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ここで何が行われるのか薄々と察していたので、覚悟を決めて中へ入るとその途端いきなり唇を奪われてしまい、
「んんーっ!」
必死に抵抗するけれど全然敵わず、強引に押し切られてしまいました。
その間も激しい口づけは続いていき、やがて力尽きた私は、ベッドの上に仰向けに倒れ込みました。
その上に覆い被さってきた彼は、首筋に舌を這わせてきました。
「咲良、愛しているよ」
「私も大好き、あなただけをずっと愛し続けます」
もう何度繰り返したかわからないこのやりとりにも慣れてきたせいか、恥ずかしさはあるものの苦痛を感じることはなくなってきたと思うのです。
だって今では彼なしではもう生きていけない程依存してしまっていますから、きっとこれが恋という感情なんでしょう。
初めて逢った時は怖い人だと思いましたが、実際に付き合ってみると凄く優しくて思いやりのある人で、
今までこんなに想われたことがないので戸惑いもあります。
けれどもそんな所も含めて好きになってしまっているのでしょう。
「篠宮、そろそろ寝たいです」
「うん、俺もだ、明日も仕事あるもんな……」
そして、私達は一つのベッドに潜り込んだ後、抱き合いながら眠りに就くのだった。
次の日の朝、目が覚めると隣にはまだ彼が寝息を立てていたので、今のうちに着替えを済ませることにしたのだが、
ふと視線を感じてそちらを見ると、彼の目が開かれていた。
なので、挨拶をして、顔を洗ってきますねと言って、洗面台へ向かうことにしたのだ。
その際に、ベッドルームから廊下へ出て、突き当たりを右に曲がること三メートル程の所に洗面所があり、
そこに到着すると、歯ブラシを手に取りながら鏡の前に立ち、自分の容姿を確認した上で髪を整えてから歯を磨いたのである。
(今日は土曜日か)
そう思い、カレンダーを確認する為に視線を移せば、既に日付は変わっていたようだ……。
(さてどうしたものか……)
と考えて、時間を確認してみる事にしたのだが、午前九時であった事を視認して、私は溜息をつくと共に肩を落としたのだった。
何故なら、この後どうしようかと考えていたからである。
そうすると不意に声をかけられたので、振り向くと彼が立っていたので内心驚いてしまったのだが表情に出さない様に注意しながら挨拶をした。
だが、彼は何も答えずに私の隣へとやってきたかと思えばおもむろに抱きしめようとしてきた為、
「待ってください! 何をするんですか!?」
慌てて制止すると不服そうな表情を浮かべる彼に見詰められてしまい、ドキッとしてしまったのだったが、
このままでは埒が明かないと思い、こちらから話し掛ける事にしたのだ。
しかし、何を話せば良いのか解らずに困ってしまったのでとりあえず謝罪をしておくことにする事にしたのだけれど、
それがかえって良くなかったみたいで再び抱き寄せられてしまう結果となったため、結局その日は彼と一緒に寝る事になり、
翌日もまたその次の日も寝る前には必ずキスをする事になるとは思いもしなかったのです……。
「んんーっ!」
必死に抵抗するけれど全然敵わず、強引に押し切られてしまいました。
その間も激しい口づけは続いていき、やがて力尽きた私は、ベッドの上に仰向けに倒れ込みました。
その上に覆い被さってきた彼は、首筋に舌を這わせてきました。
「咲良、愛しているよ」
「私も大好き、あなただけをずっと愛し続けます」
もう何度繰り返したかわからないこのやりとりにも慣れてきたせいか、恥ずかしさはあるものの苦痛を感じることはなくなってきたと思うのです。
だって今では彼なしではもう生きていけない程依存してしまっていますから、きっとこれが恋という感情なんでしょう。
初めて逢った時は怖い人だと思いましたが、実際に付き合ってみると凄く優しくて思いやりのある人で、
今までこんなに想われたことがないので戸惑いもあります。
けれどもそんな所も含めて好きになってしまっているのでしょう。
「篠宮、そろそろ寝たいです」
「うん、俺もだ、明日も仕事あるもんな……」
そして、私達は一つのベッドに潜り込んだ後、抱き合いながら眠りに就くのだった。
次の日の朝、目が覚めると隣にはまだ彼が寝息を立てていたので、今のうちに着替えを済ませることにしたのだが、
ふと視線を感じてそちらを見ると、彼の目が開かれていた。
なので、挨拶をして、顔を洗ってきますねと言って、洗面台へ向かうことにしたのだ。
その際に、ベッドルームから廊下へ出て、突き当たりを右に曲がること三メートル程の所に洗面所があり、
そこに到着すると、歯ブラシを手に取りながら鏡の前に立ち、自分の容姿を確認した上で髪を整えてから歯を磨いたのである。
(今日は土曜日か)
そう思い、カレンダーを確認する為に視線を移せば、既に日付は変わっていたようだ……。
(さてどうしたものか……)
と考えて、時間を確認してみる事にしたのだが、午前九時であった事を視認して、私は溜息をつくと共に肩を落としたのだった。
何故なら、この後どうしようかと考えていたからである。
そうすると不意に声をかけられたので、振り向くと彼が立っていたので内心驚いてしまったのだが表情に出さない様に注意しながら挨拶をした。
だが、彼は何も答えずに私の隣へとやってきたかと思えばおもむろに抱きしめようとしてきた為、
「待ってください! 何をするんですか!?」
慌てて制止すると不服そうな表情を浮かべる彼に見詰められてしまい、ドキッとしてしまったのだったが、
このままでは埒が明かないと思い、こちらから話し掛ける事にしたのだ。
しかし、何を話せば良いのか解らずに困ってしまったのでとりあえず謝罪をしておくことにする事にしたのだけれど、
それがかえって良くなかったみたいで再び抱き寄せられてしまう結果となったため、結局その日は彼と一緒に寝る事になり、
翌日もまたその次の日も寝る前には必ずキスをする事になるとは思いもしなかったのです……。
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