上 下
53 / 144

53.

しおりを挟む
「ミミリィ。落ち着いた?」
「はい」
「そうか。良かった」
「ごめんなさい」
「何で謝る?」
「だって、私があんな事しなければ、マハティスも苦しまずに終わったはずなのに」
「何を言っているのだ。ミミリィは何も悪くないよ」
「でも、マハティスを苦しめてしまった」
「ミミリィ。もう終わったことだ。それに、ミミリィのおかげで、凄く幸せだよ」
「本当?」
「本当だとも」
「良かった」
「ミミリィ。そろそろ起きようか?」
「はい」
マハティスとミミリィは、ベッドから出て服を着替えた。
着替えた後、マハティスは、
「ミミリィ。今日は、何処に行きますかね」
「そうですね。今日は、お城でゆっくり過ごします」
「そうしよう」
二人は、お城に戻ると、お城のメイドさん達に挨拶をした。
「皆さん。お世話様でした」
「いえいえ、こちらこそ楽しい時間を過させて頂いてありがとうございます」
「そう言ってもらえると嬉しいな」
「また、遊びに来てくださいね」
「はい」
「それでは、失礼します」
「お疲れ様でした」
二人は、お城を出て馬車に乗って家路に帰る。
家路に帰って来た二人は、大広間で寛いでいた。
「今日は、何も予定がない日だし、久しぶりに二人でデートでもするか?」
「そうね。たまには、二人っきりで出かけるのも良いわね」
「じゃあ、決まりだな」
「えぇ」
ミミリィとマハティスは、街に出て買い物をしたり、食事をしたり、
お茶を飲んだりしながら楽しく過ごした。
やがて、夕方になると、ミミリィとマハティスは、家に帰り、夕食を食べてから風呂に入り、
寝室でくつろいでいました。
「ねぇ、マハティス」
「ん?」
「私達、これからもずっと一緒よね?」
「勿論だ」
「そう。じゃあ、これから先、どんなことがあっても離れずに傍に居てくれる?」
「当たり前じゃないか」
「約束よ」
「あぁ」
「じゃあ、指切りげんまん嘘ついたら針千本のーまーす指切った」
「これで、安心ね」
「そうだな」
「じゃあ、明日に備えて早く休みましょうね」
次の日の朝になった。
ミミリィは起きると隣を見れば、夫であるマハティスがいないのですから
如何しようと戸惑っているのですけど、マハティスの妻なのに取り乱してはいけないので
深呼吸して息を吐いて落ち着くとまずマハティスを探す事とするのですけど、探していると
マハティスを見つけて声をかけるとマハティスは手を振って応えてくれるのですから
嬉しいミミリィであった。
ミミリィはマハティスに駆け寄ると転びそうになるもマハティスが身体を両手で支えてくれて
溜息をついているミミリィでしたがミミリィはマハティスにこう言うのです。
「こんな朝からですけど、今から寝室で愛して欲しいのっ!
今日一日ずっと愛して下さいっ!」
そう言うとマハティスは頷いて了承するのであった。
それからマハティスはミミリィをお姫様抱っこするとそのままミミリィの部屋に向かうのだった。
部屋に着くなりマハティスはミミリィにこう言った。
「ミミリィ。愛しているよ」
「マハティス。愛している」
マハティスは、ミミリィにキスをしてミミリィの服を脱がせて裸体にするのだった。
マハティスは、ミミリィの突起に吸い付くのだった。
「あんまり強く吸わないで」
「どうして?」
「恥ずかしいから」
「可愛いな」
マハティスは、ミミリィのアソコに顔を近づけると舌を入れて舐め始めるのだった。
その光景を見たミミリィは、マハティスにこう言った。
「マハティスのエッチ……」
と言いつつも、内心は嬉しく思っていたのです。
……やっぱり、私の夫は最高に素敵な人だと思うミミリィなのでした。
マハティスは、ミミリィの両足を広げさせると、自身の男性自身をミミリィの膣内に挿入するのだったが、
昨日の行為のおかげなのか、すっぽりとマハティスの男性自身が入ったのを見て、
マハティスは、ミミリィにこう言った。
「ミミリィ。全部入ったぞ。痛いか?」
ミミリィは、マハティスにこう言った。
「少しだけ……だけど、大丈夫だから続けて下さい。お願いします。
マハティスの好きなようにして下さい。お願いします。マハティスのが欲しいの。
マハティスは、ミミリィの言葉を聞いて微笑むと言った。
分かった。ミミリィ。動くからな。
マハティスは、腰を動かしてミミリィの子宮口を突いていくのだった。
マハティスが突いていく度に、ミミリィは、喘ぎ声を上げるのだった。
マハティスは、ミミリィにこう聞いた。
ミミリィ。気持ちいいか?  ミミリィは、マハティスにこう答えた。
はい。とても良いです。もっと激しくしても良いですから。
マハティスは、ミミリィにこう聞いた。
本当に?  本当に良いのか?  ミミリィは、マハティスにこう答える。
本当に良いですから。マハティスの好きなように動いてください。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

5分前契約した没落令嬢は、辺境伯の花嫁暮らしを楽しむうちに大国の皇帝の妻になる

西野歌夏
恋愛
 ロザーラ・アリーシャ・エヴルーは、美しい顔と妖艶な体を誇る没落令嬢であった。お家の窮状は深刻だ。そこに半年前に陛下から連絡があってー  私の本当の人生は大陸を横断して、辺境の伯爵家に嫁ぐところから始まる。ただ、その前に最初の契約について語らなければならない。没落令嬢のロザーラには、秘密があった。陛下との契約の背景には、秘密の契約が存在した。やがて、ロザーラは花嫁となりながらも、大国ジークベインリードハルトの皇帝選抜に巻き込まれ、陰謀と暗号にまみれた旅路を駆け抜けることになる。

美しい公爵様の、凄まじい独占欲と溺れるほどの愛

らがまふぃん
恋愛
 こちらは以前投稿いたしました、 美しく残酷な公爵令息様の、一途で不器用な愛 の続編となっております。前作よりマイルドな作品に仕上がっておりますが、内面のダークさが前作よりはあるのではなかろうかと。こちらのみでも楽しめるとは思いますが、わかりづらいかもしれません。よろしかったら前作をお読みいただいた方が、より楽しんでいただけるかと思いますので、お時間の都合のつく方は、是非。時々予告なく残酷な表現が入りますので、苦手な方はお控えください。 *早速のお気に入り登録、しおり、エールをありがとうございます。とても励みになります。前作もお読みくださっている方々にも、多大なる感謝を! ※R5.7/23本編完結いたしました。たくさんの方々に支えられ、ここまで続けることが出来ました。本当にありがとうございます。ばんがいへんを数話投稿いたしますので、引き続きお付き合いくださるとありがたいです。この作品の前作が、お気に入り登録をしてくださった方が、ありがたいことに200を超えておりました。感謝を込めて、前作の方に一話、近日中にお届けいたします。よろしかったらお付き合いください。 ※R5.8/6ばんがいへん終了いたしました。長い間お付き合いくださり、また、たくさんのお気に入り登録、しおり、エールを、本当にありがとうございました。 ※R5.9/3お気に入り登録200になっていました。本当にありがとうございます(泣)。嬉しかったので、一話書いてみました。 ※R5.10/30らがまふぃん活動一周年記念として、一話お届けいたします。 ※R6.1/27美しく残酷な公爵令息様の、一途で不器用な愛(前作) と、こちらの作品の間のお話し 美しく冷酷な公爵令息様の、狂おしい熱情に彩られた愛 始めました。お時間の都合のつく方は、是非ご一読くださると嬉しいです。 *らがまふぃん活動二周年記念として、R6.11/4に一話お届けいたします。少しでも楽しんでいただけますように。

どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします

文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。 夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。 エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。 「ゲルハルトさま、愛しています」 ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。 「エレーヌ、俺はあなたが憎い」 エレーヌは凍り付いた。

身代わり婚~暴君と呼ばれる辺境伯に拒絶された仮初の花嫁

結城芙由奈 
恋愛
【決してご迷惑はお掛けしません。どうか私をここに置いて頂けませんか?】 妾腹の娘として厄介者扱いを受けていたアリアドネは姉の身代わりとして暴君として名高い辺境伯に嫁がされる。結婚すれば幸せになれるかもしれないと淡い期待を抱いていたのも束の間。望まぬ花嫁を押し付けられたとして夫となるべく辺境伯に初対面で冷たい言葉を投げつけらた。さらに城から追い出されそうになるものの、ある人物に救われて下働きとして置いてもらえる事になるのだった―。

美しく残酷な公爵令息様の、一途で不器用な愛

らがまふぃん
恋愛
 人の心を持たない美しく残酷な公爵令息エリアスト。学園祭で伯爵令嬢アリスと出会ったことから、エリアストの世界は変わっていく。 ※残酷な表現があります。苦手な方はご遠慮ください。ご都合主義です。笑ってご容赦くださいませ。 *R5.1/28本編完結しました。数話お届けいたしました番外編、R5.2/9に最終話投稿いたしました。時々思い出してまた読んでくださると嬉しいです。ありがとうございました。 たくさんのお気に入り登録、エール、ありがとうございます!とても励みになります!これからもがんばって参ります! ※R5.6/1続編 美しい公爵様の、凄まじい独占欲と溺れるほどの愛 投稿いたしました。再度読み返してくださっている方、新たに読み始めてくださった方、すべての方に感謝申し上げます。これからもよろしくお願い申し上げます。 ※R5.7/24お気に入り登録200突破記念といたしまして、感謝を込めて一話お届けいたします。 ※R5.10/29らがまふぃん活動一周年記念として、一話お届けいたします。 ※R5.11/12お気に入り登録300突破記念といたしまして、感謝を込めて一話お届けいたします。 ※R6.1/27こちらの作品と、続編 美しい公爵様の、凄まじい独占欲と溺れる程の愛(前作) の間のお話し 美しく冷酷な公爵令息様の、狂おしい熱情に彩られた愛 始めました。お時間の都合のつく方は、是非ご一読くださると嬉しいです。 *らがまふぃん活動二周年記念として、R6.10/29に一話お届けいたします。少しでも楽しんでいただけますように。 ※R6.11/17お気に入り登録500突破記念といたしまして、感謝を込めて一話お届けいたします。

伯爵は年下の妻に振り回される 記憶喪失の奥様は今日も元気に旦那様の心を抉る

新高
恋愛
※第15回恋愛小説大賞で奨励賞をいただきました!ありがとうございます! ※※2023/10/16書籍化しますーー!!!!!応援してくださったみなさま、ありがとうございます!! 契約結婚三年目の若き伯爵夫人であるフェリシアはある日記憶喪失となってしまう。失った記憶はちょうどこの三年分。記憶は失ったものの、性格は逆に明るく快活ーーぶっちゃけ大雑把になり、軽率に契約結婚相手の伯爵の心を抉りつつ、流石に申し訳ないとお詫びの品を探し出せばそれがとんだ騒ぎとなり、結果的に契約が取れて仲睦まじい夫婦となるまでの、そんな二人のドタバタ劇。 ※本編完結しました。コネタを随時更新していきます。 ※R要素の話には「※」マークを付けています。 ※勢いとテンション高めのコメディーなのでふわっとした感じで読んでいただけたら嬉しいです。 ※他サイト様でも公開しています

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される

奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。 けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。 そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。 2人の出会いを描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630 2人の誓約の儀を描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

【完結】愛を知らない伯爵令嬢は執着激重王太子の愛を一身に受ける。

扇 レンナ
恋愛
スパダリ系執着王太子×愛を知らない純情令嬢――婚約破棄から始まる、極上の恋 伯爵令嬢テレジアは小さな頃から両親に《次期公爵閣下の婚約者》という価値しか見出してもらえなかった。 それでもその利用価値に縋っていたテレジアだが、努力も虚しく婚約破棄を突きつけられる。 途方に暮れるテレジアを助けたのは、留学中だったはずの王太子ラインヴァルト。彼は何故かテレジアに「好きだ」と告げて、熱烈に愛してくれる。 その真意が、テレジアにはわからなくて……。 *hotランキング 最高68位ありがとうございます♡ ▼掲載先→ベリーズカフェ、エブリスタ、アルファポリス

処理中です...