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つまり、生で挿入しようとしていて私は恐怖を
感じたのだ。
だがそれでも、私は抗うことが出来ず、なすがまま
だった。
そして、私はとうとう彼と一線を越えてしまう。

だがそれでも、彼は私を求め続けた。
私は、もう逆らうことなど出来ずにただひたすらに
彼を受け入れ続けるしかなかったのであった。

(私は一体どうなるのでしょうか? それに、彼は一体
何者なんですか?)

そんなことを考えていたが、今は考えることを
やめようと思い、今は、彼を受け入れることに
専念する事にしたのである。

それに加えて、彼は行為を終えると、
私に話しかけてきた。
それは、自分が誰なのかという事と、
何故このようなことをしたのかを語ってきたのだ。

それを聞いて私は驚愕する。
彼は、実の弟で、しかも、姉と間違えられて
襲われたのだ。
それを聞いて私は愕然としてしまった。

だが、彼は続けてとんでもない事を口にした。
そう、彼は姉と婚約したフィリスに嫉妬してこんな
凶行に及んだのだという。
それを聞いて私は怒りを覚えた。

だが、それと同時に、姉に対して罪悪感を
抱いたのも事実だ。
そう思っていると、彼は再び私を犯し始める。

今度は、避妊する事もなく私を孕ませるつもりらしい。
私はその事実を知って怖くなったが、
拒むことなんて出来なかった。

むしろ私は、彼の事を本気で好きになり
始めていたのだ。
それ故に、私は彼を受け入れた。
そうして、私は、フィリスとの間に
子供を産むことになるのである。

そればかりか、フィリスとの関係は、
私にとってなくてはならないものに
なっていったのであった。

それから暫くの間、私は妊娠の影響で
安定期に入るまでは、実家でのんびりと
過ごすことにした。
それというのも、フィリスが私の側に
ずっといてくれるからだ。

それに、フィリスはとても優しく
してくれるからこそ私の気持ちは
高ぶる一方なのだが……。
そんなある日のこと、フィリスが珍しく
仕事が早く終わったのか、
私の部屋に訪れてきたのである。
すると、フィリスは私を見て何かを
言いかけてくるが、その前に私から
話しかける事にしたのだ。

「フィリス様」

「その……なんだ……。 俺達は夫婦になったんだから様はいらないよ。
ただでさえ俺は王族だから身分差があるわけだし……」

確かにその通りかもしれないが、
フィリスを名前呼びするのは、少しだけ恥ずかしかった。
それなのに、フィリスときたら、 顔を真っ赤にして照れ臭そうにしているので、余計に気まずくなる。
私は、勇気を振り絞ってフィリスの名前を呼ぶことにした。
最初は緊張していたが、次第に慣れていくと自然に口に出来るようになったのである。
それに伴ってフィリスに対する気持ちが溢れ出てくるのがわかった。
それに気付いた私は、フィリスに告白することにしたのである。
そうして、私はフィリスに抱かれると 激しい一夜を過ごしたのである。
そうして、フィリスとの仲を深めていったある日のこと……。

「実は、お前に話さなければならないことがある」

そう言って、フィリスは真剣な表情を浮かべながら私に話し掛けてきた。
なので、私は不思議に思って首を傾げる
フィリスは衝撃的な言葉を告げてくる。
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