元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜

一ノ瀬 彩音

文字の大きさ
上 下
639 / 737

639.

しおりを挟む
「話がある」
そう言われてハクは俺に用があるみたいだった。
なので俺はハクと一緒に家に戻ることにした。
「何かようかな?」
と俺はハクに聞くと 俺にこんな質問をしてくる。
「勇者ミレアと他にもうひとつ、勇者の力を感じる」
その言葉にさすがは元勇者である。
隠しきれそうにない。
「俺だ」
「お前は、元勇者じゃなかったのか?」
「勇者の力が戻った」
「それは、ミレアは知っているのか?」
「いや、言ってない」
「なら、お前は勇者の力を使うなよ」
「なんで?」
「この時代に2人の勇者は居られないからだ」
言っている意味が分からない。
「なら、こう言おう、2人の勇者は生まれないように神が決めた」
は?どういうことだ?
「2人の勇者がいるとどうなる?」
「片方が、存在出来なくなる」
俺が勇者の力を取り戻した事はミレアにも言ってない、しかし、勇者であるハクの言葉だ。
俺がミレアといるだけで、ミレアが存在できなくなる?
「勇者として過ごさなければいいんだろう、神子の力ってことにするさ」
俺とハクがそんな話をした後 家に戻り俺はいつものように家族団らんの時間を過ごすのであった。
それから俺達は、昼飯を食べた後 子供達が遊びたいというので俺は一緒に遊んだ。
それから、子供達と遊ぶと俺は眠くなり寝てしまうのであった。
そして目が覚めると夕方になっていて夕食の準備を始めるのである。
そうして俺は、ミレアと会う為にミレアに会いに向かうのであった。
ミレアと会いに行った俺だが、 俺はミレアと会った後、勇者の力を取り戻してから今までの出来事を話した。
それから俺は勇者の力を手に入れてもミレアを助けることは出来るが、勇者の力を使わずにミレアを助けられる方法を考えてみる事を決心する。
「勇者の力を使わないの?」
「ミレアが消えちゃうんだよ」
「でも、お父様、勇者の力がみたい」
それから俺はミレアに頼みごとをする 勇者の力が使えるかと聞いてもらうようにお願いするとミレアは俺を勇者の能力が見れる場所に連れて行ってくれる事になってくれた。
それから 俺達は勇者の力でミレアが 勇者の能力を使えるかどうかを試すためにある所に来た。
そこは俺の家からそう遠くない場所にある洞窟であり、俺はこの中に入ると勇者の力を発動させる。
すると、 俺は身体の中から膨大な魔力を感じる事が出来、俺は自分のステータスを確認してみることにした。
するとそこには俺の予想を大きく超えた力を持っていた。
それから俺は勇者の力を発動させると、ミレアが驚いたような顔でこちらを見てきた。
その瞳には、涙で滲んでいた。
ミレアの体が透けだしたので慌てると
「本当に消えるんだね」
そう言いながらその場で消滅した。
それから 俺はその場に立ち尽くすと、俺はミレアを失ったショックで泣き崩れるのであった。
そうして、しばらく泣いた後、立ち上がるとそのまま自分の部屋に戻って眠りにつくのである。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る

早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」 解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。 そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。 彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。 (1話2500字程度、1章まで完結保証です)

俺だけ永久リジェネな件 〜パーティーを追放されたポーション生成師の俺、ポーションがぶ飲みで得た無限回復スキルを何故かみんなに狙われてます!〜

早見羽流
ファンタジー
ポーション生成師のリックは、回復魔法使いのアリシアがパーティーに加入したことで、役たたずだと追放されてしまう。 食い物に困って余ったポーションを飲みまくっていたら、気づくとHPが自動で回復する「リジェネレーション」というユニークスキルを発現した! しかし、そんな便利なスキルが放っておかれるわけもなく、はぐれ者の魔女、孤高の天才幼女、マッドサイエンティスト、魔女狩り集団、最強の仮面騎士、深窓の令嬢、王族、謎の巨乳魔術師、エルフetc、ヤバい奴らに狙われることに……。挙句の果てには人助けのために、危険な組織と対決することになって……? 「俺はただ平和に暮らしたいだけなんだぁぁぁぁぁ!!!」 そんなリックの叫びも虚しく、王国中を巻き込んだ動乱に巻き込まれていく。 無双あり、ざまぁあり、ハーレムあり、戦闘あり、友情も恋愛もありのドタバタファンタジー!

土属性を極めて辺境を開拓します~愛する嫁と超速スローライフ~

にゃーにゃ
ファンタジー
「土属性だから追放だ!」理不尽な理由で追放されるも「はいはい。おっけー」主人公は特にパーティーに恨みも、未練もなく、世界が危機的な状況、というわけでもなかったので、ササッと王都を去り、辺境の地にたどり着く。 「助けなきゃ!」そんな感じで、世界樹の少女を襲っていた四天王の一人を瞬殺。 少女にほれられて、即座に結婚する。「ここを開拓してスローライフでもしてみようか」 主人公は土属性パワーで一瞬で辺境を開拓。ついでに魔王を超える存在を土属性で作ったゴーレムの物量で圧殺。 主人公は、世界樹の少女が生成したタネを、育てたり、のんびりしながら辺境で平和にすごす。そんな主人公のもとに、ドワーフ、魚人、雪女、魔王四天王、魔王、といった亜人のなかでも一際キワモノの種族が次から次へと集まり、彼らがもたらす特産品によってドンドン村は発展し豊かに、にぎやかになっていく。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

隠して忘れていたギフト『ステータスカスタム』で能力を魔改造 〜自由自在にカスタマイズしたら有り得ないほど最強になった俺〜

桜井正宗
ファンタジー
 能力(スキル)を隠して、その事を忘れていた帝国出身の錬金術師スローンは、無能扱いで大手ギルド『クレセントムーン』を追放された。追放後、隠していた能力を思い出しスキルを習得すると『ステータスカスタム』が発現する。これは、自身や相手のステータスを魔改造【カスタム】できる最強の能力だった。  スローンは、偶然出会った『大聖女フィラ』と共にステータスをいじりまくって最強のステータスを手に入れる。その後、超高難易度のクエストを難なくクリア、無双しまくっていく。その噂が広がると元ギルドから戻って来いと頭を下げられるが、もう遅い。  真の仲間と共にスローンは、各地で暴れ回る。究極のスローライフを手に入れる為に。

追放された最強賢者は悠々自適に暮らしたい

桐山じゃろ
ファンタジー
魔王討伐を成し遂げた魔法使いのエレルは、勇者たちに裏切られて暗殺されかけるも、さくっと逃げおおせる。魔法レベル1のエレルだが、その魔法と魔力は単独で魔王を倒せるほど強力なものだったのだ。幼い頃には親に売られ、どこへ行っても「貧民出身」「魔法レベル1」と虐げられてきたエレルは、人間という生き物に嫌気が差した。「もう人間と関わるのは面倒だ」。森で一人でひっそり暮らそうとしたエレルだったが、成り行きで狐に絆され姫を助け、更には快適な生活のために行ったことが切っ掛けで、その他色々が勝手に集まってくる。その上、国がエレルのことを探し出そうとしている。果たしてエレルは思い描いた悠々自適な生活を手に入れることができるのか。※小説家になろう、カクヨムでも掲載しています

異世界でリサイクルショップ!俺の高価買取り!

理太郎
ファンタジー
坂木 新はリサイクルショップの店員だ。 ある日、買い取りで査定に不満を持った客に恨みを持たれてしまう。 仕事帰りに襲われて、気が付くと見知らぬ世界のベッドの上だった。

処理中です...