公爵家のご令嬢は婚約者に裏切られて~愛と溺愛のrequiem~

一ノ瀬 彩音

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「マハティス、準備は出来た?」
「ああ、出来てるよ」
「それじゃあ、行きましょ♪」
「そうだね」
二人は、手を繋いで街を歩いていくと、途中で、ミミリィは立ち止まっていました。
「ん?  どうかしたのか?  ミミリィ」
「ちょっと待っていてね」
ミミリィは、アクセサリーショップに入って行きました。
そして数分後、ミミリィは、指輪を持って戻って来ると、マハティスに渡そうとすると、
「マハティス、これ受け取ってくれるかな?  昨日のお詫びも兼ねて」
「これは、指輪かい?  綺麗だ。ありがとうミミリィ」
「喜んでくれて嬉しいわ。マハティス、左手を出してくれるかしら」
「こうかね」
「そうそう」
ミミリィが、マハティスの薬指に指輪を入れると、マハティスは、ミミリィにこう言う。
「似合っているだろうか」
「うん、とてもよく似合ってます」
ミミリィは、マハティスが喜ぶ姿を見て嬉しくなり、マハティスに抱きつくのであった。
それからしばらくして、二人は、街中を歩いていると、ミミリィは、ある光景を目にするのです。
それは、マハティスに言い寄ってくる女性がいるのを見て、ミミリィは、
心の中でモヤモヤとした気持ちになりました。
それからしばらくして、二人は、レストランで昼食を取ると、ミミリィは、
「マハティス、そろそろ帰りませんか」
「え?  まだ夕方にもなっていないぞ」
「でも、そろそろ帰らないと」
ミミリィは、そう言うと、マハティスは、ミミリィに何かあったのではと思い、
「ミミリィ、俺に隠し事をしていないか」
「え!?  別に何もないけど」
(ここは素直に言った方がよさそうね)
「さっきマハティスったら女性に言い寄られて鼻の下を伸ばしているのですし、
私って人がいながら最低だわ!」
そう言われてマハティスは笑っているのですからカチンときているミミリィは
「何が可笑しいのですか」
「いやいや、すまん。ただ、お前の嫉妬している姿を見たくてな」
「え?  私の嫉妬している姿が見たかったの?  だからわざとあんな真似をしたのですね」
「いや、本当にすまなかった。許してくれ」
「嫌です」
「え?  ミミリィ、頼む、機嫌をなおしておくれ」
「知りません」
ミミリィは、プイッとそっぽを向いてしまうと、マハティスは困り果てていた。
ミミリィは、マハティスの態度にムカムカしていた。
何故なら、マハティスは、自分の事よりも他の女性の事を優先するからだ。
それに、自分以外の女の子にデレデレしているのを見るのが腹立たしかった。
マハティスが、ミミリィに謝罪するも、ミミリィは、ツンケンした対応をしていた。
すると、マハティスは、ミミリィにこう提案をする。
ミミリィ、今からお前の望む場所に連れて行ってやるからそれで勘弁してくれないかな?
と聞くと、ミミリィは、仕方がないからそれで許してあげると言うと、マハティスは、
ミミリィの手を握って、転移魔法を使うと、二人は、とある場所にやって来ます。
そこは、夜景が美しく見える場所で、ミミリィは、その景色に見惚れてしまいます。
マハティスは、そんなミミリィを見つめながら微笑むと、ミミリィは、
マハティスに抱きついてキスをすると、マハティは、優しくミミリィを抱き寄せて、
二人は、愛し合うのでした。
翌朝、目が覚めたミミリィは、隣で眠っているマハティスを見ます。
マハティスは、スヤスヤと眠っており、ミミリィは、マハティスの頬に軽く口づけをすると、
ミミリィは、マハティスの頬を撫でて、マハティスの温もりを感じていると、
マハティスは目を開けて ミミリィを見ますと、ミミリィは、マハティスにおはようの挨拶をします。
マハティスは、ミミリィにこう返事をします。
ミミリィ、おはよう。
ミミリィは、マハティスに甘えて、マハティスにこう言う。
ねぇ、マハティス、今日は何処に行きたいのかな?
と聞かれると、マハティスは、ミミリィを抱きしめると、ミミリィの耳元でこう囁くのです。
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