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私が扉を開けると、王太子がこちらを見て、 目を見開き、そして泣きそうな表情を浮かべて、
駆け寄り、私を抱き締めてきました。
私は、王太子の突然の行動に驚きつつも、 王太子の背中に手を回して、王太子の胸に耳を当てて、
心臓の音を聞きながら、
王太子の匂いに包まれるのでした。
私は、しばらくすると落ち着きを取り戻して、 ゆっくりと離れると、
私は王太子の顔を覗き込んで言います。
私は、この人が大好きでした。
この人と一緒に居られるのであれば、 私は何でもできる気がするくらいに。
私は、この人に恩を返す為にここに来たのです。
私は、この人の為に生きたいと思ったのです。
私は、この人の為に、この人を幸せにするために、 この人と一緒になりたいと思いました。
私は、この気持ちを素直に伝えます。
すると、王太子は私を抱きしめて言います。
「私は、貴方の事が大好きなの」
そう言って、私は、彼の唇にキスをするのであった。
私は、彼に抱きついて、何度も好きと伝えるのであった 彼は、そんな私を受け止めてくれるのであった。
私は、彼から離れると、今度は私から、 彼を引き寄せてもう一度口づけを交わすのであった。
私は、彼と目が合うと微笑むのであった。
すると、彼が私に聞いてきた。
私は、それに答えるのであった。
私は、その問いに、笑顔で返事をした。
すると、何故か、私の顔が真っ赤に染まっていくのであった。
私は、恥ずかしくなって、俯いてしまうとそっと
手を差し伸べてくるのでした。
私は、その手に引かれて立ち上がると、
「みせたいものがあるんだ」
そう言って連れてこられたのは、 ヒリス様の執務室でした。
そこには、 ヒリス様と、もう一人いるようでした?
ヒリス様は机の上に書類を置いてから、立ち上がります。
そして、私をソファーへ座らせると、 隣に来てくれます。
そして、ヒリス様は言います。
ヒリス様は、その人物を指差して言います。
その人物は、私に向かって言います。
その言葉を聞いた瞬間に、私は思わず言ってしまうのでした。
「王太子私は」
「サディエルだろう、言い直し」
「うう」
「やっぱりわざとだったんだな、父さんもfamilynameでは呼ばせないから、お前の前に二人
ならんだら両方返事しちゃうだろう」
私は、サディエル王太子に向き合って言います。
私は、サディエル王太子に、改めて言い直すのでした。
(私は、サディエル王太子が、本当に好きだなーって思うのでした)
そう言えばと思い困った顔をした後
「サディエル様」
小声でそう呼ぶと
「聞こえねぇよ」
「イジワル」
私は、思わず呟いてみる。
でも、目の前の人は、全然気にしていないみたい。
私は、目の前の人の顔をじっと見つめている。
この人は、私の事をどう思っているのかな? 私は、この人の顔を見ながら考える。
でも、この人は、いつも無愛想で、何考えているのかわからない。
でも、この人は、私の前では、よく笑う。
この人は、私の頭を撫でたり、抱っこしてくれたりする。
この人は、私の作ったご飯を美味しいと言って食べてくれた。
私は、目の前の人の顔を見ているうちに、 だんだん、胸がドキドキしてくるのでした。
私は、思わず目の前の人の袖を掴んでしまうのでした。
「サディエル様」
「おっどうした、いきなり過ぎてビビるな」
私は、サディエル様に聞きました。
でも、サディエル様は何だか忙しそうでした。
私は、サディエル様の邪魔をしてはいけないと思って、 その場を離れようとすると、
サディエルが呼び止めました。
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