37 / 56
37.
しおりを挟む
その様子を見ていた彼が、不思議そうな表情を浮かべていた一方で、どこか違和感を覚えた私は、
それが何なのか考えていたのだが、結局、結論が出ることはなく、気のせいだろうという結論に達した。
その後、駅の周辺を見て回った私達は、昼食を済ませた後で、午後からはショッピングをすることにしたのだが、
せっかくなので、お互いに似合う服を選ぼうという話になった私達は、早速試着室に入ったのだが、そこで思わぬアクシデントが発生したの。
それは、選んだ下着を穿き替える際、脱いだものを手渡そうとして振り返った瞬間、背後に立っていた彼と目が合ってしまったことだった。
そのせいで恥ずかしくなった私が俯いていると、それに気付いたらしい彼が声をかけて来た。
それを聞いた私が顔を上げると、穏やかな表情を浮かべたまま頷いてみせた彼は、それ以上は何もせず、ただ黙って見守ってくれていたこともあって、
ホッとした気持ちになった私は、渡された物を素早く身に着けた後で、お礼の言葉を口にした上で、お礼を言った後、着替え終えた後に外に出た。
すると、それを待っていたらしい彼が近寄って来たと思ったら、突然私を抱き上げて歩き始めたので、驚いたのも束の間、すぐに近くの公園まで移動した彼は、
そのままベンチに座ったかと思うと、優しく頭を撫で始めた。
その行為によってすっかりリラックスした私の様子を見ながら微笑んだ彼は、おもむろにこんなことを言い出した。
「なぁ、ここで奉仕してくれるかい?」
「えっ?」
私が驚いて聞き返すと、彼は少し恥ずかしそうな顔をしながらこう言ってきた。
「……ダメかな?」
その一言を聞いた途端、キュンとなった私の体が疼いたのを感じたのか、笑みを浮かべた彼は、そっと頬に手を添えながら顔を近づけてきてこう言った。
「じゃあ……いいよね?」
その言葉に頷くことしかできなかった私の顔を見た後で嬉しそうに笑った彼は、さっそく私の服を脱がせ始めるのだった……。
「やっぱりやめよ、ここって公園だし、誰か来たらまずいよね」
「大丈夫だよ、こんな時間に人なんて来ないから」
そんな会話の後、あっという間に押し倒されてしまった私は、服の中に潜り込んできた彼の手の動きを感じながら身を委ねることにしたものの、
しばらく触れられなかったせいなのか、敏感になっているせいか、早くも限界に達しようとしていた私の様子に目ざとく気付いた様子の彼が、
執拗に胸を責めて来たせいでさらに高まった快感を何とか抑えようとしたものの叶わず、結局、絶頂を迎えてしまったところで、
満足げな顔をした彼が私を抱き寄せたまま寝入ってしまったため、しばらくは動けそうにないと判断した私は、大人しく抱かれることにして、眠りについたのだった。
それが何なのか考えていたのだが、結局、結論が出ることはなく、気のせいだろうという結論に達した。
その後、駅の周辺を見て回った私達は、昼食を済ませた後で、午後からはショッピングをすることにしたのだが、
せっかくなので、お互いに似合う服を選ぼうという話になった私達は、早速試着室に入ったのだが、そこで思わぬアクシデントが発生したの。
それは、選んだ下着を穿き替える際、脱いだものを手渡そうとして振り返った瞬間、背後に立っていた彼と目が合ってしまったことだった。
そのせいで恥ずかしくなった私が俯いていると、それに気付いたらしい彼が声をかけて来た。
それを聞いた私が顔を上げると、穏やかな表情を浮かべたまま頷いてみせた彼は、それ以上は何もせず、ただ黙って見守ってくれていたこともあって、
ホッとした気持ちになった私は、渡された物を素早く身に着けた後で、お礼の言葉を口にした上で、お礼を言った後、着替え終えた後に外に出た。
すると、それを待っていたらしい彼が近寄って来たと思ったら、突然私を抱き上げて歩き始めたので、驚いたのも束の間、すぐに近くの公園まで移動した彼は、
そのままベンチに座ったかと思うと、優しく頭を撫で始めた。
その行為によってすっかりリラックスした私の様子を見ながら微笑んだ彼は、おもむろにこんなことを言い出した。
「なぁ、ここで奉仕してくれるかい?」
「えっ?」
私が驚いて聞き返すと、彼は少し恥ずかしそうな顔をしながらこう言ってきた。
「……ダメかな?」
その一言を聞いた途端、キュンとなった私の体が疼いたのを感じたのか、笑みを浮かべた彼は、そっと頬に手を添えながら顔を近づけてきてこう言った。
「じゃあ……いいよね?」
その言葉に頷くことしかできなかった私の顔を見た後で嬉しそうに笑った彼は、さっそく私の服を脱がせ始めるのだった……。
「やっぱりやめよ、ここって公園だし、誰か来たらまずいよね」
「大丈夫だよ、こんな時間に人なんて来ないから」
そんな会話の後、あっという間に押し倒されてしまった私は、服の中に潜り込んできた彼の手の動きを感じながら身を委ねることにしたものの、
しばらく触れられなかったせいなのか、敏感になっているせいか、早くも限界に達しようとしていた私の様子に目ざとく気付いた様子の彼が、
執拗に胸を責めて来たせいでさらに高まった快感を何とか抑えようとしたものの叶わず、結局、絶頂を迎えてしまったところで、
満足げな顔をした彼が私を抱き寄せたまま寝入ってしまったため、しばらくは動けそうにないと判断した私は、大人しく抱かれることにして、眠りについたのだった。
0
お気に入りに追加
155
あなたにおすすめの小説

忙しい男
菅井群青
恋愛
付き合っていた彼氏に別れを告げた。忙しいという彼を信じていたけれど、私から別れを告げる前に……きっと私は半分捨てられていたんだ。
「私のことなんてもうなんとも思ってないくせに」
「お前は一体俺の何を見て言ってる──お前は、俺を知らな過ぎる」
すれ違う想いはどうしてこうも上手くいかないのか。いつだって思うことはただ一つ、愛おしいという気持ちだ。
※ハッピーエンドです
かなりやきもきさせてしまうと思います。
どうか温かい目でみてやってくださいね。
※本編完結しました(2019/07/15)
スピンオフ &番外編
【泣く背中】 菊田夫妻のストーリーを追加しました(2019/08/19)
改稿 (2020/01/01)
本編のみカクヨムさんでも公開しました。

愛しき夫は、男装の姫君と恋仲らしい。
星空 金平糖
恋愛
シエラは、政略結婚で夫婦となった公爵──グレイのことを深く愛していた。
グレイは優しく、とても親しみやすい人柄でその甘いルックスから、結婚してからも数多の女性達と浮名を流していた。
それでもシエラは、グレイが囁いてくれる「私が愛しているのは、あなただけだよ」その言葉を信じ、彼と夫婦であれることに幸福を感じていた。
しかし。ある日。
シエラは、グレイが美貌の少年と親密な様子で、王宮の庭を散策している場面を目撃してしまう。当初はどこかの令息に王宮案内をしているだけだと考えていたシエラだったが、実はその少年が王女─ディアナであると判明する。
聞くところによるとディアナとグレイは昔から想い会っていた。
ディアナはグレイが結婚してからも、健気に男装までしてグレイに会いに来ては逢瀬を重ねているという。
──……私は、ただの邪魔者だったの?
衝撃を受けるシエラは「これ以上、グレイとはいられない」と絶望する……。

甘い束縛
はるきりょう
恋愛
今日こそは言う。そう心に決め、伊達優菜は拳を握りしめた。私には時間がないのだと。もう、気づけば、歳は27を数えるほどになっていた。人並みに結婚し、子どもを産みたい。それを思えば、「若い」なんて言葉はもうすぐ使えなくなる。このあたりが潮時だった。
※小説家なろうサイト様にも載せています。
【完結】もう一度やり直したいんです〜すれ違い契約夫婦は異国で再スタートする〜
四片霞彩
恋愛
「貴女の残りの命を私に下さい。貴女の命を有益に使います」
度重なる上司からのパワーハラスメントに耐え切れなくなった日向小春(ひなたこはる)が橋の上から身投げしようとした時、止めてくれたのは弁護士の若佐楓(わかさかえで)だった。
事情を知った楓に会社を訴えるように勧められるが、裁判費用が無い事を理由に小春は裁判を断り、再び身を投げようとする。
しかし追いかけてきた楓に再度止められると、裁判を無償で引き受ける条件として、契約結婚を提案されたのだった。
楓は所属している事務所の所長から、孫娘との結婚を勧められて困っており、 それを断る為にも、一時的に結婚してくれる相手が必要であった。
その代わり、もし小春が相手役を引き受けてくれるなら、裁判に必要な費用を貰わずに、無償で引き受けるとも。
ただ死ぬくらいなら、最後くらい、誰かの役に立ってから死のうと考えた小春は、楓と契約結婚をする事になったのだった。
その後、楓の結婚は回避するが、小春が会社を訴えた裁判は敗訴し、退職を余儀なくされた。
敗訴した事をきっかけに、裁判を引き受けてくれた楓との仲がすれ違うようになり、やがて国際弁護士になる為、楓は一人でニューヨークに旅立ったのだった。
それから、3年が経ったある日。
日本にいた小春の元に、突然楓から離婚届が送られてくる。
「私は若佐先生の事を何も知らない」
このまま離婚していいのか悩んだ小春は、荷物をまとめると、ニューヨーク行きの飛行機に乗る。
目的を果たした後も、契約結婚を解消しなかった楓の真意を知る為にもーー。
❄︎
※他サイトにも掲載しています。

【完結】俺様御曹司の隠された溺愛野望 〜花嫁は蜜愛から逃れられない〜
雪井しい
恋愛
「こはる、俺の妻になれ」その日、大女優を母に持つ2世女優の花宮こはるは自分の所属していた劇団の解散に絶望していた。そんなこはるに救いの手を差し伸べたのは年上の幼馴染で大企業の御曹司、月ノ島玲二だった。けれど代わりに妻になることを強要してきて──。花嫁となったこはるに対し、俺様な玲二は独占欲を露わにし始める。
【幼馴染の俺様御曹司×大物女優を母に持つ2世女優】
☆☆☆ベリーズカフェで日間4位いただきました☆☆☆
※ベリーズカフェでも掲載中
※推敲、校正前のものです。ご注意下さい

15年目のホンネ ~今も愛していると言えますか?~
深冬 芽以
恋愛
交際2年、結婚15年の柚葉《ゆずは》と和輝《かずき》。
2人の子供に恵まれて、どこにでもある普通の家族の普通の毎日を過ごしていた。
愚痴は言い切れないほどあるけれど、それなりに幸せ……のはずだった。
「その時計、気に入ってるのね」
「ああ、初ボーナスで買ったから思い出深くて」
『お揃いで』ね?
夫は知らない。
私が知っていることを。
結婚指輪はしないのに、その時計はつけるのね?
私の名前は呼ばないのに、あの女の名前は呼ぶのね?
今も私を好きですか?
後悔していませんか?
私は今もあなたが好きです。
だから、ずっと、後悔しているの……。
妻になり、強くなった。
母になり、逞しくなった。
だけど、傷つかないわけじゃない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる