元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜

730.

私にも魔法を教えて欲しいの。
そしてミレアは、俺が教えてくれた通りに、 杖を手に取ると
呪文を唱え始めた。
すると、俺と俺の母が教えた通りの結果になったのであった。
それから、俺が家に戻るとミレアが俺の元に駆け寄ってくると、俺にこう言ったのである。
ねえ、ユウトは私の事好き？と そう聞かれたので俺は 好きだよ。
と答えてあげると、 ありがとう、私もあなたの事が好き」
とミレアは嬉しそうにしながらそう返事をしてくれた。
俺がそう答えるとミレアは俺のことをぎゅっと抱きしめてくれる。
俺がそうしているとミレアは俺から離れると俺の顔を見つめ
ながら ミレアは俺のことを見つめていた。
すると、 ミレアは笑顔になってこう言ったのである。
「えへへ、嬉しい。これからずっと一緒にいてね」
と そう言ってからミレアは俺に抱きついてくるのであった。
そんな風に俺とミレアが二人でイチャイチャしている時、ミレアのお父さんである
シンジと俺の両親が何かを話していた。
そして話が終わるなり、俺のところにシンジと俺の母親が近寄ってくると、 
シンジは俺とミレアに向かってこう言ったのである。
「ミレアにユウトくん、ちょっと二人で話をしないかい。」
そう言われて俺とミレアは ミレアの両親と俺の両親に連れられるまま、
俺の両親の自室に向かうのであった。そうすると俺の両親は部屋に入るなり俺と
ミレアに座布団を用意して、俺達と向かい合うように座る。
そして俺とミレアの事を交互に見てから俺達にこんな話を始めたのである。
するとミレアのお父さんであるシンゴが、俺と俺の両親にある提案をしたのだ。
すると、それを聞いたミレアとミレアの両親は、驚いており俺はその言葉の意味を
理解したが、俺は どうしてそんなことをする必要があるのか理解できずにいると、
ミレアは シンゴが言っていることを俺が思っているようなことだと勘違いして
しまったのか、少しだけ悲しげな表情になりながらも俺の手を握ってきたのである。
すると、ミレアは涙目になっていた。
俺はそんなミレアが可愛くて、ミレアに大丈夫だよと言ってあげてからミレアの頭を撫でた。
するとミレアは安心して笑みを取り戻すと俺の腕にしがみつい
てきたのであった。
そして、俺は、そんなミレアとミレアの事を微笑ましそうに見ている俺の家族を見ると
俺の家族達は、俺にこう言うのである。
それはね、ミレアちゃんがユウトとミレアのお父さんに認められたって証拠なんだ。
「だから ミレアちゃんと ユウトには結婚してもらうよ」
と 俺とミレアのお母さんであるミレアは俺の事を心配そうに見上げてきた。
そんなミレアに対して俺は
「ミレア、これからよろしくな」
と言うと、俺の言葉を聞いてミレアは嬉しそうに しながらミレアは俺にこう答えたので
あった。
うん、こちらこそよろしくお願いします。」
と すると、ミレアは俺に抱きつき、俺はそんなミレアをぎゅっと抱き締め返したのである。
そんな俺たちの様子を俺の家族達が優しい表情で見ていた。
すると俺の家族達が急に慌ただしくなり始め俺とミレアはお互いの顔を見合わせると、
ミレアのお父様であるシンジがこう言うのであった。
どうやら魔族が来たらしいね。
そうして俺と俺の家族達は急いで玄関に向かった。