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次の日の朝になると、ミミリィは、寝室から出てきた。
その姿は、まるで数日前までとは大違いで、身なりも綺麗になっており、髪も整えてあった。
ミミリィは、マハティスの前に立つと、マハティスに頭を下げた。
(今までお世話になりました)
マハティスは、ミミリィの様子を見て驚いてしまう。
何しろ、ミミリィは今にも消えてしまいそうな雰囲気を出していたからだった。
マハティスは何が起こったのかと尋ねるが、ミミリィは答えようとしなかった。
マハティスもこれ以上は聞かない方がいいと思ったのか、ミミリィに別れの言葉を言うのだった。
(ミミリィ。元気で暮らすんだぞ)
(はい)
2人は、お互いに握手をする事なく別れた。それからというものの、
マハティスは、仕事に打ち込むようになり、家に帰る事が少なくなった。
そんなある日の朝方だった。
マハティスは、玄関のドアが開く音を聞き付けて急いで外に出てみると、そこに立っていたのは、
あの時以来に会ったミミリィだった。
ミミリィは、マハティスを見ると、涙を流してマハティスに駆け寄って行くと、マハティスに抱きついた。
マハティスは、ミミリィにどうしてここにいるのかと尋ねるが、 答えようとしてくれなかった。
ただ一言……助けてくださいと言った。
2人はしばらく見つめ合っていたのですが、マハティスはミミリィを家に上げる事にした。
それから2人は、お互いの顔を見つめ合うと、お互いの顔が近づいていき、キスをした。
キスが終わると、ミミリィは、マハティスにこう言った。
(私をまた貴方の妻にしてください)
(えっ?)
(もう嫌なんです。あんな生活に戻るのは)
(分かった)
2人は、お互いの顔を見つめ合うと、お互いの顔がまたも近づくと、
今度は、お互いの舌と唾液を交換しながら濃厚なキスを交わすのであった。
2人は、お互いの顔を見合わせると2人の間に子供が出来たという事で結婚したいと思い始めるのであった。
(結婚式は挙げなくても良いよね)
(はい。私は、マハティスと居られればそれで十分です)
2人は、お互いの顔を見合わせて微笑み合うと、2人は、幸せに包まれながらベッドの上に倒れこんだ。
やがて、2人は、裸体のまま一緒に寝る事にした。
マハティスは、ミミリィの頭を撫でながらこう言った。
これからもずっと一緒だよ。ミミリィ。
ミミリィは、マハティスにこう答えるのであった。
はい。いつまでもマハティスの側にいますよ。
ミミリィは、マハティスの胸元に顔を埋めると、マハティスの鼓動の音を聞くのであった。
こうして、2人は、幸せな日々を送るのであったが、ある日の事、2人の耳に信じられない話が入ってきた。
なんと、マハティスの元に、婚約者のリリス・フォンターナと、
彼女の実家の貴族達が屋敷に押しかけてきたのである。
マハティスは、彼女達を追い払おうとしたのだが、その時、マハティスの目にあるものが映った。
(あれは!?)
マハティスは、ある物を見つけるとそれを持って逃げ出した。
マハティスは、それを持っていると、ミミリィにこう言うのであった。
(ミミリィ!  逃げよう!!)
(は、はい)
マハティスは、ミミリィの手を引いて逃げると、ミミリィは、マハティスにこう聞いた。
(ど、何処に行くのですか?)
(分からない。でも、今は、とにかく遠くへ行こう)
ミミリィとマハティスは、ひたすら走り続けた。
しかし……体力の限界なのか足取りが重くなっていたのであった……。
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