悪役令嬢は悪役になりきれず、隣国の王子に溺愛される！

74.

そう言い出しながらもユリアナの事を手で隠そうとし始める。
その姿を見たアベルは、慌てて自分の身に付けているものを全て脱ぎ去ると、
ユリアナの上に覆い被り抱き寄せていった。
アベルは肌と肌が重なる事でユリアナの体温がより強く感じられて、その事がとても嬉しく思う。
アベルはそのままの状態で暫くユリアナのことを抱いていたら不意に何かを感じたのかユリアナは……ん？
と言い出して、アベルはどうしました？
と聞くと…… どうやらユリアナは自分が無意識に下腹部を押さえていた事に気が付くと、
恥ずかしくなったのかすぐに両手でアベルから離れようとするのですけど、
アベルはそれを許さずに更に力を込めていく。
そのアベルの行動に驚いていると、アベルはユリアナにこう伝えた。
俺はどんなことがあってもあなたを離さないから。だから心配しないでもください。と。
その言葉を聞いて、ユリアナの目には涙が浮かんでしまう。
アベルはユリアナの瞳に浮かんでいる雫に気づくと、ユリアナに近づき目元に唇を当てていく。
それがきっかけとなって、ユリアナの心の中にあった不安が消え去り、
ユリアナは再びアベルをしっかりと掴んでいった。
その後にアベルは改めてユリアナにキスをしていくと、舌を差し入れて口内を蹂躙していく。
アベルの口がユリアナの口から離れると、二人の間に唾液が橋を作り、
ユリアナが息を荒げているのに対してアベルは涼しい顔をしながら次に進んでいった。
まずはユリアナの両脚を大きく広げさせると、その間にアベルは自分の体を割り込ませる形となりました。
大きく開かれた両足の付け根部分には誰にも見せたことがない部分が晒されてしまい、
しかもその場所は今から行われるであろう行為を期待しているかのように潤んでおり、
ヒクついていています。
まさに見られているだけでも感じるぐらいの状態になっていることに戸惑いを覚えるユリアナは、
思わず 待って！
と言ってしまいましたが時すでに遅く、何ですか？
という答えを返されてしまうと何も言えなくなり、黙ってしましました。
……どうやら覚悟を決めたみたいですね……。わかりました……では始めましょうか……
と言ってくれたアベルの言葉を受けて、ようやく始まるんだと思った時にはすでに遅いようでした。
既に準備を終えておりいつでも迎え入れられる状態だったユリアナは、
一気に奥まで突き込まれてしまいました。