、覚悟もないから離婚して欲しい」
「えっ、どうして!? あんなに愛し合っていたじゃない!」
突然のことに戸惑う私に向かって、彼が悲痛な面持ちで訴えかけてきた。
曰く、もう君を愛することは出来ない、だから別れて欲しいとのことなのだが、納得出来ない私は、必死に説得を試みたものの、
彼の意思が固いことを悟ると、仕方なく受け入れることにしたのだが、 どうしても諦めきれなかった私は、最後の思い出にとお願いしたところ、
渋々ながらも承諾してくれた彼と一緒にホテルへ向かった私達は、部屋に入るなり抱き合った後で、ベッドへ倒れ込んだところで彼に覆い被さった私は、
キスをしようと顔を近づけたところ、顔を背けられてしまったので、ムッとなった私が不満を露わにしていると、
申し訳なさそうに謝ってきた彼が、続けて言った言葉に愕然としてしまった私は、思わず固まってしまった。
その後、私は彼から沢山溺愛され、
本当に幸せで子も沢山産んで嬉しくて
何時まで幸せ暮らしているのでした。
そう思いながら身悶えていた私の耳元に顔を寄せた彼が囁くようにして言った言葉を聞いた私は、驚いて振り返ると、その直後、唇を奪われました。
そして、舌を絡め合う濃厚なキスに夢中になっていた私だったが、不意に膣内の一番感じる所を突かれたことで、堪らず仰け反ってしまったため、
唇が離れた後も暫くの間、
「はぁ、はぁ、はぁ……」
と荒い呼吸を繰り返していたが、やがて落ち着きを取り戻した私は、彼の首に両腕を回して抱き着くと、自ら腰を動かし始めたのですが、
その動きに合わせて突き上げられたことで、絶頂へと導かれてしまうのだった。
(またイっちゃったわね、でも、まだまだこれからよ?)
そう心の中で呟きながら微笑んだ私は、彼に促されるまま立ち上がると、繋がったままの状態で歩き始めるなり、
ゆっくりとした動きで腰を振り始めましたが、次第にペースを上げていくにつれて、互いに限界を迎えようとしていたその時、
ふと、あることを思い出した私は、動きを止めると、唐突に話し掛けました。
「ねぇ、今日は何の日か知ってる?」
そんな私の言葉に、キョトンとする彼を見て笑みを浮かべた私は、さらに続けます。
「実は今日、私の誕生日なのよ」
そう言いながら微笑む私に、ハッとした表情を浮かべた彼が何かを言おうとしたところで、それを遮るように告げた私は、更に続けたのです。
しかし、次の瞬間、目を見開いた彼は、慌てた様子で私を抱き締めてきましたが、既に手遅れだったらしく、そのまま果ててしまったようで、
力無く項垂れる彼を他所に、私も同時に絶頂を迎えていたのだった。
その後、意識を失ってしまった彼の寝顔を眺めながら幸せを感じていた私は、そっと頬に口付けた後、耳元で囁いた。
ありがとう、愛してるわよ♡
それから私と彼は動物園内を楽しく見て回り、楽しく過ごしていると彼からこう言われるの。
「すまない、君とはこれ以上やっていけそうにないし、覚悟もないから離婚して欲しい」
「えっ、どうして!? あんなに愛し合っていたじゃない!」
突然のことに戸惑う私に向かって、彼が悲痛な面持ちで訴えかけてきた。
曰く、もう君を愛することは出来ない、だから別れて欲しいとのことなのだが、納得出来ない私は、必死に説得を試みたものの、
彼の意思が固いことを悟ると、仕方なく受け入れることにしたのだが、 どうしても諦めきれなかった私は、最後の思い出にとお願いしたところ、
渋々ながらも承諾してくれた彼と一緒にホテルへ向かった私達は、部屋に入るなり抱き合った後で、ベッドへ倒れ込んだところで彼に覆い被さった私は、
キスをしようと顔を近づけたところ、顔を背けられてしまったので、ムッとなった私が不満を露わにしていると、
申し訳なさそうに謝ってきた彼が、続けて言った言葉に愕然としてしまった私は、思わず固まってしまった。
その後、私は彼から沢山溺愛され、
本当に幸せで子も沢山産んで嬉しくて
何時まで幸せ暮らしているのでした。
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