公爵家のご令嬢は婚約者に裏切られて～愛と溺愛のrequiem～

82.

そのまま二人はまだ動物園内を回っているとミミリィは、マハティスに寄り添いながら歩いております。
すると、二人は、ふっと立ち止まってしまいます。
そこでミミリィはペンギンエリアまで来ると、マハティスは、 ミミリィにこう尋ねてきた。
ミミリィは、どんなのに興味を惹かれるのかい。
ミミリィは、しばらく考えて、こう言った。
私、あれに乗ってみたい。
そう言って指差した先には、巨大な船の形をした乗り物があった。
マハティスは、ああ、アレに乗りたいのですね。
分かりました。
早速乗る事になりました。
マハティスは、ミミリィの手を引いて、乗り場に向かうのです。
2人は、並んで座ります。（マハティスの隣にミミリィ）
マハティスは、係員の人に指示をすると船が動き始めました。
1周約20分かかるのですが、その間、2人で景色を楽しんだりしながら時間を潰していると
終点に到着致しますとアナウンスが流れて 2人が降りると再び出発していき、
次の目的地に向かい始めていきましたが、今度は海沿いにある建物に入りましたが、
その建物は水族館と呼ばれておりますが、この世界では海の生物を専門に扱っているのですが、
ここの館長であるウミウシ博士が趣味で始めたものでありまして、
そのおかげで客足が伸びて繁盛しているのだと言うのです。
2人の目の前に広がっていく光景を見てミミリィはとても感激しているようであります。