元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜

636.

「まさか、どうしてここに魔族が居るんだよ！？」
と俺が驚くと魔族の一人が俺の方を向くと魔族特有の笑いを浮かべて言った。
それから、俺は急いで魔族達に攻撃を仕掛けようとしたが、魔族が持っている剣で
俺に攻撃してくると、俺はその攻撃を防いで、反撃しようとするが、他の魔族は子供達を襲おうとするので、そっちの対応に気をとられてしまい、結局俺は魔族達との戦いで苦戦を強いられてしまった。
そして俺が押されて、魔族の男の攻撃が当たろうとしたその時、魔族の男が急に苦しみ始めるとそのまま地面に倒れた。
その出来事を俺は見てすぐにその原因に
気づくと俺は、その男の方に駆け寄ると 回復魔法を使い 傷を回復させていく。
それから、しばらく時間が経つと男は起き上がると俺は男の事を睨みつけると俺に対して殺気を放ち始めた。
それから、男は立ち上がると、仲間が死んでしまった事で俺に対して敵意を向ける。それから 俺はこの男のステータスを確認すると この男は、 称号が "魔導師"となっており、名前と性別が表示されていない事から俺は、鑑定を使おうとしたのだが使う事ができなかったので、俺はとりあえず、その男の事を警戒すると、男は魔法を唱え始めて俺の足元に向かって魔法を放ったのである。
その魔法の効果は足止めであり俺は、
その効果で動けなくなると、俺を仕留めようとする。
だが、 俺はその攻撃を間一髪のところで回避する事に成功する。
だが 俺の体力は既に限界に近くなっていたのである。
そして 俺は倒れ込むように地面に寝転ぶと 呼吸を整えてから 身体を起こし、再び立ち上がった。
だが もうこれ以上の戦闘は不可能に近い状態だ。そこで俺はある事を思い出した。
それは魔族にはある特別な能力が存在する。
その能力を使われればどんな相手だろうと一瞬で死に至らしめる事が可能な能力が存在している。
それは 相手の魂を破壊する事が出来る。
と言うものである。
そして俺に近付いてきた男は、俺に対して そのスキルを使用した。
だがそのスキルが発動する直前、 俺の近くにいた 魔族の子供の女の子が 男の目の前に飛び出して来て 俺の代わりに攻撃を受けてくれたのである。
そしてその攻撃を受けて、その女の子は息を引き取った。
（嘘だろう？何で、俺の娘が俺の為に命を投げ出しているんだ。俺を庇う為に死んだなんて 絶対に認めたくない。俺が死ねば良かったのに）
と 心の中で思っていると、いつの間にか、怒りがこみ上げてきた。
それから俺は 俺を襲ってきた魔族に向けて殺意を込めてこう言い放った。
そのあと俺は 魔族の男を殺すと、ミリアの遺体を抱え上げると家まで戻る事にした。そうしてから、子供達とミレアを家に帰す事にした。
そうしてから 家に帰る途中、ミレアから、こんな質問をされる。
（お前の本当の名前はいったいなんという？）
と聞かれたので俺は答えた。
（俺の名前はレイだよ）
そうして俺は家にたどり着くと 子供達を家に入れる。そして俺は自分の部屋にこもった。
そうして俺は涙を流した。
（なんでだ、なんで、俺はいつも肝心な時に助けられないんだよ。俺のせいで ミレアは死んだ。ミイも、ミウも そうだ。俺は、あの子を守れなかった。それに俺はこの子の母親を助けられなかった。この子が死ぬ前にもっと早くに俺は駆けつけることが出来なかったのか？）
と 後悔の念に苛まれていた。
俺はしばらく泣いたあとに俺は部屋から出て 俺の大切な家族がいるはずのリビングに向かった。
そこには、俺の子供達が、まだ居てミレアが子供達と遊んでいるのを見て俺は胸をなでおろした。
ミレアの表情を見ると楽しそうにしているのが分かる。